第21回石垣島マラソン 参戦記

 9年前に47都道府県目の国盗りを完成させた「第10回とかしきマラソン」以来、9年ぶりの沖縄県の遠征です。
 今回は、東西南北のマラソン大会のうち、日本最南端の大会である「石垣島マラソン」に出場することを目的に参加しました。大会の方は生憎の天気でしたが、スターターは地元石垣市出身の野球選手、西武ライオンズ・平良海馬選手がつとめるという、なかなか粋な計らいでした(本人は、マラソンは・・・というコメントでした)。またテレビのニュースでは、すでに翌日は宮古島での自主トレで石垣島を離れていたようでしたが・・・。

 さて大会の方ですが、石垣市内のメインストリートを走るなどロケーションもよく楽しめました。今回は体調がイマイチで、何とか年代別3位入賞を狙っていたところですが、序盤から離されいいところ無く終わってしまいました。

 また今回は、沖縄県への遠征で、私一人で出かけるのも・・・ということで、結婚30周年の一環としてカミさんと一緒に出場することにしました。また、せっかく石垣島まで行くならば・・・ということで、大会当日、翌日も観光に充てて、久しぶりに上さんと一緒に過ごすことになりました。私が石垣島にやってくるのは3回目ですが、1度目は学生時代の乗船実習で寄港しただけ、2回目は与那国島一周マラソンに出場するため立ち寄っただけということで、観光らしい観光は今回が初めてでした。竹富島にも渡りましたが、ゆったりと時間が流れるのがいいですね。沖縄的というか・・・。

 「来年も沖縄の大会に出かけよう!」ということで意見が一致。歳をとったこともありますが、カミさんと過ごす時間を大切にしていきたいと思います。
 

●大会名 第21回石垣島マラソン
●開催日 令和6年1月21日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
石垣市中央運動公園発(地図)陸上競技場着(地図)(沖縄県石垣市) 

