2016あつぎマラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
会場まで 先週は10kmだったとはいえ、3週連続のレースとなるとなかなか体調の回復が難しい。一週間が過ぎるのも早いような気がする。今日はスタートが9時45分。会場にはスタートの2時間くらい前には入りたいので、逆算すると本八幡を5時過ぎの列車に乗らなければならない。そのため今日は4時半起床。昨日は、久し振りに午前0時前に床についた。 早朝の地下鉄は、ラッシュ時に比べれば空いてはいるものの、新宿に近づくにつれて乗客が増える。新宿からは小田急に乗り換えて本厚木に向かう。さすがに休日の新宿を6時過ぎの列車は空いていて余裕で座ることができた。ただし、途中から乗客が増えてきて、町田、海老名ではラッシュ時の状況に近くなってきた。本厚木でかなりの乗客が降りる。マラソンに行く人ばかりではないだろうが、本厚木の北口の1番乗り場には、長蛇の列ができていた。 大会事務局が「本厚木駅」〜「荻野運動公園間」を神奈川中央交通に頼んで臨時バスを出したため、これを利用する選手たちが並んでいる。距離もそこそこあり、無料で運ぶにはいささか抵抗があったのであろうか、片道340円が徴収される。とはいえ、私のような、公共交通機関でないと移動できない人間からしたらありがたいことだった。会場には7時半過ぎに到着。先週の北海道並みとは言わないが、曇って寒い日だった。
レース 冒頭にも触れたように、この日は下見&試走なしのぶっつけ本番。こういう走り方をするのは久し振りだ。10km程度のコースであれば、前日に早めに入って実際に試走をしてコースを覚えてくる。ハーフマラソンくらいになると、さすがに前日一通り走るわけにはいかないので、あらかじめ数ヶ月前に試走をして確認しておくことが多い。この大会も当初は10月3日(月)の職場の創立記念日で休みの日に下見と試走をする予定であったが、予想外の悪天候で下見ができず、大会当日を迎えてしまった。今日はコースマップと高低差マップを見てポイントとなる地点を覚えてペース配分をしていくしかない。 この日のスタートは9時45分。ハーフマラソンと10kmが同時スタートというプログラムになっている。参加者が100〜300人程度であれば、同時スタートでもわからないがハーフマラソンと10kmのエントリーの合計が2,000人を超え、おまけに陸上競技場をスタートとしているので本来であれば、時間差を設けてスタートをするのがスジだろう。そうしない理由としては、交通規制の関係であるとしか考えられない。
話を戻すが、この大会のスタート位置はプログラムにも書かれているが申告タイム順となっている。「3分/km」「3分30秒/km」「4分/km」のように分かれているので、早く行って前方で長時間待機する必要がない(ただし、服装から見ても3分/km以内のところに並んでいる若い女の子には閉口した)。今回はハーフマラソンなので、「3分30秒/km」のところに並ばせてもらう。2,000人ものランナーがいる中では、そこそこ前の方である。 9時45分、スタートのピストルの合図と共に隊列は動き出す。 スタート場所は、陸上競技場の第3コーナー付近。ここから競技場を1周と約4分の1走ってから競技場外へ出るが、予想通り1周走っていると、この隊列の最後尾に追いついてしまった。追いつかれたランナーからすれば前がつかえて動けないのでやむを得ないと思うが、この人数で競技場を一周してから場外へ出るというコースレイアウトは限界に近いかもしれない。 競技場を出て、さらに公園の取り付け道路を左折したところで一般道に出る。しばらくすると1km地点の表示。3分49秒で通過。起伏のあるコースであり、初めて走るコースなので、目標タイム設定は難しいところであるが、5kmあたり21分程度で通せればと思っている。 2kmまでは登り気味でペースが落ちる。8分14秒で通過。この1kmは4分25秒。宮の里団地内は意外と起伏がある。2kmを過ぎてからは下りになりペースが上がる。宮の里入口交差点を左折し県道60号線に出る。道幅も広がり走りやすくなる。下り基調なので脚の動きもいいが、下りきった後は登りが待ち構えているのでほどほどの下りであることを願いながら走る。5kmの通過が19分52秒。序盤は登ったが、2kmを過ぎてから下った分だけペースが上がり最初の5kmは20分を切るペースになった。
