第46回南房総市ロードレース千倉 参戦記

 名古屋から千葉県市川市に単身赴任でやって来て約1年半。これまで千葉県内の大会に数回参加していますが、いずれも会場は千葉市内。今回ようやく房総半島の先端近くまで行くことになりました。この大会は、今回で46回を数える老舗の大会です。昔からやっているので名前だけは知っていましたが、交通の便が決して良いとは言えないような場所にもかかわらず、非常に多くの参加者がいることには驚きました。

 本来は、秋に向けて徐々に出場する種目の距離を伸ばして行こうと思っていたので、10kmにエントリーしようと思っていましたが、この日の夕方から横浜の根岸森林公園でイヴニングラン10Kレースがあるので、さすがに掛け持ちをしながら10kmを一日2本走るとヘロヘロになることが容易に想像できるので、この日のエントリーは5kmにしました。

 当日は朝まで雨が降っていましたが、会場に到着した頃にはほぼ止みました。しかしながら会場は太平洋に面した漁港のため風が強く、風をいかに味方に付けて走るかということがこの日の課題となりました。レースは今の時点で格上の小柴さんには先に行かれましたが、その他の2選手とは視界の中に入る範囲でのレース展開。往路ではやや離されたものの、勝負は復路とにらみ徐々に追いつきます。残り1kmからはマッチレースとなりましたが、残り500mくらいでさらにペースアップ。ゴール前ではやや失速し、ゴールで刺されるような感じとなりましたが、判定は年代別2位。この2位争いでも僅差を征したことで、このところの不調の中でも一途の光が見えた感じがしました。

●大会名 第46回南房総市ロードレース千倉
●開催日 平成29年9月23日(土・祝)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
千倉漁港広場発着(地図)(千葉県南房総市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもち、22℃くらい
●参加賞 Tシャツ、水(ペットボトル/ゴール後)、日帰り入浴割引券、漁協直売所割り引券(プログラムに付属)
●結 果 19分53秒(5km 総合 第25位、55歳以上男子 第2位)
●表彰 賞状、メダル、トロフィー
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【9月23日(土・祝)】
徒歩 マンション 5:06 本八幡駅 5:12
JR 本八幡 5:16 千葉 5:44 総武線
千葉 6:00 君津 6:45 内房線
君津 6:48 千倉 8:18 内房線
シャトルバス 千倉駅 8:39 会場 8:46
【第46回南房総市ロードレース千倉 5km 10:55スタート】
シャトルバス 会場 12:18 千倉駅 12:28
JR 千倉 12:50 館山 13:02 内房線
京浜急行バス 館山駅前 13:10 横浜駅東口BT 15:00 京浜急行バス
JR 横浜 15:15 根岸 15:26 京浜東北線
徒歩 15:26 会場 15:46
【第24回横濱イヴニングラン・10Kレース 10km 17:00スタート】
徒歩 会場 18:46 根岸駅 19:05
JR 根岸 19:11 秋葉原 20:06 京浜東北線
徒歩 秋葉原 20:06 岩本町駅 20:15
地下鉄 岩本町 20:19 本八幡 20:46 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 20:46 マンション 20:56
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料  3,500円 (南房総市ロードレース千倉) 
2,500円 (横濱イヴニングラン10Kレース)
JR 2,268円 (本八幡〜千倉)
237円 (千倉〜館山)
165円 (横浜〜根岸)
637円 (根岸〜秋葉原)
バス 2,550円 (館山駅前〜横浜駅東口BT)
合 計 11,857円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子55歳以上は6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km(約18.4km)−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
男子大学生 22人 篠崎 拓弥 21 東京情報大学 1゜00’57”
男子40歳未満 271人 鎌田 裕樹 34 千葉陸協 1゜04’59”
男子40〜54歳 572人 渡辺 正博 42 白岡RC 1゜05’18”
男子55〜64歳 261人 古怒田 修 57 ポポロAC 1゜12’32”
男子65歳以上 103人 淡川 勉 66 東洋埠頭 1゜23’17”
女子40歳未満 63人 若山 明日香 38 C.R.m 1゜15’52”
女子40歳以上 163人 益田 裕美 41 AQRC 1゜21’30”
【10km−10時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
男子40歳未満 124人 本橋 佑哉 32 我孫子消防 34’28”
男子40〜54歳 194人 伊藤 育生 40 botchi凸 33’23”
男子55〜64歳 121人 島田 稔 57 東京箱根RC 38’23”
男子65歳以上 149人 有田 康雄 68 ニッポンランナーズ 44’02”
女子40歳未満 51人 原 慈妙子 25   46’08”
女子40歳以上 160人 小 晶子 44 ニッポンランナーズ 42’59”
【5km−10時55分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
男子高校生以下 28人 椎木 幹太 14 大網中学校 16’14”
男子40歳未満 48人 杉山 健史 33 ビーブレイクシステムズ 17’09”
男子40〜54歳 47人 鈴木 裕行 45 南総AC 16’04”
★男子55歳以上 52人 小柴 淳一 62 住友化学 19’15”
加藤 一郎 55 名古屋市役所走友会 19’53”
羽鳥 聡 57   19’53”
黒田 大 56 佐倉陸友会 20’11”
佐藤 修 63   20’30”
ア田 弘 57 館山若潮走友会 22’08”
女子高校生以下 9人 渡部 春雅 14   17’48”
女子40歳未満 31人 鈴木 由美子 32 南総AC 19’28”
女子40歳以上 57人 安西 雅野 53 館山若潮走友会 21’10”
総合計 2,526人  

