第10回みやぎ国際トライアスロン七ヶ浜大会 参戦記
 今回も天候には恵まれました。名古屋とはやはり気温では5度以上違います。すごしやすい中での大会でした。成績は相変わらず今ひとつでした。まぁーしょうがないかっ。練習量が少ないもんね。

●大会名 第10回みやぎ国際トライアスロン七ヶ浜大会
●開催日 平成16年7月4日(日)
●会 場 宮城県宮城郡七ヶ浜町(湊浜海浜公園発着)
●天 候 晴、気温23℃くらい、水温22℃(午前7時現在)
●参加賞 タオル、ウィダーインゼリー
抽選会景品→ing特製ボトル、サンバイザー
●競技内容 スイム
バイク
ラ ン
合 計  
1.5km
40 km
10 km
51.5km
●参加者
(★は加藤の参加した部門)
エリート男子 24名
エリート女子 14名
スプリント男子 12名
スプリント女子 5名
エイジ男子 116名
エイジ女子 11名
学連(大学生)男子 72名
学連(大学生)女子 7名
リレー 25組(75名)
336名
●スタート スプリント男子      8:27
スプリント女子      8:30
エイジ・学連・リレー   9:10
エリート男子      11:20
エリート女子      12:10
●結 果 2゜15’58”、総合9位、年代別(40〜44歳)第2位
●表 彰 メダル、ウィダーエネルギーバー(8個)
●過去の戦績 H15.7.6 第9回 2時間16分17秒(8位/147人)
●交通手段等 (往路)
■7月2日(金)
   自宅20:10〜自由ヶ丘駅(徒歩)
   自由ヶ丘20:23→本山20:25(地下鉄・名城線)
   本山20:31→名古屋20:46(地下鉄・東山線)
   地下鉄名古屋〜名鉄バスセンター(徒歩)
   名鉄バスセンター21:30
    →仙台駅前(宮城交通・高速バス乗場)7:30(夜行バス)
■7月3日(土)
   仙台駅前(宮城交通・高速バス乗場)
     〜オリックスレンタカー・仙台駅前店(徒歩)
   オリックスレンタカー・仙台駅前店7:50
     →朝風呂・会場下見・受付・競技説明会(レンタカー)
   ・・・(塩釜市内泊)

(復路)
■7月4日(日)
   ・・・(大会 9時10分スタート)
   ・・・(表彰式等 14時30分〜)
   七ヶ浜町15:45〜オリックスレンタカー・仙台駅前店19:30(レンタカー)
     (途中、入浴・夕食等あり)
   オリックスレンタカー・仙台駅前店
    〜仙台駅前(宮城交通・高速バス乗場)(徒歩)
   仙台駅前(宮城交通・高速バス乗場)21:30
    →栄7:20(夜行バス)(実際には7:00到着)
■7月5日(月)
   栄〜地下鉄・栄(徒歩)
   栄7:09→自由ヶ丘7:27(地下鉄・名城線)
   自由ヶ丘駅〜自宅7:40(徒歩)
●費用
参加費 16,000円
地下鉄 490円 (往復)
夜行バス 18,340円 (往復)
レンタカー 12,075円
ガソリン 1,231円
宿泊費 5,565円 (1泊食事なし)
合 計 53,701円
●参 考(エイジ総合上位の結果)
アーサー・エアーズ (26) 福島県 2時間00分51秒
森下泰秀 (36) 三重県 2時間01分00秒
福元哲郎 (32) 広島県 2時間03分26秒
中田崇史 (24) 東京都 2時間10分54秒
稲生寿仁 (26) 愛知県 2時間11分04秒
伊藤敦弘 (36) 宮城県 2時間11分42秒
松下健一郎 (36) 千葉県 2時間14分31秒
田中 毅 (40) 東京都 2時間15分10秒
加藤一郎 (42) 愛知県 2時間15分58秒
スイム (    28分38秒)30位
バイク (1時間10分44秒)10位
ラ ン (    36分36秒) 5位
10 金田一慶二 (26) 栃木県 2時間16分06秒
◆◆◆ 7月2日(金) ◆◆◆
〜 先々週に続き夜行バス 〜
 先々週の天草に続き今回も夜行バスを利用。今回も満席。バスは1号車、2号車の2台で仙台へ向かいました。
 先々週、名古屋観光日急の運転手さんに輪行お断りのクレームをつけられたけれど、今回も強引に輪行してしまいました。名古屋→仙台は、名鉄バス。今回の運転手は何事もなかったように自転車を積んでくれました。サンキュー!
◆◆◆ 7月3日(土) ◆◆◆
〜 ゆったりと朝風呂に入りました 〜
 今回の名鉄バスの運転手さんは、時間通りにきっちり走る運転手さん。高速道路でも暴走することなく(あたりまえだよね)ゆったり走っていました(写真は、早朝の休憩。東北自動車道・国見SA(福島県)にて)

