第6回くまがや夏マラソン 参戦記

 約7ヶ月ぶりの熊谷遠征です。会場は、昨年末に出場した第4回くまがや師走マラソンと同じ熊谷スポーツ文化公園。
 わが単身赴任先のマンションからは、片道約2時間半。約7ヶ月ぶりに行ってきましたが、やはり遠いところですね。

 前回は「師走マラソン」でしたが、今回は「夏マラソン」。熊谷は、夏になると必ず「暑い街」として報道されますね。エントリーしたときは暑くなることを覚悟していましたが、今日は生憎というのか、恵みの雨。特にスタート時間の12時少し前は雨が強くなり、雨の強い雨雲が過ぎるのを待ってスタート時間が10分遅れました。

 今日のエントリーは4.2km。歳をとってきて暑いのには体が堪えるようになってきたので、短くてすぐに切り上げられるように短い4.2kmにエントリーしました。練習があまり出来ていないということもありますが・・・。
 この大会の種目は、フル、ハーフ、10kmと4kmの4種類。それぞれの種目の参加者は、フルは57人+17組、ハーフは112人、10kmは107人+8組、4.2kmは31人+8組とハーフ、10kmあたりの人気が高いですね。4.2kmは短いということでしょうか。4.2kmは短いですけど、それなりに速く走るとしんどいですけどね。

 レースは、スタート後にすぐにばらけてしまい、500mを過ぎてからはほぼ単独走。雨は小降りになって思ったほど暑くもなくもなく、気持ちよく走れました。暑い熊谷は体験できませんでしたが、この日の天気は老体にとってはありがたかったと思います。
 

