第39回全国白つつじマラソン大会 参戦記

 昨年に引き続きの参加です。
 5月のこの時期は、気温が急に高くなる日もあり、体が暑熱馴化ができていないため、油断をすると案外熱中症になりやすい時期でもあります。同じ走るにしても爽やかさを感じながら、空気のきれいなところで走る方が気持ちがいいのは当然ですが、なぜかこの時期は都会の喧騒から離れたところに行きたくなります。
 今回の遠征先の山形県ですが、名古屋からはやや遠い位置にあり、また直接行くにはやや手間のかかる場所ですが、東京あたりからすれば直通のバスあり、また新幹線ありと、東京から名古屋へ行く程度の感覚で行くことができます。

 5月の長井市は、朝晩は冷え込むものの昼中の気温は東京あたりとあまり変わりません。今年の大会当日の東京の気温は、午前5時→17.8℃、午前10時→27.8℃、最高気温→30.9℃であったのに対して、長井市の気温は、午前5時→11.4℃、午前10時→22.9℃、そして最高気温31.5℃と、長井市は朝方は少々寒いですが、最高気温は逆転しています。つまり早めの時間に走れば、比較的涼しく気持ちがいいということになります。長井市からは、遠くに冠雪を残す飯豊連峰の山並みがきれいです。こういう景色は見るだけでも爽快な気分になりますね。

 さてレースの方ですが、昨年は脚の状態が不十分ということでパフォーマンスが出せず途中得逆転されてしまいましたが、今年はこれに加え練習不足で序盤から先行を許す選手が増加し、優勝争いに加わるどころか3位までの入賞争いにも加わることができず。昨年からタイムも1分以上落とし、深刻な状態に陥っています。練習時間の確保や練習場所の確保が進まず、なかなか状況が改善されていませんが、諦めずに一つずつ問題を解決していきたいと思っています。
 

●大会名 第39回全国白つつじマラソン大会
●開催日 平成29年5月21日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
長井市文化会館前発着(地図)(山形県長井市) 

