第26回滑川ほたるいかマラソン 参戦記

 出張や観光で富山県には度々訪れていますが、いざ大会の参加となると、令和になってからはまだ1回もないので、久しぶりの富山県の大会となります。今回は初めて訪れる滑川市の大会です。

 前日、コースの下見・試走をしたときに、「直線が続く平坦なコースだなぁ」と感じました。また主催者から、「今回からハーフマラソンと10kmについてはコースが公認となった」と説明がありました。となれば、記録を狙うしかないですね!
 この日の天候は曇りがちで、あまり太陽も顔を出さずじまい。また昨日はビュービュー風が吹いていたものの、この日はほぼ無風で記録を狙うにはうってつけのコンディションでした。

 ハーフマラソンがスタートしたのが9時ちょうど。10kmは1時間後の10時がスタート時間。
 ハーフマラソンはエントリーが、約2,000人ですが、10kmは約300人と小規模なので、スタート時のゴミゴミさはありません。スタートしてからストレスになることもなくレースは進みます。前半の5kmも22分を切るいい感じのペースで、この日の目標の44分台が十分に狙える感じです。後半は若干抜かれはしましたが大きくペースも落ちることなく、最後の難所の「あいの風とやま鉄道の跨線橋」も頑張ってクリア。ゴールタイムも44分38秒で、何とか昨年のこの時期のタイムに近いタイムになってきました。シーズン中には、何とか42分台前半くらいまで戻したいと思います。
 

●大会名 第26回滑川ほたるいかマラソン
●開催日 令和5年10月7日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
滑川市スポーツ・健康の森公園陸上競技場発着(地図)(富山県滑川市) 

大会要項 

プログラム


コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、19℃くらい
●参加賞 タオル、クリアファイル(以上、事前送付)、アミノバイタル(顆粒)、水、ほたるいか素干し(以上、ゴール後)
●結 果 44分38秒(10km 総合 第25位、男子総合 第25位、男子60歳以上 第3位)
●表彰 賞状
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【10月7日(土)/1日目】
徒歩 マンション 8:15 本八幡駅 8:20
JR 本八幡 8:23 秋葉原 8:45 総武線
8:16 8:41
秋葉原 8:48 上野 8:52 京浜東北線
上野 9:31 富山 11:37 かがやき507号
9:26 ( 11:32 )
あいの風とやま鉄道 富山 12:06 滑川 12:23
徒歩 滑川駅 12:33 ホテル 12:34
  【スカイホテル滑川/荷物預け】
徒歩 ホテル 12:37 ほたるいかミュージアム 12:51
  【パノラマレストラン光彩/昼食】
【ほたるいかミュージアム/見学】
徒歩 ほたるいかミュージアム 14:29 会場 14:48
【コース下見・試走】
徒歩 会場 16:21 ホテル 16:42
【スカイホテル滑川/荷物預け】
【10月8日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 8:17 会場 8:30
【第26回滑川ほたるいかマラソン 10km 10:00スタート】
徒歩 会場 11:33 滑川駅 11:51
あいの風とやま鉄道 滑川 11:56 富山 12:13
JR 富山 13:21 上野 15:46 はくたか564号
上野 15:55 秋葉原 15:58 山手線
秋葉原 16:03 本八幡 16:25 総武線
徒歩 本八幡駅 16:25 マンション 16:30
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 5,000円  
JR 636円 (本八幡〜上野/往復)
25,000円 (上野〜富山/新幹線・指定/往復)
あいの風
とやま鉄道
780円 (富山〜滑川/往復)
入館料 620円 (ほたるいかミュージアム)
宿泊料 5,120円 (スカイホテル滑川/一泊朝食付き/楽天ポイント1,700使用)
合 計 37,656円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子60歳以上は第6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子34歳以下 183人 岩田 健吾 滑川市 ありそRC 1゚07'43"
男子35〜49歳 612人 石倉 昌和 魚津市 MT.SUPOLA 1゚16'04"
男子50〜59歳 469人 竹田 未距 魚津市   1゚17'44"
男子60歳以上 273人 木下 孝浩 富山市 AC-TOYAMA 1゚25'33"
女子34歳以下 52人 木佐貫 あすか 富山市   1゚46'46"
女子35歳以上 388人 大峡 英里 魚津市   1゚24'32"
【10km−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子34歳以下 24人 梨本 恭平 新潟県   37'29"
男子35〜49歳 55人 宇田 智裕 射水市 木曜練習会 34'37"
男子50〜59歳 60人 徳武 学 新潟県 本気de整体小岩店 36'39"
男子60歳以上 63人 1 吉村 直樹 富山市 いたち川RC 40'34"
2 谷田 賢二 黒部市 入善楽走会 42'18"
3 加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 44'38"
4 大波加 肇 射水市   44'43"
5 山本 敏弘 石川県 金沢SC小立野 47'13"
6 辰尾 一広 滑川市   48'49"
女子34歳以下 23人 嶋岡 月梛 富山市 富山高校 47'49"
女子35歳以上 73人 宮林 緑 富山市   48'31"
【3km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子小学3年以下 34人 櫻井 巧豊 滑川市 寺家小野球クラブ 13'28"
男子小学4年以上 60人 政二 隆晟 魚津市 MT.SUPOLA 11'53"
女子小学3年以下 18人 松永 こころ 射水市 A.C.TOYAMA 11'57"
女子小学4年以上 46人 谷口 小麦 富山市 A.C.TOYAMA 12'02"
中学男子 38人 浦 優斗 魚津市 MTスポラ 10'10"
中学女子 8人 松永 悠 射水市 A.C.TOYAMA 11'25"
【2.1km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
エンジョイランニング 196人 表彰なし
総合計 2,675人  