●大会名 第6回くまがや夏マラソン
●開催日 平成29年7月1日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場北側発着(地図)(埼玉県熊谷市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
(第4回くまがや師走マラソンに同じ)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 小雨、22℃くらい
●参加賞 タオル(選べる参加賞から)
●結 果 16分55秒(4.2km 総合 第4位、男子55〜64歳 第1位)
●表彰 賞状、メダル
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【7月1日(土)】
徒歩 マンション 8:20 本八幡駅 8:28
地下鉄 本八幡 8:30 岩本町 8:57 都営新宿線
JR 秋葉原 9:08 上野 9:11 京浜東北線
上野 9:23 熊谷 10:27 高崎線
路線バス 熊谷駅 10:40 くまがやドーム 10:58 国際十王バス
徒歩 くまがやドームバス停 10:58 会場 11:05
【第6回くまがや夏マラソン 4.2km 12:00スタート】
徒歩 会場 12:48 くまがやドームバス停 12:53
路線バス くまがやドーム 12:55 熊谷駅 13:15 国際十王バス
JR 熊谷 13:35 上野 14:39 高崎線
上野 14:42 秋葉原 14:45 山手線
地下鉄 岩本町 14:56 本八幡 15:23 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 15:23 マンション 15:33
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 0円 (本八幡〜岩本町/往復/定期券区間)
JR 2,288円 (東京〜熊谷/往復)
国際十王バス 412円 (熊谷駅〜くまがやドーム/往復)
コインロッカー 100円 (陸上競技場・更衣室)
合 計 5,800円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。4.2km男子総合は6位まで、男子55〜64歳は3位まで (★は加藤が参加した部門
【42.195km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (53人) 重田 文仁 東京都 2゜55’40”
男子〜24歳 6人 北村 知弘 群馬県 3゜46’54”
男子25〜34歳 13人 志田 一馬 埼玉県 3゜03’57”
男子35〜44歳 15人 重田 文仁 東京都 2゜55’40”
男子45〜54歳 12人 清水 重利 埼玉県 3゜32’58”
男子55〜64歳 5人 高地 裕二 埼玉県 3゜48’29”
男子65〜74歳 1人 平山 勇 3゜50’34”
男子75〜84歳 1人 石黒 勝美 神奈川県 5゜06’10”
女子総合 (4人) 笠井 千夏 群馬県 4゜25’11”
女子〜24歳 1人 笠井 千夏 群馬県 4゜25’11”
女子35〜44歳 1人 落合 香奈子 栃木県 4゜26’48”
女子45〜54歳 1人 武者 俊子 神奈川県 4゜31’23”
女子55〜64歳 1人 該当なし
駅伝 17組 熊谷市役所陸上部 埼玉県 2゜32’53”
【21.0975km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
男子総合 (101人) 赤穂 俊彦 埼玉県 1゜23’40”
男子〜24歳 6人 平尾 希 埼玉県 1゜27’01”
男子25〜34歳 25人 鈴木 卓 新潟県 1゜31’20”
男子35〜44歳 23人 赤穂 俊彦 埼玉県 1゜23’40”
男子45〜54歳 27人 前野 修一 東京都 1゜26’26”
男子55〜64歳 16人 庄司 浩 神奈川県 1゜33’14”
男子65〜74歳 4人 小林 育男 群馬県 2゜10’57”
女子総合 (11人) 矢沢 紀咲 宮城県 1゜40’08”
女子〜24歳 3人 矢沢 紀咲 宮城県 1゜40’08”
女子35〜44歳 2人 高野 栄理子 茨城県 1゜59’26”
女子45〜54歳 3人 小井戸 美智代 茨城県 1゜45’23”
女子55〜64歳 3人 角田 良子 神奈川県 1゜56’27”
【10km−12時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (85人) 大福根 満 栃木県 36’15”
男子〜24歳 7人 金子 智哉 千葉県 38’19”
男子25〜34歳 22人 郷津 敏充 長野県 36’36”
男子35〜44歳 25人 相川 卓矢 群馬県 39’02”
男子45〜54歳 20人 大福根 満 栃木県 36’15”
男子55〜64歳 7人 竹内 聡 群馬県 41’35”
男子65〜74歳 4人 山中 勝 栃木県 48’59”
女子総合 (22人) 高橋 伸枝 埼玉県 45’29”
女子〜24歳 4人 新藤 ゆき 埼玉県 52’02”
女子25〜34歳 5人 横尾 日出美 埼玉県 54’45”
女子35〜44歳 7人 高橋 伸枝 埼玉県 45’29”
女子45〜54歳 4人 中島 恵子 群馬県 53’51”
女子55〜64歳 2人 國見 理恵 埼玉県 1゜00’57”
ペア 8組 マルハニチロ 広島県 54’03”
【4.2km−12時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
★男子総合 (22人) 山本 雄   14’18”
佐藤 隆志 栃木県 15’54”
日比野 崇 茨城県 16’15”
加藤 一郎 千葉県 16’55”
梶田 富士雄 埼玉県 17’16”
松永 理史 埼玉県 17’52”
男子〜24歳 2人 山本 雄   14’18”
男子25〜34歳 3人 池上 美道   18’11”
男子45〜54歳 7人 佐藤 隆志 栃木県 15’54”
★男子55〜64歳 6人 加藤 一郎 千葉県 16’55”
梶田 富士雄 埼玉県 17’16”
古澤 真樹 東京都 18’16”
男子65〜74歳 4人 齊藤 敏幸 埼玉県 18’22”
女子総合 (9人) 青木 はるみ 埼玉県 20’14”
女子25〜34歳 1人 山田 智花 埼玉県 28’43”
女子35〜44歳 2人 西片 道子 埼玉県  30’08”
女子45〜54歳 4人 青木 はるみ 埼玉県 20’14”
女子55〜64歳 1人 該当なし
女子65〜74歳 1人 並木 美代子 埼玉県 23’46”
ペア 8組 ピロキパルト   21’35”
総合計  

熊谷市
 熊谷を訪れるのは、今回で2回目。前回は、昨年末の「第4回くまがや師走マラソン」。今回も前回と同じ会場。わが単身赴任先のマンションから、会場まで片道約2時間半。決して近くはないものの、かといって宿泊までするようなところでもないので、どうしても大会終了後は足早に家路を目指してしまう。

 熊谷市といえば、毎年、夏になると「猛暑の本場」として、岐阜県多治見市と並んで取り上げられることで有名である。平成19年8月16日から平成25年8月12日までは、観測史上最高の40.9℃を記録している(現在は、平成25年8月12日に高知県四万十市で記録された41.0℃が国内最高)。熊谷市ではこの知名度を逆手にとってまちづくりに利用すべく「あついぞ!熊谷 熊谷新時代まちづくり事業」を展開している。熊谷が暑くなる理由は、海風に乗り北上してくる東京都心のヒートアイランド現象により暖められた熱風と、フェーン現象によって暖められた秩父山地からの熱風が、一般的に日中の最高気温となる午後2時過ぎに熊谷市の上空付近で交差するためだと考えられている。このため「熱風の交差点」と呼ばれることもある

