2016あつぎマラソン 参戦記

 3週連続の10月の最終週のレースです。
 先週の北海道も寒かったですが、この日の関東地方は西高東低の気圧配置に加え、曇り空のため気温が上がらず寒い天候となりました。10月らしくない感じでしたね。

 この日は午前4時半に起床。マンションを5時過ぎに出て、地下鉄、小田急と乗り継いで神奈川県厚木市に向かいます。最寄り駅の本八幡から、会場の最寄り駅である小田急・本厚木まで乗り換え時間を入れて1時間45分ほどかかりますが、途中の乗り換えが新宿での1回だけですので、時間がかかる割りにはあまり煩わしくはありません。

 今回は、事前の下見と試走なしのぶっつけ本番のレースとなってしまいました。コースマップと高低差の地図を頭に多々鋳込みます。
 ペース配分には気を遣ったつもりでしたが、後半になるとペースダウン。30代、40代の選手に少しずつ抜かれていきます。18km過ぎてからは最後のアップダウンでかなり苦しみました。競技場に戻ってきてからが結構長いのですが、ここで競り合っていた50代の選手2人を振り払ってゴール。結果は1時間28分12秒で年代別15位(神奈川県の選手は速いですね)。先々週の小鹿野ロードレースの記録を約1分ほど縮めることができました。

 本調子からはまだまだ遠いですが、少しずつタイムを縮めてレベルを回復していきたいところであります。
 

●大会名 2016あつぎマラソン
●開催日 平成28年10月30日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
荻野運動公園陸上競技場発着(地図)(神奈川県厚木市) 

大会要項 

プログラム


コースマップ
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、12℃くらい
●参加賞 Tシャツ、ミニタオル、スポーツドリンク、豚汁、スポーツデポ割引券
●結 果 1時間28分12秒(21.0975km 総合 第120位、50歳代男子 第15位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【10月30日(日)】
徒歩 マンション 5:05 本八幡駅 5:15 朝食購入含む。
地下鉄 本八幡 5:24 新宿 6:04 都営新宿線
小田急 新宿 6:19 本厚木 7:09 小田原線
臨時バス 本厚木駅 7:20 荻野運動公園 7:33 神奈川中央交通
徒歩 荻野運動公園
バス停
7:33 会場 7:35
【2016あつぎマラソン 21.0975km 9:45スタート】
徒歩 会場 12:36 萩野運動公園
バス停
12:38
臨時バス 荻野運動公園 12:38 本厚木駅 13:03 神奈川中央交通
小田急 本厚木 13:10 新宿 14:06 小田急線
14:03
地下鉄 新宿 14:23 本八幡 14:51 都営新宿線
14:20 14:49
徒歩 本八幡駅 14:51 マンション 15:00
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 432円 (小川町〜新宿/往復。本八幡〜小川町は定期券区間)
小田急 988円 (新宿〜本厚木/往復)
臨時バス 680円 (本厚木駅〜荻野運動公園/往復)
合 計 5,100円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。21.0975km 一般男子50歳代以上は6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子29歳以下 82人 原口 孝徳 東京都 東京陸協 1゜10’07”
男子30歳代 242人 岡島 直彦 千葉県 小田急電鉄 1゜10’58”
男子40歳代 411人 坂本 三樹夫 横浜市   1゜15’51”
★男子50歳代 239人 高橋 英雄 海老名市 オーテックRC 1゜15’16”
森岡 光夫 平塚市   1゜17’44”
野村 昌宏 藤沢市 日本精工 1゜17’58”
太田 丈児 藤沢市   1゜18’46”
中川 謙 相模原市 橋本走友会 1゜20’59”
北村 裕 横浜市 洋光台矯正歯科 1゜21’16”
15 加藤一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 1゜28’12”
男子60歳以上 93人 小野 繁利 綾瀬市 綾瀬寺尾AC 1゜27’33”
女子39歳以下 30人 中山 苑香 東京都   1゜24’23”
女子40歳以上 64人 加藤 真理 川崎市   1゜27’49”
【10km−9時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
男子29歳以下 88人 浅岡 祐希 厚木市 工学院大学 31’36”
男子30歳代 146人 中村 卓也 厚木市 厚木荻野走友会 33’00”
男子40歳代 221人 和田 靖 横須賀市 チームネボ 34’10”
男子50歳代 134人 大場 康晴 千葉県 海老川の力 36’12”
男子60歳以上 170人 井手 則夫 秦野市 Ryo倶楽部 37’32”
女子39歳以下 64人 須藤 智美 綾瀬市 コンドル 40’53”
女子40歳以上 76人 小林 美香 横浜市   43’25”
【3km−9時55分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子中学生 171人 伊東 卓駿 厚木市 依知中学校3年 9’16”
女子中学生 108人 松中 芽生 厚木市 厚木中学校3年 11’09”
総合計 2,339人  

