第34回藍のまち羽生さわやかマラソン 参戦記

 千葉県に隣接する埼玉県。羽生市という街の位置もよく知らずにエントリーをしてしまいましたが、群馬県にほどなく近いところということを本日初めて知りました(笑)。この日は、埼玉県だけでも「草加松原太鼓橋ロードレース大会 」「日高かわせみマラソン 」「藍のまち羽生さわやかマラソン 」と大会が重なり、私が乗っていた電車でも、途中で多くの選手が下車していく面白い現象が見られました。大会数の多い関東らしい現象ですね。
 
 単身赴任先のマンションから約2時間かかって訪れた羽生という街。駅からシャトルバスで2kmほどで会場の羽生中央公園へ。試走でコースを少し走りましたが、田園風景と平坦な土地というのが印象的でした。同じ埼玉県北部に位置する熊谷市と似た感じですかね。

 さて、レースの方ですが、仕事もやや一段落して練習のペースを急激に上げてきたせいか疲労が蓄積。安全運転で走ってもペースの維持が結構しんどく、終始苦しいレースでした。この日の入賞ラインは各部10位のため何とか滑り込んで賞だけはいただいた次第です。「王様のワンタン」や「メロクリ」など、レース以外のB級グルメが記憶に残った大会でした。

 

●大会名 第34回藍のまち羽生さわやかマラソン
●開催日 平成29年3月12日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
羽生中央公園陸上競技場発着(地図)(埼玉県羽生市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、7℃くらい
●参加賞 オリジナルランドリーバッグ、スポーツドリンク、王様のワンタン
●結 果 39分34秒(10km 総合 第116位、50歳以上男子 第7位)
●表彰 賞状、メダル
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【3月12日(日)】
徒歩 マンション 6:13 京成八幡駅 6:22
京成電鉄 京成八幡 6:26 京成関屋 6:45 京成本線
徒歩 京成関屋駅 6:47 牛田駅 6:48
東武鉄道 牛田 6:54 羽生 8:04 スカイツリーライン
シャトルバス 羽生駅 8:12 会場近くのバス停 8:17
徒歩 バス停 8:17 会場 8:25
【第34回藍のまち羽生さわやかマラソン 10km 10:15スタート】
徒歩 会場 12:03 バス停 12:07
シャトルバス バス停 12:09 羽生駅 12:16
東武鉄道 羽生 12:25 久喜 12:43 伊勢崎線
久喜 12:44 住吉 13:43 伊勢崎線、半蔵門線
地下鉄 住吉 13:50 船堀 13:58 都営新宿線
船堀 14:01 本八幡 14:09 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 14:09 マンション 14:17
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,500円  
京成電鉄 258円 (京成八幡〜京成関屋)
東武鉄道 802円 (牛田〜羽生)
957円 (羽生〜押上〜住吉)
地下鉄 0円 (住吉〜本八幡/定期券)
合 計 5,517円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子50歳代は10位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子39歳以下 287名 鈴木 孝康 埼玉県 埼玉陸協 1゜06’27”
男子40歳代 366名 清水 誠 群馬県   1゜12’02”
男子50歳代 297名 渡辺 昌和 群馬県 TD 1゜19’46”
男子60歳以上 213名 渡辺 光也 千葉県 クレオ 1゜23’05”
女子39歳以下 48名 柿本 恵理 東京都 羽生陸協 1゜25’49”
女子40歳代 64名 今村 京子 愛知県 宝ヶ池STC 1゜26’31”
女子50歳以上 69名 松嵜 朋子 栃木県   1゜33’48”
【10km−10時15分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
男子39歳以下 222名 宮坂 大器 埼玉県 埼玉栄高校 30’31”
男子40歳代 158名 深津 努 栃木県 岩舟FRC 35’05”
★男子50歳代 127名 福田 健 埼玉県 埼玉滑川走友会 36’10”
松本 一広 茨城県 カナガワRC 36’31”
鈴木 賢司 埼玉県 リスタート 37’15”
大木 哲夫 栃木県   37’58”
荒井 裕 埼玉県 あかね走友会 38’10”
水上 恭男 千葉県 千葉市 38’33”
加藤一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 39’34”
大木 勝行 埼玉県 羽生RC 40’04”
平沼 成章 埼玉県 西武観光バス 40’35”
10 竹林 昭紀 埼玉県   40’44”
男子60歳以上 155名 盛 英樹 千葉県   40’25”
女子39歳以下 97名 飯塚 響 栃木県 白?大足利高校 34’57”
女子40歳代 43名 福田 恵美子 埼玉県 石川眼科 39’14”
女子50歳以上 68名 佐藤 文江 栃木県   49’26”
【5km−10時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
中学生男子 32名 白鳥 哲汰 埼玉県 豊野中学校 15’49”
中学生女子 28名 高田 涼夏 埼玉県 小小川東中学校 18’35”
男子39歳以下 50名 牧野 翔 千葉県 千葉敬愛高校 16’20”
男子40歳代 44名 渡辺 正博 埼玉県 白岡RC 16’04”
男子50歳代 32名 池田 健司 埼玉県 東光高岳 17’19”
男子60歳以上 55名 大澤 栄一 埼玉県   18’11”
女子39歳以下 41名 野 みなみ 埼玉県 埼玉栄高校 16’31”
女子40歳代 32名 小山 奈津子 千葉県 習志野市役所 21’00”
女子50歳以上 41名 大坊 久美子 茨城県 牛久走友会 21’20”
総合計 2,569人  