ほたるいかミュージアム
 今回は諸般の事情があって、往復ともに新幹線利用。上野から富山まで北陸新幹線を利用したが、往路は停車駅が大宮、長野のみ停車の”かがやき”に乗ったのであるが、わずかに2時間ほどで富山に到着。新幹線の速さを感じた次第。
 富山から”あいの風とやま鉄道”に乗り換え滑川へ。この”あいの風とやま鉄道”は、北陸新幹線の開業に伴い、JR北陸本線の一部が第三セクターになったもの。富山〜滑川はわずかに17分なので、滑川自体のアクセスは悪くはない。

かつては東北地方の玄関として多くの乗降客を扱っていたJR上野駅。東京上野ラインも開通し、上野で乗り換える列車は以前に比べると大幅に減ってしまいました。

上野駅の櫛形ホーム。かつては早朝、東北地方から次々と夜行列車が到着していましたが、現在はその夜行列車そのものがなくなってしまいました。

新幹線ホームは、地下の深いところにあります。上野も大半の列車は停車します。写真は、私がこの日乗車した”かがやき507号”。

さすがにこの日は満席でした。

北陸新幹線はあまり乗る機会がないので、北アルプスなどの車窓が楽しみでした。

先行する列車で急病人が発生した関係で、後続のこの列車も遅延。富山には定刻より5分遅れの11時37分に到着。

北陸新幹線が開業してから、富山駅がとても明るく、きれいに変わりました。

こちらは”あいの風とやま鉄道”の富山駅。JRから経営分離したので、乗り換えの際は、ここから改札を入り直す必要があります。

富山から17分ほどで滑川に到着。

土曜日の昼ということもあり、学生の下車が目立ちました。

 大会前日の昼過ぎに滑川に到着したので、コースの下見試走はもちろんのこと、少し滑川を観光しようと考えた。基本は徒歩と公共交通機関の利用のみなので、自由にあちこちに行くのは難しいが、滑川駅前から徒歩15分ほどのところに道の駅に併設する形で「ほたるいかミュージアム」がある。滑川といえば、ほたるいか漁で有名な町。ほたるいかミュージアムには、「光彩」というレストランもあるので、昼食も兼ねてほたるいかミュージアムに行くことにする。

 光彩は、日本海に面したレストランで、ほたるいかミュージアムの2階にある。この日は少々風が強く、日本海の荒波が岸に寄せる度に白いしぶきを上げている。ただし天候はよく、対岸の能登半島もよく見える。
 光彩では、蛍烏賊天丼(ほたるいかてんどん)を注文。せっかく滑川まで来たのだから、ほたるいかを食べずに帰るわけにはいかない。
 しばらくすると、注文した蛍烏賊天丼が現れれるものの、写真の盛り付けとはかなり雰囲気が違っていた。観光客に訪れてもらおうというには、少々寂しい限りであった。

