第9回川崎イルミネーションマラソン 参戦記

 2年ぶりのこの大会の出場です。
 扇島は、JFEスチールなどの企業だけの島で、一般人は入ることが出来ません。こちらは、夜間になると灯りが煌々と輝く工場群が立ち並んでいます。
 それに対して東扇島は物流倉庫が建ち並んでいる島です。こちらは一般人も入ることが出来る島です。扇島と比べるとやや静的な感じがします。
 今回の会場は、この東扇島にある東扇島公園です。埋め立てて出来た東扇島の一角にあります。公園の面積は152,350平方メートル。約46,000坪の広さを有しています。走るにはちょうどいい感じの道路が園内にあります。

 東扇島公園のすぐ対岸にはJXTG・川崎製油所をはじめとする工場群があります。大会当日、この東扇島公園から対岸のこのJXTG・川崎製油所をみるとかなりの勢いでフレアスタックから、不要なガスが燃焼されていました。仕事柄、こういったところにすぐに目がいってしまいます。

 さて、大会の方ですが土曜日の夕暮れ時に走るので、日曜日の午前中に走る一般的なマラソン大会とは少々雰囲気が違います。徐々に暗くなっていく雰囲気を感じながら、さらに日常の生活では見ることのない対岸のイルミネーションを横目に見ながら走るのは、意外性があってなかなか面白いです。田舎に出かけて空気のきれいなところを走るのが好きな私ですが、川崎市という人口約150万人の端くれで行う大会もなかなかオツなところがあると思っています。
 

●大会名 第9回川崎イルミネーションマラソン
●開催日 平成30年5月26日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
川崎市東扇島東公園発着(地図)(神奈川県川崎市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
(第7回大会に同じ)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、22℃くらい
●参加賞 REAL EFFECT(2個)、タオル(選べる参加賞から選択)
●結 果 20分35秒(5km 総合 第13位、男子55〜64歳男子 第1位)
●表彰 メダル
●過去の戦績
第7回   H28.5.28    5km   18分46秒   年代別第2位   (54歳)
●交通手段等
【5月26日(土)】
徒歩 マンション 14:19 本八幡駅 14:26
地下鉄 本八幡 14:30 小川町 15:03 都営新宿線
地下鉄 淡路町 15:05 東京 15:08 東京メトロ丸の内線
JR 東京 15:18 川崎 15:35 東海道本線
貸切バス 川崎駅前 16:01 会場 16:26
【第9回川崎イルミネーションマラソン 5km 18:30スタート】
貸切バス 会場 19:30 川崎駅前 19:55
JR 川崎 20:00 東京 20:26 東海道本線
地下鉄 東京 20:32 淡路町 20:34 東京メトロ丸の内線
地下鉄 小川町 20:37 本八幡 21:05 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 21:05 マンション 21:15
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 0円 (本八幡〜東京/定期券)
JR 604円 (東京〜川崎/往復)
貸切バス 300円 (川崎駅〜会場)
200円 (会場〜川崎駅)
キャッシュバック ▲1,000円 (キャッシュバック券使用)
合 計 3,104円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km総合は6位まで、男子55〜64歳は3位まで (★は加藤が参加した部門)。
 【20km−16時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (64人) 筒井 優吉 神奈川県 1゜13’27”
男子24歳以下 3人 小久保 翼 埼玉県 1゜18’37”
男子25〜34歳 6人 Attia Mamdouh   1゜22’58”
男子35〜44歳 22人 筒井 優吉 神奈川県 1゜13’27”
男子45〜54歳 18人 山下 真吾 神奈川県 1゜36’07”
男子55〜64歳 13人 生田目 稔之 東京都 1゜29’57”
男子65〜74歳 2人 小金 啓志 神奈川県 1゜27’22”
女子総合 (23人) 坂入 美紀子 兵庫県 1゜50’07”
女子24歳以下 1人 林田 弥佳 神奈川県 2゜12’34”
女子25〜34歳 4人 北澤 真知子 東京都 2゜05’42”
女子35〜44歳 8人 坂入 美紀子 兵庫県 1゜50’07”
女子45〜54歳 8人 モトーラ 佳子 東京都 1゜54’12”
女子55〜64歳 2人 中川 由美子 東京都 2゜14’20”
駅伝 14組 日比谷ランナーズ 東京都 1゜31’26”
【10km−19時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (122人) 浦城 直人 神奈川県 36’24”
男子24歳以下 7人 栗原 昂平 神奈川県 36’29”
男子25〜34歳 26人 入澤 威武希 東京都 37’32”
男子35〜44歳 38人 牧野 晋一良 東京都 39’29”
男子45〜54歳 34人 浦城 直人 神奈川県 36’24”
男子55〜64歳 14人 大見川 淳一 東京都 45’21”
男子65〜74歳 2人 矢口 哲三 神奈川県 46’06”
男子75〜84歳 1人 渡辺 雄之介 神奈川県 1゜08’51”
女子総合 (54人) 松浦 伸子 東京都 49’13”
女子24歳以下 1人 永田 明里 東京都 1゜01’16”
女子25〜34歳 14人 濱崎 奈央子   53’20”
女子35〜44歳 19人 高木 玉智 東京都 50’15”
女子45〜54歳 17人 広木 加寿子 千葉県 50’10”
女子55〜64歳 3人 松浦 伸子 東京都 49’13”
ペア 32組 シゲ 神奈川県 47’21”
駅伝 23組 川崎東郵便局A 東京都 36’52”
【5km−18時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
★男子総合 (54人) 海老沼 太志 栃木県 16’23”
井坂 安博 茨城県 16’39”
鳥居 邦彦 神奈川県 17’25”
片岡 宏倫 千葉県 17’44”
小笠原 凌   17’50”
阿部 隼弥 神奈川県 18’10”
13 加藤 一郎 千葉県 20’35”
男子24歳以下 1人 小笠原 凌   17’50”
男子25〜34歳 12人 海老沼 太志 栃木県 16’23”
男子35〜44歳 13人 小西 宏明 神奈川県 18’35”
男子45〜54歳 18人 中村 広次 神奈川県 18’39”
★男子55〜64歳 6人 加藤 一郎 千葉県 20’35”
安藤 聡一郎 埼玉県 22’18”
磯部 文雄 千葉県 22’43”
男子65〜74歳 3人 三井 博美 神奈川県 24’42”
男子75〜84歳 1人 藤井 健策 神奈川県 30’40”
女子総合 (53人) 橘 満千留 東京都 20’46”
女子24歳以下 4人 小島 のぞみ 茨城県 26’33”
女子25〜34歳 9人 橘 満千留 東京都 20’46”
女子35〜44歳 23人 西村 はるみ 長野県 23’57”
女子45〜54歳 11人 八木 真由美 神奈川県 25’56”
女子55〜64歳 5人 武田 洋子 神奈川県 25’23”
女子65〜74歳 1人 橋本 絹枝 神奈川県 31’44”
ペア 19組 がんばるんば!! 神奈川県 29’23”
【2.5km−18時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (11人) 森 慶和 神奈川県 9’17”
男子25〜34歳 1人 米原 広海   10’31”
男子35〜44歳 5人 森 慶和 神奈川県 9’17”
男子45〜54歳 3人 廣瀬 仁彦 神奈川県 10’10”
男子55〜64歳 1人 石渡 正美 東京都 10’39”
男子65〜74歳 1人 阿部 孝夫 福島県 15’08”
女子総合 (3人) 野澤 聖未 埼玉県 11’26”
女子24歳以下 1人 野澤 聖未 埼玉県 11’26”
女子45〜54歳 2人 佐藤 浩美 神奈川県 13’56”
ペア 13組 チームしろくま 埼玉県 9’02”
【1.5km−15時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
ファミリー 13組 くるもも 神奈川県 7’12”
総合計 − 人  

