TAKASAKI CITY第27回はるな梅マラソン 参戦記

 昨年12月に出場した「黒井峯遺跡マラソン(渋川市)」以来の群馬県の遠征です。
 今回の会場は高崎市ですが、平成18年10月に高崎市に編入した旧群馬郡榛名町です。そのためJR高崎駅から路線バスに揺られること35分(帰りは渋滞もあり54分かかりました)。

 会場は高崎市榛名文化会館エコールというところですが、なかなか多くの参加者で賑わっていました。今回は11kmというちょっと中途半端な種目にエントリー。その11kmのコースですが、先週出場した「みなの美の山さくらマラソン」と同様、アップダウンのあるコースで苦戦しました。変則的な2周回コースで、2周回目の登り坂は明らかに10%を超える激坂で、歩くのと変わらないくらいペースが落ちます。序盤でほぼ前後の順位が決まってしまった感じですが、終盤には同年代らしき選手と競り負けてしまい、まだまだ調子が戻ってきていないと感じました。
 とはいえ、こういうところで自力を付けていかなければ勝てないので、揉まれて再起をはかっていきたいと思います。
 

●大会名 TAKASAKI CITY第27回はるな梅マラソン
●開催日 平成30年3月11日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
高崎市榛名文化会館エコール発着(地図)(群馬県高崎市)

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、7℃くらい
●参加賞 Tシャツ、クリアファイル、野菜ジュース、カリカリ梅、水(ペットボトル/ゴール後)、梅干(抽選にて)、甘酒、なめこ汁
●結 果 49分11秒(11km 総合 第54位、50歳以上男子 第12位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【3月11日(日)】
徒歩 マンション 4:45 本八幡駅 4:50
JR 本八幡 4:59 秋葉原 5:20 総武線
秋葉原 5:28 上野 5:31 山手線
上野 5:43 高崎 7:29 高崎線
群馬バス 高崎駅西口 7:40 エコール入口 8:16 臨時便
( 8:15 )
徒歩 エコール入口バス停 8:16 会場 8:20
【第27回TAKASAKI CITYはるな梅マラソン 11km 10:10スタート】
徒歩 会場 12:09 エコール入口バス停 12:15
群馬バス エコール入口 12:32 高崎駅西口 13:26
( 12:23 ) ( 13:02 )
JR 高崎 13:49 上野 15:40 東京上野ライン
上野 15:43 秋葉原 15:46 京浜東北線
秋葉原 15:52 本八幡 16:13 総武線
本八幡駅 16:13 マンション 16:18
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,500円  
JR 2,670円 (休日おでかけパス)
480円 (神保原〜高崎/往復)
群馬バス 1,200円 (高崎駅西口〜エコール入口/往復)
合 計 6,850円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。11km 男子50歳以上は8位まで (★は加藤が参加した部門
  結果の一覧はこちら
【21.0975km−9時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子29歳以下 94人 清水 琢馬 吉岡町 中之条高校 1゜13’02”
男子30歳代 189人 北沢 正親 長野県 コトヒラ工業 1゜12’31”
男子40歳代 324人 小平 佳伸 長野県 御代田町役場 1゜15’21”
男子50歳代 263人 秋山 勝美 長野県 東日本−関信越 1゜19’47”
男子60歳代 179人 丸山 一二三 長野県 SBY・RC 1゜29’40”
女子39歳以下 59人 山口 沙紀 前橋市   1゜31’57”
女子40歳以上 83人 佐俣 久美子 富岡市 ヨコオデイリーフーズ 1゜26’34”
【11km−10時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
男子39歳以下 144人 後閑 将太 高崎市 健大高崎 37’02”
男子40歳代 133人 細野 智 前橋市   39’26”
★男子50歳以上 217人 田嶋 泰明 高崎市 ホシノ★R★C 43’53”
橋本 康範 埼玉県 カナガワRC 44’42”
木暮 幸一 前橋市   44’53”
富岡 紀夫 富岡市 高瀬小TRC 44’59”
今泉 正行 渋川市   45’27”
丸橋 啓一 伊勢崎市   45’55”
嶋方 勝 高崎市 OKI 46’23”
橋本 春昭 藤岡市 藤岡クラブ 47’26”
12 加藤一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 49’11”
女子39歳以下 98人 星野 莉子 北海道 札幌国際大学 41’29”
女子40歳以上 112人 松本 美香 東吾妻町 中之条中学校 52’05”
【5km−10時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
中学生男子 190人 塩原 匠 中之条町 中之条中学校 16’09”
一般男子 222人 永山 龍吉 千葉県   15’39”
一般女子 171人 原田 紗枝 千葉県   17’23”
【3km−11時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
中学生女子 110人 岡村 美桜暖 伊勢崎市 伊勢崎第三 10’10”
ラン&ウォーク 34人 表彰なし
【2km−11時30分〜11時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
小学生男子(4年以上) 92人 吉村 虎乃輔 太田市 吉村走友会。 7’45”
小学生女子(4年以上) 70人 矢島 好逢 高崎市 タカサキホクブ 8’50”
ファミリーペア 243組 山口 宏之
塚田 魁士
高崎市 よしいAC 8’21”
総合計 3,270人  

