第38回北海道ロードレース 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。(第37回大会と同じ) 5ヶ月ぶりに北海道へ 7月、8月の北海道はハイシーズンのため、人も多いが航空運賃も高い。本州に比べれば涼しいので行きたいのはヤマヤマではあるが、費用は抑えたいので7月、8月は私の中では避けてしまう。また、冬は冬で観光には不向きであるが、年末年始の帰省などで航空運賃が跳ね上がる。 年間を通じていろいろと航空運賃を調べていたところ、5月のGW明けや10月の終わり頃は比較的安く、この時期に出かけるのであれば出費が抑えられることがわかった。こういった理由もあり、ここ数年は10月になると北海道に出かけるようにしている。 今年の10月は天候不順であったが、昨年までの数年は10月になっても暑い日が続くので、ちょっとでも涼しいところへ行きたいという衝動にも駆られる。私の場合の県外に出かける主たる目的はマラソンなどのレースであるので、早めに計画を立てる必要がある。少なくとも3〜4ヶ月前には大会のエントリーや航空機、宿泊先の手配が始まるが、今回も6月には計画を立て始めている。 こういったことで、今回も昨年に引き続きこの大会にエントリーし、5月ぶりに北海道へ行くことにした。
レース 真駒内スタジアムを出て序盤の真駒内公園内では少々のアップダウンがあるものの、3km位からはほぼ平坦といっていいコース。テクニカルなコースではないものの、昨年も序盤の入りがやや速く、終盤に失速してしまったので、今年はこの反省を生かして走ろうと考えた。 10時30分のハーフマラソンを見送り、着替えて10時50分頃にスタート場所にやってくる。10kmはハーフマラソンほど参加者がいないので、隊列はぎゅうぎゅう詰めの感はないものの、スタートラインのあたりはそれなりに混んでいる。
北海道新聞社の方の合図で10時55分に一斉にスタートする。まずは競技場を4分の3ほど走ってから競技場から出るというコース設定だ。スピードスケートのリンクは陸上競技場と大きさが似通っているが、カーブの部分は明らかにスピードスケートのリンクの方が、半径が小さくカーブがきつい。短距離走ではないので、カーブのきつさはさほど気にならないが、陸上競技場とはやや違った違和感がある。 競技場を出てしばらくは真駒内公園の紅葉の中を走る。北海道の山は紅葉が終わりかけているようであるが、街中の紅葉は今がピークのようだ。今日は曇っているが、紅葉の中を走ることができるのは気持ちがいい。最初の1km位で、既に前の方を走る選手はざっと50人ほど。昨年もこんな感じだったので、今年も同じような展開になると踏んでいた。最初の1kmが3分53秒。昨年よりも15秒ほど遅い。体の出来上がり方が全く違うので、昨年と比較しても意味がないが、やはり遅いとガックリくる。2km位までは上って下るというコース。コースのほとんどが平坦なので、最初のこのアップダウンの影響が後半に現れてくる。 序盤は、多少選手の出入りがあったが、豊平川の堤防道路に出たところでやや落ち着いた感じとなる。選手の出入りはピタッと止まるが、今日はとにかく風が強く、誰かを風よけにして走りたいくらいだった。
気持ちは追いかけているが、徐々に背中が離れていく。9kmを過ぎてからの上りでは、かなりの差が付いてしまった。競技場の手前の下り坂ではペースを上げるものの、焼け石に水のような抵抗だった。ゴールタイムは40分28秒。前半の5kmが19分41秒だけに後半で20分47秒と1分もペースダウンしている。今日も、いいところなく終わってしまったが、脚が出来ていないという課題が浮き彫りになった。
帰りの飛行機は台風の影響で遅れまくり ジェットスターのサイトや新千歳空港の公式サイトで、帰りのジェットスターGK118便(新千歳18時55分発)が欠航になっていないか何度も確認したが、15時台(GK114便)と17時台(GK116便)の2便は欠航。なぜか私の搭乗予定のGK118便と、19時55分のGK120便は運航となっている。理由はともあれ飛んでくれるのであれば、多少揺れても成田にキチンと着陸してもらえれば文句もない。やや安心しきっていたが、夕食を済ませて保安検査場から搭乗口へ行ったところ出発が約30分遅れとアナウンス。30分ならば許容範囲。余裕で構えていた。
ところがである。19時少し前になってから、到着便の遅れで出発が1時間半遅れになるとアナウンス。これには搭乗口で待っていた人たちも騒然となった。18時55分から1時間半出発が遅れれば、出発時間は20時25分。フライトが約1時間半なので成田の到着は22時頃となる。まあ、この時間でも何とかその日のうちに帰れるので、多少はイラッとしながらも到着機を待っていた。19時55分のGK120便の方はなぜか定時出発。二浪して現役合格者に先を越されたような気分だったが、そこはぐっと堪える。 ところがさすがはジェットスター。到着後の折り返し時間を短縮して一日に飛ぶフライト数を増やしたり、座席間隔を詰めて乗客をたくさんのせて薄利多売的な商売をしているが、飛行機内の通路が狭く乗客の搭乗に毎度のこと時間がかかる。朝はともかく、夕方になればなるほど、前の便の遅れが累積されて、夕方には結構な遅れの時間になっていることも珍しくない。 結局、折り返し便の到着そのものが20時20分頃。20時25分の出発は絶望的だった。結局出発したのは20時44分(遅れた理由を客室乗務員に聞いたところ、関空→成田、成田→札幌とこの機材はフライトしてきたが、関空→成田で台風の影響で1時間半ほど遅れたのが理由とのこと)。成田に向かって飛ぶというのは、台風から吹く風とは反対方向に向かうことになるので、通常よりも時間がかかることになる。ようやく成田に到着したのは22時29分。フライト中もそれなりに揺れたが、一番緊張したのがやはり着陸だった。 着陸寸前の機体はややローリング気味。そして着陸すると今度はヨーイングする。これだけの雨風を受けながらもスリップもせずに着陸できるのは、機長の腕なのか、それとも航空機の性能なのかはわからないが、感心するばかり。ただでさえいつも着陸の時にはハラハラしているが、この日はいつも以上に汗がドバッと出た。
ジェットスターは成田では第3ターミナルという一番外れの場所を利用している。預けた荷物をピックアップして、急いで鉄道の駅のある第2ターミナルに向かっても30分近くの時間を要する。私が毎度利用している京成電鉄の京成八幡まで行く列車は22時51分が最終で間に合わず。JRは23時02分の東京行き快速があるので、少々運賃が高いが、こちらを利用して船橋乗り換えで何とか本八幡にたどり着く。飛行機の着陸も緊張したが鉄道との乗り継ぎもヒヤヒヤ。あらためて飛行機は時間に余裕を持たないといけない乗り物であることを知った次第。 本日の戦利品
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