 昨年は、今大会に来る前に非常配備で、ホント睡眠不足できたのだけれど、今年はそのことに関しては問題なし。しかしながら今年は、出発の日の夕方まで、学童のキャンプ関係の資料整理や出発準備に大わらわでした。

 バスは、昨年と同じく、仙台駅そばの宮城交通・高速バス乗場前に早朝7時30分に到着した。仙台は、名古屋と違ってバスターミナルが無く、バス停が点在しているのが特徴である。

 昨年の失敗を踏まえて、今回はこのバス停から至近距離のオリックスレンタカーで車を借りることにした。距離的にはどうであろう150〜200m程度であろうか。移動はラクチンであった。

 仙台から七ヶ浜町の大会会場まで約20km。まっすぐ走っていけば1時間足らずで到着である。しかし、そんなに速く行ってどうする?
 昨年に続き、2回目の仙台遠征なので少しばかりは地理に詳しくなったので、朝からひと風呂浴びることにする。とはいえ、汗もかいてなくては入る気もしない?いえいえ、とんでもない。自転車の組み立てが待っていますよ。


   ということで、その風呂屋(スーパー銭湯)の駐車場で輪行してきた自転車の組み立てを行い(写真右)風呂に入ることにする。

 事前にインターネットで調べていったのであるが、このスーパー銭湯、「極楽湯・多賀城店」といい仙台から七ヶ浜へ向かう国道45号線沿いにあり、わかりやすい場所に位置しています。おまけに、なんと朝8時からオープンと嬉しいじゃないですか!
 加藤に「来い!」と言わんばかりのこのスーパー銭湯。もちろん帰りも寄って、汗をサッパリ流してから夜行バスに乗りました。



〜 今回もまずは下見から 〜
 朝風呂に入って銭湯を出発してもまだ9時40分。受付は12時30分から。競技説明会も13時00分からである。昨年出場した大会ではあるが、念のため再度下見を行うことにした(実際の下見は、スイム、ラン、バイクの順で行ったが、下記の説明はスイム、バイク、ランの順です)。
 前日には、すでにコースロープも張られていました。テトラポットを避けるように、750mを2周回。2周目に入る前に一度陸に上がります。
 三陸海岸らしい風景です。
 反対側には、東北電力・新火力発電所が見えます。
 スイムフィニッシュ後は、砂浜を走り階段を上りバイクラックへ。
 このバイクラックまでのトランジットの長いこと。ヒエー!
 バイクは、数百メートル北東へ走ったのち、角に新日本石油のガソリンスタンドのある交差点を右折して少し登ります。
 エイジグループは、その登り切ったところの交差点を左折して、住宅街を通り突き当たりを右折します。
 右折した道路は、広い道路で舗装は整備されています。
 しばらく走ると登りにさしかかり、中央公民館近くの交差点までは写真のように上り坂です。
 中央公民館の近くの交差点を過ぎると一気に下り。このコースでは最もスピードの出るところです。(70km/h近く出る)
 この坂を下りきるあたりから、舗装状態があまりよくなく凸凹した路面になっています。
 そして、突き当たりの三叉路を右折すると、再び上りが待ちかまえています。
 坂を登り切った後、再び坂を下って行くと左手に漁港が見えます。正面を直角に右折します。
 小さな山越えを一つした後に、左手にはウィンドサーフィンに格好の場所が現れます。
 しばらく走ると左手にセブン・イレブンが現れます。
このセブン・イレブンのすぐ先を右折して、あと3周回します。4回目にセブンイレブンが見えたときは直進します。
 ランコースは、湊浜〜菖蒲田までの2往復です。ランスタートで、一旦、このゴールアーチをくぐり抜けます。
 その先のトンネルを越えたら右折します。
 漁港をぐるっと1周した後に、ランコース最大の難所であるこの急坂を登ります。そして登り切ったらすぐ右折。
 ランコースの約半分は、このようにとても狭いところを走ります。
 ぐわっと、また下ったり・・・。案外アップダウンが多いです。
 菖蒲田の海岸で折り返しです(大型のカラーコーンが準備してある)。このすぐ向こうはバイクコースです。
 そして、今来たアップダウンのある道を、再び戻ってきます。
 4つ上の写真の急坂は下らずに、左の写真のようにトンネルのある方へ向かいます。
 このトンネルの約50m後を左折すると、1周回5kmが終了です。これを2周してゴール!
〜 受付・競技説明会 〜
 ぐるっと下見をして、受付と競技説明会の会場である七ヶ浜町の中央公民館(写真左)へ向かう。

 選手登録が12時30分〜15時00分、競技説明会は13時00分〜(1回目)、14時00分〜(2回目)、15時00分〜(3回目)と、どの回の参加でもOK。今回は、なるべくいろんなことを前倒しで時間をゆったりととりたいので、12時30分からの受付に並ぶ。

 この大会の特徴として大学生が多い。その学生のたくさん列のなしているところに並んで待っていると、「ここは学連の受付の列です。一般の方の受付は向こうにあります」とわざわざ教えてくれた学生さんがいた。これで東北地方の学生のポイントアップ!

