第25回記念大会米山山麓ロードレース 参戦記

 春になると暖かくなってきますが、これから夏に向かって走るのには適さない気候になってきます。快適さを求めどうしても北の方に行きたくなってしまいます。今回は、約一年ぶりに新潟県に遠征しました。
 昨年の関川村は、山形県にかなり近いところですが、今回の遠征先の上越市は富山県に近い方です。新潟県はかなり広いので、同じ県内といっても東京からのアクセスは大きく違っています。

 朝方は寒かった上越市ですが、陽が昇ると気温もぐんぐん上昇し、思っていたほど涼しさを感じませんでした。
 しかしながらコースはきつい上り勾配が続き、また登り詰めると一転して下りの連続。勝負はともかく、なかなか苦しめられたという感じのコースでした。
 コース上からは、日本海が眺められる他、遠くにうっすら立山連峰が見え、また、ちょうど桜が満開の時期で、コースロケーションとしてはなかなか楽しいものでした。ハードさを除けば、自然を満喫できる気持ちの良いコースではないでしょうか。
 比較的アクセスもいいので、来年以降も参加を検討してみようと思います。
 

●大会名 第25回記念大会米山山麓ロードレース
●開催日 平成29年4月16日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
かきざきドーム前広場発着(地図)(新潟県上越市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、20℃くらい
●参加賞 レジャーラグマット、とん汁、紅茶、スポーツデポ500円割引券、抽選会(コシヒカリ1.5kg)
●結 果 48分24秒(11km 総合 第17位、一般男子45〜59歳 第6位)
●表彰 賞状、スポーツドリンクパウダー(副賞)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【4月15日(土)/1日目】
徒歩 マンション 21:55 本八幡駅 22:03
地下鉄 本八幡 22:09 新宿 22:49 都営新宿線
夜行バス バスタ新宿 23:10 柿崎 4:45
4:56
【4月16日(日)/2日目】
徒歩 柿崎バス停 4:45 会場 5:25 (朝食購入含む。)
【第25回記念大会米山山麓ロードレース 11km 9:05スタート】
徒歩 会場 11:51 柿崎バス停 13:20
高速バス 柿崎 13:50 池袋駅東口 19:39
13:45 18:52
地下鉄 池袋 19:48 淡路町 20:01 東京メトロ丸ノ内線
地下鉄 小川町 20:10 本八幡 20:42 都営新宿線
( 20:38 )
徒歩 本八幡駅 20:42 マンション 20:53
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,500円  
地下鉄 0円 (本八幡〜小川町/定期券/往復)
216円 (小川町〜新宿)
195円 (池袋〜淡路町)
夜行バス 6,200円 (バスタ新宿〜柿崎)
高速バス 5,700円 (柿崎〜池袋駅東口)
合 計 15,811円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。11km 一般男子45〜59歳は6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子44歳以下 134人 大島 拓郎 新潟市 うなぎいぬ新潟 1゜17’15”
男子45〜59歳 134人 中村 貴之 新潟市   1゜34’56”
男子60歳以上 61人 安達 孝一 長岡市 てらスポ! 1゜44’24”
女子39歳以下 8人 込尾 麻美 富山県   1゜50’11”
女子40〜54歳 36人 松澤 加奈子 長野県   1゜33’17”
女子55歳以上 17人 峯村 洋子 妙高市   1゜45’52”
【11km−9時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
男子44歳以下 66人 栗原 正明 山梨県 チームエース 38’43”
★男子45〜59歳 77人 阿部 一彦 糸魚川市 紅い絆 41’31”
伊藤 哲也 新潟市 新潟交通走遊会 44’09”
小野 俊巳 新発田市 川東RC 46’20”
岩野 良樹 上越市 aiolos 46’38”
田中 教雄 新潟市 新潟トキらん★ 47’37”
加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所 48’24”
男子60歳以上 55人 椎野 博 新潟市   50’53”
女子39歳以下 17人 浅川 杏里 東京都   50’07”
女子40〜54歳 20人 関矢 知恵 長岡市   54’33”
女子55歳以上 26人 後閑 文子 東京都   53’46”
【5km−9時27分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子44歳以下 28人 小島 輝明 柏崎市 磯部中学OB 16’51”
男子45歳以上 30人 佐々木 剛 富山県 かもしかクラブ 17’10”
女子39歳以下 12人 高嶋 彩音 富山県 五位中学校 21’17”
女子40歳以上 13人 小林 恵子 群馬県 吉岡11RC 24’16”
【3km−9時30分〜9:33スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
一般男子 19人 石塚 一馬 千葉県 日特印刷 10’08”
一般女子 11人 勝山 千春 妙高市   14’32”
中学生男子 20人 飯吉 竜之輔 上越市 上教大附属中 10’09”
中学生女子 9人 真霜 きらら 十日町市 十日町市中条中 11’03”
小学生男子(5・6年) 35人 加藤 大雅 長野県 軽井沢A&AC 10’59”
小学生女子(5・6年) 23人 加藤 茉衣子 上越市 小猿屋小学校 12’00”
小学生男子(4年以下) 21人 高森 はる 富山県 チームMANO 11’33”
小学生女子(4年以下) 12人 岡田 玲那   関川村 岡田塾 12’21”
ファミリー 23組 須田 義博 群馬県   13’31”
【1.5km−9時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
小学生男子(3・4年) 26人 江口 功真 上越市   5’36”
小学生女子(3・4年) 15人 長谷川 未央 長岡市 越路小学校 6’04”
小学生男子(1・2年) 21人 小嶋 心哉 妙高市 矢代JSC 6’16”
小学生女子(1・2年) 11人 佐藤 心結 茨城県 よろしく真岡 6’03”
総合計 1,003人  

