第43回勝浦鳴海ロードレース大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
勝浦市 今回の遠征先は千葉県勝浦市。本八幡がある千葉県市川市も同じ千葉県であるが、調べてみると、勝浦市までの道のりはなかなか遠いことがわかった。昨年は、市川市を拠点として関東のみならず、比較的遠征しやすい東北地方に脚を伸ばすことが多かったが、今年は多少なりとも地元の千葉県に出かけることとしたので、少々遠くても公共交通機関で行くことができるところは行くことにする。 まずは勝浦市の位置から。勝浦市は、千葉県の房総半島のうち太平洋側に面する人口約18,000人の街。首都圏では唯一、人口が2万人を割っている都市である。市内に国際武道大学があるせいで、20歳前後の人口が突出している。 古くから漁業がさかんで、なかでも勝浦漁港は国内有数のカツオの水揚げ港である。また、海岸線のほとんどがリアス式海岸のため岩場が多く、マグロ、キンメダイ、カジキ、イカなども多く水揚げされている。 漁業以外は目立った産業がない。かつうらビッグひな祭りは有名。また、黒潮の影響で冬は暖かく、夏は涼しいという気候。そのためか、コースの途中には別荘や分譲マンションらしきものがあちこちに建っている。首都圏在住の人のセカンドハウス(別荘)として存在しているのだろうか。 なお、この勝浦市出身の著名人としては、今年のセ・リーグのMVPに輝いた広島カープの丸選手がいることを付け加えておく。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース この日の出場種目は5マイル。マイルの距離を走るのは久しぶりではあるが、冷静に考えれば1マイル=約1,609mだから、5マイル=1,609×5=8,045mとなる。概ね8kmといってもいいだろう。先週走ったハーフマラソンと比べれば約3分の1ほどの距離。スピードが出るかどうかは別にして、途中で脚が動かなくなるような距離ではない。 会場には、午前8時過ぎに入って、直前であるがコースを一通り試走してきた。その結果わかったことは、思った以上にアップダウンがあること、コースの後半はリアス式海岸を上から見下ろすようなところを走り、太平洋がチラリチラリとみえるコースであること、後半は民家が少なく応援が期待できないことなどだった。景色でいえば、10マイルの前半が良さそうであるが、残念ながら私の走る5マイルでは通らない場所であった。
9時40分スタートの3km部門の中学生のゴールがピークを過ぎ、選手が全員戻ってきたしばらく後に、5マイル部門が10時ちょうどにスタートする。5マイルのスタート場所は、道路幅が少し広くなっているので、スタート直前に並ばせてもらっても、最前列からストレスなくスタートができた。5マイルのエントリーは265人。決して多くはないが、少ない数でもない。 スタートをしてすぐに上り坂に入るが、国際武道大学が見える頃には、前を走る選手が縦長になっていた。下見の時にははっきり見えた1km地点を見落とし、気がつけば第1折り返しにさしかかる。順に折り返してくる選手を数えたが、総合では21〜22番目、私と同じ年代のカテゴリーの選手が前に3人走っていることもわかった。約1.5kmほどで3番目の選手ともそこそこ距離が開いてしまっていることになる。
スタート地点を一旦通過して後半戦となる。 後半は勝浦灯台の方に向かっていくのであるが、なかなかのアップダウンでぺーすがつかみにくいコースレイアウトだ。景色のいいコースは往々にしてアップダウンがきついような気がする。 3km地点を過ぎてマンションやホテルが数軒立ち並ぶ間を通り抜けると急坂が始まる。ここで後方から一人の選手に抜かれる。あえぎながら坂を登っていくものの、徐々に前との選手との差が開いていく。後半戦になっても集団ができず、第1折り返しからの単独走が続く。 コースの左手の草むらが途切れるたびに、左側に太平洋が顔を出す。リアス式海岸なので、時折見える風景も岩場が多いが、ところどころで小さなビーチが現れるところもある。高台から見下ろす風景は個人的には好きではあるが、さすがにアップダウンが繰り返すところでは、余裕が少ない。 駐車場のようなところの横で給水所が初めて現れる。ここで水の入ったコップを2つ取り、一つは飲用、もう一つは背中にかけて体を冷やす。このあたりで後方から来る選手にまた抜かれてしまう。後半に入って私を抜いていった選手は、いずれも若そうな感じの選手。私の年代での順位には変動がない。 コースは道なりから左へ曲がり、第2折り返しが近づいてくる。徐々に第2折り返しから戻ってくる選手が増えだしてくる。人数を数えたが23番目でターン、年代別では相変わらず前に3人いることを確認。前の選手との距離も明らかに100m以上開いているため、残り数kmで追いつくのは極めて難しい状態であった。同年代の後続の選手といえば、こちらも50mほど後ろにいる。セーフティリードとはいえないが、先週に比べれば私の脚もまだ元気だ。後ろから追いつかれることはあるまい。
第2折り返しからもアップダウンはあったものの、最後の給水をしてからは概ね下り基調になった。前の選手との差は開く一方であったが、後方からの足音も聞こえずゴールまで単独走が続いた。32分54秒でゴール。20年くらい前であれば10kmを走るようなタイムで5マイル(約8km)を走り終える。少々風のある日であったが、天候もよく、また2週続けてリアス式海岸を見下ろすロケーションを楽しみながら走ることができた。
本日の戦利品
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