大会要項 

プログラム


コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、18℃くらい
●参加賞 Tシャツ、完走メダル、ユーグレナ食品、500円クーポン
●結 果 46分50秒(10km 男女総合 第38位、男子総合 第32位、男子60歳代 第5位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【1月20日(土)/1日目】
徒歩 自宅 5:40 自由ヶ丘駅 5:50
地下鉄 自由ヶ丘 6:00 金山 6:31
名鉄 金山 6:36 中部国際空港 7:17
飛行機 名古屋(中部) 8:40 那覇 11:15 JTA045便
那覇 12:40 石垣 13:45 JTA609便
送迎 石垣空港 14:00 店舗 14:25
【レンタカー/手続き】
レンタカー 店舗 14:40 会場 14:55
【受付手続き/会場】
  【コース下見/レンタカー】
レンタカー 会場 16:00 ホテル 16:05
【アートホテル石垣/泊】
【1月21日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 7:00 会場 7:15
【第21回石垣島マラソン 10km 8:40スタート】
徒歩 会場 10:30 ホテル 10:55
  【石垣島内/観光】
【アートホテル石垣/泊】
【1月22日(月)/3日目】
【竹富島、石垣島内/観光】
  【アートホテル石垣/泊】
【1月23日(火)/4日目】
タクシー ホテル 10:33 バスターミナル 10:38
【石垣島内/観光】
路線バス バスターミナル 11:00 石垣空港 11:40
飛行機 石垣 13:30 那覇 14:30 JTA612便
那覇 16:05 名古屋(中部) 18:00 JTA044便
名鉄 中部国際空港 18:14 名鉄名古屋 18:54
JR 名古屋 19:57 東京 21:33 のぞみ50号
東京 21:48 市川 22:06 総武線快速
市川 22:09 本八幡 22:12 総武線
徒歩 本八幡駅 22:12 マンション 22:17
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 7,000円  
ツアー代金 114,200円 (往復航空運賃、宿泊費。2人分なので1人分で計算)
地下鉄 270円 (自由ヶ丘〜金山)
名鉄 830円 (金山〜中部国際空港)
890円 (中部国際空港〜名鉄名古屋)
レンタカー 4,000円 (幸せの南国レンタカー)
燃料 0円 (楽天ポイント1,155使用)  
JR 10,900円 (名古屋〜東京/スマートEX)
318円 (東京〜本八幡)
合 計 138,408円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子60歳代は第3位まで (★は加藤が参加した部門
【42.195km−8時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子10歳代 9人 川中 雄太 沖縄県 4゚05'21"
男子20歳代 175人 藤崎 将匡 東京都 2゚48'26"
男子30歳代 241人 中島 弘貴 大阪府 2゚28'06"
男子40歳代 282人 石戸 寛之 沖縄県 2゚45'44"
男子50歳代 284人 勝野 潤一 北海道 2゚52'52"
男子60歳代 131人 小林 賢郎 愛知県 3゚36'03"
男子70歳以上 47人 大石 嘉昭 東京都 3゚25'25"
女子10歳代 2人 坪井 華緒 沖縄県 5゚46'17"
女子20歳代 43人 中村 広海 三重県 3゚28'30"
女子30歳代 58人 中島 知美 大阪府 3゚03'02"
女子40歳代 71人 横尾 奈月 沖縄県 2゚53'23"
女子50歳代 84人 岡本 幸子 埼玉県 3゚18'28"
女子60歳代 17人 亀田 秀子 愛知県 3゚45'28"
女子70歳以上 3人 北川 孝子 愛知県 4゚48'56"
【21.0975km−8時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子10歳代 16人 請盛 渚 沖縄県 1゚51'19"
男子20歳代 77人 末田 優人 沖縄県 1゚22'06"
男子30歳代 143人 棚原 憲哉 沖縄県 1゚15'37"
男子40歳代 174人 富田 繁生 沖縄県 1゚14'17"
男子50歳代 149人 宮森 俊行 東京都 1゚34'45"
男子60歳代 124人 富田 厚 愛知県 1゚37'27"
男子70歳以上 31人 森田 守 神奈川県 1゚58'02"
女子10歳代 4人 吉牟田 くるみ 沖縄県 2゚51'30"
女子20歳代 55人 岩本 法子 山口県 1゚46'03"
女子30歳代 71人 淺田 千安芸 埼玉県 1゚38'04"
女子40歳代 89人 平尾 優子 沖縄県 1゚47'51"
女子50歳代 93人 有吉 恵未 東京都 1゚47'33"
女子60歳代 48人 本多 佳子 新潟県 2゚00'40"
女子70歳以上 7人 金森 久美子 富山県 2゚43'04"
【10km−8時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子10歳代 30人 阿利 優汰 沖縄県 35'51"
男子20歳代 64人 二瓶 広太郎 埼玉県 35'25"
男子30歳代 117人 登野盛 龍 沖縄県 40'50"
男子40歳代 175人 川満 晃弘 沖縄県 36'39"
男子50歳代 178人 池本 隆 沖縄県 39'37"
★男子60歳代 123人 1 後眞地 郊恭 沖縄県 42'43"
2 亀川 栄建 沖縄県 44'56"
3 川上 重信 沖縄県 45'16"
5 加藤 一郎 千葉県 46'50"
男子70歳以上 57人 國吉 仁英 沖縄県 56'49"
女子10歳代 7人 福本 あめり 兵庫県 1゚01'22"
女子20歳代 68人 近藤 かすみ 愛知県 37'55"
女子30歳代 117人 呉屋 花子 沖縄県 44'31"
女子40歳代 167人 北村 美由紀 岩手県 41'56"
女子50歳代 138人 仲山 恵美 千葉県 45'21"
女子60歳代 67人 1 石田 弘美 北海道 54'10"
24 加藤 由記子 愛知県 1゚14'13"
女子70歳以上 17人 飯島 悦子 茨城県 1゚06'13"
リレー中学生 1組 IRC   38'40"
リレー高校生 1組 田福チルドレン   1゚00'18"
リレー一般 39組 陸匠神光士隊   38'21"
総合計 4,058人  

前日受付
 この大会の受付は前日のみとなってる。フルマラソンのスタートが午前8時と、早い時間であるということも理由であろうかもしれないが、島外からの参加者は前日までに石垣島にやってきた上、宿泊しないとこの時間にはスタートができないので、受付は前日のみとしたのであろう。
 天候の急変などのトラブルがなければ、名古屋から那覇経由でも石垣島には半日ほどのスケジュールでやってくることができる。そのため今回は、早朝出発のスケジュールで石垣島に向かうこととした。

