第67回愛知陸上競技選手権大会 名古屋支部予選会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
走友会として前半の集大成のこの大会において、自己新を出した選手が3名。総評としては、目標に合わせてみなさんよく頑張ってくれました。目標達成率もかなり高いところまできたと思います。選手のみなさんお疲れ様でした。 ところで私といえば・・・。走るための天候としては良かったのにね。また、秋に出直します。ハイ・・・。
上半期の集大成
愛知県の予選会→本選の枠はわずかに「6」。昨年の予選会である名岐駅伝カーニバルでは、6位通過の名城オールランナーズクラブ(名城ARC)とのタイム差は1分1秒。9月から本格的練習を始めた割には善戦したという見方もあるが、善戦したばかりで予選を通らない状態が長期化すればモチベーションが低下することは間違いない。愛知県庁クラブがいい例である。ここぞというタイミングで総力を挙げて突破しなければならない。 そこで今年掲げたテーマは、「早期始動」。 この走友会は、夏になるとどういうわけかオフシーズンに突入してしまう。強いチームは年間を通じて活動している。冬はロード、夏はトラックと使い分けをしながら集中力を切らさずに走りつづけている(もちろん小さな休養はある)。 暑い7・8月に若干練習のペースは落としても、9月以降に再始動が容易に出来るようにある程度のレベルに達しておかなければならない。 6月の中旬以降は、なかなか走るのに適した気候ではないので、今回の愛知県選手権名古屋支部予選会を上半期の集大成の大会として @ピークをこの大会にあわせること A16分30秒以内の選手を少なくとも4人出す という明確な位置づけで臨みました。さて、その結果は・・・。 気温が下がり、走るには絶好のコンディション
5000mスタートは11時。第1組から早い順に組が組まれている。私は第3組。実際のスタートは、11時35分であった。スタートは22人。内側の10レーンからのスタートだ。 今日は、やや遅い入りでレースを進めていく予定であったが、1000mの通過が3分11秒。予定より4秒ほど早い。とはいえ、私より後ろにいるのは50歳(?)の中山さん(愛教大ク名古屋)くらいだ、3000m通過も9分51秒。ここまではまずまずだったが、ここからがいけない。先週と全く同じパターンで崩れ出す。16分41秒49と先週と同じようなタイムでのゴールであった。一週間で立て直すのは無理でしたね。 練習の成果が現れてきた若手陣 何事もそうであるが、練習の成果を本番に結びつけるのは難しい。取り組みとして一生懸命にやらなければならないことはもちろん大切であるが、結果を出すには単純に一生懸命にやっているだけでは結果は出ない。 それでは結果を出すためにはどういうことをすればよいか。長期的なことから短期的なことまで、主なことを並べれば (1)目標を明確にすること。そのために強い意志を持つこと。 (2)練習に長期的、中期的、短期的に計画性を持たせること。 (3)練習に変化(バリエーション)を持たせること。 (4)疲労回復を念頭に置いて練習を組み立てること。 (5)強度の高い練習をしたあとには積極的に疲労回復を図ること。(睡眠、マッサージ) (6)試合に対してピーキングを持たせること。 (7)大会には時間に余裕を持って行動すること(持ち物チェックを含む)。 (8)慣れない会場での居場所やトイレの場所などあらかじめ調べておくこと。 (9)ウォーミングアップのタイミングを誤らないこと。水の補給はあらかじめ十分にすること。 などがある。 これはほんの一例であるが、せっかく準備してきたことが些細なことで台無しになることも十分あり得る。遅刻など厳禁だ。時間には余裕を持って臨むことも大切な要素である。
冒頭に述べたように、「名岐駅伝競走の本選出場」という当面の目標からロールダウンして、練習会のメニュー、そして中期的にどのような大会で力試しをしていくか、適度にチェックポイントを設けて選手の力量を見ている。この世界は言い訳無用。厳しいがタイムがすべてだ。タイムに反映されないのは、どこかに問題があるということになる。それは選手それぞれの生活スタイルなどにより変わってくるので、選手の自覚に任せていくしかない。 昨年から継続して練習しているにもかかわらず、伸び悩んでいる選手ももちろんいる。頑張って欲しいと思っているにもかかわらず、なかなか成果を出せないで苦しんでいる。ここは自分で乗り切って目覚めてもらうしかない。 今回の愛知陸上競技選手権名古屋支部予選会も、われわれにとっては記録会である。どのくらいの成果を発揮してもらえるか不安であったが、今回は少なくとも天候だけは味方をしてくれたようだ。 私と同じ3組を走ったエース水谷。4月から異動でかなり忙しい職場に替わったと聞く。ベースの練習が継続できないとすぐにタイムが出なくなるが、今回は15分50秒83とまずまずのタイムで走ってくれて安心させてくれた。また、木崎佳も荒っぽい走りながら16分12秒39と自己新。マラソンから戻ってきた後藤も16分17秒06とまずは安心させてくれた。 続いて4組。 16分20秒程度ならいつでも走れる状態に成長した金井塚は、16分22秒01とこちらも自己新。キャプテンという重い仕事に加え、自らの成長を自ら発揮してくれた。また私と同年齢で進化を続けている大宮さんも16分33秒07と、こちらも自己新。16分30秒切りに大手がかかった状態に迫る。 そして5組。 所属はちがうものの、毎週水曜日に一緒に練習をする松田博さん(菊里クラブ)もついに17分の壁を自ら破り16分56秒87の自己新。最後の100mの走りは凄まじかった。性格は優しいが根性のあるところを見せてくれた。脱皮してくれた姿は、私もとても嬉しかった。 このメンバーに加え、新規加入の樋山、そして日比野の大型2新人のそろい踏み。故障で戦列を離れている14分台ランナー田中が戻れば名岐駅伝の本選出場もいよいよと正夢となる。みんなでちゃんと練習をし成果を出す。いい雰囲気だ。加藤がレギュラーを外れる日も遠くなさそうだ。自分はさておき、今日は非常に収穫のある大会でした。 |