第11回 春の福井駅前マラソン 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲストは小出義雄さんと大南姉妹 今回のゲストは高橋尚子らを育てた名監督小出義雄さん。小柄な髭もじゃで顔の黒いおじさんですね。新聞で見ましたが、小出さんって70歳ですか。う〜ん、全然そんな風に見えませんね。 小出さん本人を間近で初めて拝見いたしましたが、若々しいですね。いつまでも夢を持ち続けているせいでしょうか。 そしてゲストランナーは地元福井県の出身で東海銀行→UFJ銀行→トヨタ車体と活躍した双子の大南姉妹。今年は所属のトヨタ車体が活動を休止するということで、4月から一年間は、地元福井県の陸協登録をするそうです。大南姉妹は、私と同じ5kmを走りました。(もちろんジャージで)
また行政マンとしての視点でひと言。 この大会の開会式に来賓として福井県知事の西川氏、福井市長の東村氏(いずれもこの大会名誉顧問)が呼ばれ、直接本人が出席していました。 重要度の低いイベントの場合には、「本来であれば知事が来て直接ご挨拶するところですが、本日所用のため知事に代わりご挨拶申し上げます」と、関係部局の長が挨拶をすることが多いですが、西川福井県知事、東村福井市長の両氏がこのイベントに来賓として代理を立てずに直接本人が来ていることみても、この大会が地元の重要なイベントとして位置づけられていることがわかりますね。
スタートとゴールの違う大会 3,000人もの参加者が福井駅前からコースは「ハーフマラソン」「10km」「5km」と異なるものの、同じ福井運動公園県営陸上競技場を目指します。東京マラソンと同様、スタート場所とゴールが違うので、事前に荷物をあずけなければなりません。 大会要項にも、参加通知のハガキにもそのあたりのことが触れていなく、疑問に思っていましたが、やはり各種目ともにスタートの30分前に荷物の預かりを締め切るとのこと。ナンバーカードも、タイム計測用のタグの付いた胸用のナンバーカード、背中用のナンバーカードの他、荷物用のナンバーカードのあわせて3枚のナンバーカードが選手たちに支給されました(もちろん安全ピンも4本×3セット=12本)。この辺りは用意がいいですね。 ただしこの荷物をあずけるという方法、今回は天気がよかったので特に寒さも厳しくもなく、各部のスタート30分前に荷物をあずけてもそれほど困らなかったのでしょうが、雨が降ったりしたら大変ですね。ちなみに私は、自転車で連れてきた子どもたちにスタートの5分ほど前に荷物をあずけました。
コース紹介 ゴールの福井運動公園に自動車を置いて、スタート地点までウォーミングアップを兼ねてコースを逆送し、コースの下見をしました。今回は、子どもたちを連れてきたので子どもたちには、自転車でつきあってもらいました。5kmの部のコースですが、ほぼ平坦といってもいいコースですね。
レース展開 ハーフマラソンの部のスタートは10時40分。5km部門は、その後ろに並ばされたので、後方からハーフマラソンの出走者を見送る。 ハーフマラソンは参加者が多いなあと思って後ろから眺めていたが、あとから調べたところエントリー数はハーフマラソンが868人、10kmが993人、5kmが1360人と、エントリー数だけならば私の出場する5kmが一番多いことがわかった。 早めにスタートラインに行ってよかった。これだけの人数でスタートで数秒でも出遅れれば命取りになる。 コースは、スタートして50mほどで左折し、フェニックス通りに出る。これを意識したわけではないが、最前列のインコース側に並ぶ。外側からかぶされて進路をふさがれるおそれはあるが、トラックレースではないので恐らく大丈夫だろう。 今回5kmのスターターは、ゲストの小出義雄さん。スタート前に景気のいい言葉がポンポン出るが、ピストルの音に集中しなければならない。
