第7回壬生町ゆうがおマラソン大会 参戦記

 今日は栃木県南部に位置する壬生町(みぶまち)まで出かけてきました。
 壬生町は、かつておもちゃ工場を誘致して工業団地を開発したことから、「おもちゃのまち」という地名があります。おもちゃ団地には、トミーテック(タカラトミーの子会社)本社工場のほか、バンダイがあり、壬生町おもちゃ博物館おもちゃのまちバンダイミュージアムなど、おもちゃにまつわる博物館があります。子どもにとっては、おもちゃだらけで楽しい町かもしれませんね。

 さて、レースの方ですが、先々週に悪化させたハムストリングスの調子がさらに悪く、スタートダッシュは出来ず体が温まってきた中盤くらいからようやくペースを上げることが出来た始末。後半追い上げ、同年代を数人抜きながら何とか年代別7位でゴール。今週も不完全燃焼の感じでした。

 大会は高橋尚子さんが8年連続でこの大会にゲストランナーで参加。トークも上手ですし、私も5kmの途中で待ち受ける高橋尚子さんとハイタッチして楽しんできました。シドニーオリンピックで金メダルを取ってから18年。相変わらず、オジサンたちには人気で、高橋尚子さんの取り巻きもたくさんいました。
 

●大会名 第7回壬生町ゆうがおマラソン
●開催日 平成30年12月2日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
壬生町総合公園陸上競技場発着(地図)(栃木県下都賀郡壬生町) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、9℃くらい
●参加賞 乾燥イモ、タオル、干支キーホルダー、カミナリ汁、スポーツドリンク
●結 果 20分01秒(5km 総合 第67位、50歳以上男子 第7位)
●表彰 賞状、盾
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【12月2日(日)】
徒歩 マンション 4:40 京成八幡駅 4:51
京成電車 京成八幡 4:59 京成関屋 5:18 京成本線
徒歩 京成八幡駅 5:18 牛田駅 5:20
東武鉄道 牛田 5:43 南栗橋 6:31 スカイツリーライン
南栗橋 6:32 新栃木 7:10 日光線
新栃木 7:12 国谷 7:34 宇都宮線
  シャトルバス 国谷駅 7:38 会場 7:45
【第7回壬生町ゆうがおマラソン大会 5km 10:45スタート】
シャトルバス 会場 12:30 国谷駅 12:36
東武鉄道 国谷 12:42 新栃木 12:56 宇都宮線
新栃木 13:07 南栗橋 13:46 日光線
南栗橋 13:51 北千住 14:38 日光線
北千住 14:44 牛田 14:46 スカイツリーライン
徒歩 牛田駅 14:46 京成関屋駅 14:48
京成電車 京成関屋 14:52 京成高砂 15:00 京成本線
京成高砂 15:01 京成八幡 15:08 京成本線
徒歩 京成八幡駅 15:08 マンション 15:20
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
京成電車 516円 (京成八幡〜京成関屋/往復)
東武鉄道 2,118円 (牛田〜国谷/往復)
合 計 5,634円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子50歳以上は8位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子29歳以下 71人 栃木 祐樹 栃木市 獨協医科大学職員 32’20”
男子30〜49歳 423人 加藤 修平 日光市 DNPFCU 31’55”
男子50歳以上 324人 大木 哲夫 宇都宮市   37’59”
女子39歳以下 76人 堀江 のぞみ 壬生町 壬生町駅伝チーム 45’26”
女子40歳以上 111人 高橋 雅子 茨城県 ハニキーズ 41’36”
【5km−10時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
男子中学生 83人 石井 達也 下野市   16’37”
男子29歳以下 48人 大橋 陽 小山市   15’53”
男子30〜49歳 114人 石塚 真人 壬生町   16’27”
★男子50歳以上 111人 萬羽 仁 埼玉県 春日部陸友会 16’48”
諏訪 昌幸 下野市 結城RC 17’36”
丸山 勇 東京都 クラブR2 18’29”
廣瀬 哲 鹿沼市 広信走友会 19’13”
加藤 利和 山形県 気分走快 19’17”
中山 裕康 神奈川県 シバエリズム 19’42”
加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 20’01”
川上 薫 日光市 落合陸上クラブ 20’07”
女子39歳以下 53人 桑名 くるみ 宇都宮市   18’43”
女子40歳以上 78人 黒川 芳恵 宇都宮市 獨協医科大学
附属看護専門学校
20’36”
【3km−11時25分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子小学生 162人 石川 湧史 栃木市 石川走友会 9’54”
女子小学生 61人 長島 彩音 真岡市 もおかスポーツクラブ 11’01”
女子中学生 57人 宇賀神 向日葵 栃木市 栃木東陽 10’45”
【2km−11時50分(親子ペア小学校)、12時10分(ペア)スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
親子ペア小学校 216組 深井 聡
深井 真生
矢板市 矢板市乙畑小 7’06”
ペア 146組 秋沢 尚平
梁島 大空
壬生町 壬生中学校 7’37”
【400m−12時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
幼児 不明 表彰なし
総合計 2,426人  

