第21回石垣島マラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前日受付 この大会の受付は前日のみとなってる。フルマラソンのスタートが午前8時と、早い時間であるということも理由であろうかもしれないが、島外からの参加者は前日までに石垣島にやってきた上、宿泊しないとこの時間にはスタートができないので、受付は前日のみとしたのであろう。 天候の急変などのトラブルがなければ、名古屋から那覇経由でも石垣島には半日ほどのスケジュールでやってくることができる。そのため今回は、早朝出発のスケジュールで石垣島に向かうこととした。
那覇に到着したときから気温が高く、一番上に着てきたフリースは不要。さらにその下のトレーナーも脱いでTシャツ一枚。同じ日本国内でこれほどの気温差とは・・・。 午後2時前に石垣空港に到着。10年ぶりに石垣島に足を踏み入れることとなった。 空港にはレンタカー屋が迎えに来てくれている。このあとレンタカー店で手続きをして2日ほど借りるが、軽自動車(今回はN-BOX)でわずかに4,000円。これで商売になるか心配な金額であるが、安さに目がくらんで今回はこの店舗にお願いする。 N-BOXは数年前まで乗っていたので、懐かしい気分になる。ナビをセットし受付会場の体育館を目指す。
ナビが少々古いせいか、体育館の表示がうまく出ずに、最後は目視で探すことになり周辺を少しうろうろする。受付時間が午前9時から午後9時までと長いせいか、体育館は混み合うこともなく空いていた。 受付後は、レンタカーを使用してコースの下見をする。コースの試走をしたかったが、時間の関係で今回は断念する。コースの下見ができた分、当日は距離感がよくわかりよかったと思う。 コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース前日の夕食 前日の夕食は、宿泊先のアートホテル石垣島そばの「牛信」という焼肉店で食事。カミさんがチョイスしてくれたお店で、なかなか雰囲気が良かった。店の主は、わが中日ドラゴンズの正捕手キノタク似のいい男。石垣牛のことならお任せで、雰囲気的にどっしりとした感じで好感が持てる。 女将さんは女将さんで気さくな感じ。アルバイトらしき女の子も使い、お店は繁盛している感じだった。「翌日は応援に行きますよ〜!」ということで、私はすっかり忘れていたが、カミさんはよく覚えていたようで5km地点付近で応援していたとのこと。翌日の夕食後に、お店に顔を出しお礼を申す。初めて行ったお店で、いい関係になったと思う。
大会当日 5時半頃に起床。午前6時過ぎにホテルの部屋で食事をする。今日のスタートは午前8時40分なので、少し遅めの朝食になる。 ホテルを7時に出発するが、あたりはまだ真っ暗。関東は6時50分くらいが日の出なので午前7時は明るくなっているが、さすがに日本では最西端に位置する都道府県だけあって、夜明けが遅い。 ホテルから大会会場へは徒歩で向かうが、同じように歩いている人が徐々に増えてくる。種目は違うかもしれないが、格好から見て参加者に間違いない。暗くて空模様はよくわからなかったが、どうやら曇りで時々小雨が降ってくる。 晴れていれば、陸上競技場のスタンドあたりに陣取ろうと思ったが、雨よけもないので陸上競技場のスタンドの裏の通路に陣取ることにした。エントリー数で4,000人を超える大会ともなると雨が降ってしまうとこういう時に困ってしまうのが難点だ。
ウォーミングアップをした後に、午前8時スタートののフル、ハーフの出発を見送ることになる。この日のスターターは、地元石垣島出身の西武ライオンズの平良海馬選手。MCとのやりとりで「マラソンはちょっと・・・」と発言していたがそこは愛嬌。かつては具志堅用高、現在は平良海馬が石垣島の一番の有名人だろう。午前8時、平良選手のピストルの合図でフルとハーフの選手が一斉に動き出す。 フルとハーフの出走を見送った後、再び、ウォーミングアップと出走の準備に入る。 レース フルとハーフが同時スタートで、これだけで3,000人ほどのランナーが一斉に走り出したが、10kmとて1,000人規模のランナーがいるので決して閑散としているわけではない。 8時のフルとハーフのスタートの前あたりから雨脚が強くなり、なるべく濡れないように陸上競技場のスタンド裏での待機が長くなる。当然、スタート地点への移動も遅くなり、スタートの5分前ほどに整列させてもらう。位置としては前から3列目あたり。 私が並んだというわけではないが、8時40分のスタート時には雨が一時的にやんだ。 10kmのスターターも先ほどと同じく平良海馬選手。地元の有名人をスターターに使うというのは粋な計らいだ。8時40分、平良海馬選手の合図で10km部門もスタートする。 今日の目標は4分30秒/kmをキープしながらトータルで10kmを45分。相手があるので順位は何ともいえないが年代別で3位に食い込むのが目標。
