第21回平城京新春マラソン 参戦記
 本年の走りはじめの大会です。
 今回は、久々総合優勝が狙えるかな?と色気を出したのもつかの間、一瞬のうちにやられてしまいました。やはり、自力をつけることが先決と感じました。

●大会名 第21回平城京新春マラソン大会
●開催日 平成17年1月9日(日)
●コース  平城宮跡 周回コース(2.5km×4)(奈良県奈良市)
●天 候  晴、気温5.4℃くらい
●参加賞 Tシャツ、バーム、マグネットクリップ
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門
10km 男子 39歳以下 102名
40〜59歳 179名
60歳以上 56名
女子 39歳以下 32名
40歳以上 38名
5km 男子 39歳以下 53名
40〜59歳 57名
60歳以上 41名
女子 39歳以下 28名
40歳以上 43名
2.5km 男子 小学1〜3年 小学生は
会場で受付
先着200名
小学4〜6年
女子 小学1〜3年
小学4〜6年

●スタート時間
2.5km 10時00分
5km 10時20分
10km 11時00分

●結 果  34分10秒(16’53”−17’17”)
       (男子40歳〜59歳 第1位)
●表 彰  賞状1枚、財布(アーノルドパーマー)、タオル
●過去の戦績 初参加
●交通手段等
  (往路) 自宅5:25〜自由ヶ丘駅
        自由ヶ丘5:40→本山5:42(地下鉄・名城線)
        本山5:51→名古屋6:05(地下鉄・東山線)
        近鉄名古屋6:31→伊勢中川7:45(近鉄・急行)
        伊勢中川7:50→大和八木8:43(近鉄・特急))
        大和八木8:46→西大寺9:08(近鉄・急行)
        近鉄西大寺駅〜会場9:30
  (復路) 会場〜昼食・入浴〜近鉄西大寺駅15:20
        西大寺15:25→大和八木15:46(近鉄・急行)
        大和八木15:51→近鉄松阪17:10(近鉄・急行 乗り過ごし)
        近鉄松阪17:19→近鉄名古屋18:44(近鉄・急行)
        新名古屋18:49→金山(名鉄・特急)
        金山24:08→自由ヶ丘24:32(地下鉄・名城線)
        自由ヶ丘駅〜自宅24:45
●費用
参加料 1,500円
交通費
地下鉄 520円 (260円×2)
近鉄・乗車券 3,000円 (1,500円×2 : 1回券×2
近鉄・特急料 870円
名鉄 180円
合 計 6,070円

●上位成績
 **** 10km 39歳以下男子 ****
1  小牟田 竜一 39 兵庫県西宮市 ドコモ関西 33'45"
2 久世 昇太 33 京都市 35'27"
3 足立  崇 34 京都市 中牧RC 36'14"
4 長井 健時 25 大和高田市 日本気象予報士会 36'45"
5 森下耕太郎 30 京都府亀岡市 チームピーマン 37'10"
6 山田 和信 37 京都府宇治市 ユニチカ中研 37'14"

 **** 10km 40〜59歳男子 ****
1  加藤 一郎 42 愛知県名古屋市 愛知県庁クラブ 34'10"
2 高須 眞一 43 京都市 宝ヶ池STC 35'08"
3 山科 文雄 45 大阪府高槻市 37'19"
4 蛯原 和弘 52 吉野郡東吉野村 陽気にゆこう 37'44"
5 武林  誠 46 京都府宇治市 月桂冠KK 38'07"
6 礒野 雅弘 45 奈良市 生駒ボルダーズ 38'40"

 **** 10km 60歳以上男子 ****
   結果発表の前に帰ってきてしまいました。

 **** 10km 39歳以下女子 ****
1  吉田菜穂子 28 香芝市 吉田順商店 42'59"
2 藤原由利子 24 橿原市 43'26"
3 辻井 知代 39 奈良市 43'42"
4 池崎 志保 30 磯城郡川西町 45'31"
5 水野 章世 35 大阪府箕面市 46'42"
6 北岡 美沙 24 奈良市 49'04"

 **** 10km40歳以上女子 ****
1  新川 典子  40 奈良市 奈良S.S 41'50”
2 太田 千代 40 葛城市 46'26"
3 北村 由紀子 42 生駒郡 若草陸上クラブ 47'55"
4 高岡 朱美 42 京都市 48'44"
5 浅利 依子 42 京都府京田辺市 京田辺走ろう会 48'59"
6 北村 米子 50 京都市 49'15"

奈良へ出かけた理由
 加藤家では、基本的に大会の参加基準は次のようになっている。
  (1)子ども連れで行く場合は、いずれかが必ず面倒を見ている。
  (2)種目によって走る時間帯が完全にずれている場合は、種目を分けて参加が可能。
  (3)子供たちも3km程度までのジョギングに参加させる
  (4)ゆきこは月に一度くらいはロードレースを走る。

