第67回愛知陸上競技選手権大会 名古屋支部予選会 参戦記
 走友会として前半の集大成のこの大会において、自己新を出した選手が3名。総評としては、目標に合わせてみなさんよく頑張ってくれました。目標達成率もかなり高いところまできたと思います。選手のみなさんお疲れ様でした。
 ところで私といえば・・・。走るための天候としては良かったのにね。また、秋に出直します。ハイ・・・。


●大会名 第67回愛知陸上競技選手権大会名古屋支部予選会
●開催日 平成19年6月9日(土)
●場  所 瑞穂公園北陸上競技場(愛知県名古屋市瑞穂区)
全国地図 ・詳細地図
●天 候 くもり、22℃くらい
●結 果 16分41秒49 (3組 16着)(5000m) → 競技タイムテーブル
●表 彰 な し
●過去の戦績
H13.6. 9 5000m 16分16秒67 (第?組  13着) (39歳)
H11.6.13 1500m  4分21秒27 (第?組   9着) (37歳)
H11.6.12 5000m 欠場 (37歳)
H10.6.13 5000m 16分19秒03 (第?組  16着) (36歳)
●交通手段等
(往路) 自宅10:02〜瑞穂公園駐車場10:22〜本陸(第1コール)10:30〜瑞穂公園北陸上競技場(北陸)10:40
(復路) 北陸〜昼食(反省会)〜瑞穂公園駐車場15:44〜自宅16:08
●費用
参加料 走友会持ち  
燃 料 276円   16.7(km)/8(リットル/km)×132(円/リットル)
駐車場 500  
合 計 776円  
●成績(男子5000m、女子5000m)
【男子】
【1組】
中田進康 トーエネック 14’40”05
花田俊輔 トーエネック 14’45”53
大井崇宏 トーエネック 14’45”80
榊原 聡 中央発條 14’52”83
城地一志(3) 愛知高 14’54”08
山口範武 中央発條 15’11”39
柳瀬慶一(2) 中京大中京高 15’12”60
中島拓海(3) 愛知高 15’17”53
西山羅武 中央発條 15’21”35
10 荻久保吉隆 愛知教育大 15’22”28
11 神田智文(3) 愛工大名電高 15’29”76
12 渡辺優也(3) 中部大第一高 15’39”77
13 松本勇樹(2) 中部大第一高 15’47”13
14 立川一磨(2) 愛工大名電高 15’47”86
15 山口貴士 三菱重工名古屋 15’50”97
16 横田成哉(2) 中部大第一高 16’02”20
【2組】
林 勇輝 大同特殊鋼 15’17”59
石塚 誠 愛知学院大 15’19”16
岩瀬拓也(3) 中京大中京高 15’21”12
成田晃浩(3) 愛工大名電高 15’29”63
岩山敬明(2) 愛工大名電高 15’30”41
周防泰介(3) 惟信高 15’38”19
本多幸希 トーエネック 15’39”42
渡邊翔太(2) 愛工大名電高 15’42”59
中島康平(2) 中部大第一高 15’52”62
10 鈴木克彦 庄内RT 16’10”25
11 近藤真吾(3) 中部大第一高 16’12”10
12 中川 尊(2) 中部大第一高 16’22”30
13 川野 翼(3) 中部大第一高 16’24”96
14 仙石 翼 守山自衛隊 16’36”29
15 酒井翔悟 愛知学院大 16’49”30
16 緒方康介(2) 愛知高 16’52”73
【3組】
末松 周(2) 旭野高 15’46”44
上田航平 愛知学院大 15’50”06
佐藤雅彦 名古屋大 15’50”61
水谷 聡 名古屋市役所 15’50”83
佐藤 航 名古屋大 15’53”00
小野雅仁(3) 星城高 15’54”75
加藤貴之 愛知大 15’57”70
澁谷文彬 名城大 16’03”67
加藤雄貴 にっとTFC 16’09”35
10 村上拓磨(1) 愛知高 16’10”02
11 鈴置貴大(3) 愛知高 16’11”92
12 木崎 佳 名古屋市役所 16’12’39
13 櫻本英典(1) 愛知高 16’14”53
14 後藤健二 名古屋市役所 16’17”06
15 石塚公也(2) 東邦高 16’19”06
16 加藤一郎 名古屋市役所 16’41”49
17 尾崎 裕 日本福祉大 16’42”62
18 伊藤太樹 大同特殊鋼 16’50”70
19 中山史信 愛教大ク名古屋 16’57”93
20 徳留賢太 大同特殊鋼 17’16”61
21 漆崎聖也(3) 愛知高 17’24”56
22 近藤啓介(2) 名古屋高 17’28”64
【4組】
杉山翔太郎(2) 菊里高 16’21”63
金井塚文人 名古屋市役所 16’22”01
夏目悠矢(2) 菊里高 16’27”21
出川知伸 庄内RT 16’29”95
大宮和男 名古屋市役所 16’33”70
岩川純也(2) 半田高 16’37”57
向井一仁 TSR愛知 16’40”02
井上雄飛(1) 愛知高 16’41”14
伊藤友明 名城大 16’53”69
10 福永愼也 庄内RT 16’54”08
11 内藤翔太 名古屋市役所 17’14”02
12 沖田誠実 三菱重工名古屋 17’17”08
13 戸谷奈貴(2) 瑞陵高 17’29”39