スタートをした直後に右折、さらにすぐ先の交差点を右折。さらに300mほど先の交差点を右折する。ここまでで400mほど走ったことになるが、先頭のランナーは私の視界の中に収まっている。私が最近出場している大会と比べると先頭のペースが遅いので、このような状況になっている感じだった。 受付をした体育館の前を通過し、オリックスレンタカーのある交差点を左折する。左折しすぐに1kmの看板があるが、ここを4分20秒で通過。ペース的にはまずまずであるが、体が少々重い気がする。 1km地点から500mほど先を右折し、石垣市の繁華街の方に向かう。右折後はコースは下り坂となる。2km付近には人だかりがあったが、これは応援の人たちではなく10kmリレーの部門のたすき待ちの選手だった。私の走っている付近にもリレーの選手がいたため、2km付近でペースを上げてたすき渡しを行っている。たすきをもらった女の子も最初はペースが速かったものの、しばらくすると視界から消えて後方へ下がっていく。このあたりからコースはどんどん西に向きを変えて行くこともあり、向かい風が強くなってくる。 3kmあたりになると集団がなくなり、赤いシャツを着た選手が少し前を走るだけとなった。少なくともこの選手には置いて行かれるわけにはいかないので、何とか食らいついて走ることにする。 4kmあたりから市街地に入り交通規制の関係か右側通行になる。このあたりで、赤いシャツの選手のペースが上がらないので、この選手を抜いて前に出る。 730交差点からは、石垣島のメインストリートとなるが、早朝のせいか人通りは少ない。それでも応援をしてくれる方はちらほら。しばらくすると5km地点が現れる。5kmの通過は22分34秒。ほぼ設定ペースではあるものの、向かい風のせいでペースは落ち気味。後半は追い風になるのであろうが、過剰な期待はできない。
6kmあたりで後方から2人の選手に抜かれる。このときは気がつかなかったが、どうやら私のペースが落ちていたようだった。併走をすることもなく、徐々に離されていく。 6kmから7km地点に向けてコースは右へカーブし方向を大きく変えている。体感的にはわからないが少しずつ登っているようだし、風向きも追い風に変わっているはずであったが、いずれもあまり感じることなく走る。7km地点の通過は32分ちょうど。この1kmは4分48秒もかかっている。体感的にしんどさを感じ自然にペースが落ちてしまってきているようだった。 8km付近では後方から、同年代のランナーと女性ランナーに抜かれる。ここで同年代のランナーに抜かれると、少なくとも年代別の順位が4位に落ちてしまうので、ここは何とか死守しなければとついていくものの、頑張れたのは1km程度の間だけだった。9kmあたりでこちらもいっぱいいっぱいとなりギブアップ。最後はペースも上がらずゴールという結果となってしまった。ゴールタイムは46分50秒。 先週の疲労が抜けていない感じで、走り始めから体が重かった。
ゴールをする少し前から雨が降り出してきて全身ずぶ濡れ。ゴール付近でカミさんを待っていようかと考えたものの、まずは自分が着替えることを優先する。 私がゴールしてから25分くらいしてから、ひょこひょことカミさんが陸上競技場の横のコースに現れる。膝に不安はあったものの、足を引きずることもなく帰ってきてまずは一安心。ただし、腰が落ちた感じでスピード感はなかった。1時間14分13秒でカミさんもゴール。10kmとしては決して早いタイムではないが、この大会ではゴールがピークの時間帯でのゴールだった。 番外編 最後に石垣島に滞在中の観光に関して報告しておきます。 大会前日の土曜日は、受付とコースの下見で終わり。大会当日の日曜日は、午前中に10kmを走り、終了後はホテルに戻り昼食。午後から石垣島内をドライブで観光。大会の翌日の月曜日は、午前中は竹富島での観光、午後には石垣島に戻り徒歩での観光。 ということで、今回の石垣島での滞在で観光に要したのは実質1日半でした。滞在中の天候はイマイチでしたが、ほぼ当初予定したとおりでのスケジュールが消化できたのはよかったと思います。 なお、観光の一部かもしれませんが、滞在中の三回の夕食は、いずれも地元のお店を利用して、石垣島でしか楽しめないようなものをたくさん食べてきました。こちらも今回、非常に楽しい思い出となりました。 石垣島には、まだまだ楽しめるところがあるので、またやってきたいと思います。
本日の戦利品
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