 1月10日(月・祝)に「いちのみやタワーパークマラソン」でロードレースを走るというので、自分は1月9日に大会の選択権が与えられる。
 1月9日(日)は、おなじみ新春春日井マラソンがある。しかし、この大会のスタートのすさまじさは筆舌に尽くしがたい。昨年を含め、いままで数回参加しているが、まともにスタートした記憶がないくらい10kmのロードレースとしてはマンモス大会である。
 自宅からは近くて交通の便という意味では楽な大会であるのであるが、終わったあとの満足度が自分の中では決して高い大会ではない。

 よって、近場で替わりの大会を探したが見あたらない。で、今回雑誌から見つけたのがこの大会である。奈良なら許容範囲。「まあ、一度行ってみようか」という軽いノリである。

奈良に行くなら大学の同期と合流しよう!
 奈良といえば、自分の大学の時の同期生で藤本(裕之)というヤツがいる。ヤツといっては失礼!まあ、仲良くしてもらったし、実家にも遊びに行ったりしたこともある。おまけに加藤家では、この藤本夫妻の仲人もしている。そう簡単に縁を切られては困る間柄である。
 今は広島にいるが、ジョギングはしているとか・・・。それなら「実家への帰省をかねて参加する?」と聞いたところ「OK」とのこと。現地で合流することにした。

世界遺産を走る!
 今日は朝5時起き。経費節減で近鉄特急を最小限しか使わないためだ。朝食は、伊勢中川から乗った特急の車内で摂る。ちょうどスタート3時間前に当たる時刻だ。

 9時8分、近鉄西大寺駅に到着。大会要項の地図を見て北口から降りる。が、それらしき看板も出ていない。要項の地図もデフォルメしてるのでどちらに行っていいかよく分からない。携帯電話で待ち合わせている藤本に場所を確認する。歩きながら会場に向かい出すと、それらしき格好をしている人がちらほら現れだした。結局、会場の入口まで看板はひとつも出ていなかった。藤本に言わせると「平城京跡の場所を知っているのは常識」。どうも地元のリピーターの多い大会のようだ。

 大会の受付会場で受付をしてナンバーカードなどをいただくが、その中に平城宮跡散策マップというものがあった。ここには、「世界遺産/特別史跡」とある。日本には、ユネスコに登録してある世界遺産が12あるそうであるが、みなさんはご存じでしょうか?白神山地や屋久島は知っていましたが・・・。
 順に北から次の通りです。いくつ知っていたでしょうか。
 この中で「平城宮跡」は「5 古都奈良の文化財」の中に含まれているそうです。どおりで、平城宮跡は草がぼうぼうとたくさん生えっぱなしになっているわけだ。
 白神山地 紀伊山地の霊場と参詣道
 日光の社寺 姫路城
 白川郷・五箇山の合掌造り集落 広島の平和記念碑(原爆ドーム)
 古都京都の文化財 10 厳島神社
 古都奈良の文化財 11 屋久島
 法隆寺地域の仏教建造物 12 琉球王国のグスク及び関連遺跡群
会場は、ホント広かったですよ。


調子は上向き!
 スタート近くに藤本夫婦と大阪の三洋電機で働く彼の兄と4人で場所を陣取る。当初、出場を予定していた峰子さん(藤本)は、腰を痛めたので欠場。彼の兄と2人でカメラマンで働いた。

 コースは、一周2.5kmを4周回。コース内は全くフラットといって良い。が、風があると悲惨なコースに早変わりする。今日は、あまり風が吹いていないのでタイムにはさほど影響しないと思われる。
 参加者は10kmで400人ほど。大会パンフを見ると、例年の優勝タイムは33分〜34分台程度で、今の自分の持ちタイムとあまり変わらないので先頭を走る可能性が高い。そこで、ウォーミングアップをかねてコースの下見をする。下見をしたところ、コースの大半はサイクリングロード程度の道幅しかなく狭いコースであることが分かった。周回遅れの選手を抜くのに一苦労しそうなコースである。

 11時ちょうどに一斉スタート。
 コースの一番内側からスタートするもののスタートはやや出遅れる。200mほどで先頭に追いつく。が、ペースがさほど速くないのでスタート地点から500mほどで前に出る。
 進路を北向きに変えると北風が向かい風となって吹いてくる。1人の選手が後ろについてくる。風よけに使われている。蛇行しながら走ることにする。
 さらに進路を西に変えるので今度は、前を譲って後ろから様子を見る。結構息づかいが荒そうだ。一周目はお互いに前後しながら走る。
 しかし、2周目からは急激にスピードアップをされる。ちょっと今の自分には速いペース。まだ、残り6km以上ある。無理をせずついていくのを断念する。
 2周目後半から周回遅れの選手が現れだし予定どおり(?)走りづらくなる。3周、4周と周回を重ねるが前から落ちてくる様子もない。結局ゴール時には100m強離れてしまったが総合2位、40〜59歳以上では何とか優勝できた。

 コース上、概ね北行きでは向かい風になりながらも最後までいい感じのピッチで走れたのは収穫であった。年末に豊橋で走ったダブルフルの練習の成果でしょうか。