14 田上 聡 TSR愛知 17’42”46
15 安田雅人 庄内RT 17’43”16
16 間瀬圭一郎(2) 天白高 17’48”94
17 村上敬彦 三菱重工名古屋 17’50”52
18 齋藤秀樹 TSR愛知 18’11”12
【5組】
栄 優介(2) 半田東高 16’41”53
古川久喜 名城ARC 16’42”14
谷池 亮(2) 春日井南高 16’50”84
吉田智哉 大同特殊鋼 16’54”35
吉田一希(2) 惟信高 16’55”44
松田 博 菊里クラブ 16’56”87
河合篤史 日本福祉大学 16’57”77
松見一郎 庄内RT 17’00”54
渡邊雄己(3) 至学館高 17’01”69
10 加藤佑典(1) 愛知高 17’07”54
11 須蒲修平(1) 名古屋高 17’14”89
12 八木伸一 大同特殊鋼 17’15”43
13 矢倉武明(3) 名古屋情報高 17’24”89
14 古寺友博 大同特殊鋼 17’25”13
15 加藤 稔 庄内RT 17’27”13
16 桑ヶ谷昇平(3) 日進西高 17’29”58
17 冨田知希(1) 愛産大工高 17’50”71
18 佐藤 隼(2) 名古屋高 18’18”60
19 石田千晴(2) 東邦高 18’26”83
20 森田俊一 愛知マスターズ名古屋 18’48”83
【6組】
柴田幸樹(1) 瑞陵高 16’34”67
古田健吾 南山大 16’41”78
徳永雄志(2) 天白高 16’42”94
市野沢 尭 日本福祉大 16’49”26
深井太洋(2) 旭丘高 16’53”22
碧木亮太(2) 長久手高 17’13”56
山口幸大(2) 惟信高 17’16”47
高橋文浩 庄内RT 17’17”15
山中 透 名工学院 17’29”95
10 冠満秀明 菊里クラブ 17’30”83
11 志水健二 名工学院 17’32”96
12 黒川信吾(2) 松蔭高 17’34”75
13 井上淳之介(1) 東海高 17’35”24
14 神谷精作(1) 旭丘高 17’41”25
15 安藤大将(2) 瀬戸高 17’45”00
16 森田嘉之 大同特殊鋼 17’48”73
17 河村颯太(1) 愛産大工高 17’54”01
18 大西 陵 名工学院 18’17”58
19 近藤健人(3) 栄徳高 18’19”17
20 新美貴士(2) 半田東高 18’43”68
【7組】
古田雅也 三菱重工冷熱 17’16”30
榊原健一(1) 半田農高 17’28”81
東 純也(1) 名古屋高 17’45”01
箕浦達朗 三菱重工冷熱 17’59”06
小林崇幸 三菱重工冷熱 18’01”45
加藤翔也(2) 守山高 18’10”17
加藤 優 南山AC 18’11”01
大橋脩人 瑞陵高 18’13”51
深津拓也(1) 半田農高 18’20”88
10 貝沼大輝(2) 半田工高 18’22”93
11 稲熊省吾(2) 日進西高 18’26”41
12 伊藤翔二(2) 常滑北・常滑高 18’29”08
13 佐藤 強 大同特殊鋼 18’37”85
14 近藤雅也 名工学院 18’43”80
15 市川 洋 セカンドウィンド 18’50”76
16 佐藤裕二 名古屋市役所 18’53”91
17 太田有斗(2) 同朋高 18’56”97
18 藤井一博(3) 愛知工高 18’57”48
19 柴山駿輝(1) 東海学園高 19’21”58
【8組】
中野翔太(1) 愛知工高 16’51”80
岩本貴志(1) 阿久比高 17’35”32
竹内勇気(1) 半田高 17’57”65
今井孝明(2) 阿久比高 18’00”25
大塩雄貴 南山大 18’01”88
加藤 洋(2) 名東高 18’08”71
渡部直樹(1) 半田高 18’14”80
河野 浩 名古屋工業大 18’32”19
対馬浩智 セカンドウインド 18’32”37
10 大野順一 東海理化 18’39”60
11 緒方祥大(2) 菊里高 18’54”23
12 伊藤 耕 愛知陸協 18’57”75
13 古田真也(2) 昭和高 18’59”80
14 牧田豊秀 セカンドウィンド 19’17”39
15 井原貴正 名古屋市役所 19’25”40
16 小林憲司(2) 東海学園高 19’38”56
17 原田直弥(2) 名古屋南高 20’03”88
18 石川 毅(2) 横須賀高 20’33”64
【女子】
【1組】
林 亜沙美(3) 至学館高 17’26”13
大畑恵美 愛知電機 17’59”79
近藤友子(3) 至学館高 18’01”77
金子絵美 愛知学院大 18’07”52
尾関麻里菜(3) 至学館高 18’36”78
若杉美穂(2) 名古屋南高 18’45”93
風岡さやか 庄内RT 18’54”93
北村幸奈 愛知淑徳大 19’05”61
森 友紀 菊里クラブ 19’18”26
10 徳永絢子 名古屋大 19’21”62
11 樫尾園子 名城ARC 19’35”06
12 難波あゆみ 南山大 19’53”30
13 山本江理奈(2) 愛知淑徳高 20’25”04
14 米谷悦子 名古屋市役所 20’47”17
15 田中紅美(2) 天白高 22’03”95