0泊2日

 年度が変わり、仕事も一旦リセットがかかる。昨年一年を通して、今の職場では比較的時間に余裕があるのが、年度当初ということがわかった。ならば、そういう時こそ、余暇を楽しまねばならない。
 東京近郊は大会数も多く、選ばなければ毎週のように近場で楽しめるが、そればかりでは面白くない。贅沢かもしれないが、月に1回くらいは遠出をしたい気持ちになる。多少残業が続こうが、私にとってリフレッシュできるのがこの遠出だ。もちろん思いついて、すぐに旅立つということは出来ないが、2〜3ヶ月くらい前からいろいろと計画を練る。
 4月になって暖かくなってきたが、やはりピリッとした気候で走りたいと思い、北の方へ足を伸ばした結果が今回の米山山麓ロードレースだ。大会事務局は、最寄りの駅などからシャトルバスを出すことはなかったが、調べてみると高速バスのバス停から約2kmほど離れたところがメイン会場である。まあ、これなら公共交通機関でも行くことができるだろうということで、今回もやや強行日程で東京・新潟間を往復した。

東京駅八重洲口と並んでバスの発着便数が多いバスタ新宿。

午後11時近くになっても、夜行バスが次々に出発するので、待合室は多くの人でごった返しています。

これから乗るのが23時10分発、柏崎・上越行き「上越5便」。赤枠で囲った便です。

これが、柏崎・上越行きの「上越5便」。西武バスが運行しています。目的地の柿崎には、午前5時少し前に到着。

帰りは柿崎を13時45分発、池袋行き「上越4便」 に乗車。乗車率は7割くらい。行きも帰りも西武バスでした。

北陸道を走っているときは、時々日本海が見えていましたが、関越道に入ると一転して雪景色。

道路上には雪はないものの、まだまだ残雪がたっぷりと言ったところです。

上越市柿崎区
 平成の市町村合併が終わってから久しいが、今回遠征した上越市柿崎区は、平成17年1月1日に編入するまでは、中頸城郡柿崎町であったが柿崎町ほか周辺の12町村とともに編集され今に至っている。かつては宿場町として栄えたそうである。
 標高933mの米山登山、海は柿崎中央海水浴場のほか海の幸も十分満喫できる静かな街である。