壬生町

 壬生町は栃木県南部に位置する人口約4万人の町。冒頭で説明したように「おもちゃの町」をウリにしている。かんぴょうが特産物ということもあり、ゴール後いただいたカミナリ汁は、かんぴょうが主たる具となって提供されている。

壬生町のHPを見ると「昭和30年代からおもちゃ団地や獨協医科大学の誘致を進め、近年では北関東自動車道及び壬生インターチェンジ、県道宇都宮栃木線等が整備されるとともに、壬生総合公園、東雲公園をはじめとした公園や緑地が充実した、便利で快適な「緑園都市」として発展した」とある。また。「近年では、人口10万人あたりの医師数全国4位、人口10万人あたりの看護師数全国5位となるなど、医療環境の充実などを理由に「住みよい 住み続けたい」と思う町民が9割に達し、ますます「住みたい 住み続けたい町」へと歩んでおります」と締めている。なるほど、あくせくした感はなく、公園も多く、働く場所さえあれば住みやすい町といえるかもしれない。


今日も4時過ぎに起床。この日は京成八幡駅から4時59分の上野駅の列車に乗って移動開始です。

早朝の電車はさすがに空いています。

京成関屋駅で下車。

京成関屋駅の改札を出てすぐ右側を見ると、東武鉄道スカイツリーラインの牛田駅が見えます。距離にして50m程度でしょうか。

こんなに近いのに全く違う駅名というのは不思議です。

牛田からは南栗橋までは区間急行を利用します。

南栗橋からは、東武日光線の東武日光行きの列車に乗車。

車両は古いですが、さすがに観光路線だけあって、ベンチシートではありません。

新栃木でさらに乗り換え。

ここから東武宇都宮線で国谷に向かいます。宇都宮線は単線のため行き違いが多く時間が掛かりました。

ようやく会場最寄りの国谷駅に到着。”くにたに”ではなく、”くにや”と読むようです。

数人くらいがこの電車で下りていきました。ほぼ全員がこの大会に出場するランナーのようです。

思ったよりもちっちゃな感じの駅でした。

無人駅ではありませんが、日頃の乗客は少ないような感じです。

東武鉄道の国谷駅前の空地に、駅から会場まで送迎するちっちゃなマイクロバスが停まっていました。大半の方は自動車で会場へ行ってしまうのでしょうか。

7分ほどで到着。会場は目と鼻の先です。

会場の壬生町総合公園陸上競技場は、紅葉がとてもきれいでした。

陸上競技場のスタンドの屋根は、少し変わった形をしています。鳥が羽ばたくイメージでデザインされたとか。

この日は、ハガキを受付に出して、ナンバーカードや参加賞を受け取りました。

朝早い時間から、スタンドの下は結構な数の人で埋まっていました。

トラックはコースで使用しますが、トラックの外側には出店が配置され、その前にはテーブルとイスが並び、さながらレース観戦&飲食が楽しめます。

開会式は、ゴールのアーチの前付近で行いました。ゲストランナーの高橋尚子さんを見ようと多くの人が集まってきました。

壬生ふるさと夢大使/壬生町出身のシンガーのサトウヒロコさんが、オープニングで歌を披露していただきました。

こちらは町長さん。町長さんの挨拶は面白くないことが多いのですが、なかなか聞いていてユニークな町長さんでした。少々長かったですけどね。

