第2回稲毛ウインターマラソン 参戦記

 単身赴任生活も来月末でもうすぐ一年。この間、意外なことは千葉県内の大会に出場していないこと。別に避けているわけではないけど、たまたまタイミングが合わなかったということ。この日は、単身赴任生活が始まって11ヶ月目にして、千葉県内の大会に出場することになりました。

 今回出場したのは稲毛ウインターマラソン。自治体の運営している大会でないだけに、参加料だけで運営していかなければならないはずなので、参加賞はあまり期待できません。この手の大会は、ランナーからするとややコスパが悪い感じもしますが、このタイミングで走りたいという欲望を満たすためにエントリーしました。案の定、練習会のような人数でしたが、「勘」を取り戻すには十分な大会だったと思います。

 さて、レースですが、平坦なコースなので、先週とは打って変わって安全運転を止めることにしました。1周目(3km)はよかったものの、2周目になると予想通りペースダウン。ここで後続のランナーに抜かれて4位に転落。このまま差が縮まらずにゴール。いろんなパターンを試してはいるとは言え、まだまだという感じでした。
 

●大会名 第2回稲毛ウインターマラソン
●開催日 平成29年2月26日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
稲毛海浜公園発着(地図)(千葉県千葉市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、10℃くらい
●参加賞 リストポーチ、湯けむり横丁クーポン券
●結 果 23分51秒(6km 総合 第4位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【2月26日(日)】
徒歩 マンション 8:58 本八幡駅 9:01
JR 本八幡 9:04 稲毛 9:28 総武線
路線バス 稲毛駅 9:37 花の美術館 9:48 千葉海浜交通
徒歩 バス停 9:48 会場 9:51
【第2回稲毛ウインターマラソン 6km 11:30スタート】
徒歩 会場 12:13 バス停 12:16
路線バス 花の美術館 12:20 稲毛駅 12:32 千葉海浜交通
JR 稲毛 12:34 本八幡 12:58 総武線
徒歩 本八幡駅 12:58 マンション 13:01
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,280円  
JR 604円 (本八幡〜稲毛/往復)
路線バス 330円 (稲毛駅〜稲毛海浜公園プール/往復)
合 計 4,214円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。6km男子は3位まで (★は加藤が参加した部門
【42.195km−10時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子 16人 大西 正人 2゜40’48”
女子 1人 酒井 小百合 4゜23’51”
【21.0975km−11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子 24人 林 広志 1゜17’25”
女子 6人 増田 風佳 1゜45’57”
【15km−11時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子 1人 中平 誠修 1゜19’01”
女子 1人 清水頭 かんな 1゜30’52”
 【12km−11時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子 17人 谷口 政彦 53’10”
女子 2人 小林 菜々 1゜00’19”
 【6km−11時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
★男子 17人 今泉 祐哉 18’16”
金子 智哉 22’18”
城後 駿也 23’04”
加藤 一郎 23’51”
女子 3人 李 暁U 34’14”
 【21.0975kmリレー−11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
5組 獨協医科大学 1゜35’01”
 【3km親子ラン−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
12組 team 37P 16’39”
総合計 −人  

練習会のような大会
 すでにご存じかと思うが、この日は11回目を数える東京マラソンが同時に開催されている。
 向こうは参加者が3万人を大きく超え、応募者も競争率が12倍を超えているという。元東京都知事の石原さんの肝いりで始めたこともあるが、日本の都市型マラソンの先駆の大会として見事に成長している。人を集めるという点では、イベント的には成功をしていると言えるが、マラソンの本質的な意味、つまり競技という観点でみれば疑問はやや残る。参加型のスポーツという意味では、合格点は出せると思うが、競技という観点で参加したい人が抽選に廻り、走っているのか歩いているのかもわからないような人が、道路を5時間も6時間も占有しているのを、出場できないアスリートがどう感じるか・・・。

 話が少し逸れたが、私はどちらかというと、年間スケジュールを立ててそれに沿った形で大会のエントリーをしている。例えば、東京マラソンのような抽選でないと出場できないような大会や、クリック合戦で出場権を勝ち取るような大会は、なるべく避けるようにしている。抽選漏れは、どうも性に合わない。黎明期のトライアスロン(概ね1980年代から1990年代初め)では、もともと出場枠が小さいために、参加者が定員の3倍になるのは珍しくなかった。マラソンよりも危険が大きく伴うトライアスロンの大会に、主催者としては初心者の受入はなるべくしたくないという理由がある。しかしながら、出場できなければいつまでたっても大会未経験者であり、どれだけ練習しても実績がないということになる。
 こういう問題を解決するために、初心者を積極的に受け入れてくれた大会もあった。物事には、何でも初めは付きもの。今では、こういう懐の深いことをしてくれる主催者も減ったが、デビューしたくて仕方がなかった私にとって、初トライアスロンとなった福井県の九頭竜トライアスロンという大会は、私にとっては恩人のような大会である。この大会を皮切りに、実績を徐々に積み上げ、宮古島、アイアンマンジャパン、アイアンマンハワイとトライアスリートの聖地へまでたどり着くことができた。

