2006トヨカワシティマラソン 参戦記
 今大会は40歳になってから過去4連覇(二部:10km 40歳以上男子)をしている大会です。今日もこの連勝記録を伸ばそうとやって来ましたが、一昨日から風邪気味で体調が今ひとつ。前半の貯金で辛くもしのいだという感じでした。

●大会名 2006トヨカワシティマラソン
●開催日 平成18年11月19日(日)
●コース 豊川市陸上競技場発着(愛知県豊川市)
全国地図 ・詳細地図 コースは前回と同じです。


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●天 候 小雨、14℃くらい
●参加賞 Tシャツ、スポーツドリンク(缶)
●結 果 34分38秒(10km、16分57秒−17分41秒)
 (40歳以上優勝、総合第21位)
●表 彰 トロフィー、たて、メダル、賞状2枚
●過去の戦績
H17.11.20 2005 10km 34分16秒 (二部 優勝) (43歳)
H16.11.21 2004 10km 35分02分 (二部 優勝) (42歳)
H15.11.16 2003 10km 35分29秒 (二部 優勝) (41歳)
H14.11.17 2002 10km 33分56秒 (二部 優勝) (40歳)
H 7.11.19 ’95 5km 16分09秒 (四部 第2位) (33歳)
H 5.11.21 ’93 5km 16分22秒 (四部 優勝) (31歳)
H 3.12. 8 ’91 10km 33分17秒 (一部 第5位) (29歳)
●交通手段等
(往路) 自宅7:31〜名古屋IC〜(東名高速)〜音羽蒲郡IC〜会場駐車場8:27
(復路) 会場駐車場12:10〜音羽蒲郡IC〜(東名高速)〜名古屋IC〜自宅13:26
●費用
参加料 2,000円  
燃 料 1,931円   126(km)/9.1(リットル/km)×139(円/リットル)
高速料金 2,050円  (名古屋IC〜音羽蒲郡IC   700円:ETC通勤割引)
 (音羽蒲郡IC〜名古屋IC 1,350円)
合 計 5,981円  
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)
距離   区 分 参加者 スタート時間
10km   一部(中学生以上 男子) 261名 10時30分
二部(40歳以上 男子) 296名 10時35分
  三部(中学生以上 女子) 40名
5km   四部(高校生以上 男子) 193名 10時43分
五部(中学生 男子) 37名
六部(高校生以上 女子) 50名 10時45分
七部(中学生 女子) 5名
ジョギングの部(小学生以上) 750名
    合  計 1,632名  
●上位成績(上位3位まで)
【10km】
一部(中学生以上 男子)
長谷英孝 26 TWRC 31’40”
三方勇輔 17 惟信高 31’44”
新門レアンドロ 17 豊川工業高 31’44”
二部(40歳以上 男子)
加藤一郎 44 愛知県庁クラブ 34’38”
小畑浩和 41 ネバーギブアップRC 34’50”
野本一夫 46 豊川市 35’15”
三部(中学生以上 女子)
西川文乃 18 成章高 36’46”
今井千尋 26 竜の子プロ 41’07”
碓井由紀子 45   41’46”
【5km】
四部(高校生以上 男子)
竹下孝司 34 TWRC 16’09”
松井良弘 16 豊川工業高 16’11”
岡田庄平 23 TWRC 16’13”
五部(中学生 男子)
山内栄二 14 豊川市南部中 16’12”
西尾尚也 14 新城中 16’40”
平松弘貴 14 小坂井中 16’56”
六部(高校生以上 女子)
山田歩美 16 惟信高 19’13”
坂野礼奈 17 惟信高 19’44”
高橋あずさ 17 国府高 19’49”
七部(中学生 女子)
吉岡夏美 13 金屋中 20’42”
加藤博子 14 豊川市南部 21’10”
足木章子 13 一宮中 25’46”

5連覇を懸けて・・・
 この大会の出場は8回目であるが、40歳になってから現在まで二部(40歳以上男子)で4連覇中。今日は、5連覇に向けて走ることになる。連覇が続けば続くほど負けられない。プレッシャーだ。一つくらいこういう大会があってもいいかと思う。負けるまでは連続して参加し続けようと思う。(このコメントは昨年と同じです。)

金曜日から風邪気味。体調は黄信号・・・。

受付付近の様子(競技場のスタンド裏)
 一昨日から体調が急降下。ノドに少しであるが痛み。風邪の初期症状だ。
 昨日の土曜日は、おとなしくしていたが、治る気配がない。一日慌ただしく過ごしたせいで、薬局にも行くことができなかった。常備薬を探すも、どう見ても買ってから5年以上は経過している葛根湯しかない。とりあえずヴィックスののど飴があったのでなめる。しばらくするとノドがすーっとして痛みが和らぐ。薬はあまり使う方ではないので、薬の効きがよいのか?
 仕事も慌ただしく、ここのところ睡眠不足なので早く寝ることとする(21時就寝)。部屋は加湿器でバンバンにしておいた。

 6時起床。昨日はノー練習なので、軽く家の廻りをJOGする。やはり予想通り体が軽すぎる。こういう場合は、持久力が失われている証拠であまりいい前兆ではない。今日はオーバーペースで突っ込めばアウトになる。要注意だ。


豊川工業高校の寄付集め
 会場そばの豊川市役所駐車場には8時30分少し前に到着。ここ5年連続で来ているので、このあたりまではスムーズだ。受付は9時からのはずであるが、既に参加賞のTシャツを持って歩いている人もいる。自分も受付だけは早く済ませることとする。

 そういえばここは豊川工業高校のお膝元。今年も来月の高校駅伝に愛知県代表として出場する。トヨカワシティマラソンでの寄付集めもこの大会の風物詩となってきている。しかしながら、あまりお金を預けている人は見たことがない。毎年のことになると恒例になってしまい興味が薄れるのだろうか?

