第11回いわくら五条川マラソン 参戦記
 いよいよロードレースシーズンの終盤にかかりましたね。今日は、名古屋市役所走友会の指定大会としていわくら五条川マラソンに参加しました。部門別優勝もさることながら、内部のレースにも勝たなければなりません。ところが・・・、走り始めてしばらくしてわかりましたが今日は体のキレが悪かったですね。調整の難しさをあらためて感じました。

●大会名 第11回いわくら五条川マラソン
●開催日 平成19年3月4日(日)
●コース 岩倉市総合文化体育センター北側道路発・同センター東着(愛知県岩倉市)
全国地図 ・詳細地図


10kmコースマップ

4km、2kmコースマップ
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●天 候 晴れ、15℃くらい
●参加賞 タオル、コップ、ボディソープ、図書カード(500円)、コーチン汁若しくは名古屋コーチン焼き鳥、スポーツドリンク(コップ)
●結 果 34分03秒(10km) (40歳以上男子・第3位、総合第15位)
●表 彰 トロフィー、賞状、リュックサック
●過去の戦績
H17.3.6 第9回 10km 欠場 (男子40歳以上    ) (42歳)
H16.3.7 第8回 10km 33分54秒 (男子40歳以上 優勝) (41歳)
H15.3.2 第7回 10km 欠場 (男子40歳以上    ) (40歳)
H14.3.3 第6回 10km 欠場 (男子40歳未満    ) (39歳)
H9.3.2 第1回 4km 12分13秒 (男子40歳未満 優勝) (34歳)
●交通手段等
(往路) 自宅7:10〜(矢田川堤防道路)〜会場駐車場(岩倉中学校)7:42〜会場7:50
(復路) 会場12:30〜会場駐車場12:40〜(昼食 キャナリ・ロウ)〜自宅15:15
●費用
参加料 1,100円  
燃 料 532円   44(km)/10(リットル/km)×121(円/リットル)
合 計 1,632円  
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)
距離   区 分 参加者 スタート時間
10km   男子 40歳未満 363名 9時25分
男子 40歳以上 670名
  女子 40歳未満 86名
女子 40歳以上 121名
4km   男子 中学生 264名 9時50分
男子 40歳未満 53名
男子 40歳以上 88名
女子 中学生 175名
女子 40歳未満 61名
女子 40歳以上 45名
2km   ジョギング 1,114名 10時30分
    合  計 3,040名  
●上位成績(10km、4km入賞者のみ)
【10km】
(男子 40歳未満)
江本 悟司 34 三菱自動車岡崎 東海市 30’25”
谷口幸治 35 KYB 岐阜県 30’47”
山口貴士 30 三菱重工業(株)冷熱 名古屋市中村区 31’43”
田口恭輔 17 東邦高校 名古屋市千種区 31’47”
山田大介 31 三菱重工名古屋 名古屋市中村区 31’59”
(男子 40歳以上)
原田高志 42 トヨタSC 豊田市 33’04”
大宮和男 44 名古屋市役所走友会 岩倉市 33’16”
加藤一郎 44 愛知県庁クラブ 名古屋市千種区 34’03”
小畑浩和 41 ネバギブRC 豊橋市 34’25”