この日は名古屋の自宅を5時40分に出発。地下鉄、名鉄を乗り継ぎ中部国際空港へ。

中部国際空港駅には、午前7時17分に到着。朝から人が多いですね。

私が中部国際空港を利用するのは4年ぶり。こぢんまりとして使いやすい空港ですね。

那覇行きのJTA045便は、8時40分発。ほぼ満席のようです。

カミさんは久しぶりの飛行機。

今回乗るJTAの機体は可愛いピンクに白の水玉模様。

ほぼ定刻にセントレアを出発。

名古屋は天候がイマイチでしたが、雲の上に上がると日差しが強いですね。

那覇には11時15分に到着。

私も久しぶりの沖縄です。

石垣への乗り換え時間を利用して、那覇空港内の「空港食堂」でお昼ご飯。さっそく沖縄料理をいただきました。

那覇から石垣へは、12時40分発のJTA609便で移動。

沖縄は海がきれいですね。那覇から石垣へは1時間05分のフライト。

私は3回目の石垣島。カミさんは初の石垣島です。空港の到着ロビーには、石垣マラソンの参加者への歓迎の横断幕もありました。

空港にはレンタカー屋さんに迎えに来てもらいました。途中でレンタカー屋で続きをしてレンタカーで受付会場の体育館へ向かいます。

体育館に到着。この日の石垣島の最高気温は25度と本州では考えられないような陽気でした。。

 那覇に到着したときから気温が高く、一番上に着てきたフリースは不要。さらにその下のトレーナーも脱いでTシャツ一枚。同じ日本国内でこれほどの気温差とは・・・。
 午後2時前に石垣空港に到着。10年ぶりに石垣島に足を踏み入れることとなった。

 空港にはレンタカー屋が迎えに来てくれている。このあとレンタカー店で手続きをして2日ほど借りるが、軽自動車(今回はN-BOX)でわずかに4,000円。これで商売になるか心配な金額であるが、安さに目がくらんで今回はこの店舗にお願いする。
 N-BOXは数年前まで乗っていたので、懐かしい気分になる。ナビをセットし受付会場の体育館を目指す。

体育館に入ると「靴を履いたままお上がりください。」と案内看板。

受付場所は、体育館のアリーナのようです。

フル、ハーフ、10kmの部門ごとに受付がありました。前日受付は午前9時から午後9時までと長いので、特に混み合っていることもありませんでした。

受付後は、後方で参加賞のTシャツをいただきます。デザインも色もいい感じでご満悦のカミさん。

後方中央のN-BOXが、今回借りたレンタカー。

受付後は、自動車でコースの下見をしました。写真は、ちょうど5kmあたりになります。

今回宿泊したアートホテル石垣島。大会会場まで、徒歩で行くことができそうだったのでチョイスしました。

ホテルの看板の前にて。

今回、割り当てられた部屋は、12階の1218号室。13階がレストランなので、宿泊できる部屋としては最上階。石垣市内を見下ろすことのできるいい部屋でした。

こちらが宿泊した部屋の様子。

 ナビが少々古いせいか、体育館の表示がうまく出ずに、最後は目視で探すことになり周辺を少しうろうろする。受付時間が午前9時から午後9時までと長いせいか、体育館は混み合うこともなく空いていた。
 受付後は、レンタカーを使用してコースの下見をする。コースの試走をしたかったが、時間の関係で今回は断念する。コースの下見ができた分、当日は距離感がよくわかりよかったと思う。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース前日の夕食
 前日の夕食は、宿泊先のアートホテル石垣島そばの「牛信」という焼肉店で食事。カミさんがチョイスしてくれたお店で、なかなか雰囲気が良かった。店の主は、わが中日ドラゴンズの正捕手キノタク似のいい男。石垣牛のことならお任せで、雰囲気的にどっしりとした感じで好感が持てる。
 女将さんは女将さんで気さくな感じ。アルバイトらしき女の子も使い、お店は繁盛している感じだった。「翌日は応援に行きますよ〜!」ということで、私はすっかり忘れていたが、カミさんはよく覚えていたようで5km地点付近で応援していたとのこと。翌日の夕食後に、お店に顔を出しお礼を申す。初めて行ったお店で、いい関係になったと思う。

午後5時に予約しました。開店と同時に入る準備。

店内はカウンターと座敷とあります。座敷の方には、毎年キャンプに訪れるロッテのユニフォームが。背番号17ですから佐々木朗希のユニフォームですね。しかし、その下には石垣島出身の西武ライオンズの平良海馬のユニフォームもあります。

