第10回おんたけ湖ハーフマラソン 参戦記

 6年ぶりに名古屋の自宅からの遠征です。
 今回は帰省の時期に合わせての大会出場であり、カミさんとマラソン大会に出かけるのも記憶にないくらい久しぶりです。
 会場は、長野県木曽郡王滝村というところですが、高速道路で行きますと中央道・中津川ICからも一般道を80kmほど走るので、名古屋のわが家からでも片道3時間ほどかかります。会場には受付開始の7時30分には到着できるように家を出発したので、この日は午前4時起きで午前4時半に出発しました。
 国道19号線を走るのは久しぶりでしたが、あれほど眠たくなる国道19号線が新鮮に感じたのは久しぶりだったせいでしょうか。国道19号線からでもそこそこ紅葉がきれいでしたが、木曽福島から王滝村に向って標高を上げて行くにつれ、紅葉はどんどん深まり、この日がピークではないかというくらいきれいな紅葉を楽しむことが出来ました。

 会場に到着したときは気温は−4℃。さすがに標高910mとともなると午前7時半でもこの気温です。急に冬が来たような感じでした。会場の松原スポーツ公園は空気も澄んでいいところですね。また、この日は雲一つない快晴で、最高の天気でした。
 レースの方ですが、体調はイマイチで体の動きが悪く苦戦をしたところです。今回は何とか年代別で3位に滑り込んだところですが、一緒に参加したカミさんも脚の状態の悪い中でこちあも年代別で3位。珍しい夫婦とも3位という結果でした。
 会場での主催者の振る舞いも素晴らしいので、来年以降も、この大会を年間レースに組み込んでもいいような大会と感じました。名古屋からでも少々遠いですが、紅葉もきれいですし、寝覚ノ床や妻籠宿や馬籠宿などの観光地と組み合わせて一日を過ごすのもよいかなと思います。

●大会名 第10回おんたけ湖ハーフマラソン
●開催日 令和4年11月6日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
松原スポーツ公園発着(地図)(長野県木曽郡王滝村) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、7℃くらい
●参加賞 タオル、マスク2枚、どんぐりクッキー、除菌シート、おにぎり1個、豚汁、スポーツドリンク(ゴール後)
●結 果 21分57秒(5km 総合第21位、男子総合18位、男子60歳以上 第3位)
●表彰 賞状、メダル、そば、りんごの詰め合わせ
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【往路】
自宅4:35〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名・中央道)〜中津川IC〜(国道19号線)〜(一般道)〜会場駐車場7:22
【復路】
会場駐車場11:32〜(一般道)〜(国道19号線)〜寝覚ノ床(見学)・昼食〜(国道19号線)〜(一般道)〜妻籠宿(見学)〜(一般道)〜(国道19号)〜中津川IC〜(中央道・東名)〜名古屋IC〜(一般道)〜自宅17:42
●費用
参加料 3,500円  
高速道路 3,160円 (名古屋〜中津川/往復)
燃料 2,730円 (317km)/(17.3km/L)×149(円/L)
合 計 9,390円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km男子60歳以上と女子60歳以上は第6位まで (★は加藤が参加した部門★はカミさんが参加した部門
【21.0975km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子総合 253人 日比 健一 愛知県   1゚22'52"
男子高校生〜29歳 19人 岡庭 伸平 北海道 長野県 1゚30'33"
男子30歳代 30人 野崎 拓也 東京都   1゚28'49"
男子40歳代 63人 日比 健一 愛知県   1゚22'52"
男子50歳代 91人 富澤 博之 伊那市 建築工房富澤 1゚23'08"
男子60歳以上 50人 伊藤 省三 静岡県 スマイリーエンジェル 1゚35'53"
女子総合 73人 鮎澤 茉耶 岡谷市   1゚34'32"
女子高校生〜29歳 9人 横田 優奈 東京都 三井物産スチール 1゚47'03"
女子30歳代 15人 石賀 美佳 諏訪市   1゚47'23"
女子40歳代 24人 鮎澤 茉耶 岡谷市 1゚34'32"
女子50歳代 16人 秋山 亜希子 東京都 完走目標! 1゚48'20"
女子60歳以上 9人 片山 知子 大阪府 なし 2゚10'01"
【5km−9時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
★男子総合 88人 1 唐澤 直希 箕輪町 木下RC 16'20"
18 加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 21'57"
男子小学生 6人 鈩 真育 岐阜県 落合小学校 20'10"
男子中学生 2人 高島 一真 静岡県 冨士南 19'41"
男子高校生〜39歳 21人 唐澤 直希 箕輪町 木下RC 16'20"
男子40〜59歳 27人 西中山 宏 下諏訪町 大和電機工業(株) 16'54"
★男子60歳以上 32人 1 小柴 淳一 千葉県   20'29"
2 清水 秀文 飯田市 飯田技術専門校 21'31"
3 加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 21'57"
4 立花 啓郎 愛知県 FTS 22'13"
5 松本 一之 京都府 亀岡ランナーズ 22'22"
6 室町 律雄 三重県 四日市看護医療大学 22'30"
★女子総合 58人 1 矢澤 美紀 宮田村   18'58"
26 加藤 由記子 愛知県 いっちゃんず 35'27"
女子小学生 9人 築城 愛里咲 愛知県 TEAM Seoto 25'51"
女子中学生 3人 坂元 唯花 辰野町 辰野中学校 19'25"
女子高校生〜39歳 12人 中村 ななみ 伊那市   19'56"
女子40〜59歳 25人 矢澤 美紀 宮田村   18'58"
★女子60歳以上 9人 1 新谷 園枝 埼玉県   25'34"
2 奥屋 恵子 愛知県   29'26"
3 加藤 由記子 愛知県 いっちゃんず 35'27"
4 小酒井多会子 岐阜県 愛知豊川振興協会 37'01"
5 鹿島 雅世 愛知県   39'11"
6 矢吹 久美子 神奈川県   42'35"
総合計 472人  