会場まで
 先週は10kmだったとはいえ、3週連続のレースとなるとなかなか体調の回復が難しい。一週間が過ぎるのも早いような気がする。今日はスタートが9時45分。会場にはスタートの2時間くらい前には入りたいので、逆算すると本八幡を5時過ぎの列車に乗らなければならない。そのため今日は4時半起床。昨日は、久し振りに午前0時前に床についた。

 早朝の地下鉄は、ラッシュ時に比べれば空いてはいるものの、新宿に近づくにつれて乗客が増える。新宿からは小田急に乗り換えて本厚木に向かう。さすがに休日の新宿を6時過ぎの列車は空いていて余裕で座ることができた。ただし、途中から乗客が増えてきて、町田、海老名ではラッシュ時の状況に近くなってきた。本厚木でかなりの乗客が降りる。マラソンに行く人ばかりではないだろうが、本厚木の北口の1番乗り場には、長蛇の列ができていた。
 大会事務局が「本厚木駅」〜「荻野運動公園間」を神奈川中央交通に頼んで臨時バスを出したため、これを利用する選手たちが並んでいる。距離もそこそこあり、無料で運ぶにはいささか抵抗があったのであろうか、片道340円が徴収される。とはいえ、私のような、公共交通機関でないと移動できない人間からしたらありがたいことだった。会場には7時半過ぎに到着。先週の北海道並みとは言わないが、曇って寒い日だった。

小田急・本厚木駅。10月3日に下見に来ましたが、駅に到着後雨が強くなってきたため下見は中止。この駅にやって来たのは、今回で2回目です。

本厚木駅北口の1番バス乗り場は、マラソン会場へ向かう選手らで長蛇の列。7時過ぎでこの状態ですので、バスは次から次へと出ているようです。

往路は道が空いていたせいか13分で到着(往路は25分かかりました)。

バス停から受付までは徒歩で2分ほど。

会場の荻野運動公園陸上競技場。厚木市営のようです。

受付テント。「受付は7時50分からです」といいながら、結局は少し早めに受付が始まりました。

第1コーナーがゴールですが、スタートしてから競技場を約1周まわってから場外に出るため、ゴール場所には選手が場外へ出てから簡単なアーチが立てられたようです。

レース
 冒頭にも触れたように、この日は下見&試走なしのぶっつけ本番。こういう走り方をするのは久し振りだ。10km程度のコースであれば、前日に早めに入って実際に試走をしてコースを覚えてくる。ハーフマラソンくらいになると、さすがに前日一通り走るわけにはいかないので、あらかじめ数ヶ月前に試走をして確認しておくことが多い。この大会も当初は10月3日(月)の職場の創立記念日で休みの日に下見と試走をする予定であったが、予想外の悪天候で下見ができず、大会当日を迎えてしまった。今日はコースマップと高低差マップを見てポイントとなる地点を覚えてペース配分をしていくしかない。

 この日のスタートは9時45分。ハーフマラソンと10kmが同時スタートというプログラムになっている。参加者が100〜300人程度であれば、同時スタートでもわからないがハーフマラソンと10kmのエントリーの合計が2,000人を超え、おまけに陸上競技場をスタートとしているので本来であれば、時間差を設けてスタートをするのがスジだろう。そうしない理由としては、交通規制の関係であるとしか考えられない。


スタート前には、地元の和太鼓の演奏が披露された。
 この大会では関門を3箇所設けている。2.4km地点(20分、8分20秒/km)、8km(50分、6分15秒/km)、14.1km(80分、5分40秒/km)であるが、ハーフマラソンでは21.0975kmを120分(5分41秒/km)で通して走る力が要求されるので、あながち14.1km地点での80分制限は間違っているとは言えない。交通量の多い国道412号線をいつまでも交通規制しておくわけにはいかないという事情があるのであろう。コースの起伏のことを考えれば、平坦なコースを1時間55分くらいで走る走力が要求されていると考えてもいいかもしれない。コースが公認コースになっているわけではないが、上記のような関門の厳しさを鑑みれば、ノロノロ走るランナーは排除され競技性の高い大会になっていると見ていいだろう。