説明するまでもありません。高橋尚子さん。前身の壬生町健康ロードレース大会から数えて8年連続で壬生町のこの大会にゲストで来られているそうです。何年経っても人気は凄いですね。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 今日のスタートは10時45分。会場にはほぼ3時間前にやってきたのでコースの試走もゆったり出来るし、精神的にも余裕があっていい。となれば、レースで十分な成果が出せるかというとそういう問題ではない。レースでのパフィーマンスは前日までで半分、当日の準備やレースでの流れで半分決まってしまうと私は考える。つまり、事前の準備が出来ていなければ当日頑張ってもやれることは限られている。簡単に言えば、当日頑張るだけで十分なパフォーマンスが発揮できるのであれば、練習などやらなくてよいということになる。
 今回の心配事は、練習が不十分であるのはもちろんであるが、10月後半から徐々に悪くなってきているハムストリングスの調子である。肉離れになっているのかどうか微妙な感じであるが、今日もだましだましの感じで走ることとなる。

11時25分にスタートした3km部門。陸上競技場を4分の3周ほど走ってから陸上競技場外へでます。

 10時30分頃に会場に集合場所への招集のアナウンスが流れるが、陸上競技場の第3コーナー付近には既に多くの選手が集まっている。「これはまずい!」と思い急いで集合場所に行くが、相当数の選手が並んでいた。それもそのはず、5kmという比較的短い距離にもかかわらずエントリーした選手は400人を超えている。また、今回は中学生の部門もあり「我こそは!」という元気な中学生が前の方を多く占領している。
 5kmのスタート場所は、第4コーナーと第1コーナーの中間よりやや第1コーナーに近いところ。招集場所からは100m以上移動して歩いていったが、スタート前にはなぜか中央付近が空いているので、何とか前から3列目くらいまで行くことが出来た。
 スタート前には高橋尚子さんがやってきて、いろいろとこれからスタートをする選手たちの気分を高揚させるトークをする。最後は「オー!」という一斉の発声で締めてスタートに向けてテンションを上げる。

9時30分スタートの10km部門。公園内の先導は自転車です。

先頭が通過してからは、続々と後続のランナーがやってきます。

10kmは1,000人ものランナーがエントリーしているので、このあたりは少々コース幅が狭い感じがします。

紅葉の中を走るのは気持ちがいいですね。

Qちゃんの声のような人がしゃべっているなあと思ったら、本人でした。ランナーの取り巻きは多いですね。

 10時45分ピストルの合図と共に一斉にスタートをする。
 5km部門はスタート直後に第1コーナーと第2コーナーの間から競技場外へ出ていくというコース設定。スタート直後でスピードも出ているので、ここでトラブルにならないように気をつける。さすがに中学生が多いということもあって、あっという間に私の目の前には50人以上のランナーが視界に入ってきた。100mほど走ったところで、刺激しないようにと思っていた右脚のハムストリングスに違和感が発生する。そしてこの違和感が少しずつ痛みに変わってくる。ペースを上げるどころかペースを下げたくなってくる状況を我慢しながら回復してくるのを待つ。1kmの通過は3分44秒。表示の距離が正しいかどうかはわからないが、1kmを過ぎてからコースは少し下り坂に転じる。下り坂では、ハムストリングスに負担が掛かってしまったせいか、さらに痛みが強くなってくる。下り終わると痛みは治まってくる。どうもスピードの負荷が掛かるとハムストリングスにも負荷が大きくなるような感じだ。コースの下見をしたところ、3.5kmくらいから4km位が上りになるので、今日はここをポイントに中盤は我慢のレースをすることにした。

