第31回一関国際ハーフマラソン大会 参戦記
 4連敗中の岩手県の国盗りです。

 3年前から毎年岩手県に遠征をしていますが、思った以上に岩手県は国盗りに手間取っています。東北の強豪が集まってきているということもありますが、私の練習が十分できていない時期の遠征ということも若干はあります。今回も、夏場の走り込み後でスピード練習が十分できていない状態での遠征になってしまいました。
 結果からすると序盤から先行され、ほとんどいいところなく惨敗でした。これで岩手県は5連敗。ちょっと鬼門になりつつあります。

 
 とはいえ、今回の遠征で走友のN村さんと世界遺産である平泉・中尊寺の見学、名古屋市役所から1年間陸前高田市に派遣されている名古屋市役所走友会のN藤さんとの飲み会、そして急遽、レース後に東日本大震災の被災地である気仙沼市及び陸前高田市の訪問と、レース以外のメニューは充実しており、楽しい遠征になりました。
 
●大会名 第31回一関国際ハーフマラソン大会
●開催日 平成24年9月23日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
一関市総合体育館発着(詳細地図)(岩手県一関市)

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 くもり、19℃くらい
●参加賞 ポーチ、無料入浴券、アクエリアス(ゴール後)、バナナ、アイスクリーム、テント村食券(500円)
●結 果 37分39秒(総合第36位、10km :男子50〜54歳  第2位)
●表 彰 賞状、盾、平泉 翁知屋(おおちや)の秀衡塗の椀
●過去の戦績
第28回    H21.9.20   21.0975km   1時間17分41秒   年代別第2位    47歳
●交通手段等
【9月21日(金)/1日目】
徒歩 自宅 7:20 自由ヶ丘駅 7:30
地下鉄 自由ヶ丘 7:36 本山 7:38 (名城線)
本山 7:41 千種 7:48 (東山線)
JR 千種 8:06 松本 10:11 (しなの3号)
10:05
松本 10:28 南小谷 11:51 (あずさ3号)
10:27 11:42
南小谷 11:53 糸魚川 12:47 (普通)
11:49 12:44
【糸魚川市内で所用】
JR 青海 19:53 魚津 20:43
夜行バス 魚津IC 23:10 仙台駅東口 6:24
23:08 6:40
【9月22日(土)/2日目】
レンタカー 仙台駅前 8:00
  【平泉/中尊寺見学】
【コース下見/試走/前日受付】
ホテル 15:38
【一関駅前 魚民にて懇親会】
【ビジネスホテル一関/泊】
【9月23日(日)/3日目】
レンタカー ホテル 7:35 会場 7:50
【第31回一関国際ハーフマラソン大会/10km−10時05分スタート】
レンタカー 会場 13:15 温泉 13:30
【一関駅前 亀の湯/入浴】
レンタカー 温泉 14:00 陸前高田市 16:00
  【気仙沼市内、陸前高田市内 視察】
レンタカー 陸前高田市 16:30 仙台駅前 19:35
夜行バス 仙台駅前 21:30 6:32 (名鉄バス/青葉号)
6:40
【9月24日(月)/4日目】
地下鉄 6:52 自由ヶ丘 7:12 (名城線)
徒歩 自由ヶ丘駅 7:12 自宅 7:22
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
 