ホテルに荷物を預けて、ほたるいかミュージアムへ向かいます。昼中はいい天気でした。

こちらがほたるいかミュージアム。

ほたるいかミュージアムの2階にあるレストラン「光彩」。日本海が見渡せる景色のいいところです。

この日は風が強く、打ち寄せる波は白いしぶきを上げていました。

メニューに載っている「蛍烏賊天丼(ほたるいかてんどん)」。盛り付けもなかなかいいですね。

ところが実際に出てきたのはこんな感じ。味は変わらないでしょうけども、少々がっかりでした。

 気を取り直して1階のほたるいかミュージアムへ。
 入口でチケットを買おうとすると係のお姉さんが「ほたるいかは、4月頃がシーズンなので、今は1匹もいませんよ〜」とアナウンス。そういわれて、じゃあ止めますという気にもならないので、620円を払って中に入ることにする。「14時20分からショーもあるので、出来ればそちらもご参加ください!」とPR。先ほどのレストラン採光と違い、熱心さがうかがえる。

 滑川がほたるいかで有名になった歴史的な資料や、富山湾の謎を解き明かすようなパネルが目立つ。肝心のほたるいかであるが、季節的な生き物なのでこの時期には見られないが、4月頃は暗い中、ほたるいか漁も見学できるようであり、また、早朝捕ったほたるいかは、このミュージアムでも生きたまま展示をする様子などがパネルで紹介されていた。何とも不思議な生き物”ほたるいか”。蛍のようにテカテカと光る様子を実際に見てみたものだと思う。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 この日の出場する10kmのスタートは午前10時。ハーフマラソンのスタートが午前9時なので比較的ゆったりとしている。ウォーミングアップも陸上競技場に隣接する多目的芝生広場でゆったりできる。この日は曇りがちの天候であったが、遠くに見える北アルプスの山々は既に冠雪が目立つ。富士山や北海道の大雪山の冠雪のたよりを少し前に聞いてはいたが、北アルプスの山々は、それよりも前から冠雪をしていたような感じに見える。

早朝、ホテルから会場に向かう際、遠くの北アルプスの山々に冠雪があるのがはっきりと見えました。下界は秋ですが、山頂付近はすでに冬のようですね。なお、この道路は、ゴールまでの残り1kmを切ったところで”あいの風とやま鉄道”と”富山地方鉄道”を跨ぐ跨線橋からの風景です。

 9時55分、スタート場所へ向かう。
 9時にスタートしていったハーフマラソンは、エントリー数が約2,000人に対して10kmは約300人。それぞれ人数の制限を設けているのは承知していたが、なぜか10kmはエントリー数が大きく絞られている。スタート時の混乱が少ないという意味では、個人的には大歓迎。ギリギリまでウォーミングアップできるので体の動きはよくなる。

9時ちょうどにスタートをするハーフマラソンの選手たち。A、B、C・・・という感じに持ちタイム毎にブロックでスタート場所が区切られています。

 10時ちょうどにスタート。前から3列目からのスタートなので、タイムロスはほぼない状態だった。陸上競技場を約半周して第1コーナー付近の取り付け道路から一般道へ出て行くというコースだ。競技場の出口付近では、太鼓の演奏が選手の気持ちを盛り上げてくれる。
 一般道へ出たところでしばらくは直線のため、前方を見通せるコースとなる。方角としては、北東方向に向かうことになる。今回のコースは長方形のようなコースを反時計回りに廻るようなコース。最初は、長方形の底辺を左から右へと移動する感じとなる。

ハーフマラソンは、2,000人近いエントリーのため、最終ランナーのスタートラインの通過まで約2分を要していました。

スタートからは陸上競技場を半周強廻ってから一般道へ出ることになります。

見ての通り、陸上競技場のトラックの反対側にも先にスタートをしていったランナーが走っています。非常に長い隊列ですね。

 最初の1kmを4分11秒で通過。このあたりで、ランナーがかなり整理され、同走するのは「11017」のナンバーかどーを付けた選手だけとなった。沿道は、田畑と住宅、時折工場が現れるのどかなコースで、応援などの人は少なめだった。

 3km手前で初めての給水所が現れる。コースの右側にあったので、少し蛇行するような形でコップを取りに行くが、上手く2個摂ることが出来た。一つは飲み、もう一つは背中に掛けて体を冷やすのに利用する。
 沿道に数少ない応援者のうち、小さな子どもが「31、32だよ〜」と順位を教えてくれる。そうか、前には30人ほどいるのかと自分の順位がここでわかる。10kmコースは折り返しがないので、ゴールするまで順位はわからないということになる。