会場到着時は−4℃
 この日、名古屋の自宅を出発したのは午前4時半過ぎ。名古屋ICから東名・中央道を経由してまずは中津川ICに向う。カミさんが「長野の最低気温は2℃って言ってたよ」と。「それって長野市じゃない?王滝村は標高もそこそこあるからもっと寒いはずだよ」と私。中津川ICを降りて国道19号線を走り出すと、自動車の外気温計が徐々に下がり出す。王滝村への分岐点である木曽福島あたりでは0℃を指していた。
 それ以降も百草丸の工場の横、牧尾ダムの横を通り、どんどん標高が高くなる。しかしこの日は、雲一つない天気のせいで放射冷却が激しく、冷え込みも厳しいものとなった。途中から御岳湖の湖畔がきれいに見えるものの、湖面からは湯気?が立っている。水温の方が気温よりも高いせいであろう。珍しい現象だ。いずれにせよ、会場に行くまでどんどん気温は下がり続けて、会場に到着したときの自動車の外気温計は「−4℃」を指していた。
 7時30分から始まった受付場所では、焚き火をたいているし、豚汁を作ろうとしていた地元のおばちゃんは「水道が凍って水が出ない」など、寒さに慣れているはずの王滝村の人たちでも、この日の冷え込みは普段以上だったようだった。

会場に向う途中、御岳湖からは湯気?が発生する珍しい光景が見えました。

会場に到着したときの気温は-4℃。受付場所付近では2箇所で焚き火をして、係員の人も選手も暖を取れるようにしていました。

紅葉が素晴らしかった!
 とにかく紅葉がきれいでした。会場はもちろん、会場へ行く道中、この大会のコースのいずれをとっても紅葉のピークだったと思います。加えてこの日の雲一つない天気が、紅葉をさらに引き立てる結果になったのではないでしょうか。この時期に大会を開催した主催者の意図がよくくみ取れました。

会場の松原スポーツ公園。紅葉樹が多くてこの時期は最高ですね。

牧尾ダム付近もこの通り。一面紅葉ですね。

空の青さで、紅葉が引き立ちますね。

ドライブをするにも最高の景色ですね。

愛車のフリードが黒色なので、紅葉の中では目立ってしまいますね

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 この日の5kmのスタートは9時45分。15分前の9時30分にはハーフマラソンがスタートするというプログラム。8時15分頃からウォーミングアップを兼ねてコースの下見・試走を行ったが、会場の松原スポーツ公園から1km過ぎに現れる松原橋へ向うときにはやや急な部分があるものの、折返し地点までは緩く下り、折り返し後は緩く上ってくるというコースであることがわかった。4km手前からはじまる距離としては150mほどであろうか、最後の急坂がこのコースのポイントになるかもしれない。

