第13回アルプス展望ロードレースin塩尻 参戦記
 先週のかきつばたマラソンに続き2週連続の参加。
 5月にもなると大会の数がぐっと減るので、ちょっと長野県まで足を延ばしてみました。世の中には強い人がたくさんいますね。今回も最後に振り切られてしまい2週連続2位に甘んじてしまいました。

●大会名 第13回アルプス展望レースin塩尻
●開催日 平成17年5月15日(日)
●コース  小坂田公園多目的広場発着(長野県塩尻市)
●天 候  晴れたり降ったり、17℃くらい
●参加賞 Tシャツ、しののめ汁、スポーツドリンク(コップ)、ワイン(コップ)
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)
距離 区 分 参加者 スタート時間
2km   173名 10時35分
3km 小学生男子(4〜6年生) 52名 9時45分
小学生女子(4〜6年生) 35名 10時05分
中学生女子 10名
5km 中学生男子 16名 11時00分
一般女子(高校生以上) 26名
一般男子(高校生以上) 33名
壮年男子(40歳以上) 65名
10km 一般男子(高校生以上) 46名 11時10分
一般女子(高校生以上) 23名
壮年男子(40歳以上) 138名
合  計 617名  

●結 果  17分45秒(5km 壮年男子(40歳以上)第2位、総合第3位)
●表 彰  トロフィー、賞状
●過去の戦績 初参加
●交通手段等
  (往路) 自宅4:40〜定光寺駐車場5:24(自動車)
        定光寺5:59 → 塩尻8:30(JR中央本線)
        塩尻9:07 → みどり湖9:13(同上)
        みどり湖駅9:13〜会場9:35(徒歩)
  (復路) 会場12:07〜みどり湖駅12:27(徒歩)
        みどり湖12:30 → 塩尻12:34(JR中央本線)
        塩尻12:37 → 中津川14:29(同上)
        中津川14:38 → 多治見15:18(同上)
        多治見15:29 → 定光寺15:36(同上)
        定光寺駐車場15:41〜自宅16:24(自動車)
●費用
参加料 1,500円
燃 料 633円   44(km)/8(リットル/km)×115(円/リットル)
運賃 5,040円   2,520円×2(JR:定光寺〜みどり湖 往復)
399円   雨のためセブンイレブンで購入
合 計 7,572円
●上位成績
  電車の時間も迫っていたので確認せずに帰ってきました(スミマセン・・・)。

車と電車を利用して会場へ行きました
 走ったあとはのんびり帰ってきたいですよね。ビール飲んだり、居眠りしたり・・・。かといって、交通費がかさむのもイヤなので、今回は現地近くまで、電車で行くことにしました(スタート時間も午前11時と遅い)。
 名古屋若しくは千種駅から「ワイドビューしなの」に乗れば、片道約5,000円。往復1万円です。しかしこの金額の交通費はちょっと辛いので、何とか鈍行(各駅停車)で行けないかと検討しました。会場の到着時間から逆算すると名古屋駅の始発では間に合いません。が、神領(春日井市)始発なら間に合いそうです。そこでこの電車に乗ることが可能な定光寺までは自動車(駅のそばに駐車場がある)、定光寺からは電車、会場の最寄り駅の「みどり湖」からは徒歩で行くことにしました。
 事前に「みどり湖」駅から会場の「小坂田公園」までの道のりは、インターネットで調べておいたけれど、まさにテレビ東京系列で放映中の「田舎に泊まろう!」(毎週わが家では家族で見ています)の風景そのものでした。ちなみに約1km強の道中では、田植えをしているオッちゃんオバちゃんにしか会いませんでした(思わず「今日、泊めていただけますか〜!」と言ってしまいそう)。

定光寺駅から乗った松本行き普通(5:59発)

塩尻駅で乗り換え。傘を買いにコンビニを探しました

下車駅の「みどり湖」(無人駅)

駅のそばには湖は見あたらない?

みどり湖から会場の小坂田公園までの1km強の道のりの途中は、田植えをしているのどかな風景でした。
(まさにテレビ東京の「田舎に泊まろう!」の風景そのもの)

会場は国道20号線の道の駅「小坂田(おさかだ)」

 今回の大会会場は、国道20号線に隣接する道の駅「小坂田(おさかだ)公園」内にある多目的グランドです。これまでいろんなマラソン大会に行きましたが、道の駅が会場になっているのは初めてでした。
 この道の駅「小坂田」には、多目的グランドの他「蝶の博物館」、「パターゴルフ」、「ゴーカート」、「特産品展示販売所」があり、家族連れでも楽しめる施設が整っています。そういう意味では、意外とオススメです。帰りに土産物を買いすぎて、みどり湖駅までの徒歩約20分がたいへんでした。