大移動の一日


この日は見ての通り大移動の一日となった。内訳を大雑把に説明すると以下の通り。
 @本八幡→千葉(JR)
 A千葉→君津(JR)
 B君津→千倉(JR)
  【南房総市ロードレース千倉】
 C千倉→館山(JR)
 D館山→横浜(日東交通/バス)
 E横浜→根岸(JR)
  【横濱イヴニングラン10Kレース】
 F根岸→秋葉原(JR)
 G岩本町(秋葉原)→本八幡(地下鉄)
 この日は午前中が千葉県南房総市でこの「ロードレース千倉」に参加。そして夕方からは横浜市の根岸森林公園においてシリーズ戦の最終戦である「横濱イヴニングラン10Kレース」がある。横濱イヴニングラン10Kレースについてはポイントレースで、第4戦を終わったところでポイントとしては年代別でトップを走っているので、最終戦の欠場だけは避けたかった。また、この「ロードレース千倉」については、年齢別の区分がハーフ、10km、5kmのいずれも55歳〜となっており、最近50歳以上の区分で苦戦している私にとっては優勝を狙えるチャンスでもある。どちらかに絞るわけにもいかず、結局2大会をハシゴすることにした。

 午前中はともかく、夕方からの大会に間に合うかがカギとなる。そこで、移動が可能かどうかについて、いろいろと検討してみた。まずは、JRでそのまま東京湾をぐるりと反時計回りに戻る方法。一番単純なのが、この千倉までやって来たルートを逆戻りする方法だ。こちらは千葉にまで戻るまでが時間がかかる。内房線が途中から単線のためスピードが上がらない。ならば外房線はどうだろうかと検討したが、こちらの方がさらにひどかった。JRは単線区間が多いのが致命的ということがわかった。JRが使えれば、JR東日本が発行している「休日おでかけパス」が利用できるので、かなりお安く済むというものである。今回については、どうも諦めざるを得ないことがわかった。

 あとはバスという手段だ。
 こちらは千倉から東京へ行くためには、JRバス関東の運行している「なの花号」がある(運賃は、千倉駅前〜東京駅で2,700円)。千倉駅前を12時33分に出発する東京駅(日本橋口)行きが時間的にちょうどいいが、東京駅(日本橋口)に到着するのが14時58分。定時運行したとして、東京からは東京15時18分→根岸16時05分となり、会場に到着するのは16時30分くらいか。17時からのレースに対してはあまりにもギリギリすぎる。
 他にないだろうかと調べたところ、千倉からではないが、館山駅前から羽田空港及び横浜駅に行くバス(運賃は、館山駅前〜横浜駅で2,550円)があることがわかった。館山を13時10分に出発すると横浜駅(東口)には15時ちょうどに到着予定だ。これなら、根岸森林公園には、余裕で16時前に到着出来る。こうなれば、あとは実行するのみ。ということで、机上では計画ができたので、実行に移すことにした。