早朝4時起き
 今日の会場は、群馬県高崎市。ただし、平成18年10月に高崎市に編入された旧群馬郡榛名町が今回の会場になる。新幹線の停車駅でいえば、北陸新幹線の安中榛名が最も近い。

 安中榛名から会場に向かう場合に限り、大会事務局の用意した無料の送迎バスが運行される。ただし当然ではあるが、安中榛名は新幹線だけの駅なので、北陸新幹線に乗らなければならないし、また安中榛名は東京からみれば高崎よりも長野寄りの駅のため、運賃も余分に払わなければならない。安中榛名経由以外の方法としては、高崎駅からは路線バスで会場に向かう方法がある。こちらは片道600円と少々高い。
 復路は在来線で帰るとして、
 @往路は在来線で高崎で下車。路線バスで会場へ 
 A往路は新幹線で安中榛名下車。無料バスで会場へ 
という二つの案ができあがった。いろいろと調べた結果
 @案については、本八幡4時59分発で交通費は往復で4,350円
、A案については、本八幡6時13分発で交通費は往復で6,350円
という結果になった。驚くべきことに、無料のバスを利用しても安中榛名経由となれば、運賃が2,000円も高くなってしまうということだった。さすがに2,000円の差は大きい。

 ということで、この日は本八幡を4時59分の列車に乗るために、午前4時過ぎに起床することになった。少々眠かったが、2,000円には代えがたかった。私の場合、大会参加の回数も多いので、多少時間をかけて安くなるのであれば、そちらを選択するという方針。

まず最初は本八幡を4時59分の総武線の列車で秋葉原に向かいます。

東京近郊は5時前に列車が走っているので至便ですね。4時59分の列車は、遠方への遠征でよく利用します。

秋葉原で乗り換え後、山手線で上野へ。上野からは終点の高崎まで乗り換えなし。5時43分の高崎行きに乗ります。

上野から高崎まで1時間46分。通して乗る客はどのくらいいるのでしょうか。

高崎駅前は、地方都市らしくビルなど並んできれいに整備されています。

バス乗り場では、大会関係者の方が幟を持って待っていました。この7時40分発の室田行きは、この大会のための臨時便です。ただし、途中から乗ってくる乗客はゼロでした。

路線バスに揺られて36分。会場そばの「エコール入口」というバス停に到着。エコールというのは、会場の「高崎市榛名文化会館エコール」の「エコール」のことの模様。

30人強ほどの乗客の、おそらく全員がここで下車したことでしょう。運賃も600円となかなか取られました。

バスから降りた選手たちは、そのエコールの方に向かって歩いて行きます。リピーターの方なのでしょうか。

受付の様子。種目数も多く、テントが横長に配置されていました。

午前8時半にもかかわらず、エコールの芝生の広場には多くの選手や家族などがシートを敷いて陣取っていました。屋内の控え場所が狭いのが難点ですね。雨天時はちょっと厳しいことになるでしょう。

