盛岡市・玉山村合併記念 2006啄木の里ふれあいマラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
名古屋は9月に入ってもあいかわらず暑いですね。今回訪れた岩手県盛岡市は、さすがに緯度が高いだけあって朝晩は涼しいと感じました。名古屋の9月下旬から10月初旬の気候でしょうかね。 レ−スの方は、秋口の初戦ともあってほとんど無調整の状態で臨みました。成績は、今ひとつですがこんなものではないでしょうか。12月の福岡までに順次体を作っていきたいと思います。
●上位成績(ハーフマラソン、10kmのみ3位まで)
今回も夜行バスを多用 あと数年で完結しようと計画していることに、47都道府県の制覇がある。単純にすべての都道府県に一度は足を踏み入れて、大会に参加してくることである。現在集計中であるが今のところ、まだ、足を踏み入れていないのは北から順に、岩手県、秋田県、栃木県、富山県、岡山県、島根県、香川県、高知県、長崎県、宮崎県の10県となった。時期首相最右翼といわれている安倍晋三内閣官房長官も「首相になったら3年以内に道州制の道筋を付ける」といっているので、少なくともこれ以前には達成したい。あまり時間もなくなってきた。 今回は、このうち一番北に位置する岩手県への遠征だ。 岩手県は、今まで素通りするばかりで実際に訪れたこともなかったので、今回、初めて足跡を残すこととなった。観光では既に46都道府県に出かけてるので、足跡を残したということでは今回が全国制覇となる。 岩手県へ行くのが後手後手になっていた理由のひとつに名古屋から交通のアクセスの悪さがある。今回も土日で何とか往復しようと計画したが、旅費が高額になるためやむを得ず得意技の「夜行バス」の連発となった。
啄木の里 今回の大会会場は、盛岡市玉山区。盛岡市といえば岩手県の県庁所在地ではあるが、この玉山区は今年1月10日に盛岡市に編入合併するまで、盛岡市の北に位置する玉山村であった。行ってみるとなるほど緑豊かな町、いや、緑豊かな村といった方が適切だ。 この玉山村は、今大会の冠となっている石川啄木の生まれ育った村である。会場の最寄り駅である「渋民駅」にも、啄木の詠った詩がいくつも掲げてあった。時間の関係で石川啄木記念館には行くことができなかったが、啄木がどういう思いでこの風光明媚な村で幼少を過ごしたのか、”石川啄木記念館”へ行ってみる価値はありそうだ。 意外に賑やかであった今大会 地方の大会では、人集めに苦労している風景をよく見る。行ってみると自治体が主催しているにもかかわらず、クラブの練習会?と思ってしまうほど少人数の大会もある。 今回も、それほど期待していかなかったが、ゲストランナーにオリンピック3大会出場で2度メダルを獲得している「エリック・ワイナイナ」を招待したという効果もあってか、地方大会としてはとてもにぎわっていた。ワイナイナとは、一昨年のトヨカワシティマラソン(愛知県)でも招待されて来ているので、実際に会うのは2度目。今回は、3kmのジョギングと10kmのロードレースに参加している。10年以上日本で暮らしているはずであるが、日本語はあまり上手ではない。ケニア人にとって日本語は難解だろうか?
さて大会は・・・。 一ヶ月ほど前に富士登山駅伝競走が終わり、夏休みの家族サービスもそこそこに今回の遠征。8月は暑く疲労が残るので、若いときほど一生懸命練習ができない。今回は、秋口の初戦として”体慣らし”という位置づけでの参加だ。 地の利もないところであり、コースもサッパリわからない状態でのスタートなので前半は押さえて走る作戦だ。コースの中盤で折り返し、復路は往路とは異なるが、再びスタート地点へ帰ってくるというコース。アップダウンはあるのかないのか?街中ではないので多少はあるはずだろう。たまには行き当たりばったりも面白い。 10kmのスタートは10時45分。スタート場所では「〜35分の記録の人」、「35分〜40分」などのプラカードで参加者を並ばせるようにしている。こうするとスタートでの混乱が比較的避けられるので良い方法だ。愛知県では「東海シティマラソン」で採用されている。 今回、35分以内で走れるかちょっと怪しかったが、「・・・の記録の人」という文字に甘えて一番前に並ばさせてもらう。スターターのすぐ横だったので、カウントダウンの小さな声までしっかり聞こえる。
とはいえ、同じ年代の人の動向は気になるところだ。スタートしてすぐに40代の選手が前に行く。「地元の選手?」サッパリわからないので、先に行かせる。今日は岩手自衛隊の若い選手がたくさん参加していたが、相当数の自衛隊選手が自分より前を走っていった。500mほどすると、先ほどスタートラインに並んでいたエリック・ワイナイナがゆっくりと抜いていく。彼にとっては、ジョギングのようなペースだろうか。 1kmほどのところで少し坂を上る。 左にIGRいわて銀河鉄道(旧JR東北本線)を見ながら線路に並行に進む。3kmほどまでこの状況が続く。 好摩の市街地にはいると、先ほどのIGRいわて銀河鉄道を越えるため跨線橋を越える。この辺りが、今レースで一番賑やかなところだ。応援の人の数は決して多いとはいえないが、それなりの賑わいは感じる。 この辺りから、自分と同じ40代の選手と併走することとなった。彼もこちらのことを意識しているようでついてくる。
6km辺りに折り返し地点があった。次々の折り返してくる選手とすれ違うが先頭は、エリック・ワイナイナだ。最初あれだけのんびりと走っていたのに、既に先頭とは・・・。さすがだ。モノがちがう。 先ほどまで併走していた40歳代の選手が、折り返すとペースを上げる。こちらもついていくべきであったが、ちょっと急な上がり方だったので無理をするのはやめる。少し前には、最初にとばしていった40歳代の選手がふらふらしている。抜かすのは時間の問題だ。 6km〜ゴールまでは、のんびりとした田舎の風景が続く。後半はアップダウンも出てきた。途中の6.5km、9kmに給水があった。普段は人通りの少ないところだろう。今回のコースの中で、この間がのんびりとした景色が続き、もっとも岩手らしさを味わえたところといってよいと思う。 9km過ぎには、IGRいわて銀河鉄道の下を今度はくぐって、往路のコースに戻る。折り返しまで併走していた40歳代の選手とは依然として50mほどの差だ。近づきそうで近づかない。そうこうしているうちに、ゴールが見えてきた。年代別第3位のままゴール。まあ、いいか今日は・・・。 名古屋に比べると涼しくて、久しぶりにさわやかさを感じるレースでした。
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