北陸道・柿崎ICのバス停から会場までは、徒歩で移動。午前5時過ぎで日の出前で、少々、薄暗かったです。

いろんなところで、横断幕や看板を見かけました。遠くから来ただけあって、歓迎されている雰囲気が出ていていいですね。

メイン会場の近くの交差点からは、日本海が見えます。日本海を見たのは久し振りです。

少しわかりにくいですが、このあたりではちょうど桜が満開です。東京や千葉と新潟の気候の違いを感じます・

メイン会場のかきざきドーム。午前5時30分頃に到着しました。一番乗りの模様。大会関係者はまだ来ていませんでした。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

コースの下見
 この大会のコースは、ハーフマラソン、11km、5km、3kmの4種類。ハーフマラソンを走るだけの練習をしていないので、ハーフマラソンの選択はなかったが、米山(標高933m)の中腹を走る起伏の激しさには、少々興味をそそられるので、今回は11kmという珍しい距離の種目を選択した。

 また、会場に到着したのが午前5時30分。スタートは9時05分。時間としては3時間以上も余裕がある。もちろん、現地に到着する前からわかっていたのであるが、この起伏のあるコースをスタート前に下見に出かけた。自動車がないので、もちろん走っての下見である。
 本番前に11kmも走るのはいかがなものと思うかもしれないが、ペースさえしくじらなければ、レースには大きな影響はない。むしろ、今回は起伏のあるコースなので、コースをしっかり覚えて、ペース配分に間違いがないようにして走る方が、オーバーペースにならずに済むと考えて、あえて下見を決行した。
 結論としては、予想通りの起伏であったが、斜度のイメージは走ってみてわかったし、頂上の位置も実際に覚えてきたので、ペース配分を考えるには、やはり下見をして良かったと思う。

受付場所の前には、カードを持った学生が並んでいます。場所がわかりやすいですね。

控え場所のかきざきドーム。平たく言えば体育館ですが・・・。

開会式前に和太鼓の演奏に引き続き演舞を見せる地元のみなさん

レース
 ハーフマラソンのスタートが9時ちょうど。私の出場する11kmが9時05分のスタートだ。朝方、バスを降りたときには寒かったが(道路の気温表示は7℃)、陽が昇るにつれて記音が上がっていくのがよくわかる。あまり暑くなる前にスタートした方が、レースを楽に進めることができる。そういう意味では午前9時過ぎのスタートはありがたい。

スタート前の選手たち。スタート場所近くの空き地でプラカードの後ろに並んで待機です。

 ハーフマラソンの選手がスタートして、係員の誘導に従ってスタートラインに並ぶ。僅か5分後なので、レースをイメージしているうちにピストルが鳴り、一斉にスタートする。あっという間に、私の前を20人ほどのランナーが走っていく。最近は、このスタートダッシュができないため、レース中のポジションの把握に苦労する。さらに今日は折り返し地点もなければ、ナンバーカードも一枚の支給なので、スタートしてからゴールするまで自分の順位はわからないだろうと思っている。それよりも、今日はこのタフなコースをペース配分を間違えずに、力を出し切って走ることの方が先決。結果はあとで着いてくると考えなければ行けない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’37” 3’37”
2km 7’47” 4’10”
3km 11’58” 4’11”
4km 17’30” 5’32”
5km 23’21” 5’51”
6km 28’22” 5’01”
7km 32’33” 4’11”
8km 36’27” 3’54”
9km 40’15” 3’48”
10km 44’25” 4’10”
ゴール 48’24” 3’59”
 下見もしたが、最初の1kmの通過が3分37秒。一部、下りもあったりして少々早いペースになってしまったのか?1kmを過ぎると緩いが登り坂が始まる。2km、3kmと続くと、徐々に最初のオーバーペースがたたって、前の方から落ちてくる選手がボチボチ出てきた。今日の一番のポイントは3km過ぎから始まる急坂をいかに乗り切るかである。