受付は、このドームの一番奥の方で行われます.。

会場に出店されたお店の方も準備で忙しそうです。ちなみにこのラフランスのお店は、早々と売り切れで盛況でした。

こちらは過去の大会での寄せ書きが展示されていました。今回は第10回大会で、新たに寄せ書きが出来るように準備されていました。

こちらは第8回大会のものです。たくさんの寄せ書きがされていますね。

こちらは受付です。ハーフマラソン、5km、そして年代毎に受付場所が分かれてスムースに受付がされていました。

この日は冷え込んで、会場の松原スポーツ公園の芝生には霜が降りて、雪が降ったような景色になってしまいました。

こちらは開会式の様子。平成26年9月27日の御嶽山の噴火で亡くなった方々への黙祷も行われました。ちなみにこの松原スポーツ公園には、その犠牲者に対する慰霊碑があります。

 9時30分、326名のエントリーのハーフマラソンのスタートを見送る。スタート場所があまり広くはないので、300人くらいでもそこそこの行列となる。
 9時45分スタートの5kmのエントリーは146名。小ぶりな感じなので、スタート場所に集まってきた人もまばらな感じであるが、押し合うこともなければスタートもスムースにできるので、私としては大歓迎だ。

 ピストルの合図で一斉にスタート。
 スタート場所がやや狭いこともあり、スタート後に選手同士がぶつかることもあったものの、転倒者が出ることもなくばらけていく。前の方はさーっと駆け抜けていくが、私の周りはスピードにやや乗り切れない年配のランナーが多いようだ。左前方には「どこかで見たことのあるような・・・?」というランナーが走っていたが徐々に離されていく(ゴールして結果を見て思い出しました。)。
 先ほど下見をしたにもかかわらず、相変わらずスピードが乗っていかない。800mくらいから下り坂が急になり1km地点を迎える。4分02秒。全体的に下りであったもののタイムは今ひとつ。

スタート場所付近も素晴らしい紅葉。天気も素晴らしく、走るには最高のコンディションだったと思います。

3年ぶりの開催となったこの大会。エントリー数は思ったよりもやや少なかったものの、会場は賑わっていたと思います。

3年ぶりにスタートが切られました。写真は9時30分スタートのハーフマラソンの選手たち。

 松原橋を越えてからは下りの勾配は緩くなり折返し地点に向った行く。一人前方を走っていたランナーがお腹を押さえ後退、同走のランナーも遅れだし2km地点を8分14秒で通過。2kmを過ぎてからは、折り返してすれ違うランナーが増えだす。このあたりで、同年代?という感じのランナーに抜かれる。折返してくるランナーの数を数えていくが、私は全体の22番目でUターン。私の前には先ほど向いていったランナーを含め同年代のランナーが3人。私は同年代で4番目のターンであった。思いのほか、同年代のランナーが多かったのは驚きであったが、今はそれが自分の実力なので出来る範囲で走るしかない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 4'02" 4'02"
2km 8'14" 4'12"
3km 12'40" 4'26"
4km 17'23" 4'43"
ゴール 21'57" 4'34"
※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果5.03kmでした。
 ところが、先ほど追い抜いていったランナーとは徐々に距離が離れるものの、前から同年代のランナーが落ちてくるではないか。3kmは12分40秒で通過。このあたりで、そのランナーを抜いていく。わずかに5kmではあるが、他に同走するランナーもなく最後の2kmくらいは単独走になる。

 松原橋を再び越えて、今度は左折し、別の方向から松原スポーツ公園に向かっていく。
 4km地点の少し手前から距離としては150mほどの急勾配を登っていく。途中で4人ほどの方から「頑張って〜!」と声をかけてもらう。登り切ってからはほぼ平坦になるがゴールまではまだ距離があるので気は抜けない。前を走るランナーとは少し距離が開いてしまってしまったので追いつくのは無理そうであるが、ゴールの白いアーチが見えてきてからはペースを上げる。
 ゴール地点には、ハーフマラソンがスタートしてからの時間が表示されていたが、「36分45秒、46秒、47秒・・・」と1秒ずつ時間が過ぎていく。「何とかこの表示が37分(5kmは15分スタート時間が遅いので、実質は22分)になる前にゴールしなければ・・・」となだれ込むようにしてゴール。ゴールタイムは21分57秒と辛うじて22分は切ることが出来たが、満足がいくようなタイムからはほど遠かった。なかなか課題が解決されないが、時間をかけて待つしかないのであろうか。