横井敬一 42 天白川走友会 弥富市 35’01”
(女子 40歳未満)
林亜沙美 17 至学館高校 豊川市 35’53”
多和田有紀 22 弘前大学陸上部 青森県 37’17”
原田裕子 34 トヨタSC 豊田市 39’28”
藤元悠希 26   小牧市 42’24”
鈴木早苗 30 北スポフレンズ 北名古屋市 42’43”
(女子 40歳以上)
永田久子 44 名古屋学院クラブ 名古屋市西区 39’06”
片岡昌子 46   一宮市 39’46”
樫尾園子 42 名城ARC 日進市 39’52”
谷口由香 46   豊田市 39’54”
渡辺たまき 42   名古屋市熱田区 40’23”
【4km】
(男子 中学生)
朱宮知秀 14 古知野中学校 江南市 13’27”
伊藤尊延 15 古知野中学校 江南市 14’06”
橋口孝太 14 岩南中陸上部 岩倉市 14’36”
清水猛志 14 豊川市一宮中学校 豊川市 14’37”
浅田博紀 14 岩倉中サッカー部 岩倉市 14’41”
(男子 40歳未満)
岩本晃典 36 浜松健走会 静岡県 12’47”
引地 渉 18 中京大中京高 岩倉市 13’06”
岩田翔也 21 名古屋大学 一宮市 13’07”
池田昌雄 33 内外カーボン 春日井市 13’20”
水野嘉久 35 名古屋鉄道 愛西市 13’39”
(男子 40歳以上)
上園孝弘 42 愛知県庁クラブ 小牧市 13’47”
山田 猛 44 潟nアーモニー 弥富市 13’48”
小松 悟 40 豊和工業走友会 名古屋市守山区 14’21”
九日敏弘 50 三菱重工冷熱 清須市 14’39”
成木猛生 55 中部紙管 春日井市 15’08”
(女子 中学生)
大塚友加里 15   瀬戸市 15’49”
澤根由起 14 浜松市立新津中 静岡県 16’00”
今泉志穂 13 御幸山中学校 名古屋市天白区 16’01”
溝口愛梨 13 千代田中学校 稲沢市 16’24”
木村友香 14 御幸山中学校 名古屋市天白区 16’35”
(女子 40歳未満)
成瀬 直 18 至学館高校 尾張旭市 14’19”
礒谷佳織 17 愛知高校 名古屋市千種区 14’41”
内田詩織 16 至学館高校 武豊町 15’13”
尾関麻里菜 17 至学館高校 江南市 15’27”
大塚可純 18   瀬戸市 15’48”
(女子 40歳以上)
東二三子 52 三好黒笹 三好町 16’22”
竹村文子 50 さざん走遊会 稲沢市 16’26”
杁本国子 43   岩倉市 17’31”
宮川なみ子 53 爽快感同好会 新城市 19’10”
渡部幸子 58   岡崎市 19’58”
あれから10年
 今年で第11回の「いわくら五条川マラソン」。第1回大会は、10年前の平成9年3月だ。当時岩倉市制25周年記念の大会として始まっている。いや、正確にいえば当時は「第1回」はついていない。私は単に1回ポッキリのイベントと思って参加した。ところが、何と翌年には「第2回」と冠をつけて大会を継続しているではないか・・・。
 あれから10年。
 「いわくら五条川マラソン」は春の訪れを表す「季語」に進化した。
参加賞の一つ。第1回大会のテレホンカード(左)、今第11回大会の図書カード(右)。
当時は、第2回、第3回と続ける予定がなかったのか「第1回」の文字がない。