上半期の集大成
【一般の部】
トヨタ田原RC 2゜08’54”
愛知大 2゜09’18”
愛知学院大 2゜10’07”
大同工業大 2゜11’03”
TTランナーズ 2゜11’51”
名城ARC 2゜12’07”
愛知教育大学 2゜12’56”
名古屋市役所 2゜13’08”
大同特殊鋼 2゜14’26”
10 名古屋工業大 2゜15’07”
11 名古屋市消防局 2゜16’20”
12 中部大 2゜16’37”
13 南山大 2゜24’17”
14 にっとTFC 2゜26’16”
15 尾張クラブ 2゜29’57”
16 菊里クラブ 2゜30’12”
17 トライデント 2゜37’59”
2006年名岐駅伝カーニバルの結果
 昨年から名古屋市役所走友会のコーチとして招聘されている。当面の目標は、毎年2月に開催される名岐駅伝競走の本選の出場である。交通事情の悪化という理由により、平成5年の本選から出場枠が従来の概ね3分の2に縮小された。(概ね)15位までに入れば、翌年のシード権が確保されるがそれ以外は予選会からの出発になる。

 愛知県の予選会→本選の枠はわずかに「6」。昨年の予選会である名岐駅伝カーニバルでは、6位通過の名城オールランナーズクラブ(名城ARC)とのタイム差は1分1秒。9月から本格的練習を始めた割には善戦したという見方もあるが、善戦したばかりで予選を通らない状態が長期化すればモチベーションが低下することは間違いない。愛知県庁クラブがいい例である。ここぞというタイミングで総力を挙げて突破しなければならない。

 そこで今年掲げたテーマは、「早期始動」。
 この走友会は、夏になるとどういうわけかオフシーズンに突入してしまう。強いチームは年間を通じて活動している。冬はロード、夏はトラックと使い分けをしながら集中力を切らさずに走りつづけている(もちろん小さな休養はある)。
 暑い7・8月に若干練習のペースは落としても、9月以降に再始動が容易に出来るようにある程度のレベルに達しておかなければならない。

 6月の中旬以降は、なかなか走るのに適した気候ではないので、今回の愛知県選手権名古屋支部予選会を上半期の集大成の大会として
 @ピークをこの大会にあわせること
 A16分30秒以内の選手を少なくとも4人出す
という明確な位置づけで臨みました。さて、その結果は・・・。

気温が下がり、走るには絶好のコンディション

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 先週の桑員記録会もコンディションとしてはまずまずではあったが、今日の大会も雨が降りそうで降らない(5000mの8組では降ってきましたが・・・)、また、風も吹きそうで吹かなく(5000mの5組あたりから風が出てきましたが・・・)、日差しもなく、今回は6月では相当いいコンディションの大会であったといえる。
 5000mスタートは11時。第1組から早い順に組が組まれている。私は第3組。実際のスタートは、11時35分であった。スタートは22人。内側の10レーンからのスタートだ。
 今日は、やや遅い入りでレースを進めていく予定であったが、1000mの通過が3分11秒。予定より4秒ほど早い。とはいえ、私より後ろにいるのは50歳(?)の中山さん(愛教大ク名古屋)くらいだ、3000m通過も9分51秒。ここまではまずまずだったが、ここからがいけない。先週と全く同じパターンで崩れ出す。16分41秒49と先週と同じようなタイムでのゴールであった。一週間で立て直すのは無理でしたね。

