第4回くまがや師走マラソン 参戦記

 本年最後のレースです。
 埼玉県ということで、距離感覚がなく気軽に申し込んでしまいましたが、熊谷は都心からでも約60km。単身赴任先の千葉県市川市からはさらに遠いところにあります。

 会場の熊谷スポーツ文化公園は、1988年に開催されたさいたま博の会場跡地。くまがやドームの他に、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場もあり、彩の国実業団駅伝(東日本男女実業団駅伝)のゴールにもなっているところです。2004年の国体で公園内のラグビー場が使われ、この頃から「ラグビータウン熊谷」を名乗るようになり、2019年のラグビーワールドカップの会場にもなっています(国立競技場の改修で知られるようになりました)。
 熊谷市に行くのが初めてならば、この会場に行くのも初めて。実際に走ってみて、公園内が広いですね。なるほど、一周で4.2kmものコースが取れる理由がよくわかりました。ただし、平坦なところでありますし、木々が茂っているところでもないので、夏場は日影がほとんど無く暑くなるでしょう(ただでさえ熊谷市は暑いところなのに・・・)

 この日は暑さはともかく強風が吹き荒れる日で、走るにはちょっと苦労した日でした。序盤は牽制し合いながら走ったものの、風向きが変わったところで集団から抜けて単独走に。最初の2.6kmを変則的に走った後に、一周4.2kmのコースを2周回しますが、2周目はやや疲れて後方からの追い上げがありましたが、何とか総合5位でゴール。年代別は残念ながら2位。何となく、今年を象徴したようなレースで一年が終わりました。
 

●大会名 第4回くまがや師走マラソン
●開催日 平成28年12月23日(金・祝)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場北側発着(地図)(埼玉県熊谷市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 晴れ(強風)、17℃くらい
●参加賞 Tシャツ(選べる参加賞から)
●結 果 39分43秒(10km 総合 第5位、男子45〜54歳 第2位)
●表彰 賞状、メダル
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【12月23日(金・祝)】
徒歩 マンション 7:05 本八幡駅 7:13
地下鉄 本八幡 7:20 大島 7:31 都営新宿線
大島 7:33 小川町 7:48 都営新宿線
淡路町 7:53 東京 7:56 東京メトロ丸ノ内線
【コインロッカーに荷物預け】
JR 東京 8:11 熊谷 9:23 高崎線
路線バス 熊谷駅 9:40 くまがやドーム 9:58 国際十王バス
徒歩 くまがやドームバス停 9:58 会場 10:05
【第4回くまがや師走マラソン 10km 12:00スタート】
徒歩 会場 13:10 くまがやドームバス停 13:13
路線バス くまがやドーム 13:30 熊谷駅 13:46 国際十王バス
JR 熊谷 14:05 東京 15:17
【コインロッカーの荷物引取】
高速バス 東京駅八重洲口 16:00 本山 22:05
( 21:27 )
地下鉄 本山 22:11 自由ヶ丘 22:13 名城線
徒歩 自由ヶ丘駅 22:13 自宅 22:25
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,000円  
地下鉄 0円 (本八幡〜小川町・淡路町〜東京/定期券区間)
200円 (本山〜自由ヶ丘)
JR 2,288円 (東京〜熊谷/往復)
国際十王バス 412円 (熊谷駅〜くまがやドーム/往復)
高速バス 3,990円 (東京駅八重洲口〜本山)
コインロッカー 100円 (陸上競技場・更衣室)
合 計 10,990円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km男子総合は6位まで、男子45〜54歳は3位まで (★は加藤が参加した部門
【42.195km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (66人) 中橋 冬陽 千葉県 2゜52’36”
男子〜24歳 3人 深澤 宏介 埼玉県 4゜42’50”
男子25〜34歳 12人 中橋 冬陽 千葉県 2゜52’36”
男子35〜44歳 15人 村地 哲徳 茨城県 2゜53’11”
男子45〜54歳 21人 横田 享敬 神奈川県 3゜25’38”
男子55〜64歳 12人 鯉淵 典之 群馬県 3゜40’14”
男子65〜74歳 3人 田中 邦光 埼玉県 5゜12’36”
女子総合 (8人) 久保田 八重子 埼玉県 3゜56’28”
女子〜24歳 1人 酒井 香波 埼玉県 4゜58’56”
女子35〜44歳 1人 該当なし
女子45〜54歳 5人 久保田 八重子 埼玉県 3゜56’28”
女子55〜64歳 1人 甲斐 直美 愛知県 5゜48’37”
駅伝 9組 NC技術部 埼玉県 3゜13’05”
【21.0975km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
男子総合 (34人) 渡辺 優樹 長野県 1゜14’15”
男子〜24歳 3人 渡辺 優樹 長野県 1゜14’15”
男子25〜34歳 5人 斎藤 良介 東京都 1゜17’10”
男子35〜44歳 7人 塚越 竜也 埼玉県 1゜32’20”
男子45〜54歳 12人 谷本 寿英 埼玉県 1゜31’13”
男子55〜64歳 7人 村木 恒夫 埼玉県 1゜35’12”
女子総合 (3人) 堀部 真奈美 東京都 1゜50’40”
女子35〜44歳 1人 丸山 絵美 群馬県 2゜04’24”
女子45〜54歳 2人 堀部 真奈美 東京都 1゜50’40”
【10km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
★男子総合      (40人) 小木曽 大夢 埼玉県 37’42”
藤田 長英 青森県 38’33”
高山 輝充 群馬県 38’39”
小森 智弘 埼玉県 38’40”
加藤 一郎 千葉県 39’43”
柿間 哲男 埼玉県 39’54”
男子〜24歳 3人 小木曽 大夢 埼玉県 37’42”
男子25〜34歳 10人 藤田 長英 青森県 38’33”
男子35〜44歳 7人 柿間 哲男 埼玉県 39’54”
★男子45〜54歳 9人 高山 輝充 群馬県 38’39”
加藤 一郎 千葉県 39’43”
伊藤 聡 千葉県 47’02”
男子55〜64歳 7人 鹿野 貴史 埼玉県 47’19”
男子65〜74歳 4人 野 實 埼玉県 55’50”
女子総合 (10人) 三浦 敏子 東京都 50’28”
女子25〜34歳 2人 福島 郁 埼玉県 1゜08’07”
女子35〜44歳 1人 寺尾 裕美 神奈川県 1゜03’02”
女子45〜54歳 5人 三浦 敏子 東京都 50’28”
女子55〜64歳 1人 小林 恵子 群馬県 51’44”
女子65〜74歳 1人 並木 美代子 埼玉県 57’09”
ペア 8組 チーム田島2016 群馬県 50’57”
【5km−12時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (33人) 吉田 亮一 埼玉県 17’38”
男子〜24歳 5人 吉田 亮一 埼玉県 17’38”
男子25〜34歳 2人 福田 敏之 東京都 18’34”
男子35〜44歳 10人 村田 剣吾 東京都 20’30”
男子45〜54歳 8人 原 邦彦 群馬県 18’39”
男子55〜64歳 3人 羽鳥 聡 埼玉県 20’44”
男子65〜74歳 5人 馬込 和明 東京都 21’06”
女子総合 (11人) 深津 明美 群馬県 24’46”
女子〜24歳 4人 井上 奏子 栃木県 27’45”
女子25〜34歳 1人 小林 佳那 埼玉県 34’13”
女子35〜44歳 2人 該当なし
女子45〜54歳 1人 閑野 朗子 埼玉県 29’42”
女子55〜64歳 2人 深津 明美 群馬県 24’46”
女子65〜74歳 1人 渋谷 節子 埼玉県 37’20”
ペア 1組 チームフォレスト 富山県 44’34”
総合計 275人  


コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 単身赴任先のマンションを出発するときから強風が吹いていたが、JR熊谷駅で路線バスに乗り換え会場最寄りのバス停「くまがやドーム」で降り立つと、その風はさらに凄まじいものとなっていた。熊谷は、夏非常に暑いところなので、盆地かと思っていたがまわりにはそれらしい山も見当たらない。会場の熊谷スポーツ文化公園のまわりは畑ばかりで、風を遮るような建物はほとんど見当たらない。

 JR熊谷駅前。人口約20万人の熊谷市の中心駅。熊谷市は埼玉県の北部の中心都市でもある。

 駅前には、ラグビータウンと名乗るだけあって、ラグビーボールの形状をした彫刻?がありました。2019年のラグビーのワールドカップの開催地でもあります。

 受付を済ませて、陣取る場所を考えたが、屋外は強風で寒さもさることながら、シャツにナンバーカードを付けるのも一苦労するほどの状況だった。たまらず受付のお姉さんに「荷物預かりはどうしているの?」と尋ねると「更衣室があるのでそちらへ置いてください」とのこと。行ってみると、有料(100円)であるがコインロッカーもあるし、トイレ、シャワーもあるし、スタートまで準備をするには十分な場所であった。

熊谷スポーツ文化公園の中心的な施設である「くまがやドーム」。多目的利用ができるようです。

受付場所は、陸上競技場の北側。9時にスタートをしたフルマラソンやハーフマラソンの選手が既に走っています。

受付場所は、陸上競技場の北側のスタンドの下。風のない日の雨くらいは凌げそうです。

自動車にも横断幕が・・・

 今日のスタートは12時。11時30分から説明会を開催するというので集合場所に行ってみる。各部門のコースとも、公園内を変則的に走る1周約4.2kmのコースを周回する。つまり「4.2km×周回数+α」としている。今日の私は10kmなのでコースを4.2kmコースを2周回するが、+αの1.6kmが謎だった。説明を聞くと、ゴールのすぐ近くから小ループを2周するらしい。概ね小ループが800mということだろう。周回レースはあまり好きではないが、こればかりは仕方がない。受付で貰ったプログラムに記載されているコースマップと、会場に掲げてあったコースマップを見比べてみたが一部コース取りが変わっていた。直前まで公園側と協議をしていたのであろうか。
スタート前に競技説明会が開催されます。この大会のタイム計測は、ランナー1人ずつにに配布される腕時計型のもの。チップが内蔵され、周回ごとに計測用の箱にタッチをするというもの。ICチップ入りの定期券を自動改札でタッチするのと似た感じ。