 話を戻すが、この大会のスタート位置はプログラムにも書かれているが申告タイム順となっている。「3分/km」「3分30秒/km」「4分/km」のように分かれているので、早く行って前方で長時間待機する必要がない(ただし、服装から見ても3分/km以内のところに並んでいる若い女の子には閉口した)。今回はハーフマラソンなので、「3分30秒/km」のところに並ばせてもらう。2,000人ものランナーがいる中では、そこそこ前の方である。

 9時45分、スタートのピストルの合図と共に隊列は動き出す。
 スタート場所は、陸上競技場の第3コーナー付近。ここから競技場を1周と約4分の1走ってから競技場外へ出るが、予想通り1周走っていると、この隊列の最後尾に追いついてしまった。追いつかれたランナーからすれば前がつかえて動けないのでやむを得ないと思うが、この人数で競技場を一周してから場外へ出るというコースレイアウトは限界に近いかもしれない。

 競技場を出て、さらに公園の取り付け道路を左折したところで一般道に出る。しばらくすると1km地点の表示。3分49秒で通過。起伏のあるコースであり、初めて走るコースなので、目標タイム設定は難しいところであるが、5kmあたり21分程度で通せればと思っている。
 2kmまでは登り気味でペースが落ちる。8分14秒で通過。この1kmは4分25秒。宮の里団地内は意外と起伏がある。2kmを過ぎてからは下りになりペースが上がる。宮の里入口交差点を左折し県道60号線に出る。道幅も広がり走りやすくなる。下り基調なので脚の動きもいいが、下りきった後は登りが待ち構えているのでほどほどの下りであることを願いながら走る。5kmの通過が19分52秒。序盤は登ったが、2kmを過ぎてから下った分だけペースが上がり最初の5kmは20分を切るペースになった。

メイン会場の荻野運動公園陸上競技場。この日は寒く、最初陸上競技場のスタンドに陣取っていたが、あまりの寒さに体育館に場所を移動。スタート場所には近いが、体が冷えるので、陸上競技場のスタンドは待機場所としては、あまりオススメできない。

陸上競技場の隣の空き地にスポーツショップ、無料の針マッサージなどの店舗が出ていましたが、スタート前はあまり人だかりになっていませんでした。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 3’49” 3’49” 19’52”
2km 8’14” 4’25”
3km 12’01” 3’47”
4km 16’01” 4’00”
5km 19’52” 3’51”
6km 23’55” 4’03” 20’35”
7km 28’34” 4’39”
8km 32’23” 3’49”
9km 36’20” 3’57”
10km 40’27” 4’07”
11km 45’06” 4’39” 21’51”
12km 49’36” 4’30”
13km 53’55” 4’19”
14km 58’03” 4’08”
15km 1゜02’18” 4’15”
16km 1゜06’40” 4’22” 21’49”
17km 1゜10’58” 4’18”
18km 1゜15’06” 4’08”
19km 1゜19’43” 4’37”
20km 1゜24’07” 4’24”
ゴール 1゜28’12” 4’05” 4’05”
 5km地点を過ぎてからは、2度ほど左折を繰り返して国道412号線に出る。このあたりで後ろから女子の先頭に抜かれる。最近出場する大会では、必ず女性選手に1〜2人抜かれている。走力の低下の現れを認めざるを得ない。
 国道412号線に出てからはコースマップ通り登り坂となった。道路の一番左側の一車線はこの大会のコースとなっているが、残りの車線は自動車が通行している。一車線でも規制してもらっているのはありがたいと感じる。また、この国道412号線は幅が広いので、勾配は緩く感じペースの落ち方がわかりにくい。下見をしていないので、何とも言えないが12kmあたりが登りのピークになるようなので、そこまではコツコツと進んでいくしかないだろう。
 8kmの関門を過ぎてから公所海道という交差点を左に入り、国道412号線に分かれを告げる。国道412号線の南側に並行に走っているので、国道412号線の旧道かもしれない。
 さらにここまで一緒だった10kmコースとも、いよいよ分かれることになる。10kmコースは左折し荻野運動公園陸上競技場へ、ハーフマラソンのコースはさらに直進をする。コースが狭まり、やや裏道的になってきたのは気になるが、たいていの大会はこういうところがある。
 10kmの通過が40分27秒。この5kmは登りが続いたこともあり20分35秒かかっている。12kmくらいまではまだ登りが続くので油断ができない。