 で、学生をかき分けていわれたとおりいってみると一般のところにはだれも並んでいなかった。「こんにちはー!37番 加藤です。」と参加許可通知書を受付の女の子に渡す。「がんばってくださーい!」と女の子。プログラムと参加賞一式を渡される。

 この大会は、参加費用も他の大会に比べると比較的安い。が、その分参加賞も少ない。やや寂しい気もするが、参加人数も少ないのでやむを得ないかもしれない。
 大会にかかるベースの経費は参加人数にかかわらず同じである。参加賞などは、参加人数に応じて用意すればよいのであるが、人数が少なければ割高になる。この大会に限らず、どこの大会も参加者の確保に頭を悩ませている。
 「参加者が少ない」 → 「経費削減」 → 「参加賞カット、パーティカット」 →「参加者が減る」といった悪循環にはまってしまう。これを解決するには、トライアスロン人気を出すこと、もう一つはやはり景気がよくなることであろうか。

 さて、13時からの競技説明会には多くの人が集まった(写真右)。とはいえ、説明会の会場が狭いだけのことであって、3回に分割しているだけである。

 昨年まで、コースの説明などB紙に書いた手作り製のものであったが、今年はプロジェクターを使った説明で急にあか抜けた感じがした。
 しかしながら、急に暗い部屋に入ったこと、昨年とコースが全く一緒で目新しいことがなかったこと、夜行バスであまり眠れなかったことが重なり、説明会が始まると急激に睡魔に襲われた。

 気がつくと、「明日は頑張ってください!」の声で目が覚めた。

 この後、塩釜市内で遅い昼食をとったあと今日の宿泊先であるホテルユニバース塩釜へ移動する。ここもインターネットで検索して予約をしておいたところだ。
 16時30分のチェックイン予定であったが15時30分にチェックインする。
 カウンターで、記帳をして支払いをしようとすると、カウンターの後ろに発券機がある。ここに現金を投入すると、カード型のキー(磁気カード)が出来て来るというものだ。従業員とは、現金のやりとりがない。よほど従業員は信用されていないのだろうか。

 明日の準備をする。ウェアにナンバーカード(ゼッケン)をつけるほか、必要なものをひとまとめにする。今日の参加賞でもらった「ウィダーインゼリー」もスタートの1時間くらい前に飲むのにちょうどいいのでバッグに詰める。
 荷物を整理し、本を読んでいると再び睡魔が襲ってきた。遅めの昼食も利いているのか・・・。このまま朝まで寝てしまうのか・・・。

◆◆◆ 7月4日(日) ◆◆◆
〜 スイムまで 〜
 夜明け頃から何度か目を覚ますが、本当に起きたのは6時10分だった。よく寝た。11時間以上は寝た計算になる。
 さすがに東日本。朝が早い。4時過ぎには明るくなっていたような気がする。
 ここんところ、睡眠不足とはいえ大会の前日に11時間はちょっと寝過ぎだったかもしれない。

 ホテルの食堂が7時からなので、ホテルのすぐ隣のセブンイレブンに朝食を買いに行く。とても便利だ。

 ホテルを7時18分頃出発。途中で道を1回間違えたので、大会指定の新日本石油精製の空き地についたのは7時40分だった。ナンバーリングは8時までなので、自転車の組み立ては後にして先に一旦受付へ向かう。

 受付で、今日の番号「7」を両腕、両足に記入してもらう。今回の目標順位にちょうどいい。
 記入が終わると、係員から、
   「入水チェックが8時50分から8時30分になったのでよろしくお願いします」
と告げられる。スタート時間は同じだそうだ。

 車に戻って、自転車を組み立てる。前輪・後輪と空気を入れる。一昨日、空気を8kg/cm入れておいたのであるが、前輪はほぼ同圧。後輪は4kg/cmしかない。どこからか空気が漏れているようである。
 あわててチェックすると、バルブ・コアとバルブ・エクステンダの間からわずかに空気が漏れている。一日半で約半分に減っている計算だ。
 バイクパートで空気がどんどん減ってパンク若しくは走行不能になったら・・・。やばー!
 しかし、今頃気がついてもあとの祭り、今回は、バイクラックまで空気入れを持って行く。