約7ヶ月ぶりにやって来ました埼玉県北部に位置する熊谷市。人口約20万人の埼玉県北部の中心都市です。新幹線の停車駅でもあります。

駅を降り立つと2019年のラグビーワールドカップの誘致に成功し、熊谷がラグビーの街である琴を示すユニークなモニュメントがあります。

ちょっとわかりにくいですが、タクシーの後方には、7月20日から始まる「熊谷うちわ祭」の宣伝でしょうか、提灯が飾られています。

熊谷駅構内にもこんなモノが陳列されています。熊谷うちわ祭りとはそのホームページを見ると「毎年7月19日?23日に、全日程5日間にわたり執り行われる祇園祭です。祭中に各店が赤飯を炊いて疫病除けを祈願し、その赤飯を振る舞ったのが「熊谷の赤飯ふるまい」です。後に赤飯の代わりに「うちわ」を出し、評判となったため「熊谷うちわ祭」と呼ばれるようになりました。」とあります。

後方には、各町が紹介されています。これは「石原区」のもの。

2019年のラグビーワールドカップの関係では、こんなモノが駅構内にあります。トライの瞬間を写真で撮影しようという企画のようです。立ってボールを触ればいいのですが、この写真を横にすると・・・

こんなようになります。面白い企画ですね(ただし、私が見ている中では、誰も写真を撮ってはいませんでしたが・・・)。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。(第4回くまがや師走マラソンに同じ)

レース
 単身赴任先のマンションを出発し、秋葉原からJR京浜東北線で上野へ、さらに上野で乗り換え北上するが、熊谷に近づくにつれて雨脚が強くなっていくのがわかった。天気予報は確認してこなかったが、今日は久し振りに雨中のレースになることを確信した。またJR熊谷駅から路線バスに乗り換え会場の熊谷スポーツ文化公園に向かっていても、一向に雨脚が弱くなる雰囲気がない。ずぶ濡れとなって走るのはいつ以来だろうか・・・。

バス停から受付の間にある「くまがやドーム」。大きな建物で非常に目につきます。

中でどんなスポーツをしているのだろうかと思い、帰りに覗いてみましたが、この日はテニスを実施、。もちろんコートも多面ありました。

こちらは、本陸のスタンド下に設置された受付。雨よけができるので、この日は大助かり。

受付の隣は、参加賞を渡すコーナー。競技終了後に渡すシステムになっています。

 会場に到着したのが、午前11時頃。コースが昨年12月の「くまがや師走マラソン」と同じなので、下見を今回は省略する。が、スターと前にコースを1周くらい走ってきたかったが、ナンバーカードを付けたり着替えたりしていると案外時間が無くなってしまった。競技説明会が11時30分からある。プログラムと違うことを発表されると困るので念のために参加するが、たいそうな話はなかった。ただし、「12時ちょうどにスタートする4.2kmと10kmは、それぞれスタートする場所が異なるので、10km部門は先導する人について行ってください」と説明があった。もちろん、スタート位置の違いはプログラムに記載がある。にも係わらず、この説明を聞き漏らした人が2人ほどいて、スタート直前に「10kmはここじゃないですよ」と係員に注意され慌てて10kmのスターと位置に向かっていっている。スタート場所は200mほど離れているので、おそらくスタートには間に合わなかったに違いない。

