第31回一関国際ハーフマラソン大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界遺産 平泉・中尊寺 派遣中のN藤さんと飲み会 コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。 岩手県5連敗 今日は久々10kmのロードレース。8月の暑い最中、週末の茶臼山のトレーニングでそれなりに走り込みはできたものの、スピード練習を全くしていないので高速での対応ができるかどうか心配が残る。 そもそも先週のしろいし蔵王高原マラソンで、当日の暑さこそあったものの予想外のタイムで惨敗したことからも体が出来ていないことは明らかだった。そして今日。一週間はすぐにやってくる。 9時50分スタートのハーフマラソン部門のスタートを見送り、10時5分の10km部門のスタートを待つ。ハーフマラソンには、仙台で合流した走友のN村さんのほか、同じ走友会の仲間で陸前高田市に派遣中のN藤さんが出場している。ハーフマラソンも参加者が多く、エントリーだけで1,500人近い人数。スタート場所からは彼らの姿は残念ながら確認できなかった。 10km部門の参加者はハーフマラソンに比べれば少ないものの、公認記録も得られるのでハイレベルな参加者が多い。前から2列目に並ばせてもらうが、最前列には3人ほど女子の選手も並んでいる。どうやら高校生ではなく、地元の実業団選手のようだ。 10時5分、号砲とともに選手が一斉に動き出す。コースは昨日下見・試走済み。コースのポイントとしては2km過ぎに始まるJR東北本線を跨いでいる「中里跨線橋」のアップダウン、ここを上手に走れるかどうかであろう。復路では7km過ぎにこの「中里跨線橋」が再度現れる。
しかし、500mほどで私と同じ1800番台の選手が後ろから現れる。番号からして昨年のこのカテゴリーで優勝している宮城県のI選手のようだ。初めてお目にかかるが、がっちりとした感じの選手だ。この世代のトップクラスの選手はピッチを小刻みにして走る選手が多いが、彼の場合はどちらかというと力強い感じで走るタイプで、手ごわさを感じる。後ろから彼の走りを注視していたので、1kmの通過タイムを計り損ねる。 私のペースが少し落ちてきたせいか、東北新幹線と並行して走る区間に入ると、彼との間が少しずつ開きだす。スタート時に前に並んでいた女子選手2人にも後ろからかわされる。情けないと思いながらも、今日の体の調子からして付いていくわけにはいかないペースだ。 2kmを過ぎてこの10kmコースの最大の難所であるJR東北本線にかかる中里跨線橋が現れる。ここを軽快に登っていくイメージだったのであるが、むしろ何人の選手において行かれる。今日は疲労が上手にぬけていない感じだった。 頂上付近までは、先行する同じカテゴリーのI選手と10mほどの距離であったのであるが、3kmを過ぎて県道134号線に入るとその差は徐々に開いていく。練習もできていないが、今日はこちらの体調がよくない。ペースをぐっと上げて走るだけの力が脚に入らない。 5kmの折り返しでその差を確認するが、先ほどよりぐっと開いてしまい100m程の差になっていた。決して早いペースではないので、こちらがペースダウンしているのは明らかだった。 7kmを過ぎて再び中里跨線橋にかかる頃には、I選手は全く見えなくなってしまった。そしてそのままゴール。 これで岩手県の遠征は5連敗。今回の順位こそ年代別で2位ではあるが、タイムでは10kmで1分以上の差が開き完敗だった。岩手県の選手に負けたわけではないが、岩手県のハードルはなかなか高いものがあると感じる。
被災地 陸前高田市 本日の戦利品
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