川崎市
 人口が150万人の川崎市は、政令市の中では最も面積が狭く、県庁所在地になっている政令市(例えば横浜市、名古屋市など)を除くと最も人口の多い政令市になる。それだけ街は人口密度が高いということになる。
 その人口であるが、都道府県別で第25位の沖縄県が約144万人なので沖縄県よりも多く、また3年ほど前に人口約147万人の京都市を抜いたので、現在は横浜市、大阪市、名古屋市、札幌市、福岡市、神戸市に次いで全国で7番目の人口を有する市である。
 いうまでもなく京浜工業地帯の中核をなす街であるが、そのほかに東京のベッドタウンとして多くの鉄道(JR、京王、小田急、京急、東急)がアクセスしている。

久しぶりにやってきましたJR川崎駅。

さすがに人口150万人の玄関駅ですので、非常ににぎやかです。

モアーズ前の23番乗り場から、主催者がチャーターした貸し切りバスが出発します。30分おきに出るとのこと。

16時ちょうどの便は、立つ人もなく空いていました。

25分ほどで到着。

会場は東扇島にある、東扇島公園。

約46,000坪の敷地なので、徒歩でぐるっと一周すればかなりの距離になります。
ちょうど到着した時には、16時スタートの20km部門のランナーが走っていました。

ゴールの位置、周回チェックなどの方法も2年前と同じでした。

ここはゴール後に、参加賞を受け取る場所。その裏側が受付です。

テントの内側で受付をしています。午後4時半ごろは空いていましたが、午後5時半ごろは結構並んでいました。

いつものように更衣室(テント)が用意されています。右側が男性用、左側が女性用です。

今年は荷物置場が、ゴールそばに移動していました。配布されるビニール袋に入れるというシステムです。

スタート前に、セントラルスポーツのインストラクターと一緒にストレッチを行いました。

対岸のJXTGエネルギー川崎製油所のフレアスタックからは、激しく排ガスが燃焼されていました。仕事柄、こういったものに目がいってしまいます。

東扇島公園には、人工海浜もあります。潮干狩りもできるようですよ。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください(第7回大会に同じ)。

