第24回日本大正村クロスカントリー 参戦記
 先週から急に春らしくなりましたね。
 この大会に参加するのも二年ぶり3回目です。春の訪れを感じることが出来る大会ですね。

 ところでレースの方ですが、こちらは約半月間治らない風邪のせいで、先週一週間はほとんどまともな練習が出来ずにそのまま大会に突入してしまいました。結果は言うまでもありません。

 何度も「今日はやめたい!やめたい!」という自分との戦いの連続・・・。優勝狙いどころか、途中で次から次へと後続のランナーに抜かれる始末!練習していないと、ホントただのオッサンですね。久々につら〜く、なが〜いレースでした。
トホホ・・・。
 
●大会名 第24回日本大正村クロスカントリー
●開催日 平成20年3月16日(日)
●大会要項
 /プログラム

大会要項

プログラム
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●コース スタート → 恵那南高校(岐阜県恵那市明智町)、ゴール → 明智小学校
全国地図 ・詳細地図 

【10マイルコース】
そのほかのコース
6マイル コースマップ 高低差
2マイル コースマップ 高低差
●天 候 晴、14℃くらい
●参加賞 Tシャツ、タオル、マグカップ、SOYJOY、ささゆりの湯割引券
●結 果 1時間02分30秒(10mile)  (総合第15位、40歳代男子第6位)
●表 彰 トロフィー、賞状、大山せんべい、ハヤシ
●過去の戦績
H18.3.19 第22回 10mile 59分52秒 (男子40歳代 第1位) (43歳)
H 8.3.31 第12回 6.2mile 34分57秒 (男子40歳未満 第5位) (33歳)
●交通手段等
(往路) 自宅6:46〜(国道363号経由)〜明智小学校駐車場8:03〜会場8:10
(復路) 会場13:00〜明智小学校駐車場13:08〜(国道363号線経由)〜自宅14:38
●費用
参加料 3,000円  
燃 料 1,987円   106(km)/8(リットル/km)×150(円/リットル)
合 計 4,987円  
●種目及び参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)
距離     区 分 申込者 スタート時間
10mile   1部 高校/一般男子 104名 10時30分
2部 40歳代男子 124名
  3部 50歳以上男子 173名
4部 高校/一般女子 17名
5部 40歳以上女子 41名
6mile   6部 高校/一般男子 108 10時45分
7部 40歳代男子 60名
8部 50〜64歳男子 92名
9部 65歳以上男子 45名
10部 高校/一般女子 29名
11部 40〜64歳女子 37名
12部 65歳以上女子 9名
2mile   13部 小学生男子 124 11時07分
14部 中学生男子 128名 11時00分
15部 高校/一般男子 72名
16部 40〜64歳男子 72名
17部 65歳以上男子 24名
18部 小学生女子 100名 11時07分
19部 中学生女子 91名
20部 高校/一般女子 34名
21部 40〜64歳女子 27名
22部 65歳以上女子 9名
23部 ファミリージョギング 294名(87組)
      合  計 1,814名  
●上位成績(部門が多いので各部優勝者のみ。)
【10mile】
1部 西尾修一 瑞浪市 トヨタSC 53’29”
2部 竹野年信 愛知県   58’11”
3部 浦西康次 愛知県 Team光 1゜01’33”
4部 高山直子 土岐市   1゜09’43”
5部 杉岡 泉 池田町 池田走ろう会 1゜12’57”
【6mile】
6部 内藤聖貴 愛知県   32’44”
7部 村瀬 浩 愛知県 館倶楽部 36’31”
8部 宮野誠吾 静岡県 浜松倶楽部 36’12”
9部 大泉 通 愛知県 東海走友会 40’49”
10部 竹内敬恵 瑞浪市   40’24”
11部 米谷悦子 愛知県 名古屋市役所 42’57”
12部 渡辺恵彌子 愛知県 でらげんシニア 50’39”
【2mile】
13部 伊藤雅一 瑞浪市 陶陸上クラブ 13’06”
14部 井野拓哉 土岐市 土岐津中学校 11’36”
15部 大池達也 中津川市 中津商業ポコ 11’05”
16部 夏目勝也 愛知県   11’23”
17部 原 勇公 山梨県 敷島走友会 15’01”
18部 村山菜月 愛知県 とよやまJRC 14’01”
19部 近藤華菜 愛知県 甲山中学校 13’44”
20部 小島理央 中津川市 中津商業ペコ 12’27”
21部 東二三子 愛知県   14’33”
22部 板倉美智子 愛知県 一色走ろう会 19’42”