本八幡を5時16分の列車に乗ってまずは千葉へ。千葉からは6時ちょうどの君津行きの快速に乗り換え。

君津からは、6時48分発の安房鴨川行きにさらに乗り換え。8時18分に千倉に到着。

4両編成の列車からは、大量のランナーが降りてきます。

まさにマラソン列車。普段は静かな駅に、この日はどかっと乗客がきた感じです。

改札を出たところで、係員さんがシャトルバスの案内をしていました。

これがJR千倉駅。ちょっと変わった形の駅舎です。

JR千倉駅から会場まではシャトルバスで10分弱。私の場合、3台目で乗車できましたが、バスが来るまで少々待ちました。

会場そばの千倉漁港。すぐそばに海が見えます。いいロケーションですね。

雨は上がりましたが、魚市場になるところでしょうか、屋根の下で陣取っている人たちが多かったです。

さて、帰りのバスは、往きのバスで降りたところから今度は出発します。

千倉駅に戻ってきました。列車の本数も少ないので余裕を持って駅に到着しないといけませんね。

千倉12時50分の列車で館山に向かいます。こちらも4両編成。

12分ほどで館山に到着。館山駅前は千倉駅前に比べ、少しばかり商業施設が見られます。

館山から羽田空港、横浜方面には一日8本の高速バスが出発しています。この日乗車したのは館山駅前13時10分発の横浜駅行きのバス。

これが館山駅前の日東交通のバス待合室。かわいい形をしています。

こちらが13時10分発の横浜行きのバス。館山駅前からの乗車は5人程度。

一般道をしばらく走り、数か所で乗客を拾い、その後は館山道を走ります。

その後、アクアライン方面へ向きを変えます。

アクアラインは別料金のせいか、木更津に料金所があります。

アクアラインに入りました。東京湾の上。当たり前ですけど、両側は海ですね。

「海ほたる」。寄って欲しかったですけど、バスはそのまま通過してトンネルへ。

海底トンネルを通っている時間は、思った以上に短かったです。

トンネルを出たところで、横浜方面を目指します。

ベイブリッジが見えてきました。

ベイブリッジを過ぎれば、もうすぐ横浜市内です。

ほぼ定時の15時ちょうどに、横浜駅東口に到着。定時運行はありがたいです。

横浜駅から再びJRで根岸に向かいます。

JR根岸駅には15時26分に到着。予定通り移動が終わりホットしました。これで17時からのレースには余裕で間に合います。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。

風を味方に付けたレース
 道中の内房線では、窓に雨が時折打ちつけられていたものの、下車駅の千倉に到着する頃には、ほぼ上がっていた。液から会場まではシャトルバスで7分。下車したのは千倉港。太平洋側に面した漁港だ。この日は風が強く、漁港をぐるりと囲む堤防の向こうに見える太平洋は、白波があちこちでたっている。開会式では、ゲストの浅井えり子さんが「行きは追い風、帰りは向かい風になりますよ〜」と言っていた。なるほど、試走をしてみるとコースは平坦なものの、今日の天候では帰りをいかに走るかで勝負が決まるともいえるような気がする。前半はやや抑え気味、後半はペースを上げて順位を上げていこうという作戦とすることにした。

会場に到着すると、思った以上に出店が出ていました。

ランニングウエア関係のショップは1店のみ。

さすが漁業の街。並んでいるお店も街の雰囲気を醸し出しています。

この干物屋さんでは買いたかったなあ・・・。単身赴任では・・・。まとめ買いをしている人もちらほら。

ここではさんまのだんご汁を販売。200円とリーズナブルなので、スタート前から購入して賞味している人が続出!レース後に賞味しました。

焼きそばやさんは、サザエうどん、サザエそばの店と同じ経営。こちらもレース後にいただきました。

天気はスカッとしませんでしたが、朝まで降っていた雨も上がりました。

この付近がメイン会場。

ナンバーカードは事前送付ですが、ここでプログラムと参加賞のTシャツをいただきます。

Tシャツは、サイズごとに行列ができます。

開会式はこの広場で。2階のテラスから主催者などが挨拶をする形式のようです。

 相変わらず、関東地方ではアウェーの身。名簿をシゲシゲと見てもマークする人がよくわからないので、いつものように人数だけ数えてさらっと目を通す。昨年の優勝者が小柴さんという方。ところどころで名前は拝見するが、同じレースで走ったことは一度か二度あるか。マークすべきであるが、今の私のレベルからすると少し走力が上のような感じ。チャンスがあれば食いついていきたいと一応マークすることにする。

 午前10時にハーフマラソンが、午前10時45分に10kmレースがスタートし、私の出場する5kmは10時55分と一番遅い時間のスタートになる。参加者が少ないので、のこのこ後から行きながらもほぼ最前列に近いところに並ばせてもらう。
 ピストルの合図と共に前方の選手はきれいにスタート。しかしながら、私の目の前にはあっという間に30人ほどの選手が塊となってしまう。その後ろは、バラバラといろんな年代の選手が入り乱れる。(この日はナンバーカードが2枚支給のため後ろからでもよくわかる)