スポーツ用品を販売するするショップも出店。

梅林の町ということで、梅干しを始め梅関係の商品が目立ちました。梅の実は5〜6月頃に収穫が出来るそうです。

こちらはお弁当屋さん。高崎らしく、だるまの弁当も販売。碓氷峠の峠の釜めしも販売していたら売れていたかもしれません。

こちらは「餅」「赤飯」「おにぎり」などの炭水化物系(を狙ってるわけではないだろうけど)の販売店。

準備中でしたが、コーヒー、お茶(ペットボトル)のほか焼きそばを販売するお店。焼きそばは、12時近くに行列が出来ていました。

甘酒の無料配布ブース。私はちょっと苦手なので立ち寄りませんでしたが、そこそこ繁盛。

なめこ汁無料配布ブースは、度々品切れを起こして待ち時間ばかりが長く、少々がっかり。ありつけなかった方も多かったかもしれません。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。

レース
 今日の11kmのレースは10時10分のスタート。早朝に比べれば気温が上がってきたものの、土地柄暖かさを感じるほどの気温にはなっていない。
 スタート場所は、メイン会場の榛名文化会館エコールの北西の道路、県道211号線になる。11kmのエントリーは700人を超えているので、スタート付近は少々ごった返している。歩道側から何とか前の方に入れてもらい最前列から3列目でスタートを迎える。

 10時10分、ピストルの合図で一斉に隊列が動き出す。スタート場所そのものが傾斜している道路の途中にあるが、スタート後はそのままその傾斜になっている道路を登っていく。
 1時間ほど前にコースの半分くらいを試走した。大会要項のコースマップをなかなか理解できなかったが、11kmのコースは変則2周回のコース。コースの大半は2周するが、2周目の前半のみが1周しか走らない部分となっている。そういう意味では1周(約5km)を試走すれば、コースの大半が理解できるということになる。

今大会の先導は自転車。アップダウンが多いコースですが、先導する方たちの自転車を見るとアップダウンを楽しめるような自転車ばかり。

9時45分にスタートしたハーフマラソン部門の選手たち。ハーフマラソンは、エントリー数が1,191人と今大会では最も多い部門。

 スタートしてから登りが続くが、先週の「みなの美の山さくらマラソン」で上り下りを体が覚えたせいか、今日の登りの方が楽に感じる。登り坂の左右には梅林が続いている。地元の観光協会のサイトを見ると、この日の開花状況としては3〜4分先の模様。次週の3月18日に今大会のメイン会場である榛名文化会館エコールにおいて「榛名の梅祭り」が開催されるとのこと。この大会は、そういう意味では梅祭りの前座であり、次週の梅祭りにきてもらうためのイベントという見方も出来る。実際にコースから見える梅のつぼみは少々固そうで、満開までにはもう少し時間がかかりそうな雰囲気である。

 さて、レースに話しを戻す。
 スタートしてから700mほど登った後、登り坂を左折し、少々狭い道に入っていく。前方には約50人ほどの選手が走っている。このあたりから勾配はかなり緩くなりだす。一息ついたところで、最初に目に入ってくるのが「11kmコース7km地点」の標識。コースの試走をしていないと「えっ?」となるところであるが、私は慌てない。変則2周回のコースのためこういうことが発生する。ほどなく1km地点の標識が現れる。4分48秒。登り坂のコースのため、速いのか遅いのか判断が付きかねるタイムである。
 1km地点を過ぎた頃からコースは下りに転じる。最初は緩やかだった下りも、徐々に勾配がきつくなり坂を下っている感がどんどん出てくる。なお、試走でわかったのであるが、距離表示に関しては1kmごとには必ずしも設置されていない。1kmの次は3km、その後は5km、中間点(5.5km)、7km、8km、9km、あと1km(10km)といった具合である。距離表示は無いよりもあった方が良いと思うが、あまり飛び飛びもどうかという気がする。

ハーフマラソンは参加者が多いので、スタートしてもしばらく隊列が続きます。

11kmもなかなかタフなコースですが、ハーフマラソンはそれ以上?