明智中学校駐車場は8時10分で満車

メイン会場の明智小学校。開会式、閉会式、ゴール場所であるほか出店も多く大会を盛り上げている。
 今年で24回目の開催となる日本大正村クロスカントリー大会。
 開催地は恵那市であるが、平成16年(2004年)10月に旧恵那市と恵那郡南部の山岡町・明智町・岩村町・串原村・上矢作町の1市4町1村が合併し現在の恵那市になっているので、4年前の第20回大会までの開催地は現在と同じ場所でも恵那郡明智町であった。

 もともとこの明智という町は、鎌倉時代に遠山氏が明知城を築城、代々城主を勤めた。 遠山氏は本拠の岩村城、明知城などを中心に現在の恵那市・中津川市にかけての地域を治めていた。
 戦国時代には織田氏と武田氏の抗争の舞台となった町であったが、 江戸時代に明知城は廃城となり、中馬街道脇道の宿場町として発展している。
 明治・大正期は養蚕・製糸産業で栄えた。 市街地には西洋文化の影響を受けた当時の建造物が残っており、それらを生かして昭和59年に日本大正村が開村したという経緯がある。

 私も、夏場になるとこの中馬街道をトライアスロンの自転車の練習コースに愛用して明智の町まで出かけているが、普段は人気も少なく静かな落ち着いた感じの町である。

 ところが、年に一度のこの大会の時は状況が一転する。
 朝から多くの自動車が、北から南から西からと、この明智の町に集まってくる。大会会場の明智小学校を目指して選手らが大量にやってくる。ところが、メイン会場の南側の明智中学校のグランドは意外と狭くこの自動車を裁ききれない。
 したがって、明智中学校のグランドには入れなかった自動車は、会場から遙か離れた千畳敷公園の駐車場に誘導されるが、これがまた面倒くさい。千畳敷公園に停めるとシャトルバスを待たなければならない。この時間が非常に長い。

 一昨年は、自宅を出発するのが少し遅れたために、明智中学校の駐車場はアウト。
 「今年は早く出発しよう」と心がけ、自宅を出発したのは一昨年より40分も早くであった。おかげで明智中学校に到着したのは午前8時03分。それでも中学校の駐車場は3分の2ほどはすでに埋まっている状態。私が到着して7分後に、明智中学校の駐車場は満車!かろうじて今年は滑り込みセーフ・・・。朝からこんなところで競走がはじまるとは・・・。

犬山ハーフマラソン同様同窓会?
 駐車場から受付に向かう途中で最初にあったのは、昔マッサージをいつも頼んでいたK先生。ご主人がランニングにはまっていつもお付き合い。
  私: 「今日は走るんですか?」
K先生 「実は3人目が・・・。計画性が無くて・・・。」
と苦笑い。

 同い年で館倶楽部のライバルKさん。
  私: 「今日はどの部門ですか?」
Kさん: 「2マイルですよ」
私: 「優勝狙いですね」
Kさん: 「いや〜2マイルに(元実業団選手の)Nが出てくる。勝てんわ〜!」
と白旗(残念ながら結果もそうでしたね)。

 うちの母ちゃんの昔のトライアスロン仲間のTさんやNさん。
  Tさん: 「いっちゃ〜ん(私のこと)。最近新聞でとらんが〜!」
私: 「いや〜!最近出稼ぎ(県外遠征のこと)が多くて・・・」
Tさん: 「そーかあ〜。Tさん(その本人のこと)、還暦になったでよ〜!ゆっこ(うちのカミさんのこと)によろしく言っといて〜!」
口は滑らか相変わらず絶(舌?)好調。口は速いです。昔から・・・。

 他にもいろんな方に会場でお会いしました。みなさんお元気そうでしたね!

大正娘と勅使河原さん
 明智町のウリは何といっても「大正時代」。明治と昭和に挟まれたわずか15年という短い期間。自分にとっても明治と大正の大きな違いはいまひとつわからない。が、主催者としては何とか「大正カラー」を出そうという努力をしていることは認めましょう。

 開会式が始まると、「大正娘」と称して、地元の女性と思われる女の子達が、当時(?)の服装で現れる。ノスタルジックな感じであるが、参加者には大正生まれの人っているかな?