10時ちょうどにスタートしたハーフマラソンの選手たち。先頭を走るのは東京情報大学の学生。

続々と選手がやってきますが、10時の合図からしてほどなくやって来ます。このあたりは、スタートから約3km地点。10分も経たずしてやってくるとは・・・?
嫌な予感がしましたが、的中してしまいました。嫌な予感とは・・・。

 500mほど走ると同年代の選手が一人抜いていく。「誰だろう?」と思いながら付いていく。そしてもう少し走るとさらに同年代の選手がもう一人抜いていく。こちらは先述の小柴さんだった。スタートはスローな感じで、ペースを上げていくのだろうか。ゆっくり追いつかれという感じでは無く、力強いフォームでスコンと抜かれた感じであった。「ちょっとペースが違うなあ」と思った私は付いていくことを早々と諦め自重することにした。もう一人の選手は、小柴さんについて行くがしばらくすると離され出すのが後方からも見えた。そうこうしているうちに、さらにもう一人の選手に抜かれ、同年代で4番目に落ちる。今日は5kmレースのため、レースが早く完結する。序盤でこの様子では、後半が苦しくなり、当初のレース展開通りにならないことも予想された。


本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’38” 3’38”
2km 7’37” 3’59”
3km 10’56” 3’19”
4km 15’08” 4’12”
ゴール 19’53” 4’45”
 折り返し地点で、人数を数える。総合で33位、年代別では4位の通過順位。先頭の小柴さんとはやや距離が開いてしまったが、前を走る同年代の二人の選手との距離はざっと見た感じ50m以内なので、まだ何とかなる範囲に収まっている。
 このコースでは5kmの選手が取れる給水は2箇所であったが、折り返し前後の給水箇所ではいずれも水を確保。喉を潤したり、背中にかけて冷却するなどしながら前方を見据え追跡する。

 折り返し後は予定通り向かい風となり、選手ら全体のペースは落ち出すが、こういうコンディションになるとランナーの中では比較的体重の重い私にとっては有利になる。向かい風によって体を運ばれたりしてふらふらすることがあるが、体重の軽い選手に比べて私の場合は少なくなる。3kmを過ぎて同年代の選手を一人、さらに4kmあたりでもう一人の選手にも追いつく。ゴールまで残り1km。追いついてみて気がついたが、どうもこの選手は時々レースで一緒になる埼玉県の羽鳥さんのようだった。しばらく併走するが、私の方が徐々にペースを上げて少しずつ離し出す。残り500mを切ったところでは、別の年代の選手に離されたが、羽鳥さんとはそこそこ距離が開いたと思っていた。さすがに後半ややロングスパートを掛けた私も辛くなってきて、ゴール前ではさらなるスパートが切れなくなっていた。

 そのままの勢いでゴールに突入したときに、右から刺すように突進してきたのが羽鳥さんだった。一瞬「やられた!」と思ったものの、見た感じはほぼ同着。判定は胸に付けたナンバーカードに内蔵されているセンサーによる自動判定。逆転で「年代別3位」と判定されても仕方がないところであったが、記録証には「年代別2位」と印字されていた。些細なことであるが、20分近く走ってきて、わずか数センチで勝負が決まってしまう。以前と比べると走力が落ちてきているので、圧倒的な差で突き放すようなレースは難しくなってきたが、こういう僅差をモノにして一つでも順位を上げられる戦いを、接戦に強いレースを増やしていきたいと思う。

ゴールを目指す選手たち。残りわずかです。

曇ってはいたものの、風の強い日でした。

ゲストランナーの浅井えり子さんは10kmレースに出場。

残りわずか!