岩倉市とは・・・
 名古屋から北へ名鉄電車でわずか15分。人口約48,000人の街が岩倉市だ。そのアクセスの良さから名古屋のベッドタウンと言っていいかもしれない。
 岩倉といえば、大会名にもなっている「五条川」。川の両側に並ぶ桜並木は、もうすぐ一年に一度のお披露目の時期を待っている。日本さくら名所百選にも選ばれているようだ。
 そして名古屋コーチン。「名古屋」と名前がついてはいるが、この地鶏の養鶏はこの岩倉で行われているようだ。「岩倉コーチン」が正解?しかし、どこで育ててるの?今大会の参加賞の一つに、「コーチン汁」か「名古屋コーチンの焼き鳥」がある。毎年のことではあるが、焼き鳥には長蛇の列。今年はあきらめコーチン汁をいただく。やはり匂いは・・・。焼き鳥に軍配!

コーチン汁を配布するテント。待ち時間「0分」

コーチン汁。豚汁の豚肉の代わりが鶏肉

名古屋コーチンの焼鳥。おいしそうだが・・・。

焼き鳥を求める長蛇の列。みなさん気が長いですね〜!
 そして、参加賞となっているグラスは「石塚硝子滑竭q工場(岩倉市川井町)」のもの。また、カネボウのボディーソープは、OEM供給をしている「ミヨシ油脂竃シ古屋工場(岩倉市野寄町)」の製品。10年前から地元に生産拠点を置く工場とのタイアップだ。わたしも、これらの企業に何度か検査に訪れたことがあるが、岩倉市にとって貴重な働き場であり、また岩倉市にとっての貴重な税収源のようだ。

参加者増加中!
 ついに今大会で参加者が3,000名を突破した。街の規模からすれば、非常に多くの参加者だ。参加料が1,100円(半端な数字は何ですかね?)というのもリーズナブルだ。このことも参加者増加の秘密であるかもしれないが、景気の回復も参加者増加につながっているような気がした。

部内対抗
 ここ1年くらいは名古屋市役所走友会のメンバーらと練習を共にしている。昨年の名岐駅伝カーニバルは、愛知県庁クラブから陸連登録替えをして「名古屋市役所走友会」のメンバーとして一緒に走った。2月の名古屋市役所走友会の総会では、「コーチ」として迎えられた。肩書きはちょっと重いような気がするが、若手が多く伸びシロがある選手が多いのは魅力的。これまでの経験やノウハウを彼らに伝えていきたい。また、彼らもそういうものが欲しい。そのあたりの相思相愛(?)関係が成立。来月からはユニフォームも替わる。これからはこの走友会を育てていかなければならない。
 
 さて、今大会は、1月から始まった部内の指定大会の一つだ。
 指定大会とは、「月に1つ目標とする大会」で、その位置づけは「練習のモチベーションを持ち続けるため」にある。3月は、この「いわくら五条川マラソン」を指定大会とした。
 ただ走るだけでは面白くないので、私の提案で部員のうち「加藤、O宮、K井塚、N藤」と走力が似たり寄ったりの4人が、「今大会でどういう順位となるか予想しよう」ということになった(”いわくらカップ”と命名されてしまった)。賞品は、水曜のアフター練習会での飲み放題。順位予想の人気は?(最後までこの参戦記を読むと結果がわかります(^^)

レース
 さて、そのレースである。
 例年は北風が吹き荒れるこの大会であるが、今年は比較的穏やか。しかし、3月になったばかりというのに例年以上に暖かい。もちろん手袋は必要がない。この気候がレースに左右するのか?

 さて、10km部門は9時25分にスタートした。1,240人(名簿掲載の参加者数)がスタートするには、少し狭い田んぼの中の何の変哲もない道路がスタート場所になる。
 スタート後は、自分の位置を確保しなければならないので、スタートダッシュをする。
 スタート後約500mで集団は15人ほど。中には30〜31分台で走る選手も数人いる。この集団についていくと明らかにオーバーペースになるので、1km手前でペースを落とす。ペースを落としたところで、O宮さん(名古屋市役所)に追いつかれる。今日は最初から気合いが入っているようだ。(彼は岩倉市民)2km地点くらいまで彼のやや後方を走り様子を見ながら走るが、自分の体調がイマイチと感じる。足の動き、特に股関節の動きと膝から下の張りが残っているせいかスピードに今一つ乗れない。心拍数もかなり高い。レッドゾーンにやや入り気味。これ以上あげることは許されない。仕方がないので少しペースを落とすが案の定、O宮さんとは離れ出す。今日は仕方がない。消極的な作戦であるが、彼が後半落ちてくるのを待つしかない。


3km過ぎから始まる登り。名鉄犬山線をまたぐ
 3km過ぎから名鉄犬山線にかかる跨線橋に差し掛かる。このあたりで後方からヒタヒタ走ってきたH田さん(トヨタSC)に抜かれる。後半に非常に強い選手で、今回一番マークしていた選手だ。あっけなく抜かれてしまう。自分の体調が体調なので白旗を揚げざるを得ない。

 それにしても今日は体が重い。昨日のマッサージがちょっと強すぎたのか?5kmの距離のあやしげな看板を16分13秒で通過。3年前と同タイムの通過だ。ということはO宮さんはかなり快調に走っているということだろう。
 ちょうどこのころ後ろから、ヒタヒタとくっついてくる。顔にまーるいメガネの影がくっついている。足音からすぐにK井塚さんとわかる。先月の別大マラソンにも一緒に行っている。くっついて後ろから自分の様子をうかがっているようだ。