5kmの折返し地点から少し戻ってきたところでは、地元の子どもたちを中心に楽しい応援の光景が見られました。

この日は本当にいい天気でした。

松原橋を渡ると、ハーフマラソンの20km地点が現れます。残りはわずかです。

5kmを35分かかってカミさんがゴール。エントリー数が少なかったこともあり、年代別で3位入賞。私も年代別3位入賞で、家族でたくさんの賞品をいただきました。

左膝の調子が悪く、苦戦して帰ってきましたが、会場での飲食、帰りは寝覚ノ床でそばを食べたり、妻籠宿で観光を楽しんだり、久しぶりにカミさんと二人で過ごした一日でした。

 今日はカミさんと一緒の5kmの参加。
 左膝の調子がよくないというので、「まあゆっくり帰ってくるね」とカミさん。ゴール後、自動車に戻ってウインドブレーカーを着てゴール地点でカミさんを待つ。スタートをして35分を過ぎたところで、カミさんがひょこひょこやや脚を引きずるような感じで戻ってきた。
 ゴール後、記録証をもらって順位を確認すると、何と私と同じ年代別で3位とか。年代別のエントリー数の違いはあるものの、同じ副賞をもらって仲良く帰ることになった。

レース後は、栗シュークリーム、栗きんとん、ステーキ丼
 会場の出店したお店を見るとなかなか選りすぐられた感じ。ラフランス屋さんは早々と商品が売り切れ閉店していたほか、新鮮な野菜のお店、和洋菓子のお店、ステーキ丼のお店など見ているだけでも楽しそうなお店がたくさん。栗シュークリームの幟とステーキ丼のお店は特に食欲をそそります。
 カミさんと相談して、栗シュークリームのお店では、最後に残っていた栗シュークリーム(250円)を2つ、栗きんとん(240円)を4つ、そのほかアップルパイ(190円)を1つ購入。栗きんとんは作りたてで、栗の甘みがよく出ていたこと、やわらかくて口触りもよくカミさんと一緒に「この栗きんとん美味しいね!」と大満足。お店のウリ?の栗シュークリームも栗の味がしっかりとしていて美味しくいただきました。
 もう一つのステーキ丼のお店ですが、王滝産コシヒカリ新米、王滝産赤カブの漬物などの地元の食材の宣伝が目に付きます(肝心な肉はどこの肉でしょうか?)。「まあ1,000円くらいならいいか」ということで注文。カミさんと1杯分けていただきましたが、思いのほか美味しかったですね。
 会場での飲食関係のブースは、町で食べるのに比べるとお値打ちなものも多いので、みなさんも積極的に楽しんでみたらと思います。

こちらは野菜などを販売するブース。収穫したばかりのもののようでそこそこ人気でした。

こちらはTシャツなどを販売するブース。やや大人し目。

この「栗シュークリーム」の幟につられました。他にも栗きんとんやアップルパイなど、どれも美味しかったですね。

こちらは珍しい「栗シュークリーム」。最後の2個を購入。カミさんと一つずついただきました。クリームの中に栗の粒が入って美味しかったですね。

私がもう一つ目を付けていたのがこの「ステーキ丼」のブース。

隣で肉を焼いていて、美味しいにおいがするので買わざるを得ないですね

王滝産のコシヒカリ、王滝産の赤カブの漬物と地元産の食材がいいですね。

こちらがそのステーキ丼。肉は地元の牛ではないとは思いますが、それなりに美味しかったですね。

本日の戦利品

本日使用したナンバーカード(左上)。こちらは沿道で呼んで欲しい名前をマジックで書きます。私は「いっちゃん」、カミさんは「ゆきちゃん」と書きました。以下、参加賞でタオル(右上)、マスク2枚(左下)、どんぐりクッキー(中下)、除菌シート(右下)。あと写真に映っていないですが、ゴール後にスポーツドリンク(または「いろはす」の水)をいただきました。

選手にはおにぎり1個が、また選手以外にも豚汁が振る舞われました。

こちらは本日の戦利品。賞状(左上)、メダル(中上)、記録証(右上)、副賞のそば(左下)、副賞のりんごの詰め合わせ(右下)。カミさんも同じく年代別で3位だったので、そばとリンゴが家にここに映っている2倍に増えました