羽生市
 埼玉県北部に位置する人口約5万5千人の街。大会名となっている「藍」は、埼玉県北部地域で江戸時代末期ごろから生産されている藍染物の伝統工芸品の「藍」のこと。武州織物、武州正藍染とも言わる青縞(あおじま)は、藍の濃淡だけの素朴でシンプルなデザインを活かし、剣道着などに使われる。全国で生産される正藍染の剣道着のうち、8割が武州紺織といわれている。企業としては、曙ブレーキの本社がある。

京成関屋から羽生まで東武鉄道で乗り換えなしの直通で1時間10分。ようやく目的地に到着。

乗ってきた乗客の大半が下車。みなさん、藍のまち羽生さわやかマラソンに出場のようです。

駅の構内にあったモニュメント。キャラクターの聖地「はにゅう」とあります。左は、ムジナもん。右は、いがまんちゃん。

東武鉄道・羽生駅(東口)。

シャトルバスの案内人が立っています。黄色の大会ジャケットを着た大会関係者が目立ちました。

駅から会場まで約2km。公共交通機関で来る人にとっては、シャトルバスは必要不可欠です。

シャトルバスを降りるとさらに多数の係員さんたち。「おはようございます!」

シャトルバス降場から会場までも200mほど歩きます。

ようやく大会会場の体育館が見えてきました。

貴重品預かりがあったので、さっそくお願いします。

体育館に張り出されていた「羽生結弦選手」を勝手に応援する掲示。ちなみに羽生結弦さんは、宮城県仙台市の出身なので羽生市とは何にも関係の無いようです。

こちらはスタートゴールの、羽生市中央公園陸上競技場。最近では珍しくなったアンツーカーのトラックです。

開会式でもキャラクターが登場。駅構内にありました「ムジナもん」、「いがまんちゃん」の他に「あにっち」が・・・。

体育館には、説明のポスターがありました。キャラは前部でいくつあるのでしょうか?

今大会のゲストは浅井えり子さん。私と同年代の選手で一世を風靡しました。

羽生市でも東京オリンピックまでカウントダウンをしています。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 早朝8時半前に会場に到着。コースの一部を試走したが、ほぼ平坦。開会式では「羽生市の標高差は13m」と言っていたように、起伏が無いだけに記録を狙うにはもってこいのコースである。風も微風ながらタイムに影響を与えるようなものではない。まさに言い訳のできないような状況で大会は開催された。

 9時30分に最初の種目のハーフマラソン。そして私の出場した10kmが10時15分。5kmガ10時30分にスタートという順番である。これ以外にファミリージョギングのような種目は無く、ガチなロードレースの雰囲気が漂っている。
 私の出場した10kmには、地元埼玉県の駅伝の強豪校・埼玉栄高校や隣県ではあるが、同じく駅伝の強豪校である白?大足利高校(栃木県)の高校生の姿が目についた。招待選手という位置付けでは無いので、ロードレースでの腕試しということだろうか。スタートライン付近を相当な人数で占めている。記録をキチンととるとなると、距離も正確なのであろう。調べてこなかったが、コースは公認コースかもしれない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’54” 3’54”
2km 7’39” 3’45”
3km 11’32” 3’53”
4km 15’24” 3’52”
5km 19’24” 4’00”
6km 23’27” 4’03”
7km 27’30” 4’03”
8km 31’34” 4’04”
9km 35’39” 4’05”
ゴール 39’34” 3’55”
 10時15分。ピストルの合図で一斉に隊列が動き出す。しかしながら、私の少し前の方で数人がいきなり転倒している。いずれも高校生。ユニフォームの色からすると、埼玉栄高校と白?大足利高校の生徒のようだ。10kmだけでも500人を軽く超えるだけのエントリーなので、転倒すると後続の選手に踏まれてしまうなど危険性が一気に高くなる。こういうシーンは何度も見てきたが、スタート時の混乱に巻き込まれないように、なるべく端からスタートをすることを勧める。
 また、スタートをしてから約350mほど競技場内を時計回りに走ってから場外へ出ていくが、快晴続きで競技場内のトラックが乾燥していることもあり、かなり凄まじい砂煙が立っている。最近では少し珍しい光景だろう。

 さて、今日の目標は3分50秒イーブンで10kmを走ること。タイムとしては38分20秒程度ということ。順位は何とも言えないが、このくらいのタイムで走れば入賞くらいはできるはず。なお、この大会は、最近では珍しい各部10位までの入賞なので、入賞のチャンスは大きい。
 スタートのロスが数秒あったこと、今日は安全運転で走るつもりであることもあり、最初の1kmは3分54秒もかかっている。感触的には3分45秒程度だっただけに、その感覚のズレに少々焦る。
 コースは平坦なだけにペースを守れば大崩れすることも無く、またペースアップやラストスパートなども単純に距離表示を見て考えれば良い。初心者向けのコースとでも言うべきか。

