第4回くまがや師走マラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース 単身赴任先のマンションを出発するときから強風が吹いていたが、JR熊谷駅で路線バスに乗り換え会場最寄りのバス停「くまがやドーム」で降り立つと、その風はさらに凄まじいものとなっていた。熊谷は、夏非常に暑いところなので、盆地かと思っていたがまわりにはそれらしい山も見当たらない。会場の熊谷スポーツ文化公園のまわりは畑ばかりで、風を遮るような建物はほとんど見当たらない。
受付を済ませて、陣取る場所を考えたが、屋外は強風で寒さもさることながら、シャツにナンバーカードを付けるのも一苦労するほどの状況だった。たまらず受付のお姉さんに「荷物預かりはどうしているの?」と尋ねると「更衣室があるのでそちらへ置いてください」とのこと。行ってみると、有料(100円)であるがコインロッカーもあるし、トイレ、シャワーもあるし、スタートまで準備をするには十分な場所であった。
今日のスタートは12時。11時30分から説明会を開催するというので集合場所に行ってみる。各部門のコースとも、公園内を変則的に走る1周約4.2kmのコースを周回する。つまり「4.2km×周回数+α」としている。今日の私は10kmなのでコースを4.2kmコースを2周回するが、+αの1.6kmが謎だった。説明を聞くと、ゴールのすぐ近くから小ループを2周するらしい。概ね小ループが800mということだろう。周回レースはあまり好きではないが、こればかりは仕方がない。受付で貰ったプログラムに記載されているコースマップと、会場に掲げてあったコースマップを見比べてみたが一部コース取りが変わっていた。直前まで公園側と協議をしていたのであろうか。
スタート直後に飛び出したのは、私を含めて7人だ。最初に小ループを2周するが、強風も手伝ってかポーンと最初から逃げを打つ選手はいない。 小ループを1周廻って2周目になると後方から一人選手が増え集団は8人となった。ただし、この頃には集団が4人+4人の2グループに分かれだしていた。私は後方の5位グループにいて、前方を走る選手を風よけにしながらレースを進めていた。 しかしながら小ループを2周し、陸上競技場を一周している間に前のグループとの差が開きだした。ペースが上がっていなかったのは明らかだった。今日の目標は、総合6位、年代別で優勝。練習不足なので、最後の接戦になると、今日は分が悪いかもしれないので、早めに仕掛けて後続との距離を開けたかった。 コースはくまがやドームの周りを反時計回りに半周ほど走るところに変わり、風向きも徐々に変わってきた。前のグループとの距離も開き始めていたが、もうそろそろ、風よけに頼らず走らなければならない時期に差しか係っていると感じていた。
このコースのほぼ一番西側に来たところで、集団を離れて前に出る。大コースはまだ1周半以上残っている。集団に見切りをつけたというか、格好良い言い方をすればロングスパートということになるだろうか。後方を振り向くことはしないが、大コースを走り終えて最後の1周回に入り、陸上競技場で後方を確認した際には、100m以上離れていた。後方から抜かれることはおそらく無いだろう。あとは、チャンスがあれば前方の1人でも抜きたい。 前の4人も2人+1人+1人にばらけていたが、3位を走る選手が遅れだし4位の選手が近づいているのが後方から確認出来た。その差は50mくらいだろうか。4位の選手が3位の選手に追いついたところでどうなるかとみていたが、この二人は同走して走り出す。そのせいかペースが上がりだし、何とこの二人が先頭を走る二人に追いついてしまった。先頭の二人も牽制してペースが落ちていたせいかもしれない。自分のことはさておき、後方から観ていても面白い展開になってきた。残念ながら自分はこの第1集団には追いつきそうもない。
残り1kmを切ったあたりだろうか、この4人のうち一人がスパートをかけてこの集団が一気にばらけだした。私も遅いが、私の視界の範囲で先頭あらそいをしている4人のうち少なくとも一人くらいは力のある選手がいるはずだ。途中まで寝たふりをしていたのであろう。 一気に集団がばらけたせいで、前との距離がどんどん離れだしていった。また周回コースの1周目に比べて2周目の自分のペースが明らかに落ちているので、ここらで念のため後方の確認をしておかなければならない。 残り7,800mあたりだろうか、さっきまで100m以上離れていた後方の選手の確認をするために、コーナーを曲がったところで後ろをチラ見するが距離がぐっと縮まり、50mの差もないくらいに迫られていた。これではまずいので、こちらもペースを上げて最後の力を振り絞る。 何とかゴールが見えてきたが、前には追いつかず、後方の選手からは逃げ切り、総合5位でゴールすることができた。タイムは、こういう天候なので仕方あるまい。小さな大会で会ったが、平成28年の最後を何とか入賞という形で納めることができた。来年は、何とかやりくりをしながらもう一段レベルの高いところで勝負をしたいと思った次第。発症からもうすぐ2年となる椎間板ヘルニアの回復次第だろうか。来年中には全快となっていたいところだ。
本日の戦利品
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