 仕方がないので、入水チェックギリギリに再度空気をもう一度入れる。今回のは、高圧用なので12kg/cmまでOK。とにかく、後輪は、パンパンに入れる。そして、スイムからあがってきて、再びタイヤを指で押して減っていたらその場で空気を入れる。という前代未聞の作戦に出る。
〜 フル・ウェットスーツを着用。効果なし? 〜
 昨年の水温は20℃。今年の水温は主催者発表では22℃であるが、浜辺ではもう少し高そうである。
 今年は、台風の時を除けば全国的に空梅雨で、おそらくその影響で水温が高いようである。これなら、フルウェットでなくても、ロングジョンでも良かったと思ったがこれもあとの祭り。

 昨年と同様に、コースの一番外側に陣取る。
 9時10分。学生たちと一緒にスタート!全部で300人程度のはずであるが、相変わらずスターと後のバトルに巻き込まれる。最初のターンまでが異常に長く感じる。

 前回の天草が、スターと後のダッシュで後半息切れしたので、今回はイーブンペースを心がける。波もなくいいコンディションだ。あとは自分の泳力だけ。これが一番問題?

 ターンを2回して一旦陸へあがる。ここで時計を確認。13分53秒。うひょー遅い!2周目はペースアップだ!

 年のせいか、練習不足なのか、気力があっても体がついて行かない。2周目は集団が完全にばらけたせいかバトルもなくスムーズに泳げた。というより、集団から取り残されただけのような気がする・・・。

 2周回して浜にあがったときは28分が過ぎていた。ちょっと距離が長いんじゃないの?
バイクはほとんど単独走行
 前回の天草では、ドラフティングと見られストップアンドゴーをとられたが、今回のバイクパートでは、集団になる余地すらなかった。スイムがこの状態では、とにかく前に行くしかない。とにかく前にいる選手を片っ端から抜いていく。

 今回の目標は、昨年以上のタイムで走ること。もう一つは今日のナンバーカード「7」の順位以内で帰ってくることである。

 このコースは、地図で見た感じよりもアップダウンが多い。いわゆる濃免道路のような感じの道路のレイアウトもあるので、結構きつい勾配も直線的に登っていく。とにかく我慢我慢のバイクパートでした。

 心配していたタイヤの空気圧も思ったほど抜けずに走ることが出来ました。タイヤのチェックは必ず前日までにはしておきましょう!
〜 ランは昨年並み 〜
 バイクで気持ちよく走って帰ってきたので、多少は順位が上がっていると思いきや、バイクラックに戻ってくると自分の周りにバイクがたくさん帰ってきている。走りながら数えるが、おおよそ12台(自分のを含めて)。最低一桁順位確保でもあと3人を抜かなければならない。やはりスイムの出遅れが響く・・・。

 ランコースもバイクコースに負けずと劣らずアップダウンのあるコース。リズミカルに走ればそれほど苦痛なコースではないが、アップダウンが苦手な人には足を引っ張るコースかもしれない。

 昨日よりも気温が低く走りやすい。朝の天気予報では仙台の最高気温予想は23℃。秋のような気候である。昨年もそうであるが、練習量が確保できていない割にまずまず走れた原因は、この気温にあるようである。これが30度を超えれば、激しくペースダウンするに間違いない。

 とにかく、前にいる選手を一人一人抜いていく。が大半は、学生。自分の順位を争う一般のエイジ選手はほとんどいない。一周目で2人を抜くだけだ。自分が遅いというよりも、他の選手がなかなか落ちてこないせいである。もう少し気温が高くなれば、へばる選手が増えるのであるが・・・。

 1周回が終わると、前の選手との間隔がよくわかる。あと一人か二人抜けたらいいところかなと思った。2周目の折り返しの菖蒲田浜海水浴場付近で前者との間隔を見たがまだ100m以上(往復だから200m以上)開いている。ゴールまでに何とか行けるか?とにかく前進あるのみ!

 あとゴールまで400mくらいというところで、ナンバーカード「1番」の選手を捕まえた。ここまで来て再びスパートされてもかなわないので、追い越してからさらにスピードを上げる。トンネルから下り坂は、転げ落ちるようなスピードで走り抜けた。

 2時間15分58秒。昨年の記録を何とか19秒上回った。

〜 反省 〜
 涼しかっただけに、肉体的なダメージは少ないようである。走り終わって、もう少しいけたかなという感じはあった。しかしこの加減というのかペース配分は何度繰り返しても難しい。次回の「ひわさ」にとっておくということで今日はヨシとしよう!

 結果は、上で述べたように総合9位。驚くことに、エイジ(40−44歳男子)では、東京都の田中毅さん(40)に負けて2位。ここにも自分より強いエイジグルーパーがいることを知らされた。しかし、こうでなくてはいけない。練習するための動機付けが出来るのだ。

 今シーズンの予定しているトライアスロンはあと2大会。まずは2週間後の「ひわさ」で昨年以上の成績を出すことが先決である。

 昨年に引き続き、宮城県のみなさんありがとうございました。