 1kmを過ぎるとやや小柄な高校生くらいの女性とコーチのような雰囲気の選手が二人併走している。前から聞こえてくる声を聞いていると、ペースのアドバイスをしている。ちょうど同じようなペースだったので、ペースメーカになってもらい付いていくことにした。この考え方は良かったのであるが、付いていけたのも4kmくらいまで。このコースの唯一の折り返し地点付近から一気に苦しくなり出して、一気に距離が開く。気力だけでは走れないのはこの世界。走りながら次なるペースメーカを探すもののなかなか適当な選手が現れない。そうこうしているうちにコースは西進となり、9時30分にスタートをしたハーフマラソンの選手が合流してきた。悲しいことに、この合流してきたハーフマラソンの選手の方が速く、私は置いていかれる始末。7km過ぎにようやく白?大足利高校の女子の選手が一人ペースメークに適したスピードで前を走っていたので、この選手に付いていくことにする。最近はこういう機会が徐々に増えてきて、だんだん私も凡ランナーに近づいている。

ゴールに向かう選手たち。

このあたりは、ハーフマラソン、10km、5kmの選手が入り交じって、混雑するところです。

野球場の横を通り抜けると陸上競技場が見えてきます。

第4コーナー付近から入って、陸上競技場を時計回りに約一周廻りゴールとなります。このあたりは結構砂埃が立ち視界が悪くなりました。

スタンドの正面付近がゴール。計測用のマットがありますが、アーチも無くシンプルな感じ。

 9kmを35分39秒で通過。辛うじて4分/kmのペースを切っているが、どこまでも4分/kmに近いペースになっている。先ほどまで少し前を走っていた白?大足利高校の女子ランナーもペースを上げだし、私が付いていけなくなった。体育館の前では今度は5km部門のランナーが合流してくる。ゴール前の雰囲気らしく、慌ただしい感じが漂ってきた。私くらいのペースで走るランナーは、どんどんペースを上げ走り出し、私が抜いていくのは5km部門のランナーばかりとなった。
 競技場に入ってからの一周がまた長く感じた。ゴールタイムは39分34秒。目標タイムには1分以上及ばないが、これからレース間隔を詰めながらスピード、持久力とも養っていけば何とかなっていくだろう。今日のところは、このレベルでも疲労困憊。そんなレースであった。

ゴール後は、シューズに付けたチップを回収。

その先で、ペットボトルのスポーツドリンクと、プログラムを受け取ります。今年からナンバーカードを事前配布にしたものの、プログラムはこの時点での配布なので、少々意味合いが薄いような気がします。

ハーフマラソンの選手でしょうか。ゴール後記録証発行所の前では、かなり長い行列ができてしまいました。

確か記録証の発行場所は3箇所。選手の混み具合からするとやや少なかったかもしれません。

こちらは陸上競技場から少し離れた所の広場。接骨院の無料の整体で順番待ちができていました。無料となると人気ですね。

無料の水の配布サービスや・・・

焼きそば、たこ焼き、フランク、かき氷なども販売されていました。ビールの販売が無いので食指が動きません。

こちらは選手全員に配給していた「王様のワンタン」。羽生のB級グルメだそうです。詳しくは本日の戦利品にて紹介します。

こちらも羽生のB級ぐるめの「メリクリ」。会場では買う気はなかったのですが、帰りに東武・羽生駅で販売しているのを見て思わず買ってしまいました。

昨年までの参加賞はトレーナーだったようです。以前の参加賞を販売していたのでしょうか?(未確認)

こちらはスポーツショップ。女性ものの面白いウインドブレーカを売っていたので、カミさんのお土産にしました。自分用には3足600円のアディダスのソックスを購入。

こちらが東武・羽生駅の改札口の前で販売していた「メロクリ」。いろんな種類があります。お姉さんに尋ねると一番人気はダブルクリームとか。

1個220円。値段は少々高めです。もう少し安くてもいいような・・・。

本日の戦利品

今日は入賞が10位までで、救われました。賞状(左)とメダル(右)です。

本日使用したナンバーカード(前部に一枚のみ)と記録証

ゴール後に配布していたスポーツドリンク(左)とプログラム。ナンバーカードを事前送付なので、当日受付がないのはわかりますが、プログラムをゴール後に配布とは・・・。

羽生のB級グルメと銘打って「王様のワンタン」をい選手に配っていました。

ゴール後に一気に選手が押し寄せるので、おばちゃんも大忙しです。

これが「王様のワンタン」。写真ではわかりにくいですが、ワンタンがモロヘイヤで緑色になっています。味はいい感じでした。

事前に送られてきたオリジナルランドリーバッグ。これも参加賞の一つ。街の特産の藍染めということでしょうか。