スタートしてからは高校生・中学生が前を走る。5kmと距離が短いのでグループが出来なく、バラバラと走っていく。 今回は、背中用のナンバーカードが支給されているので、前を走る選手のナンバーカードを確認するが、私と同年代の5600〜5700番台の選手は見あたらない。福井県という地元ではないところなので、あえてプログラムの選手名簿も見てこなかった。特に誰をマークするということはない。5kmをうまく走る様に心がけるだけだ。 1kmの看板が見えてくる。3分10秒。上々の滑り出し。ただし予定よりも少しばかり早いが、これもレースの流れ。そのまま走っていく。 1.5kmほどのところにある「新木田交差点」で右折、ここまで片側3車線の道に別れを告げる。 道路は3車線から一気に1車線へ狭くなるが、特に集団が形成されているわけでもないので走りにくいことはない。この辺りから後ろからやってくる高校生に少しずつ抜かれる。 2kmの通過が6分29秒。この1kmが3分19秒。 なるほどペースが落ちている分だけ後続に抜かれていることになる。が、まだまだ疲労感は少ない。今日は暖かい日で風もなく、いい記録が出そうな雰囲気だ。
門前町交差点を右折、そして500mほどで左折する。いよいよここから正面に福井運動公園が現れてくる。少々このあたりから疲労感が漂い苦しくなってきた。 4kmの通過は13分19秒。この1kmは3分30秒まで落ちてきた。残りは1km。いまのところ前には40歳代の選手はいないはず。逃げ切るチャンスだ。 福井運動公園のゲートを超えると、先に待っている選手の家族だろうか。ここから応援者が増える。 公園内で右折を2回繰り返し、いよいよ陸上競技場へ。残りは400mほど。後ろは確認していないが、何とか逃げ切れそう。 ゴールは下見をしていなかったが、1コーナーと4コーナーの中間付近。50mほど得をしたような感じだった。ゴールタイムは16分49秒。後半ペースがガタガタになったが、前半の貯金で久々の16分台。 あとでわかったのであるが、40歳代の2位の選手との差はわずかに5秒。冷や汗ながらも逃げ切った。
号外とチキンラーメン無料配布 3,000人もの選手がエントリーする大会ですので、ゴールの県営陸上競技場の廻りにはいろんなブースの出店があり、とても賑わっていました。 フォトサービスコーナーは、写真をそのままカレンダーにする無料サービス。スポーツはり灸コーナーは順番待ちがすごかったですね。冨士の天然水カリメラはぼちぼちといったところでしょうか。 この中で嬉しかったのは、中日新聞のドラゴン号による「福井駅前マラソン特別号」の発行。つい1時間ほど前にスタートしたばかりの様子、ゴールに向かう選手の様子が写真と活字になり、印刷されていたのは感動ものですね。表面のハーフマラソンのスタートの写真には同じ走友会の水谷さんがしっかり写っていました。
また、もう一つ嬉しかったのはチキンラーメンの無料配布。こちらは順番待ちの行列が出来ていましたが、それでも欲しかったですね。私は3杯いただきました。ごちそうさま!
福井県立こども歴史文化館 せっかく福井に来たのだから・・・ということで今回レース後のお楽しみを、子どもたち向けに「福井県立子ども歴史文化館」にしました。この施設は、昨年11月にオープンしたばかりということで「それなら」と勇んで行ってみました。 行ってみて驚いたのは、この施設は古いハコモノの再利用。 調べたところ、この施設は県立図書館の新設移転に伴い利用されなくなった旧県立図書館をリフォーム改造して作られたものだったのです。 施設としての見どころは、朝倉義景や紫式部など福井ゆかりの「先人」や現在、産業やスポーツ、芸能分野(五木ひろし等)で活躍している「達人」を取り上げ、その功績に関する展示。 また福井出身で2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士の功績の展示や生い立ちについてのミニシアターです。 月に数回ワークショップなどのイベントが催されていますが、それ以外はパネルものが多く、子どもたちは少々がっかり。その中でも漢字ファンタジアだけは目新しいものでここではしっかり楽しんでいました。
今日の戦利品
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