国道412号線に出てからはコースマップ通り登り坂となった。道路の一番左側の一車線はこの大会のコースとなっているが、残りの車線は自動車が通行している。一車線でも規制してもらっているのはありがたいと感じる。また、この国道412号線は幅が広いので、勾配は緩く感じペースの落ち方がわかりにくい。下見をしていないので、何とも言えないが12kmあたりが登りのピークになるようなので、そこまではコツコツと進んでいくしかないだろう。 8kmの関門を過ぎてから公所海道という交差点を左に入り、国道412号線に分かれを告げる。国道412号線の南側に並行に走っているので、国道412号線の旧道かもしれない。 さらにここまで一緒だった10kmコースとも、いよいよ分かれることになる。10kmコースは左折し荻野運動公園陸上競技場へ、ハーフマラソンのコースはさらに直進をする。コースが狭まり、やや裏道的になってきたのは気になるが、たいていの大会はこういうところがある。 10kmの通過が40分27秒。この5kmは登りが続いたこともあり20分35秒かかっている。12kmくらいまではまだ登りが続くので油断ができない。 ここまでも少しずつ後方から抜かれていたが、このあたりで60代のランナーに抜かれる。私もあと5〜6年すれば60代になるが、今の時点で抜かれるのは少々情けない。とはいえ、脚の動きがよくないだけに無理には付いていかない。 しかしながら徐々に勾配がきつくなってきた。11kmを過ぎてさらにきつくなる。「早く12kmの距離表示が出てこい」と思いながら走るがなかなか現れない。ようやく現れたかと思いきや、何と12kmを過ぎてもまだ登りが続くではないか・・・。コースマップを頼りに走るとこんなことになるという典型例かもしれない。下見をしないで走る人からみれば、そんなの当たり前と思うかもしれないが、下見&試走に慣れた私からすると少々いや〜な感じだった。とはいえ、13kmになる前には下り坂が始まり、コースマップと実際のピークのずれは数百メートル程度の誤差だった。 下りに入ってペースが上がるかと思いきや、一旦下がったペースがなかなか回復せず、下りに入ってから後ろから続々と抜かれてしまった。最後まできちんと走るだけの自信がなくペースを抑えてしまったせいかもしれない。15kmの通過が1時間02分18秒。この5kmは21分51秒。登りが続いたこともあるが、そろそろペースを挽回していかなければならない。しかしながら下り坂になっても、意識は早く脚を動かしているものの、ペースが上がっていないせいか後ろからどんどん抜かれていく。
18kmを過ぎて、宮の里入口交差点を左折し、ここでハーフマラソンコースの一周が完了。あとは競技場に戻るのみとなった。ところがここからが登りでペースがさらに落ちる19kmくらいから下りになるものの、ペースが掴みきれないうちに荻野運動公園に戻ってきた。競技場が目の前に見えるが、このコースは、公園内をぐるっと大きくまわるレイアウト。公園内に20km地点の標識があるが、長々と競技場の周りを走ることになる。さらに競技場の第4コーナー付近から競技場に入るが、ゴールは100m先ではなく、競技場を500m走って初めてゴールとなるのであった。プログラムでは、もちろんそのことも確認した上で走っている。先ほど、2人ほど同年代の選手に抜かれたが、目の前にいるこの二人だけは競技場内で抜き返してゴールをしたかった。残り200mでペースを上げて一目散にゴールに向かう。入賞できるかどうかもわからないが、とにかく僅差だけはモノにしたかった。 タイムは1時間28分12秒。褒められたタイムではないが、2週間前の小鹿野ロードレースに比べれば1分程度タイムを短縮。前回より成長(?)のあとがうかがえた。順位は年代別で15位。入賞には大きく及ばないが、16位は飛び賞だっただけに今回に限っては惜しいことをした(?)という結果になった。自分の場合は、実践を繰り返しながらタイムを上げていくタイプなので、今回はとりあえずヨシとしようかと思う。
本日の戦利品
|