 それにしても、今にも雨の降ってきそうな天気だ。
 ここのところこの大会では雨が降ったことはないが、雨が降ると着替るところに困る。今日は、豊川市役所の駐車場に停めた車を拠点にすることにした。競技場は市役所の目と鼻の先。歩いても1分程度だろう。

 JOGをしていると、トライアスロン仲間の竹内一正さん(蒲郡市)に会う。久しぶりだ。先週のいびがわマラソンで疲労しているという。「今日はゆっくりですね」と会話する。知り合いがいると何となくホッとする。
 それにしてもからだがだるい。今日は本当に走れるのか少し不安になる。まあ、スタートしてしまえば、前進あるのみになるのであるが・・・。

苦しみながらの5連覇!
 10時30分スタートの第1部(10km男子40歳未満)を見送り、スタート場所に移動する。プログラムを見たところ強烈な名前は見あたらなかった。しかし、油断はならない。特に今年からは、個人情報保護法の関係か所属名が一切書かれていない(不思議と年齢は書いてある)。これでは、こちらとしては事前の情報収集が不十分だ。

 10時35分、定刻にピストルが鳴る。
 今回はややアウトコースからのスタート。スタートから時計回りに約200mほどは、後ろから足音が聞こえたが、そのあとは聞こえなくなる。
 約300m走ったところで競技場を出る。コースとしては競技場の廻りを時計回りに1周する。ちょうどぐるっと廻って再び競技場の入り口付近が1km地点となる。

 1km通過が3分13秒。一昔前だったら考えられないくらいゆったりした入りだが、今日は体が軽い割に息が上がっているのでこれでも結構辛い。ここで左折して、桜トンネルを東進する。桜トンネルといっても本当のトンネルではなく、いわゆる桜並木のことだ。ちらりと後方を伺うが、約50mほど後方に4〜5人の集団がいる。

 今日はオーバーペースにならないように注意するのが一番。体調が不十分なので、最悪、ラスト勝負に持ち込むときに脚を残しておかなければならない。前半は、意識的にやや遅く走ったつもりだったが、それでも体はヒーヒー言っている。

 小雨は降っているものの風はほとんどない。
 2km、3kmの距離表示を見落としたのかいきなり4km地点まで来てしまった。1.5km辺りからは、5分先にスタートした40歳未満の選手が現れ出す。右側からどんどん抜いていく。
 心拍数は、低めで行こうと思っていたが180を超え182〜183を行ったり来たりしている。これでは最後までもたないので、180くらいまでやや落とそうとするが今日は微妙なコントロールがうまくいかない。


桜トンネル。4月は満開だろうがこのシーズンは・・・
 5km-16分57秒。
 体調が悪いにもかかわらずまずまずのタイムで通過。最後までもつか?
 この辺りから工業団地の中を走る。先日「ボクも出場しますよ」といっていた、同じ県職員の山口さんを探す。もうそろそろ現れる頃かなと楽しみにする。
 名古屋大学の研究所を過ぎ、信号を左折し7km地点の手前あたりで山口さんが振り向く。
 「かとうさ〜ん」。「お〜!」非常に短い会話を済ませる。申し訳ないが先に行かせてもらう。詳しいことは後日だ。

 7km過ぎからは南下。わずかであるが下り勾配だ。ここで少し加速する。しかし、今日は体がうまくいうことをきかない。少しペースを上げると、バクバクとなってくる。風邪のせいだろう。

 9km地点まで来た。日本車輌製造竃L川製作所前だ。
 念のため交差点を右折するときにちらりと後方確認する。1km地点で集団だったときのひとりだろうか、後方30〜40m辺りに自分と同じ水色のナンバーカードの選手がいる。ここからが勝負だ。
 再び競技場そばまでやってくる。桜トンネルを約400mほど走ることとなるが、毎年、この場所は10kmの選手とジョギングの選手などが入り交じってとても走りにくい。道も狭い。ゆっくり走る選手を右に左によけながら競技場の入り口に差し掛かる。あと約400mだ。

 ここまで来て5連覇を逃すわけにはいかない。最後の400mは更にペースアップする。遠くから、白いテープが横に張っているのが見えた。もう少しだ!息も絶え絶え34分38秒でゴール。34分50秒には2位の選手がゴール。ポール・トゥー・フィニッシュ(スタートから一度も先頭を譲らずゴールすること)とはいえ、2位との差は12秒。苦しみながらの5連覇だった。

 これで来年もまた出場して6連覇を狙うこととなった。

スタートから約4分間は装着状態が悪く、心拍数でなく振動により脚のピッチを測定してしまったようです。

番外編
 11月16日付けの中日新聞の夕刊に次のような記事が掲載されました。コース上には、「AED」の文字があちこちで見られましたが、今大会では一度も使うことがなく終わったようです。備えあれば憂い無しですね。

11月16日付の中日新聞(夕刊)より。クリックすると拡大します。