まずは「赤身肉盛り 盛り合わせ(350g)」を注文。カルビ、ロース、モモ肉、ホルモン(3点)で6,820円(税込み)。

地ビールも頼んじゃいました。

まずは乾杯!カミさんとあらためてすると少々照れくさいです。

カクテキ

こちらはつくね。

肉を焼くのはもっぱらカミさんの仕事。

定番のオリオンビール。

ビビンバ。カミさんが好きです。

こちらは「1本ゲタカルビ」。肋骨と肋骨の間の肉で「中落ちカルビ」ともいわれています。希少部位なので、1日限定2本!もちろん石垣牛で3,190円(税込み)

カウンターのミニボトルがいいですね。席がカウンターであったこともあり、店主ともお話しができて良かったです。翌日、完走メダルを持って再びお店を訪れました。

ホテルに戻って、明日の目標タイムを設定。私は10kmを27分10秒で設定(笑)

カミさんは、比較的真面目に59分59秒と1時間切りの設定。結果はいかに・・・。

大会当日
 5時半頃に起床。午前6時過ぎにホテルの部屋で食事をする。今日のスタートは午前8時40分なので、少し遅めの朝食になる。
 ホテルを7時に出発するが、あたりはまだ真っ暗。関東は6時50分くらいが日の出なので午前7時は明るくなっているが、さすがに日本では最西端に位置する都道府県だけあって、夜明けが遅い。

 ホテルから大会会場へは徒歩で向かうが、同じように歩いている人が徐々に増えてくる。種目は違うかもしれないが、格好から見て参加者に間違いない。暗くて空模様はよくわからなかったが、どうやら曇りで時々小雨が降ってくる。
 晴れていれば、陸上競技場のスタンドあたりに陣取ろうと思ったが、雨よけもないので陸上競技場のスタンドの裏の通路に陣取ることにした。エントリー数で4,000人を超える大会ともなると雨が降ってしまうとこういう時に困ってしまうのが難点だ。

ホテルの部屋で朝食を摂り、会場へ出発!

ホテルを午前7時に出発しましたが、あたりはまだ真っ暗。沖縄の夜明けは遅いですね。

会場へ行く道中、あちこちで交通規制の看板を見かけました。

とりあえず、お約束の写真

フルマラソン、ハーフマラソンのスタート時間の8時が近づき、続々と選手が集まってきます。

 ウォーミングアップをした後に、午前8時スタートののフル、ハーフの出発を見送ることになる。この日のスターターは、地元石垣島出身の西武ライオンズの平良海馬選手。MCとのやりとりで「マラソンはちょっと・・・」と発言していたがそこは愛嬌。かつては具志堅用高、現在は平良海馬が石垣島の一番の有名人だろう。午前8時、平良選手のピストルの合図でフルとハーフの選手が一斉に動き出す。
 フルとハーフの出走を見送った後、再び、ウォーミングアップと出走の準備に入る。

レース
 フルとハーフが同時スタートで、これだけで3,000人ほどのランナーが一斉に走り出したが、10kmとて1,000人規模のランナーがいるので決して閑散としているわけではない。
 8時のフルとハーフのスタートの前あたりから雨脚が強くなり、なるべく濡れないように陸上競技場のスタンド裏での待機が長くなる。当然、スタート地点への移動も遅くなり、スタートの5分前ほどに整列させてもらう。位置としては前から3列目あたり。
 私が並んだというわけではないが、8時40分のスタート時には雨が一時的にやんだ。

 10kmのスターターも先ほどと同じく平良海馬選手。地元の有名人をスターターに使うというのは粋な計らいだ。8時40分、平良海馬選手の合図で10km部門もスタートする。
 今日の目標は4分30秒/kmをキープしながらトータルで10kmを45分。相手があるので順位は何ともいえないが年代別で3位に食い込むのが目標。

スタート位置付近の様子。フルとハーフのスタートする午前8時前から雨が降り出しました。

スタート位置の前方では、ゲストなどの紹介がされました。

フル、ハーフ及び10kmのいずれの部門のスターターは、地元石垣島出身の西武ライオンズの平良海馬選手です。現役の地元選手なので、人気がありますね。

フルとハーフで、合計2,200人以上が8時ちょうどに一斉にスタート。雨の降りしきる中でのスタートで前途多難?