参加料 4,000円  
地下鉄(名古屋市営) 460円 (自由ヶ丘〜栄/往復)
夜行バス 8,300円 (魚津〜仙台駅前)
8,000円 (仙台駅前〜栄)
JR 5,780円 (名古屋〜魚津)
2,610円 (しなの/指定席)
1,660円 (あずさ/指定席)
レンタカー 6,960円 (2日間)
高速料金 1,700円 (泉〜一関/往復/ETC割引)
燃料代 3,660円  
駐車料金 400円 (平泉・中尊寺)
見学料 800円 (中尊寺・金色堂)
宿泊料 4,500円 (ビジネスホテル一関/一泊朝食付)
中村さんご負担 ▲6,000円  
内藤さんご負担 ▲1,000円  
合 計 41,830円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(男子10km50〜54歳は3位まで)
【ハーフマラソン−9時50分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
男子18〜29歳 202人 メクボ ジョブ モグス 25 日清食品グループ 1゜02’15”
男子30〜34歳 126人 羽川 英一 32 松本市陸協 1゜09’00”
男子35〜39歳 171人 関口 修 36 埼玉陸協 1゜10’30”
男子40〜44歳 181人 崔 泰壽 42 韓国 1゜15’13”
男子45〜49歳 194人 安島 雄二 45 仙台総合病院 1゜15’55”
男子50〜54歳 142人 奈良部 悟 51 東京都庁 1゜15’43”
男子55〜59歳 126人 Joseph Bariyanga 57 アメリカ 1゜17’05”
男子60〜64歳 86人 山崎 進 61 しばたさくら 1゜22’27”
男子65歳以上 66人 下工垣 孝行 65 出島走友会 1゜27’51”
女子18〜29歳 29人 前田 さやか 26 セカンドウインドAC 1゜15’38”
女子30〜39歳 58人 早川 英里 30 TOTO 1゜14’12”
女子40歳以上 119人 檜山 恵子 53 NSVA 1゜24’40”
【10km−10時05分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
男子18〜29歳 48人 阿部 広大 21 自堊ランナーズ 33’02”
男子30〜34歳 33人 橋場 英雄 34 宮古市役所 34’00”
子35〜39歳 49人 藤原 敏 35 羽後町役場 32’13”
男子40〜44歳 34人 須藤 智樹 43 TFT 33’02”
男子45〜49歳 53人 加藤 聡 47 青森・八戸北高 32’34”
★男子50〜54歳 57人 岩井 裕二 53 万石浦MC 36’13”
加藤一郎 50 名古屋市役所走友会 37’39”
鈴木 治 53 MPRC 38’36”
男子55〜59歳 62人 吉原 穣 57 アトミクラブ 38’55”
男子60〜64歳 53人 菅原 秀 63 高田松原夢走人 39’14”
男子65〜69歳 40人 石井 嶺雄 67 高田松原RC 41’51”
男子70歳以上 31人 佐藤 善明 72 宇都宮市 46’03”
女子18〜29歳 51人 中村 紀子 22 TOTO 34’48”
女子30〜39歳 47人 佐藤 奈美 30 仙台市 40’29”
女子40〜49歳 34人 福田 恵美子 42 埼玉石川眼科 38’31”
女子50〜59歳 35人 中村 京子 58 レオクラブ仙台 42’54”
女子60歳以上 18人 金森 和子 60 丸森町 50’21”
【5km−9時55分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 所属 記録
男子50〜54歳 14人 佐野 信幸 51 秋田ナイルス 16’51”
男子55〜59歳 17人 佐々木 建 55 二ノ台RC 17’49”
男子60〜64歳 23人 八重樫 光男 61 笹間MC 19’15”
男子65〜69歳 18人 鹿野 克夫 69 福島走ろう会 19’00”
男子70〜74歳 19人 中島 彗 70 柴田老走会 22’34”
男子75歳以上 21人 高橋 常秋 78 札幌走ろう会 23’49”
女子40〜49歳 18人 小野寺 知夏 40 一関楽走会 23’57”
女子50〜59歳 18人 小野寺 たけ子 57 せんまやAC 21’28”
女子60歳以上 20人 千葉 正子 64 宮城フェンダーサービス 23’20”
総合計 2,313人  

世界遺産 平泉・中尊寺

派遣中のN藤さんと飲み会

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。

岩手県5連敗

 今日は久々10kmのロードレース。8月の暑い最中、週末の茶臼山のトレーニングでそれなりに走り込みはできたものの、スピード練習を全くしていないので高速での対応ができるかどうか心配が残る。
 そもそも先週のしろいし蔵王高原マラソンで、当日の暑さこそあったものの予想外のタイムで惨敗したことからも体が出来ていないことは明らかだった。そして今日。一週間はすぐにやってくる。

 9時50分スタートのハーフマラソン部門のスタートを見送り、10時5分の10km部門のスタートを待つ。ハーフマラソンには、仙台で合流した走友のN村さんのほか、同じ走友会の仲間で陸前高田市に派遣中のN藤さんが出場している。ハーフマラソンも参加者が多く、エントリーだけで1,500人近い人数。スタート場所からは彼らの姿は残念ながら確認できなかった。