後方はファンランという感じの選手が多いですね。

全部の選手が通過していくのに数分、明らかに遅刻してきた選手も数名いました。スタート風景を最後まで見ているといろんなことがわかります。

 コースは3km地点過ぎまでは下り、その先からは平坦になる。
 3kmくらいまでは、ゲストランナーできていたヤマダ電機の女子陸上競技部の「森本紗和」さんが黄色のウインドブレーカをきたまま併走してくれていた。こちらはランシャツ・ランパン、向こうはウインドブレーカとスピードを出す格好ではないにもかかわらず、こちらとは同じスピード実力の低下に愕然とする。ただし、3kmを過ぎてからはこちらの方が少しペースが速くなったこともあり、彼女からは離れて走ることになる。

 本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 4’48” 4’48”
3km 12’34” 7’46”
5km 21’07” 8’33”
中間点 23’32” 2’25”
7km 31’27” 7’55”
8km 35’11” 3’44”
9km 39’35” 4’25”
あと1km 44’40” 5’05”
ゴール 49’11” 4’31”
 コースが平坦になったところで給水所が現れるが、まだ序盤でありそのまま何も取ることなく通過。北陸新幹線の下をくぐった辺りから少し登り坂に転じる。そうこうしているうちに榛名文化会館エコールが見えてきた。概ねこれで一周距離にして5km弱である。ここまで、数人程度のグループで走ってきた。大人数の集団走にはならなかったが、中間辺りから始まる激坂で一気に集団が崩れる。この激坂では、後方から抜いていく選手も若干いたものの、前から落ちてくる選手もそれなりにいた。歩いて登っても走って登ってもあまり変わらないくらいにまでペースは落ちている。11kmコースの最大のポイントはこの激坂と言って良いだろう。

 この辺りは事前試走していなかったところではあるが、ほぼ登り切ったところがピークだろうと考え、ここから再びペースを上げる。しばらく走ると三叉路に出くわしそこを右折。ここで1周目のコースに戻ることとなった。後は一周目のコースをなぞるような形で走ることになる。
 この辺りからはほぼ単独走になってしまったが、残り1kmくらいで後ろからヤマダ電機の「森本紗和」さんが再び現れる。私より若い選手と併走している。残りの距離も短いのでペースを上げているのであろう。こちらも付いていきたかったところであるが、激坂で力を使い果たした感がありペースが上がらなくズルズル離されてしまう。だんだん黄色のウインドブレーカが小さくなっていく。
 また、残り数百メートルでは、地元の女性ランナーと伴走の男性ランナーにも抜かれ終盤に順位を下げることになった。ゴールタイムは49分11秒。昨年の上位のランナーのタイムからして47分辺りを目標にしていたが、大きくこのタイムから遅れる結果となった。

 なかなかの激坂のコースは楽しめるものの、練習をしていかないと成果が出ないことをあらためて感じた次第であった。

激坂を下る選手たち。昼に近くになるにつれて天気がよくなってきました。

見ての通りすごい下りです。眼下には榛名の市街地がよく見えてきます。

もうすぐゴールです。

ゴールの様子。左側は親子の参加者でしょうか。

ゴール後は、まずシューズに付けたチップの回収があります。

次にペットボトルのドリンクの配布。

芝生の広場で完走証が発行されます。

レース後は「高崎ホルモン」が一番美味しそうに感じました。

私の場合、完走証の裏に抽選会の「当たり」が印字されていたので、お楽しみ抽選会の賞品引き取り所に賞品を受け取りに行きました。

私が当たったのは、一番数の多い「梅干」。箱に入った立派なものです。

レースが終わって、1時間に1本の路線バスで高崎駅に向かうことになりますが、既にバス停では25人以上が並んでいます。座れそうもない・・・

バスは渋滞もあり、9分遅れで出発、終点の高崎駅には24分遅れで到着。39分かかるところを54分かけて運行。レース後、選手の大半は立ちっぱなしでさらにへとへと

高崎駅では、おぎのやの「峠の釜めし」を売っていました。さすが群馬県ですね。今日は眺めるだけ・・・

高崎の往復は、JR東日本の「休日おでかけパス」を利用。このパスのはみ出た「神保原〜高崎」の往復は別途乗車券をあらかじめ購入。

本日の戦利品

左から参加賞のTシャツ、クリアファイル、カリカリ梅、野菜ジュース

ゴール後に配布された水(左)と完走証の裏にお楽しみ賞の記載があり「梅干」をいただきました。

本日使用したナンバーカード(左)と完走証。