レース

 この日のスタート時間は18時30分。2年前が17時30分だったので1時間ほど遅い。コース上に16時スタートの20km部門のランナーがいなくなるのを見越してスタート時間を遅くしたのだろう。2年前は10kmと5kmの2部門しかなかったが、今年は20km、10km、5km、2.5km、1.5kmとバラエティーに富んでいる。幅広にした方がランナーも選択肢が増えるので、個人的には大賛成である。主催者も参加者が増えることになるので、運営は大変ではあるがいいことと考えているのではないだろうか。

 その18時30分のスタートであるが、5kmのほか2.5kmも同時スタートとなっている。一周2.5kmのコースを2周するか1周するかの違いだけではあるが、目的とする距離が違うので、ペースには大きく違いが出る。
 スタートの時間の少し前から選手が集まってきたが、前の方は若い20代の選手が多い。一部「スタートダッシュできる?」という感じのご年配のご婦人もいらっしゃったが、全体の人数も決して多いわけではないので今回に限っていえば愛嬌というところだろう。

19時ちょうどスタートの10km部門の選手。スタート場所が狭いので後ろに長くなっています。

この日の日没は18時47分。日没後のスタートになります。

スタート直後の10km部門の選手たち。

 レースは予定通り18時30分にスタート。川崎に比較的近い横浜のこの日の日没の時間が18時47分。夕闇は迫っているものの、まだ足下が暗くなって走りにくいということはない。スタート直後から飛び出した選手は思いのほか多かった。あっという間に縦に長く列が出来てしまった。縦に列が出来るというのはペースが速いという裏返しでもある。2年前であればついて行けた感じのペースであったが、今回は最初から白旗。
 なお1周2.5kmのコース内にはV字にターンをするところを含めると、3カ所ほどの折り返しがある。最初は400mほど走ったところに1カ所ある。ここでUターンをしてくる選手の数を数えると15人。この時点で自分は16番目ということになる。今日の明確な目標はないが、ゴールまでに前を走る選手を一人でも多く抜いていくことが目の前の目標になる。

園内には幅の広い道路もあるので、そこでは道路を分割して使用しています。

一周2.5kmコースはここでUターン。写真のように20kmコースは3.3kmコースを6周するので、写真のずっと奥までいってから戻ってきます。

このあたりは、2.5kmコースの500m地点。人工海浜が写真の右手にあります。
このあたりは、ちょうど対岸のJXTG・川崎製油所を眺めることが出来る場所。海風を一番浴びることが出来る地点になります。
コース途中の唯一の給水場所。レース中の選手は利用できるのはもちろんのこと、スタート前、ゴール後の選手の給水もここ一カ所。

一周2.5kmコースは、Uターン、Vターンする箇所が全部で3カ所あります。写真の場所もそのうちの一カ所。応援しやすいポイントのうちの一つになります。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’48” 3’48”
2km 7’48” 4’00”
3km 12’14” 4’26”
4km 16’24” 4’10”
ゴール 20’35” 4’11”
 ところが1km手前くらいで後方から女性のランナーに抜かれる。男性も一人いたが、どうもこの女性のペースメーカのような感じだ。しばらくはこの人らと同じペースで走っていたが、一緒に走るにはちょうどいいくらいのペースだった。1周まわって周回チェック場所では10分05秒。2.5kmですでに10分を超えるとなると今日の5kmは厳しいタイムになりそうだ。

 2周目に入ってもこの人らともう一人のランナーを加えた3人で集団走となる。向かい風が現れるところが時々発生し、そのたびにペースが落ちて後方を走る私にとっては前がつっかえることになる。終盤の残り1kmを切ってから向かい風になる区間で前に出ることにした。私の場合は、あまり向かい風は気にならないタイプなのでここで少し差を開けておきたかった。
 ところが、残り500mほどからコースの向きが変わると風の吹く方向が変わりだし、せっかく後方のランナーとの差がどんどん縮まりはじめ、ゴール前の直線道路で再び2人のランナーに抜かれそのままゴール。今日のタイムは20分35秒と全く冴えなかった。最初から、先頭集団に加われなかったことが致命的。やはりスピード練習をして、最初から駆け引きの出来る位置にいなければならないと、あらためて感じた次第。

ゴールする選手。周回する場合はゴールラインをまたいでから時計回りに写真のトラックの周りをUターンしていきます。

ゴール後はナンバーカードのチップを回収されます。

ここでは記録証の発行と年代別のメダルの授与もあわせて行われます。

本日の戦利品

左から、今回使用したナンバーカード、記録証、年代別1位のメダル

参加賞のREAL EFFECT(2個)と選べる参加賞からタオルを選択しました。