 スタートをした直後に右折、さらにすぐ先の交差点を右折。さらに300mほど先の交差点を右折する。ここまでで400mほど走ったことになるが、先頭のランナーは私の視界の中に収まっている。私が最近出場している大会と比べると先頭のペースが遅いので、このような状況になっている感じだった。
 受付をした体育館の前を通過し、オリックスレンタカーのある交差点を左折する。左折しすぐに1kmの看板があるが、ここを4分20秒で通過。ペース的にはまずまずであるが、体が少々重い気がする。
 1km地点から500mほど先を右折し、石垣市の繁華街の方に向かう。右折後はコースは下り坂となる。2km付近には人だかりがあったが、これは応援の人たちではなく10kmリレーの部門のたすき待ちの選手だった。私の走っている付近にもリレーの選手がいたため、2km付近でペースを上げてたすき渡しを行っている。たすきをもらった女の子も最初はペースが速かったものの、しばらくすると視界から消えて後方へ下がっていく。このあたりからコースはどんどん西に向きを変えて行くこともあり、向かい風が強くなってくる。

 3kmあたりになると集団がなくなり、赤いシャツを着た選手が少し前を走るだけとなった。少なくともこの選手には置いて行かれるわけにはいかないので、何とか食らいついて走ることにする。
 4kmあたりから市街地に入り交通規制の関係か右側通行になる。このあたりで、赤いシャツの選手のペースが上がらないので、この選手を抜いて前に出る。

 730交差点からは、石垣島のメインストリートとなるが、早朝のせいか人通りは少ない。それでも応援をしてくれる方はちらほら。しばらくすると5km地点が現れる。5kmの通過は22分34秒。ほぼ設定ペースではあるものの、向かい風のせいでペースは落ち気味。後半は追い風になるのであろうが、過剰な期待はできない。

10km部門の選手が石垣市中央運動公園に帰ってきました。

 6kmあたりで後方から2人の選手に抜かれる。このときは気がつかなかったが、どうやら私のペースが落ちていたようだった。併走をすることもなく、徐々に離されていく。
 6kmから7km地点に向けてコースは右へカーブし方向を大きく変えている。体感的にはわからないが少しずつ登っているようだし、風向きも追い風に変わっているはずであったが、いずれもあまり感じることなく走る。7km地点の通過は32分ちょうど。この1kmは4分48秒もかかっている。体感的にしんどさを感じ自然にペースが落ちてしまってきているようだった。

 8km付近では後方から、同年代のランナーと女性ランナーに抜かれる。ここで同年代のランナーに抜かれると、少なくとも年代別の順位が4位に落ちてしまうので、ここは何とか死守しなければとついていくものの、頑張れたのは1km程度の間だけだった。9kmあたりでこちらもいっぱいいっぱいとなりギブアップ。最後はペースも上がらずゴールという結果となってしまった。ゴールタイムは46分50秒。 先週の疲労が抜けていない感じで、走り始めから体が重かった。

カミさんもスタートから1時間10分を過ぎた頃に戻ってきました。

カミさんは1時間14分13秒でゴール。平成4年4月の全日本トライアスロン宮古島大会以来、沖縄県での大会のゴール 実に32ぶりの沖縄の大会になります。

脚(膝)は大丈夫。ただし腰が痛くなってきたとか・・・。

とりあえず、完走証と完走メダルはいただきました。

こちらでは給水を

こちらでは給食をいただきます。

ミカンやバナナなどが給食で盛られています。

 ゴールをする少し前から雨が降り出してきて全身ずぶ濡れ。ゴール付近でカミさんを待っていようかと考えたものの、まずは自分が着替えることを優先する。
 私がゴールしてから25分くらいしてから、ひょこひょことカミさんが陸上競技場の横のコースに現れる。膝に不安はあったものの、足を引きずることもなく帰ってきてまずは一安心。ただし、腰が落ちた感じでスピード感はなかった。1時間14分13秒でカミさんもゴール。10kmとしては決して早いタイムではないが、この大会ではゴールがピークの時間帯でのゴールだった。

番外編
 最後に石垣島に滞在中の観光に関して報告しておきます。
 大会前日の土曜日は、受付とコースの下見で終わり。大会当日の日曜日は、午前中に10kmを走り、終了後はホテルに戻り昼食。午後から石垣島内をドライブで観光。大会の翌日の月曜日は、午前中は竹富島での観光、午後には石垣島に戻り徒歩での観光。