大会要項
表紙の上の写真は、昨年のスタート時のもの。よく見ると私が右端の方に写っています。

プログラム
表紙の写真は昨年のスタートです。右端の方に私が写っています。大会要項よりも写真が大きいのでよくわかります。

コースマップ
コースガイドはこちら
(第38大会と同じ)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、23℃くらい
●参加賞 Tシャツ、スポーツドリンク(ゴール後)、アヤメの苗木(県外賞)
●結 果 20分05秒(5km 総合 第33位、50歳以上男子 第4位)
●表彰 なし
●過去の戦績
第38回 H28.5.15 5km 18分47秒 男子50歳以上 第2位 (54歳)
●交通手段等
【5月20日(土)/1日目】
徒歩 マンション 21:35 本八幡駅 21:45
地下鉄 本八幡 21:49 小川町 22:17 都営新宿線
地下鉄 淡路町 22:22 東京 22:25 東京メトロ丸の内線
夜行バス 東京駅八重洲通り 23:07 赤湯温泉口 4:59 レインボー号
( 23:05 ) 5:00
【5月21日(日)/2日目】
徒歩 赤湯温泉口バス停 4:59 赤湯駅 5:34 (コンビニで朝食購入含む)
山形鉄道 赤湯 7:07 長井 7:39 フラワー長井線
徒歩 長井駅 7:39 会場 8:00
【第39回全国白つつじマラソン大会 5km 15:00スタート】
徒歩 会場 11:37 長井駅 11:57
山形鉄道 長井 12:07 赤湯 12:38 フラワー長井線
徒歩 赤湯駅 12:38 元湯 13:10
【赤湯温泉・元湯/入浴】
徒歩 元湯 13:40 兼蔵 14:00
【赤湯・兼蔵/昼食】
徒歩 兼蔵 14:30 赤湯駅 14:55
JR 赤湯 15:15 上野 17:30 つばさ88号
JR 上野 17:44 秋葉原 17:48 山手線
徒歩 秋葉原駅 17:48 岩本町駅 18:00
地下鉄 岩本町 18:03 本八幡 18:33 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 18:33 マンション 18:43
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,500円  
地下鉄 0円 (本八幡〜東京/岩本町〜本八幡/定期券)
夜行バス 6,000円  
山形鉄道 1,000円 (土・休日フリーきっぷ)
入浴料 200円 (赤湯温泉/元湯)
JR 9,920円 (赤湯〜上野/乗車券・自由席特急券)
合 計 19,620円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 一般男子50歳代は3位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
一般39歳以下男子 80人 田中 啓太 30 武田一家 35’20”
一般40歳代男子 55人 林 幸則 46 山形県農業共済組合 36’22”
一般50歳代男子 69人 酒井 透 52 長井郵便局 37’30”
一般60歳以上男子 67人 兎内 茂 66 すずめ 42’44”
一般39歳以下女子 12人 友岡 かさ音 34   42’32”
一般40歳代女子 15人 山田 恵子 44   44’27”
一般50歳代女子 13人 後閑 文子 55   46’10”
一般60歳以上女子 6人 佐藤 まり子 70   50’59”
【5km−10時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
小学生男子 25人 横田 穏紀 11 長井ジュニアアスリートクラブ 19’29”
中学生男子 16人 志釜 璃久 14   16’34”
一般39歳以下男子 32人 本田 英寿 17   16’25”
一般40歳代男子 25人 羽賀 隆義 42 サクセス工業 17’03”
★一般50歳代男子 19人 鈴木 明一 55 山形銀行RC 19’11”
小島 欲生 50   19’19”
松田 雄二 52 西田RC 19’42”
加藤 一郎 55 名古屋市役所走友会 20’05”
一般60歳以上男子 36人 小柴 淳一 62 住友化学 19’14”
小学生女子 23人 奧山 沙良 10 長井ミニバスケスポーツ少年団 23’14”
中学生女子 3人 吉田 百那 14 高畠中学校 18’58”
一般39歳以下女子 10人 情野 葵 26   25’44”
一般40歳代女子 7人 尾形 友紀 47 チーム尾形 22’43”
一般50歳代女子 7人 佐藤 良子 54   26’19”
一般60歳以上女子 8人 千葉 正子 69 宮城フェンダーサービス 26’30”
【2km−10時08分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
小学校低学年男子 32人 利根川 悠樹   8’02”
小学校高学年男子 46人 田村 玲音 11   7’32”
小学校低学年女子 27人 太田 琴海 ETジュニア 9’18”
小学校高学年女子 46人 馬場 理奈 11 鶴城小学校 7’30”
一般男子 51人 佐藤 伶音 14 ETジュニア 6’25”
一般女子 35人 小林 遼緒 14 長井南中学校陸上部 7’19”
【ファミリー 5km−10時05分、ファミリー 2km−10時08分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
ファミリー 115人 表彰なし
【5km−9時30分】 
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
フットパスウォーキング 109人 表彰なし 
ノルディックウォーキング 13人
総合計 1,002人  

0泊2日
 今回も慌ただしく遠征してきました。
 冒頭にも述べたように、東京から全国各地への交通手段は非常に発達しています。県庁所在地レベルでは、大半のところは日帰りが可能です。東京からみた東北地方のうち、福島、仙台あたりは新幹線で数時間のアクセス、山形、秋田も飛行機を使わずに新幹線で乗り換えなしに行くことができます。このあたりはJR東日本が頑張ったということもありますが、バス会社も東京と地方都市の間を走らせる都市間バスも割りと細かく行き先を変えて出発しています。それだけニーズがあるということですね。

 今回は昨年同様、行きは東京駅から高速バス、帰りは赤湯から上野まで一気に新幹線で帰ってきました。もう少し旅費を安くして、現地での観光も増やしたいところですが、なかなか平日の休暇を取るのが難しい職場なので、当分の間はやむなしといったところでしょうか。

東京駅八重洲口から少し歩いたところに東北急行バスの乗場があります。ちょうどコンビニの前になります。

午前5時、目的地の赤湯温泉口に到着。赤湯温泉に行く人はここで降りれば温泉はすぐですが、JR赤湯駅までは少々距離があり徒歩で約30分。この間の移動に少々難があります。

