第39回全国白つつじマラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
0泊2日 今回も慌ただしく遠征してきました。 冒頭にも述べたように、東京から全国各地への交通手段は非常に発達しています。県庁所在地レベルでは、大半のところは日帰りが可能です。東京からみた東北地方のうち、福島、仙台あたりは新幹線で数時間のアクセス、山形、秋田も飛行機を使わずに新幹線で乗り換えなしに行くことができます。このあたりはJR東日本が頑張ったということもありますが、バス会社も東京と地方都市の間を走らせる都市間バスも割りと細かく行き先を変えて出発しています。それだけニーズがあるということですね。 今回は昨年同様、行きは東京駅から高速バス、帰りは赤湯から上野まで一気に新幹線で帰ってきました。もう少し旅費を安くして、現地での観光も増やしたいところですが、なかなか平日の休暇を取るのが難しい職場なので、当分の間はやむなしといったところでしょうか。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。(第38回大会と同じ。) レース 昨年に引き続き5kmを走る。5kmはあっという間に終わるので、最初からガンガン行く展開になるが、歳をとってきたこともあり、最初からガンガン行くのが年々辛くなってきている。 昨年は、5kmと10kmと10時ちょうどに同時スタートしていたが、今年からはスタート時間を5分ほどずらしてもらえたこともあり、スタート場所の混雑も幾分少なくなったような気がする。 10時05分にピストルの合図でスタートをする。 昨年は後半に追いつかれて、そのまま逃げ切られ優勝を逃がしたこともあり、今年はリベンジをしたいところであるが、如何せん練習がろくすっぽ出来ていないので、出来の悪かった昨年に比べて更にパフォーマンスが下がっている。 ところがスタート直後の脚の感触は手応えがあった。脚が大地を叩き、その反発したエネルギーで体を推進させる。久し振りに良いときの手応え感があったので「今日はいける?」と思ったのも束の間、すぐに最近の重い足どりに戻ってしまう。そうなった瞬間に、右の方から同年代の選手がススス・・・と前に出ていく。決して速そうには見えないが、今の私が更に遅いので相対的に抜かれていくということになる。信号を左折して最上川に架かる「さくら大橋」でまた一人に抜かれる。
桜大橋の途中に1km地点があるが、ここでの通過タイムが3分54秒。昨年と同じ地点に看板があることは覚えているが、タイム的には昨年よりも20秒ほど遅い。自分の走った感覚と実際のタイムとの開きにがっかりとする。 桜大橋を渡り、左折し最上川を左手に見ながらしばらくはこの状態で走る。東北地方らしい感じのロケーションだ。この大会の良さは、最上川を眺めながら走る時間の長いことにある。しかしながら、この日の自分にはそういう余裕は無かった。 さらに後方から同年代の選手に一人抜かれ、年代別の順位では更に一つ下がり、年代別の4番目に落ちる。5kmという距離のうち、すでに1kmを少し過ぎている。長丁場のレースになれば、前から脱落してきて自然と挽回するチャンスもあるが、今日は厳しい感じがする。
しかしながら、単身赴任生活になってから練習が単調になって、ハイペースで走る練習をほとんどしていないので、2kmを過ぎてからこのペースがきつく感じ出す。極端にペースを落としたわけではないが、この辺最上川に架かる長井橋を渡る。今日はやや霞んだ感じであるが、冠雪の残る飯豊連峰が遠くに見える。 残り1kmくらいでは、年代別で一つ前を走る選手の背中が少し近づいてきたようにも見えたが、差が縮まらない。相変わらず中学生男子とのつばぜり合いが続く。最後はこちらが根負けをして先行を許してしまった。ゴールの時計のカウンターは無情にも20分を越えた。タイムを見てわかるように、レースらしいレースができていない。
気候的にはやや暑くなりつつも、気持ちのいい中で走ることができたが、今回もまた低下したパフォーマンスしか発揮出来なかった。課題は山積み・・・。
