第25回記念大会米山山麓ロードレース 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
0泊2日 年度が変わり、仕事も一旦リセットがかかる。昨年一年を通して、今の職場では比較的時間に余裕があるのが、年度当初ということがわかった。ならば、そういう時こそ、余暇を楽しまねばならない。 東京近郊は大会数も多く、選ばなければ毎週のように近場で楽しめるが、そればかりでは面白くない。贅沢かもしれないが、月に1回くらいは遠出をしたい気持ちになる。多少残業が続こうが、私にとってリフレッシュできるのがこの遠出だ。もちろん思いついて、すぐに旅立つということは出来ないが、2〜3ヶ月くらい前からいろいろと計画を練る。 4月になって暖かくなってきたが、やはりピリッとした気候で走りたいと思い、北の方へ足を伸ばした結果が今回の米山山麓ロードレースだ。大会事務局は、最寄りの駅などからシャトルバスを出すことはなかったが、調べてみると高速バスのバス停から約2kmほど離れたところがメイン会場である。まあ、これなら公共交通機関でも行くことができるだろうということで、今回もやや強行日程で東京・新潟間を往復した。
上越市柿崎区 平成の市町村合併が終わってから久しいが、今回遠征した上越市柿崎区は、平成17年1月1日に編入するまでは、中頸城郡柿崎町であったが柿崎町ほか周辺の12町村とともに編集され今に至っている。かつては宿場町として栄えたそうである。 標高933mの米山登山、海は柿崎中央海水浴場のほか海の幸も十分満喫できる静かな街である。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 コースの下見 この大会のコースは、ハーフマラソン、11km、5km、3kmの4種類。ハーフマラソンを走るだけの練習をしていないので、ハーフマラソンの選択はなかったが、米山(標高933m)の中腹を走る起伏の激しさには、少々興味をそそられるので、今回は11kmという珍しい距離の種目を選択した。 また、会場に到着したのが午前5時30分。スタートは9時05分。時間としては3時間以上も余裕がある。もちろん、現地に到着する前からわかっていたのであるが、この起伏のあるコースをスタート前に下見に出かけた。自動車がないので、もちろん走っての下見である。 本番前に11kmも走るのはいかがなものと思うかもしれないが、ペースさえしくじらなければ、レースには大きな影響はない。むしろ、今回は起伏のあるコースなので、コースをしっかり覚えて、ペース配分に間違いがないようにして走る方が、オーバーペースにならずに済むと考えて、あえて下見を決行した。 結論としては、予想通りの起伏であったが、斜度のイメージは走ってみてわかったし、頂上の位置も実際に覚えてきたので、ペース配分を考えるには、やはり下見をして良かったと思う。
レース ハーフマラソンのスタートが9時ちょうど。私の出場する11kmが9時05分のスタートだ。朝方、バスを降りたときには寒かったが(道路の気温表示は7℃)、陽が昇るにつれて記音が上がっていくのがよくわかる。あまり暑くなる前にスタートした方が、レースを楽に進めることができる。そういう意味では午前9時過ぎのスタートはありがたい。
ハーフマラソンの選手がスタートして、係員の誘導に従ってスタートラインに並ぶ。僅か5分後なので、レースをイメージしているうちにピストルが鳴り、一斉にスタートする。あっという間に、私の前を20人ほどのランナーが走っていく。最近は、このスタートダッシュができないため、レース中のポジションの把握に苦労する。さらに今日は折り返し地点もなければ、ナンバーカードも一枚の支給なので、スタートしてからゴールするまで自分の順位はわからないだろうと思っている。それよりも、今日はこのタフなコースをペース配分を間違えずに、力を出し切って走ることの方が先決。結果はあとで着いてくると考えなければ行けない。
このコースのポイントを少し説明するが、3km過ぎに急に登りがきつくなる場所がある。少し登ると勾配がやや緩くなるものの、またすぐにきつい勾配に戻る。5km付近で一旦フラットに近くなるが、その後また登りが始まる。6km手前に給水所があるが、ここが11kmコースの最高地点なので、ここからはようやく下りが始まることになる。最後に若干アップダウンがあるものの、6km過ぎからは一気に駆け下りるつもりで走るのがいい。登りはぐっと我慢し、下りで一気に走り抜けるのが一番いいと思う。 実際には、3km過ぎの登りが始って、少しばかり脱落してくる選手がいた。後方からは、私と同年代と思われる選手が、スイスイと登っていくではないか。おそらく登りが得意な選手であろう。どんどん差が開き視界から消えていく。他の選手は、差があまり変わらず登っていたが、5km手前で前を走る選手が突然歩き出した。ペース配分を誤ったのであろう。自分はこうならないように下見をしたが、やはり正解だった。今日は、この選手を抜いてからは、ゴールまで前を走る選手を抜くこともなく、後ろから抜かれることもなく、単独走だった。最後は、前後に選手がいないので、やや流すような感じでゴール。目標としては46〜47分を目処にしていたが48分を超えてしまった。 ゴール後、完走証発行所で発行された完走証を見ると「6位」とあった。ギリギリ入賞。スタートしてからゴールするまで順位がサッパリわからなかったが、何とか冷や汗をかきながらの入賞だった。
本日の戦利品
|