10kmのスタート。一番空いていたインコースからスタートしました。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
小ループ2周 5’35” 5’35”
大コース1周目 22’09” 16’34”
ゴール 39’43” 17’24”
 指定のスタート場所に11時55分くらいに行く。10kmの参加者は50人程度。やや大きめの練習会のような感じだ。スタート時の混雑はなく、12時にフォーンの合図でスタートが切られた。

 スタート直後に飛び出したのは、私を含めて7人だ。最初に小ループを2周するが、強風も手伝ってかポーンと最初から逃げを打つ選手はいない。
小ループを1周廻って2周目になると後方から一人選手が増え集団は8人となった。ただし、この頃には集団が4人+4人の2グループに分かれだしていた。私は後方の5位グループにいて、前方を走る選手を風よけにしながらレースを進めていた。
 しかしながら小ループを2周し、陸上競技場を一周している間に前のグループとの差が開きだした。ペースが上がっていなかったのは明らかだった。今日の目標は、総合6位、年代別で優勝。練習不足なので、最後の接戦になると、今日は分が悪いかもしれないので、早めに仕掛けて後続との距離を開けたかった。
 コースはくまがやドームの周りを反時計回りに半周ほど走るところに変わり、風向きも徐々に変わってきた。前のグループとの距離も開き始めていたが、もうそろそろ、風よけに頼らず走らなければならない時期に差しか係っていると感じていた。
コース上には給水&給食の箇所が1箇所。やや少ない気もしますが、今回の10kmでは利用せずに終わってしまいました。フルやハーフでは必需品ですね。

 このコースのほぼ一番西側に来たところで、集団を離れて前に出る。大コースはまだ1周半以上残っている。集団に見切りをつけたというか、格好良い言い方をすればロングスパートということになるだろうか。後方を振り向くことはしないが、大コースを走り終えて最後の1周回に入り、陸上競技場で後方を確認した際には、100m以上離れていた。後方から抜かれることはおそらく無いだろう。あとは、チャンスがあれば前方の1人でも抜きたい。

 前の4人も2人+1人+1人にばらけていたが、3位を走る選手が遅れだし4位の選手が近づいているのが後方から確認出来た。その差は50mくらいだろうか。4位の選手が3位の選手に追いついたところでどうなるかとみていたが、この二人は同走して走り出す。そのせいかペースが上がりだし、何とこの二人が先頭を走る二人に追いついてしまった。先頭の二人も牽制してペースが落ちていたせいかもしれない。自分のことはさておき、後方から観ていても面白い展開になってきた。残念ながら自分はこの第1集団には追いつきそうもない。

風の強い日で、終盤は単独走で苦しみました。

 残り1kmを切ったあたりだろうか、この4人のうち一人がスパートをかけてこの集団が一気にばらけだした。私も遅いが、私の視界の範囲で先頭あらそいをしている4人のうち少なくとも一人くらいは力のある選手がいるはずだ。途中まで寝たふりをしていたのであろう。
 一気に集団がばらけたせいで、前との距離がどんどん離れだしていった。また周回コースの1周目に比べて2周目の自分のペースが明らかに落ちているので、ここらで念のため後方の確認をしておかなければならない。
 残り7,800mあたりだろうか、さっきまで100m以上離れていた後方の選手の確認をするために、コーナーを曲がったところで後ろをチラ見するが距離がぐっと縮まり、50mの差もないくらいに迫られていた。これではまずいので、こちらもペースを上げて最後の力を振り絞る。

 何とかゴールが見えてきたが、前には追いつかず、後方の選手からは逃げ切り、総合5位でゴールすることができた。タイムは、こういう天候なので仕方あるまい。小さな大会で会ったが、平成28年の最後を何とか入賞という形で納めることができた。来年は、何とかやりくりをしながらもう一段レベルの高いところで勝負をしたいと思った次第。発症からもうすぐ2年となる椎間板ヘルニアの回復次第だろうか。来年中には全快となっていたいところだ。

ゴール後はここで記録証の発行。陸上競技場の一室を借りていたようです。

この主催者の特徴は選べる参加賞にあります。なかにはこのように、参加料がバックされるキャッシュバック券というのもあります。

今回はTシャツにしました。カミさんへのお土産用としてMサイズのものを選択。

寒い日ということもあり、セルフでのスープサービスもありました。

本日の戦利品

総合5位入賞の賞状(左)と年代別第2位のメダル(右)

参加賞は選べる参加賞からTシャツを選びました。以前いただいたものはピンク色でしたので・・・。中央は本日使用したナンバーカード、右は記録証。