赤湯温泉と赤湯ラーメン「龍上海」 2年続けて同じ大会に行くので、2回目となると現地の状況は少しは詳しくなる。今回は、赤湯温泉の元湯に入って少しでも入浴料を安くあげること、もう一つは赤湯では有名な「龍上海(りゅうしゃんはい)」というラーメン屋で名物といわれるラーメンを賞味すること・・・の2つを副次的な目的とした。 温泉は、昨年も前を通っているので場所はわかっている。こちらは問題なく目的は達成出来ると思うけれども、もう一つの龍上海。こちらが思った以上に大変そうだ。というのも、食べログなどを見ると、店の前はいつも凄い行列。お昼時を外していっても相当な覚悟で待たないといけないらしい。待つことが苦手な私にとっては、ある意味最悪の状況が予想される。美味しいものを食べたいというのはヤマヤマであるが、ラーメンを食べる程度で1時間とか並ぶ気にはなれない。あまりの行列であれば諦めるというつもりで臨むことにした。 まず最初は、「赤湯温泉・元湯」。旅館などの日帰り入浴が500円以上するところ、ここは僅かに200円。さすがに南陽市の経営する公衆浴場。こういう値段は、別府の公衆浴場と同レベル。ありがたいばかりではないか。ただし、シャンプー、石鹸などはもちろんない。このあたりは、うかつだった。タオルはあるものの、そちらの方の用意はない。まあ、いいか。番台で買うのも面倒。券売機で200円のチケットだけを買って入ることにした。 午後1時を過ぎた時間帯で、入浴客は2人ほど。地元の人だろうか。浴槽は2つある。片方はややぬるめ、もう片方は少し熱い感じ。長く入る場合は、ぬるめの方がいい。 赤湯温泉というと「お湯が赤いの?」というイメージがあるが、ほとんど無色透明。赤湯温泉の由来は「開湯は約900年前、源義家の弟、源義綱が発見したとされ、家臣達がこの温泉で傷を癒した際、傷から出た血でお湯が真っ赤になったことから、赤湯と呼ばれるようになった。」というのがどうも真相らしい。私は白濁したような温泉らしいお湯が好きであるが、赤湯温泉のお湯は、ナトリウム泉なので、少しであるがぬるっとした感じがある。 20分ほど入浴したが、私が出る頃に家族連れが入ってきて、少々込み出した。14時までが午前の部なので、この人たちは駆け込みの入浴という感じだった。去年もそうであるが、異常な混雑もなく快適な入浴。200円で楽しめるレベルとしては申し分ないと行ったところだと思う。
次の目的地は、「龍上海」。先ほどの赤湯温泉・元湯から徒歩で5分ほどのところにある。赤湯温泉・元湯を出発したのが13時40分。駅までは徒歩で約30分。15時15分発のつばさ88号で東京に戻るので、龍上海を少なくとも14時40分頃には出発しなければならない。この店も、朝夜行バスを降り立ってからJR赤湯駅に向かう途中、場所だけはあらかじめ確認しておいた。その時は午前6時前で開店前なので、さすがに誰もいなかったが、店の外には客待ち用のベンチが長々と置いてある。ざっと見た感じ15人くらいは座れるだろうか。ベンチが4つ。そしてその上には雨よけの庇まである。このお店の向かいが製麺所のようだ。いつも行列ができるというが、いったいどんな味なのであろうか。順番待ちで並ぶというそのラーメンには興味はあるものの、待つのは性に合わないのでそれだけは何とか避けたい。昼時のメーンの時間帯は過ぎているので、行列がなくなっていることを祈ってお店に向かっていった。
しかしながら、私の淡い期待は、すぐに裏切られた。 店の前に到達したのは13時45分頃であっただろうか、何と、店の前のベンチで座って待っているだけではなく、立って待っている人まで相当いる。ざっと見た感じでは30人ほどはいただろうか。そこまでして食べたいのか?と一度も食べたことのない私にとって、その順番待ちにげっそりし、この店で食することを諦めた。 お昼御飯の時間帯としても遅くなったので、大通りに出て別の店屋で食事をすることにした。歩いて数分のところにこぎれいなラーメン屋(兼蔵)があったのでそこに入ることにする。もちろん外で待っている客はいない。店内には、親子で食事をしている人が数人いたが、午後2時に近い時間帯なのでこのくらいの客でも普通だろうか。ちなみにこの店のラーメンであるが、決して不味いわけではない。「もう一度来て食べたい」と心底思わせるようなラーメンではなかったが、十分に及第点が出せる。ただ、この店の不幸としては、近くにああいう行列のできる店に客が取られてしまうことだろうか。それとも私のように、順番待ちに我慢ができずに流れてくる客を拾って商売をしているのであろうか。いずれにしても、2つ目の目的は達成することができなかった。
本日の戦利品
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