 このコースのポイントを少し説明するが、3km過ぎに急に登りがきつくなる場所がある。少し登ると勾配がやや緩くなるものの、またすぐにきつい勾配に戻る。5km付近で一旦フラットに近くなるが、その後また登りが始まる。6km手前に給水所があるが、ここが11kmコースの最高地点なので、ここからはようやく下りが始まることになる。最後に若干アップダウンがあるものの、6km過ぎからは一気に駆け下りるつもりで走るのがいい。登りはぐっと我慢し、下りで一気に走り抜けるのが一番いいと思う。

 実際には、3km過ぎの登りが始って、少しばかり脱落してくる選手がいた。後方からは、私と同年代と思われる選手が、スイスイと登っていくではないか。おそらく登りが得意な選手であろう。どんどん差が開き視界から消えていく。他の選手は、差があまり変わらず登っていたが、5km手前で前を走る選手が突然歩き出した。ペース配分を誤ったのであろう。自分はこうならないように下見をしたが、やはり正解だった。今日は、この選手を抜いてからは、ゴールまで前を走る選手を抜くこともなく、後ろから抜かれることもなく、単独走だった。最後は、前後に選手がいないので、やや流すような感じでゴール。目標としては46〜47分を目処にしていたが48分を超えてしまった。

 ゴール後、完走証発行所で発行された完走証を見ると「6位」とあった。ギリギリ入賞。スタートしてからゴールするまで順位がサッパリわからなかったが、何とか冷や汗をかきながらの入賞だった。

ゴール前では、太鼓の応援があります。

後方に見えるのが米山(標高933m)。頂も含めて、まだ、かなり雪が残っています。

ようやくゴール。ハーフマラソンは標高差が260mとタフなコースです。11kmもそれなりにハーフマラソンに負けず劣らず標高差があります。

チップを回収したあとは、完走証を発行してもらいます。

そして給水所へ。気温がぐんぐん上がっていったので、ゴール後の給水所は多くの選手がやって来ました。

特別賞は一番違いで外れ。

しかしドーム内の抽選会では、運の良さを出しました。

1等は「お菓子の詰め合わせ」、2等は「コシヒカリ1.5kg」、3等は「温泉日帰り入浴券(ペア)」、そして4等「ティッシュ」です。クジの結果は・・・。

ジャジャーン!何と「2等」。コシヒカリ1.5kgをゲット。日頃の行いのせいでしょうか

遠くまで来たので、お土産としては嬉しいです。

無料の豚汁は、選手は一人一杯。ナンバーカードにチェックが入ります。実物は、本日の戦利品でご覧下さい。

こちらは無料の紅茶。お替わり自由ですが、あまり人が集まっていなかったような・・・。

クレープ屋さん。もちろん有料。そこそこ売れていた感じ。

コロッケ屋さんも、天気が良すぎたせいか、売れ行きは今ひとつの感じ。

一杯300円のそばは、そこそこ売れていました。他に主食になりそうなものが売られていなかったせいでしょうか?

大判焼き屋さんも、気温が上昇して苦戦という感じ。

小学生の表彰式の様子。

ゆるキャラは、小さい子に人気でした。

会場からバス停の間(約2km)で、食事をするところがなく困りました。セブンイレブンでイートインして、とりあえず6位入賞のお祝い。

よく見ると、セブンイレブンのイートインコーナーのところに大会のポスターが掲示されていました。この街の大きなイベントと言うことですね。

本日の戦利品

本日の戦利品。何とか6位入賞に滑り込みました。右は副賞のスポーツドリンクパウダー。

左から本日使用したナンバーカード(一枚のみ)、完走証、参加賞のレジャーラグマット。早速、使用している人がかなり目立ちました。

左は抽選会で当たった2等のコシヒカリ(1.5kg)。右はスポーツデポ割引券。最近の大会ではちらほら見かけます。

選手には一人一杯ずつ振る舞われた豚汁。「うどん?」のような麺がありましたが、どうもコンニャクだったようです。ところ変われば、具材も変わるんですね。もちろん美味しくいただきました。