 少し話は横道に逸れたが、競技説明会後からスタートまでの間に後半部分の試走のみ行ってきた。この頃が最も雨脚が強くなり、しっかりずぶ濡れとなった。ほとんどの選手は、雨に濡れるのを避けスタートまでの間をアップもせずに待っているようだ。この時期、走っても汗でベタベタ、雨に濡れてもベタベタになるので個人的には大差が無いよう無いがする。むしろ雨の方がさらさらしていてべとつかない、汗よりも水分量が多く体が冷却できるので、この時期の雨は歓迎されるモノだと思う。
 ウォーミングアップを終えて、ウィンドスプリントをするためにサブトラックに向かったところ、遠くの方で「あと15分ほどで黒い雨雲が通り過ぎるので、スタート時間を変更します。雷が落ちたりすると危ないので・・・」とアナウンスがある。しばらくすると「スタート時間は、12時から12時10分とします」というではないか。12時ちょうどのスタート時間に合わせてきたため、時間が少々ずれるのはがっかりする。とはいえ、主催者の判断であるので仕方があるまい。(実際にはフルマラソンの選手はずっと走りっぱなしのため、そういう意味ではレースを中止にしなければ片手落ちという気がしないでもない)

スタート地点からカラーコーンでコースを示しています。

これはゴール付近の様子。青いテントのところには、時計と周回がわかるモニターが設置されています。

このあたりはコースがはっきりしてわかりやすいですが・・・

このあたりはアスファルトの舗装面に水たまりがあちこちにできていました。水たまりの深いところもあって、少々走りにくかったです。

 ウインドスプリントを終え、しばらく雨宿りをしていると雨が小降りになってきた。なるほど放送の通りであるではないか。ずぶ濡れの中で覚悟をしてウォーミングアップしたのが、少々ばからしく感じたが「どんな天候でもどんとこい!」という気持ちに変わる。
 スタート時間の5分ほど前にスターと位置に行き整列するが、4.2kmは不人気種目か参加者はざっと見る限り30人程度の感じ。少々人数が少ない気もするが、スタート時の混雑がないのがありがたい。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’58” 3’58”
2km 8’14” 4’16”
3km 12’26” 4’12”
ゴール 16’55” 4’27”
 スタートの合図と共に、5人ほどが飛び出していく。うち3人は大人であるが、残りの2人は小学生のようだ。小学生は最初は速いがすぐにペースが落ちるので、前にいる選手として勘定に入れなくても良いだろう。スタートから200mほどしてサブトラックに入る。2人の小学生のペースは予想通りガクンと落ち、ここで一気に抜き去る。前には3人のランナーがいるが、すでにこの3人もバラバラな状態。人数が少ないので個々のレベルの差が大きいということか。とりあえず、目の前にいるランナーに徐々に近づいて、隙あらば抜いていきたいと思うが、トラックを1周する間にむしろその距離が離れていく感じになってしまった。決して速いペースではないが、自分の実力が低下しているので付いていくことができない。
 サブトラックを出て公園内のコースに戻るが、午前9時にスターとしたフルマラソンの選手や駅伝の選手がちらほら現れる。走る距離が違うので、ペースの遅いこれらの選手はすぐに抜かしていくことができるが、先のランナーとはどんどん距離が開いていく。

 2kmほど走ったところで、後方から「ピチャピチャ」と、水たまりで水をはじく音が聞こえてくる。私のペースが遅いので、後続のランナーが追いついてきたようだ。前のランナーには追いつくのはほぼ無理な感じになってきたものの、後続のランナーを前に出すわけにはいかない。4.2kmと距離も短かく、すでに半分走っているところ。少しペースを上げて離しにかかる。
 3km地点の標識あたりでは、水たまりがあるにもかかわらず、このピチャピチャいう音が聞こえなくなった。少なくとも30mほどは離れたであろうか。この天候で、水たまりがあちこちにできてかなり走りづらいが、4.2kmはこのコース1周のみ。少々の我慢だ。

 結局、序盤に小学生を2人抜いてからはほぼ単独走という形になってしまった。ゴールタイムは16分55秒。10年くらい前であれば、このタイムなら5kmは走れていたタイム。再び5kmを16分台で走るのは無理かもしれないが、少しでもこのタイムに近づけたいと思った次第。

途中から小降りになってきたものの、ランナーも係員さんも大変な一日でした。

ゴール後、記録証を発行してもらいますが、印字面が濡れてにじんでしまうので、着替えてからでもよいとのこと。

本日の戦利品

総合4位入賞の賞状(左)と年代別第1位のメダル(右)

左上は本日使用したナンバーカード。右上は選べる参加賞からタオルを選びました。以前いただいたものは青色でしたので・・・。左下は記録証。右下は参加賞の一つ経口補水液OS−1。