昨年も見ました「赤湯温泉口」のバス停。高速バスのみのバス停のようで、あまり手入れがされていません。風雪に耐えている感がにじんでいます。

こちらは朝食の弁当を買った、バス停そばのコンビニ。昨年はこのお店はサンクスでしたが、ファミリーマートとの合併で、この店もファミリーマートに衣替え。

30分ほど歩いてJR赤湯駅に到着。ただし、午前6時まで駅が閉まっているので、開くのを外で待ちます。

JR赤湯駅そばのベンチには、ちょうど白い藤が満開でした。名古屋城のそばにも藤棚があり、そちらは紫ですが、ここの藤は白い藤ですね。

山形の実業団でしょうか。駅にポスターとして貼られていました。地元で応援して盛り上げていこうということでしょうか。

山形鉄道フラワー長井線は、4番のホームから発車します。昔は同じJRグループの路線でしたが、別会社になってからやや疎遠という感じですね。

こちらは山形鉄道フラワー長井線の列車。1両編成の可愛い列車です。

赤湯〜長井が片道で620円。往復で1,240円かかるので、1,000円払ってフリーきっぷを購入。単純に往復するだけでも十分に活用出来ます。

早朝ということもあって乗車率はこの程度。マラソンに来た感じの乗客は私をく含めて3人ほどでした。
「赤湯」というだけで旅情をそそりますね。

赤湯から長井までは約30分。のどかな田園風景が続きます。遠くに白く見えるのは飯豊連峰でしょうか。このあたりではまだ田植えが始まっていませんでした。

赤湯から30分ほどで長井に到着。単線ですので反対から来る列車と交換です。

昨年と同様、駅構内の白つづじが満開でした。

こちらは長井駅。歴史のある感じの駅ですね。

帰りは赤湯から「つばさ」に乗って一気に上野まで乗車しました。時間にして僅か2時間15分。あっという間です。

もちろn自由席に乗車しました。赤湯からは乗車したときはガラガラでしたが、途中の福島からはどんどん乗客が増え、最後は通路に立つ人まで・・・。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。(第38回大会と同じ。)

レース

 昨年に引き続き5kmを走る。5kmはあっという間に終わるので、最初からガンガン行く展開になるが、歳をとってきたこともあり、最初からガンガン行くのが年々辛くなってきている。
 昨年は、5kmと10kmと10時ちょうどに同時スタートしていたが、今年からはスタート時間を5分ほどずらしてもらえたこともあり、スタート場所の混雑も幾分少なくなったような気がする。

 10時05分にピストルの合図でスタートをする。 
昨年は後半に追いつかれて、そのまま逃げ切られ優勝を逃がしたこともあり、今年はリベンジをしたいところであるが、如何せん練習がろくすっぽ出来ていないので、出来の悪かった昨年に比べて更にパフォーマンスが下がっている。
 ところがスタート直後の脚の感触は手応えがあった。脚が大地を叩き、その反発したエネルギーで体を推進させる。久し振りに良いときの手応え感があったので「今日はいける?」と思ったのも束の間、すぐに最近の重い足どりに戻ってしまう。そうなった瞬間に、右の方から同年代の選手がススス・・・と前に出ていく。決して速そうには見えないが、今の私が更に遅いので相対的に抜かれていくということになる。信号を左折して最上川に架かる「さくら大橋」でまた一人に抜かれる。

スタートをして数百メートル先でこのさくら大橋を渡ります。

さくら大橋から見た最上川。松尾芭蕉が「五月雨を集めて早し最上川」と唄った最上川。あまりにも有名な川ですね。

 桜大橋の途中に1km地点があるが、ここでの通過タイムが3分54秒。昨年と同じ地点に看板があることは覚えているが、タイム的には昨年よりも20秒ほど遅い。自分の走った感覚と実際のタイムとの開きにがっかりとする。
 桜大橋を渡り、左折し最上川を左手に見ながらしばらくはこの状態で走る。東北地方らしい感じのロケーションだ。この大会の良さは、最上川を眺めながら走る時間の長いことにある。しかしながら、この日の自分にはそういう余裕は無かった。
 さらに後方から同年代の選手に一人抜かれ、年代別の順位では更に一つ下がり、年代別の4番目に落ちる。5kmという距離のうち、すでに1kmを少し過ぎている。長丁場のレースになれば、前から脱落してきて自然と挽回するチャンスもあるが、今日は厳しい感じがする。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’54” 3’54”
2km 7’32” 3’38”
3km 11’23” 3’51”
4km 15’44” 4’21”
ゴール 20’05” 4’21”