 10km部門の参加者はハーフマラソンに比べれば少ないものの、公認記録も得られるのでハイレベルな参加者が多い。前から2列目に並ばせてもらうが、最前列には3人ほど女子の選手も並んでいる。どうやら高校生ではなく、地元の実業団選手のようだ。

 10時5分、号砲とともに選手が一斉に動き出す。コースは昨日下見・試走済み。コースのポイントとしては2km過ぎに始まるJR東北本線を跨いでいる「中里跨線橋」のアップダウン、ここを上手に走れるかどうかであろう。復路では7km過ぎにこの「中里跨線橋」が再度現れる。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km
2km 7’09” 7’09”
3km 10’55” 3’46”
4km 14’43” 3’48”
5km 18’34” 3’51”
6km 22’27” 3’53”
7km 26’15” 3’48”
8km 30’06” 3’51”
9km 33’58” 3’52”
ゴール 37’39” 3’41”
 スタートしてから約200mで右折し道なりに走っていく。私の前にはすでに30人ほどの選手がいる。ざっと見たところ。同じ年代の選手はいないようだった。
 しかし、500mほどで私と同じ1800番台の選手が後ろから現れる。番号からして昨年のこのカテゴリーで優勝している宮城県のI選手のようだ。初めてお目にかかるが、がっちりとした感じの選手だ。この世代のトップクラスの選手はピッチを小刻みにして走る選手が多いが、彼の場合はどちらかというと力強い感じで走るタイプで、手ごわさを感じる。後ろから彼の走りを注視していたので、1kmの通過タイムを計り損ねる。

 私のペースが少し落ちてきたせいか、東北新幹線と並行して走る区間に入ると、彼との間が少しずつ開きだす。スタート時に前に並んでいた女子選手2人にも後ろからかわされる。情けないと思いながらも、今日の体の調子からして付いていくわけにはいかないペースだ。

 2kmを過ぎてこの10kmコースの最大の難所であるJR東北本線にかかる中里跨線橋が現れる。ここを軽快に登っていくイメージだったのであるが、むしろ何人の選手において行かれる。今日は疲労が上手にぬけていない感じだった。
 頂上付近までは、先行する同じカテゴリーのI選手と10mほどの距離であったのであるが、3kmを過ぎて県道134号線に入るとその差は徐々に開いていく。練習もできていないが、今日はこちらの体調がよくない。ペースをぐっと上げて走るだけの力が脚に入らない。
 5kmの折り返しでその差を確認するが、先ほどよりぐっと開いてしまい100m程の差になっていた。決して早いペースではないので、こちらがペースダウンしているのは明らかだった。
 7kmを過ぎて再び中里跨線橋にかかる頃には、I選手は全く見えなくなってしまった。そしてそのままゴール。

 これで岩手県の遠征は5連敗。今回の順位こそ年代別で2位ではあるが、タイムでは10kmで1分以上の差が開き完敗だった。岩手県の選手に負けたわけではないが、岩手県のハードルはなかなか高いものがあると感じる。

大会前日の受付の様子。午後3時〜4時の1時間です。

今年から会場は一関総合体育館前発着のコースに変更です。

ハーフマラソンのスタートの様子

ハーフマラソンは1,500人ほどのエントリー

陸前高田市へ派遣中のN藤さんゴール。タイムはまずまずの模様

しばらくして走友のN村さんがゴールしました。

表彰式。今回は2位ですが、1位とは大差のタイム。岩手県はこれで5連敗中と苦戦続き

ゴール後の選手には、参加賞、記録証、ドリンクが手渡されます。

会場には多くのブースが出店されていました。
テント村で使用できる食券500円が渡されていますので、ぐるぐる回って品定めをしました。
人気のある店では行列ができていました。焼きそばは安い店で売り切れ。トホホ・・・。

被災地 陸前高田市

本日の戦利品

賞状、クリスタル盾、翁知屋(おおちや)の秀衡塗の椀と3年前と全く同じものをいただきました。