 2kmの通過は7分54秒。この1kmは4分10秒。距離表示が正しいかどうかは別にして、このあたりはいつもの5kmレースと比べるとかなりゆったりした感じで走る。2kmを過ぎて左折をすると県道2号線にでる。道幅も急に広くなり応援する人もちらほら現れる。マラソン大会らしくなってきた。国谷駅入口の交差点を左折してほどなく給水所が現れる。給水所の先が3km地点、まだまだ給水が必要な感じでもなくこのままゴールまで行けそうなので、そのまま通過していく。この付近で、前を走る同年代の選手に追いつき、追い抜いていく。ここまで抑えて走ってきたので、そろそろペースアップしなければならない。

 小さな川に架かる橋を越えて右折をすると、そこには高橋尚子さんが立っている。選手一人ずつに声をかけてタッチをしている。もちろん私もタッチをしてエールを受け取る。そして予定通り、3.5kmくらいから始まる上り坂でペースを上げることにした。

一般公道のコースからとちぎわんぱく公園のコースを走る選手たち。

ゴールまで残り300mほどです。

最後は陸上競技場をぐるっと回ってゴールします。

 本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’44” 3’44”
2km 7’54” 4’10”
 3km 11’57” 4’03”
4km 16’17” 4’20”
ゴール 20’01” 3’44”
 前には、女子の39歳以下のランナーや同年代らしきランナーなど数人が目標にいい感じ目の前に現れる。下りでは痛みを感じたハムストリングスであったが、上りでは大丈夫だった。多くの選手は抜けなかったものの、少しばかり順位を上げていく。4km地点の通過は16分17秒。距離が正しいかどうかは別として、残り1kmをこのペースで走っていると20分を超えてしまう。さらにここからペースを上げて走ることとなる。
 4km地点を過ぎてからはコースは右折左折の繰り返しで、何度か繰り返していくうちに陸上競技場のある壬生町総合公園に入っていく。コースの両側は紅葉がきれいな木々が立ち並ぶ。ゴールが近づくにつれて応援もどんどん増えてきた。
 4km過ぎから急激にペースを上げたせいか余力が徐々になくなってきた感じはする。前を走るランナーとの距離がやや開きつつあるが、競技場に入って残りは300m程度。これ以上ペースを上げるのは無理であったが、そのままの順位を維持してゴール。右脚のハムストリングスは何とか持ちこたえたが、今回も苦しいレースであった。

もうすぐゴールです。

土のグランドは優しい感じがします。

スタンドから見るとこんな感じです。

ゴール後の動線もキチンとできています。

ゴール後、ここでスポーツドリンクを手渡しします。

その先で完走証の交付があります。

ゴール後、比較的早く表彰式が行われました。

スタンドの割と近くにドリンクコーナーがありましたが、ゴール後の選手のためにトラックの内側のフィールド内に設けるべきだったでしょうね。

カミナリ汁は、今大会の無料配布物の中でまずまずの人気でした。

選手用と一般用と分かれていましたが、無くなってしまうような感じではなかったですね。

後方では、忙しそうに働いている人もたくさんいました。

お昼時なので、飲食販売のブースが賑わっていました。場所柄かどうかはわかりませんが、そばの販売しているブースはお客さんが多かったような気がします。

天気のいい日だったので、屋外でみなさん気持ちよさそうに食べていました。

「あんかけかた焼きそば」は、壬生名産?買っていこうかどうか迷いましたが・・・

100円焼きそばにつられてこちらで買ってしまいました。量は少なめでしたが、2つ買っても200円。安いですね〜

トラックの周りに飲食ブースが設けられ、テーブルやイスが並び、競技を見ながら飲食が出来るのもなかなかいい発想かなと思った次第です。

本日の戦利品

今日は8位まで入賞で命拾いしました。久し振りに盾をいただきました。副賞なし。

参加賞は左上からタオル、乾燥イモ、カミナリ汁引換券、左下は干支のキーホルダーそして地元の小学生からの応援メッセージ。私は「6年生の あーちゃん」からいただきました。ありがとうございます。

こちらがその「カミナリ汁」。栃木県仕様で、かんぴょうに玉子などが入っています。トッピングがのりですね。

ゴール後いただきました。

本日使用したナンバーカードと完走証。