ハーフマラソンは競技場のまわりをぐるっと廻ってから10kmと同じコースを走ります。写真を撮影した場所では、少しばらけた感じになっています。

ちょうど正面が北アルプスの山々。見ている余裕はあまりないかもしれませんが、景色は素晴らしいですね。

気温もちょうど走るのに適した気温になっていて走りやすかったですね。

 4km付近の、”富山地方鉄道”と”あいの風とやま鉄道”の線路下をくぐり、突き当たったところで左折し、今度は県道1号線を南西方向にひた走る。ここからは、長方形の上の辺を右から左へ走るような感じ。方角としては南西方向に走ることになる。ここからは、復路と呼んでよいかと思うが、微妙に向かい風に変わる。走るにはほとんど影響のないくらいのものであった。

 5km手前で2箇所目の給水があり、ここでもコップを2個取る。同走していた「11017」の選手が立ち止まって給水をしていたので、ここぞとばかりに追い抜いていく。前方には私と同年代の「13060」のナンバーカードの選手が走っている。3km地点くらいから視界には入るものの、なかなか追いつくことが出来ない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4'11" 4'11" 21'54"
2km 8'35" 4'24"
3km 12'58" 4'23"
4km 17'24" 4'26"
5km 21'54" 4'30"
6km 26'17" 4'23" 22'44"
7km 30'50" 4'33"
8km 35'19" 4'29"
9km 39'57" 4'38"
ゴール 44'38" 4'41"
※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果10.03kmでした。
 5kmを21分54秒で通過。わずかであるが22分を切っている。後半少しペースが落ちても、44分台は何とか達成しようという気になる。5kmを過ぎてから、自分のペースが落ちたせいか、後方から2人ほどのランナーに抜かれてしまう。ただし、少し前を走る「13060」の選手との間隔はあまり変わらない。
 8kmを過ぎて最後の給水を摂る。ここでも2個給水。今回は3箇所の給水のいずれも混乱なくきちんと2個ずつ取ることが出来た。

 中川原交差点を左折すると、”あいの風とやま鉄道”と”富山地方鉄道”を跨ぐ跨線橋が現れる。10kmコースでは唯一の上り坂といっていいだろう。「13060」の選手をそろそろどこかで抜いていくことを考えなければならない。こちらもそれほど余裕がないので、残り300mくらいの位置、つまりゴールの競技場の少し手前くらいから前に出ることを画策。柳原宮ノ東交差点(櫟原神社のあるところ)を左折し、少しいったところで計画を決行。3km地点くらいからずっと前に見えていた「13060」の選手をようやく抜くことが出来た。

陸上競技場の入口では、太鼓の演奏があります。ゴールまであと少し!ガンバロウという気になりますね。

ゴールは直前です!

次々とハーフマラソンのランナーがゴールしていきます。

オールスポーツコミュニティさんから写真を購入しました。

平坦なコース、走りやすい気温といえども全力を出し切ると疲れますね!

チップをここで回収。

こちらではゴール後に飲食物が配られました。

ゴール後にフィールドでくつろげたのはよかったですね。

 競技場の入口では、出て行くときに演奏のあった太鼓の音色が聞こえてくる。大したスパートではないが競技場を約4分の1周、力を振り絞ってゴール。ゴールタイムは44分38秒と、今シーズンでは初めての44分台となった。年代別の順位としても、ゴール前に「13060」の選手を抜いたこともあり何とか3位へ1つステップアップ。年代別2位の選手は42分台、年代別優勝の選手は40分台とまだまだ差があるものの、今回は少し復調の兆しが見えた感じであった。

本日の戦利品

この日使用したナンバーカード(左)と完走証(右)。ナンバーカードは、コースが公認コースになった関係でしょうか、陸連登録者で公認記録を得る場合には、ナンバーカードが胸面、背面の両方必要ですからね。完走証は、ネットからダウンロードしたものです。

10月17日、賞状が一枚送られてきました。もらっておいて何ですが、大会当日、表彰式でなくとも、会場で該当選手に手渡ししてもよかったと思います。

事前送付されてきた参加賞。クリアファイル(左)とタオル(右)です。タオルは生地がやや薄めですが、サイズは大きなものでした。

こちらはゴール後配布していたもの。左から、「いろはす(水)」、「漁師のおやつ(ほたるいか素干し)」、「アミノバイタル(顆粒)」。