※ ゴール後、他のランナーもつぶやいていたが、「あと2km(5kmコースの3km地点、10kmコースの8km地点)」の距離表示の位置が怪しい感じがする。
 2km付近からは、中学生も後方からやって来て抜いていく。さらに3km過ぎには女子中学生まで後方から抜いていく。さすがにこのあたりからはこちらも抵抗を始める。さすがに中学生となると3kmを超える距離を走ることは滅多に無いせいか、ペースが上がってこない。中学生の男子と抜きつ抜かれつを繰り返しながら、

 しかしながら、単身赴任生活になってから練習が単調になって、ハイペースで走る練習をほとんどしていないので、2kmを過ぎてからこのペースがきつく感じ出す。極端にペースを落としたわけではないが、この辺最上川に架かる長井橋を渡る。今日はやや霞んだ感じであるが、冠雪の残る飯豊連峰が遠くに見える。
 残り1kmくらいでは、年代別で一つ前を走る選手の背中が少し近づいてきたようにも見えたが、差が縮まらない。相変わらず中学生男子とのつばぜり合いが続く。最後はこちらが根負けをして先行を許してしまった。ゴールの時計のカウンターは無情にも20分を越えた。タイムを見てわかるように、レースらしいレースができていない。

コース中、ところどころに長井市の花である「あやめ」が咲いています。

最上川にかかる頭首工。コースから見ることが出来ます。

最上川に架かる「長井橋」。残り1.5kmくらいのところにあります。

この橋の途中には、この大会名にもなっている「白つつじ」が咲いています。

写真では少々わかりにくいですが、遠くに冠雪の残る飯豊連峰が見えます。

 気候的にはやや暑くなりつつも、気持ちのいい中で走ることができたが、今回もまた低下したパフォーマンスしか発揮出来なかった。課題は山積み・・・。

ゴール間際。堤防道路を降りてゴールに向かう選手たち。

ここがゴール。最上川のそばですが、スタート場所がメイン道路と比べるとやや裏口的な感じ。

昨年よりも暑かったですね。

ゴール後はチップの回収。

記録証を貰うために移動しますが、道路の脇にはあやめが咲いています。長井市らしい感じ。

記録証発行所。スムースに発行してもらいました。

メイン会場の長井市文化会館前では、スポーツドリンクが配布されます。

メイン会場前は「歓迎」の横断幕。大会を盛り上げるのに一役買っていますね。ここで写真を撮っている人を多く見かけました。

表彰式。20人以上の参加者のある部門は6位まで、20人未満の部門は3位までが表彰対象。

今年から優勝者のインタビューが始まりました。

赤湯温泉と赤湯ラーメン「龍上海」
 2年続けて同じ大会に行くので、2回目となると現地の状況は少しは詳しくなる。今回は、赤湯温泉の元湯に入って少しでも入浴料を安くあげること、もう一つは赤湯では有名な「龍上海(りゅうしゃんはい)」というラーメン屋で名物といわれるラーメンを賞味すること・・・の2つを副次的な目的とした。
 温泉は、昨年も前を通っているので場所はわかっている。こちらは問題なく目的は達成出来ると思うけれども、もう一つの龍上海。こちらが思った以上に大変そうだ。というのも、食べログなどを見ると、店の前はいつも凄い行列。お昼時を外していっても相当な覚悟で待たないといけないらしい。待つことが苦手な私にとっては、ある意味最悪の状況が予想される。美味しいものを食べたいというのはヤマヤマであるが、ラーメンを食べる程度で1時間とか並ぶ気にはなれない。あまりの行列であれば諦めるというつもりで臨むことにした。

 まず最初は、「赤湯温泉・元湯」。旅館などの日帰り入浴が500円以上するところ、ここは僅かに200円。さすがに南陽市の経営する公衆浴場。こういう値段は、別府の公衆浴場と同レベル。ありがたいばかりではないか。ただし、シャンプー、石鹸などはもちろんない。このあたりは、うかつだった。タオルはあるものの、そちらの方の用意はない。まあ、いいか。番台で買うのも面倒。券売機で200円のチケットだけを買って入ることにした。
 午後1時を過ぎた時間帯で、入浴客は2人ほど。地元の人だろうか。浴槽は2つある。片方はややぬるめ、もう片方は少し熱い感じ。長く入る場合は、ぬるめの方がいい。
 赤湯温泉というと「お湯が赤いの?」というイメージがあるが、ほとんど無色透明。赤湯温泉の由来は「開湯は約900年前、源義家の弟、源義綱が発見したとされ、家臣達がこの温泉で傷を癒した際、傷から出た血でお湯が真っ赤になったことから、赤湯と呼ばれるようになった。」というのがどうも真相らしい。私は白濁したような温泉らしいお湯が好きであるが、赤湯温泉のお湯は、ナトリウム泉なので、少しであるがぬるっとした感じがある。
 20分ほど入浴したが、私が出る頃に家族連れが入ってきて、少々込み出した。14時までが午前の部なので、この人たちは駆け込みの入浴という感じだった。去年もそうであるが、異常な混雑もなく快適な入浴。200円で楽しめるレベルとしては申し分ないと行ったところだと思う。