大正娘5人と来賓(?)らしき人たちと記念撮影
 今回のゲストランナーは、冬季オリンピックショートトラック元日本代表の勅使河原郁恵さん。岐阜市出身なのでいわゆる地元の人間だ。

 愛知女子高→中京大出身。中学生で全日本ショートトラック選手権で総合優勝をしたほか、高校1年生から5連覇を達成している。また、冬季オリンピックは長野、ソルトレーク、トリノの三大会に出場し、長野では500m6位、1000m5位、3000mリレー4位、ソルトレークでは1000m17位、3000mリレー4位、トリノでは1500m17位とメダルには残念ながら届いていないが、3大会連続の出場は偉業といえる。

 現在はスポーツキャスターとして活躍しているそうですが、残念ながらテレビで拝見していません(ごめんなさい)。まあ、かわいい顔をしているのでウケは良さそうですね。本人のブログ「あたしがてっしーです。」もあるそうですよ。印象としては「ちっちゃいなあ〜」という感じでした。

先週に引き続き風邪で体調最悪
 さて、あまり気が進まないがレースの話に移る。
 3月はじめからひいている風邪が治らないまま会場にやってきた。風邪のひきはじめならともかく、これだけ長引くと練習自体が十分に出来ないのでパフォーマンスがどんどん下がってしまう。
 体調不良なので欠場してもよかったのであるが、1月からすでに2大会を欠場。今大会も参加料が3000円と、あまりにもお金を捨てすぎることになるので、今回はやむなく出場することにしました。

 10時30分に10マイル(約16km)がスタート。後からスタートする6マイルや2マイルの選手たちに見送られる。


今回の心拍数。最初の7分ほどはセンサーが体にうまく密着していないようで正確に計測されていません。クリックすると拡大します
 練習不足が明らかなので少しゆっくり行こうと思ったが、スタートするとそうもいかない。
 明智光秀の供養塔のある龍護寺を過ぎ、下り坂を右折して最初の難関の上り坂に向かう。平坦なときはよかったのだが、上り坂になると練習不足が覿面に現れる。
 ここまでは、だいたい前から10番目くらいであったのであるが、後ろから次々と抜かれる始末。もちろんこの中には同年代の選手もいる。

 下りに入り、気を取り直すが前との差はなかなか縮まらない。
 そうこうするうちに再び上り坂。林の中に入っていくがここでまた抜かれる。前から落ちてくる選手は全然いない。ゴールするまで何人抜かれることやら・・・。

 10マイルコース最大の難所のつづら折りに出る。
 ここで調子がよければ、前を走る選手をどんどん追いかけられるのであるが、調子が悪ければ後ろの選手の目標となり餌食となる。今日は間違いなく後者だ。ここでもまた2人ほど抜かれるが、この峠の頂上がこのコースの最高地点。これ以降は一部を除き、概ね下りに入る。

 後半に入りようやく脚も地面になじんできたので前を走る選手を追う。それにしても今日は気温が高く暖かい日であるが、空気が乾燥しているのでやたらと唇が乾く。給水箇所が4カ所ほどあるので非常に助かる。

 ところが下りに入っても上りで離されただけなかなか追いつくことが出来ない。最後の2kmほどで前半抜かされた選手を2名ほど抜き返しゴール。練習不足もあって、一昨年に比べ2分30秒以上も悪いタイムでした。残念!

大正コロッケなどの出店も賑やか

スポーツ用品関係は2店舗が出店

恵那南高校での受付。23部門もあるので非常に横に長くなっています。

この大会の名物の一つにあげられるのが、スタートライン。恵那南高校のグランドに100mほど引かれたラインがそうです。全員横に並んでスタートが出来る珍しい大会です。

前半は大正村のメインストリートを走ります

2kmほど走ったところにあるのが龍護寺。明智光秀の供養塔がある。

名古屋市役所走友会、5部門で入賞
 今回は、名古屋市役所走友会からも多くの選手がエントリーしました。今回は、何と5部門で入所者を輩出!一大勢力というところまではいきませんが、まずまず名前は売ったような感じでした。みなさんおめでとう!(わたしもかろうじて、10マイル40歳代で6位入賞でした・・・)

中島さん。6マイル9部 65歳以上男子で第3位

米谷さん。6マイル11部 40歳以上女子で優勝!

水谷さん。10マイル1部 39歳以下男子で第3位

尾崎さん。10マイル5部 40歳以上女子で第6位