 今回出場した稲毛ウインターマラソンは、初心者の受け皿という意味での大会ではないが、クリック合戦をすることもなければ、締め切り日も非常に緩い。ちょっと気軽に出てみようと思って、のめり込んで行くにはちょうどいいような大会であると思う。
 都市型マラソンばかりに脚光が浴びるようになっているが、決してマラソン大会は都市型マラソンばかりではない。都市型マラソン以外にも、出場してみるともてなしが良かったとか、ロケーションがいいとか、地元のふれあいが良かったとか、いろんな意味で楽しい大会はいろいろある。そういう意味では、この日参加したような小振りな練習会の延長のような大会でも、気軽に参加してみるのもよいのではないかと思う。

この日はJR総武線で稲毛駅までやって来ました。西口の2番乗場から稲毛海浜公園プール行きのバスに乗車します。

終点の一つ手前の「花の美術館」で下車。そのまま海岸に向かって歩いて行くと受付に出くわします。

このテントで受付。

フルマラソン、ハーフマラソン、12km、15km、6km、親子マラソンまで受付を一緒にするので、参加人数は何となく想像がつきます。ゴール後は、ここで記録証の即時交付と表彰も。

公園内には、案内看板が設置されています。やや申し訳程度な感じに・・・。

更衣室。男子用が二つ。写真のずっと奧の方が女子用で二つ。テントとテントの間は荷物置場。雨が降ると少々厄介ですが・・・。

スタート前の競技説明。スタートの部門ごとですので、パラパラという感じ。練習会の雰囲気ですね

スタート前にグループごとに記念撮影があります。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 10時に親子ラン3kmのスタートを皮切りに、10時20分にフルマラソン、11時ちょうどにハーフマラソン(リレーを含む。)、そして11時30分からは6km、12km、15kmが同時スタート。いずれも一周3kmのコースを周回するという設定である。
 6km、12km、15kmが一斉スタートとなるということは、参加者が決して多くはないということが容易に想像できる。参加者名簿がないので、各種目にどのくらいのエントリーがあるのかは不明であるが、大会というよりか若干大きめの練習会の様相というところ。

 大会会場に到着してからコースの試走をし、レイアウトを頭にたたき込んで準備は整った。今日は年代別表彰もなく総合のみの表彰ということで、今日の目標を総合3位以内、6kmの距離なのでタイムは24分切りという設定とした。順位は相手のあることなので何とも言えないが、タイム的には距離が正確であれば22分程度を目標にしたいところでもあるが、まだまだ体の準備ができていないので今日は23分台ということにした。

親子ラン3kmのスタート。練習会という雰囲気ですね。

こちらはハーフマラソンのスタート。共通のゴール地点から後方へ97.5m下がったところがスタート。

 11時30分少し前にスタート場所に行く。3部門合わせて30〜40人程度であろうか、走り出してすぐにバラバラになることは容易に想像がつく。
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km(1.2km?) 4’32” 4’32”
2km 7’35” 3’03”
3km 11’37” 4’02”
4km(4.2km?) 16’26” 4’49”
5km 19’45” 3’19”
ゴール 23’51” 4’06”
 係員さんのカウントダウンでレースは始まる(ピストルもフォーンもなし)。スタート直後から最前列にいた5人ほどの選手が飛び出していく。うち一人は他の部門のナンバーカードで、残りの4人は6km部門の選手。いずれも20〜30代の男性ばかりだ。しばらくして、一人の選手を抜いて6km部門の総合で4位にあがる。前を走る選手の一人を食わなければ、順位的には今日の目標に届かない。

 今日のコースは、先週の「かるがもファミリーマラソン」と違って完全に平坦なコース。少々オーバーペースとなってもガタンとペースが落ちにくいので、先週と違って安全運転をしなくても良いだろうと判断。前を走る3番手の選手を追う。先頭と2番目の選手はどんどん視界から遠ざかっていくが、3番目の選手とは15mほどの距離はあるが、ほぼ離れずに走っている。800mほど走ると他部門の先攻していた選手を抜き去る。こうして前を走る選手は6km部門ばかりとなった。

 1kmの通過が4分32秒。先ほど試走したときに「ここが1km?」というくらいスタートからの距離がやや長い。体感的には1.2kmほどか。前を走る選手との距離は徐々に縮まってきて、1.5kmほどで2回ほど左折が続くところでとうとう追いつく。後ろからはわからなかったが、息は相当に荒い。相当オーバーペースのようだ。こういう場合は一気に抜き去るのがいい。
 こうして順位を1つ上げ、総合3位に浮上した。2kmを7分35秒、一周廻って3kmを11分37秒で通過。消して速いペースではないにもかかわらず、このあたりから急激に脚の動きが悪くなってきた。ハイペースで走る練習をほとんどしていないので、体に耐性ができていない証拠である。こうなってくると、急に分が悪くなる。

給水は3kmの間に一箇所。給食もできるようにパンやバナナがおいてあります。

親子ラン3km以外は、3kmコースを複数周回する設定となっている。

 2周目に入って500mほどで後続のランナーに抜かれる。スタート直後に抜いた選手のようだ。決して速い感じはしないが、ペースの落ちた自分と比べれば相対的に速いということ。1周目のアドバンテージをあっという間に使い果たして余力がなくなり、見事に撃沈。結局ゴールは23分51秒。順位は総合4位で、目標の一つはクリア、順位の目標はクリアできないという結果に終わった。

本日の戦利品

参加賞はリストポーチ(左)と温泉のクーポン券(右)

この日使用したナンバーカード(左)と記録証(右)