これは赤湯温泉のうち、24時間楽しむことができる「足湯」。今回入浴をした「赤湯温泉・元湯」のすぐそばにあります。朝、バスを降りてJR赤湯駅に向かって歩いて行くときも、そして昼過ぎに戻ってきたときも、ここで足湯に浸かっている人がいました。知られた観光スポットのようです。

この足湯は「さきわいの湯」というそうです。命名した理由なども書いてあります。

右側の建物が赤湯温泉・元湯です。公営の浴場ですが。新しくてきれいです。古い公営浴場の多い別府のイメージがありましたが、ここは内装外装ともきれいでした。

通りに入ったところに看板が出ています。温泉内は写真撮影ができないので、元湯のホームページの方でお楽しみください。

 次の目的地は、「龍上海」。先ほどの赤湯温泉・元湯から徒歩で5分ほどのところにある。赤湯温泉・元湯を出発したのが13時40分。駅までは徒歩で約30分。15時15分発のつばさ88号で東京に戻るので、龍上海を少なくとも14時40分頃には出発しなければならない。この店も、朝夜行バスを降り立ってからJR赤湯駅に向かう途中、場所だけはあらかじめ確認しておいた。その時は午前6時前で開店前なので、さすがに誰もいなかったが、店の外には客待ち用のベンチが長々と置いてある。ざっと見た感じ15人くらいは座れるだろうか。ベンチが4つ。そしてその上には雨よけの庇まである。このお店の向かいが製麺所のようだ。いつも行列ができるというが、いったいどんな味なのであろうか。順番待ちで並ぶというそのラーメンには興味はあるものの、待つのは性に合わないのでそれだけは何とか避けたい。昼時のメーンの時間帯は過ぎているので、行列がなくなっていることを祈ってお店に向かっていった。

JR赤湯駅では、人気商品「龍上海」として売られています。街興しの一翼を担っている感じがします。

これが「龍上海」のお店。さすがに午前6時前から順番待ちのお客さんはいませんでしたが・・・。

道路を挟んで向かい側が製麺所。まさに地元の企業といった感じですね。

 しかしながら、私の淡い期待は、すぐに裏切られた。
 店の前に到達したのは13時45分頃であっただろうか、何と、店の前のベンチで座って待っているだけではなく、立って待っている人まで相当いる。ざっと見た感じでは30人ほどはいただろうか。そこまでして食べたいのか?と一度も食べたことのない私にとって、その順番待ちにげっそりし、この店で食することを諦めた。
 お昼御飯の時間帯としても遅くなったので、大通りに出て別の店屋で食事をすることにした。歩いて数分のところにこぎれいなラーメン屋(兼蔵)があったのでそこに入ることにする。もちろん外で待っている客はいない。店内には、親子で食事をしている人が数人いたが、午後2時に近い時間帯なのでこのくらいの客でも普通だろうか。ちなみにこの店のラーメンであるが、決して不味いわけではない。「もう一度来て食べたい」と心底思わせるようなラーメンではなかったが、十分に及第点が出せる。ただ、この店の不幸としては、近くにああいう行列のできる店に客が取られてしまうことだろうか。それとも私のように、順番待ちに我慢ができずに流れてくる客を拾って商売をしているのであろうか。いずれにしても、2つ目の目的は達成することができなかった。

「龍上海」を諦めて、大通りのラーメン屋へ。こちらは「兼蔵」というお店。

あまり期待をしないで入りましたが、案外美味しかったです。大学入試でいうところの滑り止めみたいな感じですが、滑り止めのお店も美味しかったですよ。

本日の戦利品

完走証と本日使用したナンバーカード

参加賞のTシャツとゴール後のスポーツドリンク

県外参加賞としてあやめの苗をいただきました。昨年に引き続きです。あやめは長井市の花になっています。