 八剣橋でUターンするがごとく、走路を五条川の左岸から右岸に移すとK井塚さんはペースを上げる。残り4kmほどのところだ。付いていきたいところであるが、今日は体のキレが全くといっていいほどない。ここで無理すれば潰れるだけ。O宮さんに先行され、続いてK井塚さんに追い越され思わぬ展開になってしまった。このあたりでは順位的には総合で14〜15番手。残りの3km、4kmがとてつもなく長い。


好走したO宮さん(左)と私
 結局いいところなくゴール。優勝、欠場を繰り返してきた「いわくら五条川マラソン」でついに土をつけられた。また、O宮さん、K井塚さん二人にオフィシャルなところで初の敗戦となってしまった。年代別3位に何とか食い込んだものの、今大会は初物づくしの不覚の大会となってしまった。(へこんでないのが救い)

反省
 今日のレースの最大の反省点は、大会当日にピークをもってこれなかったことだ。30歳代前半では、大会で外すということがほとんどなかったが、年齢を重ねるにつれてピークに合わせる重要性を感じるようになった。つまりいつもいつもコンスタントに、高いレベルを維持できないということである。練習でよく走れても大会でうまく走れなければ、何のための練習かわからない。試合で最高のパフォーマンスを発揮できるように日頃から、ピークを合わせる練習を心がけなければならない。
 今シーズンは、「フルマラソン-駅伝-フルマラソン−5km、10km」と練習方法が異なる2つのタイプのレースに参加していたこともあり、疲労抜きやら練習方法を変えたりと十分にピークを合わせることが出来なかったことも要因かもしれない。
 しかし、それ以上にO宮さんが好走したのは大きい。同年齢で走歴こそ私よりかは浅いが、年齢と共にまだ進化しているのがわかる。これからも油断ができない好敵手であることを実感した。同年齢でこれだけ走られると思うと、あらたにやりがいが出来たともいえる。

アフターレース
 岩倉市在住のO宮さんの紹介で、コースの約3km地点にある「Cannery Row」という店屋で部員ら8人で昼食。表彰式の後、延々と続いた抽選会でN藤さんの彼女が当てたリポビタンD(1ケース)が最高の賞品とお腹が空いた状態で乗り込むものの、リーズナブルな価格が評判なのか、店の外で少々待たされました。
 しかしながらブロンコ・ビリーよろしく、ピザ若しくはスパゲッティーには、サラダバイキング+ドリンクバイキングありで1,000円少々でたっぷりとお腹がいっぱいになりました。

 ところで8人で一斉に頼んだピザ&スパゲッティー。頼んだときは「□○※△・・・」とメニューの写真を頼りに頼んだものの、3分とたたずに自分の頼んだものを忘れる人続出!店員も店員で「これなんですか?」というわれわれの問いかけに「すいませ〜ん。聞いてきま〜す!」と・・・。ちょっとカワイゲな店屋でした。

お楽しみ「いわくらカップ」の結果発表
 先週の「犬山ハーフで体調降下中」&「国府宮はだかまつりあがり」のN藤さんは人気薄。加藤、O宮、K井塚の人気は割れました。
 結果は、@O宮(33分16秒) AK井塚(33分41秒) B加藤(34分03秒) CN藤(35分27秒) でした。延べ11人からの予想で当選は、部員のH野さん1人でした。ごっつあん?だよね。走っている人も必死で、なかなか面白い企画でした。
【部員の予想】
3票 @加藤 AK井塚 BO宮 CN藤
2票 @O宮 A加藤 BK井塚 CN藤
2票 @K井塚 A加藤 BO宮 CN藤
1票 @K井塚 AO宮 B加藤 CN藤
1票 @O宮 AK井塚 B加藤 CN藤
1票 @加藤 AO宮 BK井塚 CN藤
1票 @N藤 AK井塚 B加藤 CO宮