 ということで、今回の石垣島での滞在で観光に要したのは実質1日半でした。滞在中の天候はイマイチでしたが、ほぼ当初予定したとおりでのスケジュールが消化できたのはよかったと思います。
 なお、観光の一部かもしれませんが、滞在中の三回の夕食は、いずれも地元のお店を利用して、石垣島でしか楽しめないようなものをたくさん食べてきました。こちらも今回、非常に楽しい思い出となりました。
 石垣島には、まだまだ楽しめるところがあるので、またやってきたいと思います。

大会当日の午後、レンタカーで川平湾へ。海がきれいですね〜。石垣島に行ったら必ず行って欲しいナンバーワンの場所だそうです。

ちょうど出航しそうなタイミングでグラスボートに乗船できました。

こちらはグラスボートの様子。船の中央部分の船底から海底の様子がうかがえるようになっています。

乗船時間は20分ほどでしょうか、魚はもちろん大きなシャコ貝、珊瑚、ウミガメなどいろんなものが見えました。

ヤエヤマヤシの群落も行ってみました。

ジャングルみたいですね。

石垣島の最北端「平久保崎」も行ってみました。ここは東シナ海と大平洋の境目になるそうです。

海がきれいですね〜!

夕方ホテルに戻って、徒歩でホテルそばの居酒屋「あだん亭」へ。「あだん」というのは、パイナップルのような形状の植物です。

こちらは海ぶどう。久しぶりに食べました。

こちらは「あだんの芽チャンプル」。チャンプルは炒め物という意味。あだんは先ほど説明したものですが、竹の子というかキャベツの芯というかそういう食感でした。

こちらは石垣牛の寿司。やわらかくて美味しかったです。

翌日の月曜日は竹富島へ。離島フェリー乗り場には。具志堅用高の銅像があります。ここも観光名所。

竹富島に到着しました。

こちらは「カイジ浜」。星砂がたくさんあるところだそうです。

ブランコがあったので、せっかくなのでカミさんと撮影しました。

こちらはコンドイ浜。竹富島で唯一遊泳ができるところだそうです。海が透き通っていますね。

水牛車にも乗ってきました。まさしく竹富島のゆったり流れる時間を楽しむことができました。写真は水牛ポーズ

こちらは八重山そば

こちらは西桟橋。観光スポットで人気があります。

重要伝統的建造物群保存地区に指定された赤い屋根瓦の集落。竹富島らしさの一つですね。

石垣島に戻って、730記念碑。1978年7月30日に自動車が右側通行から左側通行に変更された記念として建てられたものです。

こちらは具志堅用高記念館。市街地から少し離れていますが、トコトコ歩いて行ってきました。個人的には良かったです。

3日目の夕食は「なかゆくい」さん。職場のロッテファンの女の子の紹介で行ってみました。なかなかよかったです

こちらはシャコ貝。昨日、グラスボートからみた大きな貝です。コロコリして美味しかったです。

「炙り石垣島美崎牛サーロインの刺身」。とても美味しくいただきました。

石垣島の繁華街の一つ、ユーグレナモール。日本最南端のアーケード街だそうです。

ユーグレナモールは、お土産屋さんが多いですね。シーサーをたくさん見ることができました。

最終日は目立った観光はありません。宿泊したアートホテル石垣島の13階にある「スカイバー・カプリコン」から見た石垣市内。景色がいいですね。

連泊の特典のケーキセットをようやく最終日にいただきことができました。

宿泊施設も充実していて、カミさんもニンマリ

本日の戦利品

この日使用したナンバーカード(左)と参加賞のTシャツ。大会前日、当日、翌日と、このTシャツを着て歩いている人を多く見かけました。

ゴール後いただいた完走証(左)。ゴール後は雨だったので、濡れてしわしわになってしまいました。また、完走後にいただいた完走メダル(右上)。こちらは素焼きのおしゃれな感じのものです。また、ゴール後に配布されたユーグレナの食品(右下)。

こちらはゴール後にいただいた完走賞とは別に、主催者のサイトから写真入りものがダウンロードできるとあって利用したものです。

カミさんのゴール写真はなかったので、私が撮影した写真を利用して完走証を作りました。