第2回相模川芝ざくらマラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
相模川芝桜ライン 今回の大会の開催場所は、JR相武台下駅から西へ約1km行った相模原市南区新戸・磯部地先の相模川堤防で、通称「芝ざくらライン」と呼んでいるところです。今年は4月1日から4月20日まで「相模川芝ざくらまつり」が開催されますが、今大会はその初日の4月1日に開催されました。 芝ざくらは十分にきれいに咲き誇っていましたが、観光客がわんさかというほどではなかったです。初日のせいでしょうか。大会は、このお祭りの主催者の好意を受けてこのイベントの開催中の開催としているとのこと。こういう中での大会運営は大変かと思いますが、続けられることを期待しています。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 小規模大会の良さ この大会を含めアースランクラブの主催数大会はファンラン派が多い大会なので、シリアスに走るランナーは比較的少ない。先頭を走る選手であってもあまり走力が高くない場合も多い。大会としては体をなしているが、練習会の延長的な雰囲気でもある。 この日私が出場した10kmはエントリーが83人(年代別は14人)。1月に出場した館山若潮マラソンは、いわゆるマンモス大会ではあるが、こちらの10kmのエントリーが2,619人(年代別は312人)と、エントリー数の桁がそもそも違うのがわかるだろう。 人数が少なければコンパクトに大会が開催できるメリットがあるし、参加者にもそれなりにメリットがある。例えばトイレの混雑というものはほぼ皆無である。それなりの規模の大会になれば、仮設トイレを主催者が用意するが、それでも順番待ちとなる。この大会でいえば、近くに駐車場がありそのそばに公設のトイレがある。大会の参加者の合計はそれなりの数になるが、スタート時間がかなり分散されているので、選手がラップする時間は短い。主催者も仮設のトイレを設置しなくて済むことになる。会場の選定理由の一つに、近くに公設のトイレのあることが考えられる。そのほか、スタート直前にスタート場所に行ってもさほど混雑はしていない。荷物を早い時間に預けて、寒さの中で震えて待つこともない。こぢんまりとしたレースではこういう恩恵もあるので、マンモス大会ばかり出ている人もこういう大会に出てみるとよいと思う。 レース 今日のスタートは13時30分。マラソン大会としては非常に遅い時間のスタートである。もちろん午前9時には20km、3kmは12時、5kmは12時40分とコースを共有するので、スタート時間を分散させなければいけないという理由がある。 この大会のスタートは、ショットガン方式というもので、一斉スタートではなく2〜3人を順番にスタートさせる方式だ。コース幅が狭いので、一斉スタートによりランナーが横に広がらないようにするのが目的だろう。ショットガン方式が採用できるのも、選手のナンバーカードにチップが内蔵されているためである。無線でスタート場所からのタイムを計るので、風や気温のことを考えなければ条件は同じになるという理屈である。分散型タイムレースといったところであろう。
私の場合は12〜13番目くらいでスタートをする。前の方に並ぶのは比較的走力のある選手であるし、主催者側も「速い人は前に来てください」とアナウンスしている。とはいえ、一番前になると後続との様子がわからないので、先頭から少し間を置いてからのスタートが良いと思う。折り返しがあれば、前を走る選手は目標になるし、追いつけば勝ちは明らか。追いつけなくても差が縮まっていることがわかれば良い。私の場合は、集団走でなくともペースメイクは出来るのでショットガン方式は全く問題ない。駅伝の2区以降の走者と思えば良い。 スタートしてから数百メートルの間に先にスタートした選手を数人抜いていく。一般道に降りて、再び堤防道路にあがるが、徐々に折り返し地点が近づく。ここで前から来る選手の数を数える。1周目は7番目で折り返すことになった。また、私よりも前に1人の同年代の選手がいることがわかった。とりあえず年代別でトップになるには、この選手にゴールまでに追いつけばいいことになる。おそらく後続から追い上げてくる選手はいないだろうから、とりあえずこの選手だけをターゲットにすれば良い。
折り返し後はソメイヨシノの花吹雪、土手を見下ろせば芝ざくらが視界に飛び込んでくる鮮やかな世界であるコースを一気に南下する。風はやや向かい風になってしまったが、なかなかこういうタイミングでレースを走ることは少ない。 1周目の通過タイムは9分59秒。いまの走力からすると、ほぼ予定通り。2周目になると思いのほか早く、先ほどの同年代の選手に追いつく。あとは無理せず離すだけである。2周目の折り返しでは6番目で通過。2周目の通過タイムは20分29秒。この1周はちょうど10分30秒。まずまず予定通り。
3周目に入ると周回遅れの選手が増え、だんだん前を走る選手の位置関係がわかりにくくなってきた。周回遅れの選手とそうでない選手とは、明らかにスピードが違うので何となく違いはわかるが、いちいち気にしながら走るのも面倒である。 最終周の折り返しで前のランナーの数を数えたが、私はどうも4番目のようだった。途中で気がつかないうちに2人ほど抜いたようだ。3番目を走るランナーとの距離も徐々に縮まってきている。ゴールまでに抜ければ、間違いなく3位になるだろうとは予測できるが、徐々に差は縮まるものの、ゴールまでは少し追いつきそうもない。
41分42秒でゴール。 とタイム的にはサッパリであったが、久しぶりに全体の前の方で走ることが出来た。そういう意味では非常に気持ちが良かった。また、天気も良く、コースも時折桜吹雪が舞う絶好の花見ロードであった。 ゴールしてしばらくしてから記録証をもらいにいったが、順位としては総合第3位、年代別は第1位と久し振りにダブル入賞をした。また、総合3位になったこともあり、久し振りに表彰台の一番下ではあるが、表彰をしてもらうことが出来た。 本日の戦利品
|