 ここまでも少しずつ後方から抜かれていたが、このあたりで60代のランナーに抜かれる。私もあと5〜6年すれば60代になるが、今の時点で抜かれるのは少々情けない。とはいえ、脚の動きがよくないだけに無理には付いていかない。
 しかしながら徐々に勾配がきつくなってきた。11kmを過ぎてさらにきつくなる。「早く12kmの距離表示が出てこい」と思いながら走るがなかなか現れない。ようやく現れたかと思いきや、何と12kmを過ぎてもまだ登りが続くではないか・・・。コースマップを頼りに走るとこんなことになるという典型例かもしれない。下見をしないで走る人からみれば、そんなの当たり前と思うかもしれないが、下見&試走に慣れた私からすると少々いや〜な感じだった。とはいえ、13kmになる前には下り坂が始まり、コースマップと実際のピークのずれは数百メートル程度の誤差だった。

 下りに入ってペースが上がるかと思いきや、一旦下がったペースがなかなか回復せず、下りに入ってから後ろから続々と抜かれてしまった。最後まできちんと走るだけの自信がなくペースを抑えてしまったせいかもしれない。15kmの通過が1時間02分18秒。この5kmは21分51秒。登りが続いたこともあるが、そろそろペースを挽回していかなければならない。しかしながら下り坂になっても、意識は早く脚を動かしているものの、ペースが上がっていないせいか後ろからどんどん抜かれていく。

荻野運動公園内を走る選手。陸上競技場は目の前ですが、ゴールまで遠回りするのでまだ1km以上走ります。

ゴールする選手。起伏のあるコースでタイムは出ませんが、走り甲斐のあるコースです。

ゴール後はチップを回収の後、スポーツドリンクが支給されます。

ここではミニタオルを配布。

そしてここではナンバーカードに記されたサイズごとのTシャツが配布されます。

陸上競技場のスタンドの下では記録証の交付がされます。

 18kmを過ぎて、宮の里入口交差点を左折し、ここでハーフマラソンコースの一周が完了。あとは競技場に戻るのみとなった。ところがここからが登りでペースがさらに落ちる19kmくらいから下りになるものの、ペースが掴みきれないうちに荻野運動公園に戻ってきた。競技場が目の前に見えるが、このコースは、公園内をぐるっと大きくまわるレイアウト。公園内に20km地点の標識があるが、長々と競技場の周りを走ることになる。さらに競技場の第4コーナー付近から競技場に入るが、ゴールは100m先ではなく、競技場を500m走って初めてゴールとなるのであった。プログラムでは、もちろんそのことも確認した上で走っている。先ほど、2人ほど同年代の選手に抜かれたが、目の前にいるこの二人だけは競技場内で抜き返してゴールをしたかった。残り200mでペースを上げて一目散にゴールに向かう。入賞できるかどうかもわからないが、とにかく僅差だけはモノにしたかった。

 タイムは1時間28分12秒。褒められたタイムではないが、2週間前の小鹿野ロードレースに比べれば1分程度タイムを短縮。前回より成長(?)のあとがうかがえた。順位は年代別で15位。入賞には大きく及ばないが、16位は飛び賞だっただけに今回に限っては惜しいことをした(?)という結果になった。自分の場合は、実践を繰り返しながらタイムを上げていくタイプなので、今回はとりあえずヨシとしようかと思う。

1回目の豚汁の配布が終わり、作り置きがなくなってしまったので、2回目の配布まで15分ほど待ちました。

寒い日だったので、豚汁が欲しい人がかなりいて、、2杯目をいただくときには再び列の最後尾に並び直しました。美味しかったですよ〜!

本日の戦利品


左から参加賞のTシャツ、タオル、スポーツドリンク。いずれもゴール後に手渡されます。

無料配布の豚汁。1回目の配布が11時半頃に終わり、2回目の配布の準備で少し待ちましたが、並び直して2杯いただきました。この日のように寒い日には豚汁は大好評ですね。

本日使用のナンバカード(左)と記録証(右)