練習の成果が現れてきた若手陣
 何事もそうであるが、練習の成果を本番に結びつけるのは難しい。取り組みとして一生懸命にやらなければならないことはもちろん大切であるが、結果を出すには単純に一生懸命にやっているだけでは結果は出ない。
 それでは結果を出すためにはどういうことをすればよいか。長期的なことから短期的なことまで、主なことを並べれば
 (1)目標を明確にすること。そのために強い意志を持つこと。
 (2)練習に長期的、中期的、短期的に計画性を持たせること。
 (3)練習に変化(バリエーション)を持たせること。
 (4)疲労回復を念頭に置いて練習を組み立てること。
 (5)強度の高い練習をしたあとには積極的に疲労回復を図ること。(睡眠、マッサージ)
 (6)試合に対してピーキングを持たせること。
 (7)大会には時間に余裕を持って行動すること(持ち物チェックを含む)。
 (8)慣れない会場での居場所やトイレの場所などあらかじめ調べておくこと。
 (9)ウォーミングアップのタイミングを誤らないこと。水の補給はあらかじめ十分にすること。
などがある。
 これはほんの一例であるが、せっかく準備してきたことが些細なことで台無しになることも十分あり得る。遅刻など厳禁だ。時間には余裕を持って臨むことも大切な要素である。

水谷 聡 15’50”83 6/9(瑞穂北)
木崎 佳 16’12”39 6/9(瑞穂北) (=自己新)
後藤健二 16’17”06 6/9(瑞穂北)
金井塚文人 16’22”01 6/9(瑞穂北) (=自己新)
大宮和男 16’33”07 6/9(瑞穂北) (=自己新)
内藤翔太 16’33”97 6/3(東員)
加藤一郎 16’39”16 6/3(東員)
松田 博 16’56”87 6/9(瑞穂北) (=自己新)
4月以降、5000mで17分を突破したメンバー
 さて、話しを戻そう。
 冒頭に述べたように、「名岐駅伝競走の本選出場」という当面の目標からロールダウンして、練習会のメニュー、そして中期的にどのような大会で力試しをしていくか、適度にチェックポイントを設けて選手の力量を見ている。この世界は言い訳無用。厳しいがタイムがすべてだ。タイムに反映されないのは、どこかに問題があるということになる。それは選手それぞれの生活スタイルなどにより変わってくるので、選手の自覚に任せていくしかない。

 昨年から継続して練習しているにもかかわらず、伸び悩んでいる選手ももちろんいる。頑張って欲しいと思っているにもかかわらず、なかなか成果を出せないで苦しんでいる。ここは自分で乗り切って目覚めてもらうしかない。
 今回の愛知陸上競技選手権名古屋支部予選会も、われわれにとっては記録会である。どのくらいの成果を発揮してもらえるか不安であったが、今回は少なくとも天候だけは味方をしてくれたようだ。

 私と同じ3組を走ったエース水谷。4月から異動でかなり忙しい職場に替わったと聞く。ベースの練習が継続できないとすぐにタイムが出なくなるが、今回は15分50秒83とまずまずのタイムで走ってくれて安心させてくれた。また、木崎佳も荒っぽい走りながら16分12秒39と自己新。マラソンから戻ってきた後藤も16分17秒06とまずは安心させてくれた。

 続いて4組。
 16分20秒程度ならいつでも走れる状態に成長した金井塚は、16分22秒01とこちらも自己新。キャプテンという重い仕事に加え、自らの成長を自ら発揮してくれた。また私と同年齢で進化を続けている大宮さんも16分33秒07と、こちらも自己新。16分30秒切りに大手がかかった状態に迫る。

 そして5組。
 所属はちがうものの、毎週水曜日に一緒に練習をする松田博さん(菊里クラブ)もついに17分の壁を自ら破り16分56秒87の自己新。最後の100mの走りは凄まじかった。性格は優しいが根性のあるところを見せてくれた。脱皮してくれた姿は、私もとても嬉しかった。

 このメンバーに加え、新規加入の樋山、そして日比野の大型2新人のそろい踏み。故障で戦列を離れている14分台ランナー田中が戻れば名岐駅伝の本選出場もいよいよと正夢となる。みんなでちゃんと練習をし成果を出す。いい雰囲気だ。加藤がレギュラーを外れる日も遠くなさそうだ。自分はさておき、今日は非常に収穫のある大会でした。