道の駅に多目的グランドがあるのは珍しい

グランドと駐車場の間には、このようなものがありました。嬉しいかぎりです。

こちらは、土産物や食事をするところ。土産物はなかなか気の利いたものが置いてありました。

ゲストランナーは、女子マラソンのパイオニア松田千枝さん(資生堂)
 今回のゲストランナーは、ご存じ「松田千枝」さんです。
 松田千枝さんといえば、女性のマラソンランナーのパイオニアです。資生堂の走る広告といっても良いでしょう。10kmに参加者の皆さんと一緒に走られていました。相変わらず美しいですね。
 
コースはまさにジェットコースター
 今回は、ランナーズだったか他の雑誌だったか忘れましたが、「この大会は平坦なところがほとんどなくアップダウンがきついコース」と書いてありました。
 「まあ、さぞかしたいへんなところだろう」と覚悟はしていましたが、スタートの1時間ほど前にアップがてらに5kmを走ってビックリしました。本当に、平坦なところはスタートの小坂田公園のグランドだけであったというのがよくわかりました。
 最近走った中でアップダウンがきついといえば、昨年12月に走った「東浦マラソン」ですが、その比ではありません。まさにジェットコースターです。
 簡単にコース説明をいたします。
(1) スタートしてから多目的グランド内を1周と約2分の1ほど時計回りに廻って外の道路へ。もちろんここは平坦。
(2) 多目的グランドを出ると50メートルほどの距離ではあるが、勾配が「15%ほどあるのでは?」と思われるような急坂を下ります。
(3) 坂を下るとすぐ右折し、国道20号線の歩道を北西方向に走ります。(600mくらいかな?)ここまでは下りです。
(4) 600m?ほど走ると再度右折して、国道20号線に別れを告げ長野自動車道の下をくぐります。長野自動車道の下をくぐったあとは、急な上りが待ちかまえています。ウハ〜!
(5) 登り切ると今度は少し下りです。塩尻ICのまわりをかすめるようにぐるっと回っていきます。
(6) しかしそれもつかの間、再度上りが待ちかまえています。長野県畜産試験場を右手に見ながら走っているともうすぐ折り返し地点です。
(7) 折り返したら今の道をそのまま逆戻りです。当たり前ですが、登ったところは下り、下ったところは登ります。
 スタート地点の多目的グランド以外には平坦なところが全くなく、やはり雑誌でコメントしてあるとんでもないコースでした。誰が考えたんじゃい!このー!

さて、レースは・・・
 1時間前のアップでこのコースを見て思ったのは、「前半から飛ばして突っ込んでいけないなぁ〜」ということです。「前半は、前に誰か走らせて後半が勝負」という作戦でした。
 スタートしてから意識的に前に出て、わざとペースを落とします。こうすると集団はできますが、牽制し合えば全体のペースが遅くなります。しかしながら、今回はうまくいかなかった。

 最初の1.5kmくらいまでは良かったものの、全体のペースが遅いと思われたのでしょう。急激にペースアップするヤツがいました。「チッ!」です。こちらの作戦ぶちこわしです。
 仕方がないので、置いていかれないようにペースアップします。40歳以上の人が自分の他に2人この集団にいました。集団は全体で6人程度です。一人の人は、明らかに走りからして後半つぶれるだろうと安心していましたが、もう一人の人(結果的に壮年の部で優勝した久保田さん:静岡県)は焦ることなく走っているので、「この人のが後々イヤだな〜」とこの時点で感じました。

 折り返しを過ぎると一般の部の選手(39歳未満)がひとりやや抜け出した状態になりましたが、その後ろを自分と久保田さんが追います。というよりも久保田さんと自分の競り合いです。登りは自分がリードし、下りで久保田さんが追いついてくるという繰り返しで残り1kmのところまで来ました。ここからは緩いながらも登りオンリーです。
 しかしながら、先ほどまでとは様子が変わり久保田さんは2段ロケットのように(こちらが感じた)登りでもスピードアップしていきます。先週の練習不足が見事に露呈しみるみる離れていきます。ゴールしたときには8秒の大差になって敗れてしまいました。
 「負けたー!」という手応えがなかったので、またどこかでお会いしたらお手合わせお願い致します。

しののめ汁
 さすがに信州です。終わったあとにランナーの給水所にスポーツドリンクの他に白ワインと赤ワインが置いてありました(もちろんいただきました)。
 そのほかに「しののめ汁(豚汁のようなもの)」も置いてありこちらもおいしくいただきました。

しののめ汁を配っていたテント

これが「しののめ汁」だ!

総評
 音楽がガンガン鳴っているわけでもなく、静かな大会でした。ただし参加料は1,500円と最近では比較的安い部類に入ります。コースのアップダウンは初心者向けではないものの、最長でも10kmですから何とか頑張って帰ってこられる範囲です。
 しかしながら全体の参加者が600名程度と少ないのが残念です。地域的に人口密度が低いせいでしょうか?飲食物の提供もあり、自分にとってはそれほど心証の悪い大会ではありませんでした。
 やや遠いですが、名古屋からなら十分日帰りできますので、一度御参加されてみるのもいいかと思います。まあ、スキーに行くと思えばたいした距離ではありませんが・・・。