ここがゴールです。

ここでナンバーカードのセンサーの読み取りをします。

その後ろで、ナンバーカードの中のセンサーを回収します。

ここで記録証を発行してもらいます。記録証の順位よっては飛び賞がもらえます。

すぐ近くに飛び賞の交付所があります。

左側では、ゴール後にいただけるペットボトルの水を配っています。

ここでは甲子園名物のような「かち割り(氷)」を配っていました。

漁業の街らしい出店
 今大会の参加賞はTシャツとゴール後の水、日帰り入浴割引券、漁協直売所割り引券と参加料3,500円の割りには少々物足りない気はするが、会場における出店は漁業の街らしいものだった。一番「らしさ」を感じたのは、干物屋さんであったが、如何せん、単身赴任先のマンションではIHで魚を焼くことができない。名古屋まで持って帰るにしてもまだ先のこと。買いたさはあったが今回は諦める。

 やはり手軽に楽しめるとしたら、その場で賞味することだろう。この関係でいえば2店の出店は良かった。まずは値段の安い方からいえば、「さんまのだんご汁」だ。鰯をすり身にして団子にするのはよく見かけるが、さんまをこのようにするのを見るのは初めてだった。値段も200円と手頃感がある。こちらはスタート前から食する人をちらほら見かけたが、やはりゴール後に食する人の方が多かったように思える。人気であったことは間違いないと思う。

 もう一つが、うどんとそばを売っていたお店。こちらはただのうどんやそばでなく、「さばうどん」「さばそば」「さざえうどん」「さざえそば」の4種類。どれにするか迷ったが、こういうところで食べたくなる「さざえ」を選択して「さざえうどん」を注文してみた。サザエの切れっ端が数切れくらいうどんにトッピングされているだろうと予想をしていたが、その予想は見事に外れ、入っていたのは、まるまる一匹のさざえであった。それも決して小さくはない。良い方向に予想が外れて嬉しかったが、この大会の思い出とすれば、この「さんまのだんご汁」と「さざえうどん」という、街のお店では決して食べることができないような賞味できたことかもしれない。

値段も一杯200円と手ごろな価格。

いろいろとPRしている努力は認めます

こんな感じで、絶えずお客さんがいたような感じです。

こちらがその現物。イワシのすり身と比べてまろやかな感じがしました。もちろん美味しかったです。

そしてこちらはうどんやそばに「さざえ」や「さば」をトッピングしたもの。さざえがどのくらいの大きさであるかがポイントでした。

こちらが現物。さざえがまるまる1匹入っています。500円払う価値はありますね

ハーフマラソンは誘導ミス

 最後に残念なお知らせ。
 ランネットの大会レポートなどにも書かれているように、この大会のハーフマラソンにおいてコースの誘導ミスがあり、コース距離が約2.7km短くなってしまい、トータルで約18.4kmとなってしまいました。当初予定のコースは、スタート後に小さい約2.7kmのループを走ってから、大会のメイン会場前を通過するコースになっています。大会のメイン会場付近が約3km地点となります。

ハーフマラソンに出場していない私のところにも、1週間ほどしてお詫びの手紙が送られてきました。クリックすると拡大します。
 午前10時に号砲(花火)が上がり、ハーフマラソンがスタートになったことはわかりました。私は3km地点に近いところにいて、選手がきたら写真を撮ろうと思っていたのですが、スタートの合図がしてから1分程度で先頭の選手がやってきたので「あれっ、もう3km?」と不思議に思いながらも見ていましたが、しばらくすると「もう選手きちゃったね。変だね」という声もちらほら聞こえてきます。その時点で「まさか、コースの誘導ミス?」と思いながらもにわかに信じがたく思っていたのですが、時間が経過するにつれて「ハーフマラソン、やっぱり距離が足らないみたいだよ」というヒソヒソ声が会場のあちこちから聞こえてきます。

 ハーフマラソンの選手が戻ってくる頃には、とうとう場内アナウンスが入り、「ハーフマラソンのコースの誘導ミスがあり、距離が足らない」旨の説明と、謝罪の放送が入りました。記録は全て参考記録にするとも・・・。入賞だけを狙っているランナーからすれば、距離の多少の長短は余り問題はありませんが、大半のランナーはハーフマラソンをどのくらいの時間で走ることができるかの力試しです。長くても短くても問題あるのは間違いありません。以前、距離計測ミスで問題となった大会もありましたが、せっかくキチンとはかっても誘導ミスをしてしまっては・・・。
 交通事情もあり、複雑なコースにせざるを得ないかもしれませんが、そうは言っても大会を開催するのですから、そのあたりはキチンとすべきこと。先導車をキチンと付けるなど対策をお願いしたいところです。

本日の戦利品

今回は優勝を逃がしましたが、左からトロフィー、メダル、賞状をいただきました。

こちらは左からさんかしょうのTシャツ。バックプリントはありません。大会のスタッフさんらは青色のTシャツを着ていました。中央上はゴール後に配布された水、その下は記録証。一番右は今回使用したナンバーカード(上は胸、下は背中用)。