第28回UPRUN市川江戸川河川敷マラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自転車でも移動が可能な距離 単身赴任を始めて5年が経過するが、単身赴任先の千葉県市川市内での大会参加は初めて。この大会は月例大会ではないものの、概ね2ヶ月に1回は実施されているので、いつでも参加できるというように思っていた。 ところがコロナ渦でマラソン大会が続々と中止。また、遠距離での移動もあまりいい顔をされないので、近場での参加は当然かもしれない。 この大会の会場は、市川緊急用船着場のそば。江戸川の左岸に緊急時に物資や人員の輸送用に設けた船着場のそばである。単身赴任先のマンションからでも距離にして4〜5km程度なので、天気がよければ自転車での移動を考えていたが、早朝に雨が降ったこともあり往路はあらかじめ調べておいた路線バスで移動する。普段はこっちの方面には来ないが、参加費以外の出費も少ないので、これからも時々参加させてもらおうと思った次第。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 簡素な大会 この大会の参加方法は、大会の運営サイトにアクセスし、所要事項をネットで記入してエントリーをするだけ。参加費用の支払はもちろんカードで決済できる。すぐさま返信のメールは来るものの、参加通知などの郵便物の発送はない。支払を済ませた後は、個人個人にQRコードが送られてくる。大会当日は、このQRコードを提示して、受付で読み取るものと思い準備はしていたが、意外や意外、受付では名前と参加種目を口頭で伝えるだけ。少々拍子抜けしてしまったが、何千人何万人の参加規模の大会ではなく、今回は総勢70名程度の練習会レベルの大会なので、こういうやり方にも一定の合理性はある。 また、受付では、ナンバーカードやチップなどの支給はあるものの、いろんな大会で配布されるプログラムはない。住所や年齢などの書かれた個人情報だらけのプログラムをあえて配る必要もない判断であろうか。印刷の費用も浮けば、大会直前までエントリーも可能になるということだろう。簡単注意書きの紙面が同封されているが、これで十分かもしれない。とにかく合理的に大会を開催しようという意図が十分に伝わってくる。必要最小限の対応はしている感じであるが、行政の主催する大会ではこうも出来ないだろう。練習会と思えば、これで十分であると納得 なお、今回タイムの計測ミスついて、大会の翌日にメールで指摘したところ、正確なタイムを記載した完走証を再度発行すると連絡があった。ただし、申し込み時点では住所の申請をしていないので、こちらにわざわざ住所の確認をしてきた。主催者側からすると、こういうことは滅多にないかもしれないが、あまりにも合理的にやり過ぎると、こういうときは少々面倒であると思った次第。
アットホームな対応
このレースの最初の種目は30km。エントリーが7人のところ、当日の参加者は3人減ってわずかに4人。ちょっと寂しいスタート風景だった。まさに練習会と言ってだろう。4人がゆっくり9時30分にスタートしていく。 30分後の10時にはハーフマラソンの選手がスタート。こちらは少し増えて、15人ほどの選手が走り出していく。30km部門は片道2.5kmのコースを6往復、ハーフマラソンの場合は4往復+αをすることとなる。堤防道路という景色のあまり代わり映えしないところを何往復もするのは、私は少々苦手だ。2往復の10km程度が限界。 さて、10時30分の少し前になると、5kmと10kmの選手が招集される。簡単な競技説明会が行なわれる、さほど重要なことは説明はないが、コースの概要や交通規制のないところを走る旨の注意事項が主である。競技説明後は、選手を集めて集合写真の撮影。主催者側のサイトで後ほど大会の雰囲気を伝えるために使用するようだ。 競技説明といい、集合写真といい、更衣室の簡易テントといい、何となく練習会の延長のような感じの対応のような感じ。家庭的な感じでなんとも親しみがわくのではないか。
タイムが読めないレース さて、いよいよレース。 1年10ヶ月もレースから遠ざかっていたこと、練習も大半がジョグのためタイムトライアルはおろかスピード練習もしていない。したがって、今日はどのくらいで走れるかは皆目見当も付かない。しかしながら、そうはいっても目標は立てなければならない。さて、どのくらいにしようか・・・。 普段の練習のペースからしても、5分/kmは走れそうなのは感じているものの、4分/kmはまだ厳しそうだ。5kmもハイペースで走るのは久しぶりなので、そもそも持久力が続くかも怪しい。さてさてどうしようかと考えるものの、決めるための根拠がない。これ以上考えても結論が出ないので、とりあえず4分台/kmということで、24分台を今回の目標とした。 スタートの5分ほど前の10時25分ゴロには、5kmと10kmの選手が並ぶ。二つの種目をあわせても40人程度であろうか。ざっと見たところ血の気が多そうで、ガシガシ走る感じの選手は見当たらない。久しぶりのレースであるが、遠慮はいらない。最前列に並ばせてもらう。 9時30分の30km、10時ちょうどのハーフマラソンともに、カウントダウンでスタートをしていったが、5km(10km)も同様だった。 スタート直後に、堤防へ上がるためのスロープを登っていく。体はうまく反応したので、思った以上に上りはうまく走れた。が、すぐさま私の前には4人ほどの選手が視野に入ってくる。堤防道路へ出たところでUターン。このまま一直線に折り返し地点に向かう。 しかしながら500mも走ったか走らないかで、腕に乳酸が溜まり出す。やはりスピードを出す練習をしていないので、すぐにツケが回ってくる。 後方から背後に付けていた選手が、私のペースが落ちてきたと感じたのだろう、500m過ぎた頃に追い抜かれていく。また1kmを過ぎたくらいのところでさらに1人に追い抜かれる。今日は誰かと競うというよりも、自分がどのくらい走れるかを知るのが目的なので、抜かれても一喜一憂はしない。むしろ、序盤のツケでわずか5kmとはいえ、最後まで大きくペースを崩さず走れるか不安になってきた。まずは折り返しまで頑張ろうと自分に言い聞かせる。
折り返し以降は、前を走る選手との差がジリジリと開いたものの、距離が3km、4kmと進むにつれて何となく完走できそうな気配がしてきた。堤防道路をUターンしてゴールに向かうためスロープを下っていく。距離は5kmと短いものの、1年10ヶ月ぶりのレースは、無事終了した。記録は22分58秒(※ 速報では23分18秒であったが、計測ミスで後日修正された)。 まずは5kmといえども完走したことに安堵。次にタイムであるが、目標の24分台に対して22分台と、こちらは予想外の出来で大したタイムではなかったものの、思ったより走れてホッとした次第。 当面は長く走ることよりも、速く走ることに主眼を置く。5kmはいろんな種目を走る上で、体の基礎を作るには最適な距離なので、当分の間は、この5kmで自分の成長をチェックしていこうと思っている。
本日の戦利品
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