第42回塩原温泉湯けむりマラソン全国大会 参戦記

 昨年、一昨年に引き続き3年連続の参加です。
 10月から3月までは、積雪のある地域を除き、各地でマラソン大会が開催されていますが、4月を過ぎると開催する地域が北の方にシフトしていく傾向があります。主催者としても、気持ちのいいシーズンに走って欲しい(ついでに観光に来て欲しい)という思いなのでしょう。この大会の会場である塩原温泉は、栃木県でも北部の方に位置しており、東京から見ても北の方に位置するので先ほどの傾向にまさに該当するところです。

 昨年は宿泊先のホテルの直行バスで西船橋駅から塩原温泉まで乗り換えなしに行くことが出来ました。今年は宿泊するホテルを変えたため上野駅からの出発となりましたが、昨年と同様、塩原温泉まで乗り換えなしで行くことが出来ました。運賃も非常に安く、遠くに来ている割にはトータルの経費があまりかからないというのが、この大会に参加する理由の一つでもあります。
 
 さて、大会の方ですが、1月〜3月まで肉離れで十分に練習が出来なかったツケがまわってきており、スピード、持久力ともに昨年と比べると大幅に低下しているために、非常に苦しい展開でした。タイムも昨年比で50秒ほど遅くなっており、少なくとも昨年のレベルに戻すにしても少々時間がかかりそうな気配がしました。

 いずれにしても、静かで空気もきれいなので、また来年も参加しようかと考えています。
 

●大会名 第42回塩原温泉湯けむりマラソン全国大会
●開催日 令和元年5月19日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
木の葉化石園前道路発〜塩原小中学校着(地図)(栃木県那須塩原市) 

大会要項 

プログラム


コースマップ
コースガイドはこちら
(第40回大会と同じです。)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 うすくもり、15℃くらい
●参加賞 Tシャツ、無料入浴券、スポーツドリンク(ペットボトル)、野菜ジュース(紙パック)、塩原かぶスープ
●結 果 21分19秒(5km 総合 第56位、50〜59歳男子 第13位)
●表彰 なし
●過去の戦績
第41回 H30.5.13 5km 20分28秒 年代別第6位 (55歳)
第40回   H29.4.29    5km   20分33秒   年代別第9位   (54歳)
●交通手段等
【5月18日(土)/1日目】
徒歩 マンション 7:40 本八幡駅 7:49
地下鉄 本八幡 7:50 岩本町 8:17 都営新宿線
徒歩 岩本町駅 8:17 秋葉原駅 8:26
JR 秋葉原 8:27 上野 8:31 山手線
送迎バス 上野駅北口 9:00 ホテル 13:21 佐野SAで60分休憩
( 9:15 ) 13:40
【ホテルで荷物預かり】
【受付/塩原もの語り館/14:00〜17:00】
【コース試走】
【伊東園ホテル塩原/泊】
【5月19日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 7:50 会場 7:58
【第42回塩原温泉湯けむりマラソン全国大会 5km 8:45スタート】
徒歩 会場 9:46 ホテル 9:54
【伊東園ホテル塩原/入浴】
送迎バス ホテル 14:00 上野駅北口 18:03
18:00
JR 上野 18:09 秋葉原 18:12 京浜東北線
徒歩 秋葉原駅 18:12 岩本町駅 18:21
地下鉄 岩本町 18:22 本八幡 18:52 都営新宿線
18:49
徒歩 本八幡駅 18:52 マンション 19:02
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 0円 (本八幡〜岩本町/往復/定期券区間)
JR 266円 (秋葉原〜上野/往復)
送迎バス 1,620円 (上野駅北口〜ホテル/往復) 
宿泊費 6,090円 (伊東園ホテル塩原/一泊素泊まり) 
宿泊補助 ▲5,000円 (職場福利厚生) 
入浴料 0円 (12時チェックアウトまでの時間にて利用)
合 計 5,976円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子50〜59歳は10位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−8時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
男子29歳以下 58人 生澤 佑樹 24 栃木県 石川走友会 33’04”
男子30〜39歳 116人 相馬 優也 32 栃木県 那須塩原陸協 33’42”
男子40〜49歳 170人 大熊 啓史 41 東京都 町田走友会 32’06”
男子50〜59歳 159人 及川 篤 55 東京都 東洋大OB 33’49”
男子60〜69歳 143人 大田原 啓 60 栃木県 We.ラン 39’13”
男子70歳以上 61人 古川 良孝 75 福島県 郡山健走会 42’20”
女子39歳以下 51人 鷲津 奈緒美 35 神奈川県   37’03”
女子40歳以上 95人 栗原 恵子 43 千葉県 ニッポンランナ 40’34”
【5km−8時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢  住所 所属 記録
男子39歳以下 56人 酒井 遼介 16 栃木県 那須拓陽高校 17’28”
男子40〜49歳 62人 松井 章 47 東京都   17’44”
★男子50〜59歳 53人 諏訪 昌幸 53 栃木県 結城RC 17’56”
今泉 正行 55 群馬県   19’03”
丸山 勇 50 東京都 クラブR2 19’14”
堀米 一也 51 群馬県 ふたご座流星群 19’32”
廣瀬 哲 59 栃木県 広信走友会 19’43”
佐々木 秋夫 53 東京都 八王子市 19’56”
池田 博 58 茨城県 関彰商事 20’00”
神頭 一郎 58 千葉県 気象予報士Rs 20’35”
渡部 良弘 55 福島県 南会津町 20’39”
10 渡辺 一郎 59 群馬県 天沼RC 20’45”
13 加藤 一郎 57 千葉県 名古屋市役所走友会 21’19”
男子60〜69歳 62人 小野 春彦 64 神奈川県   19’15”
男子70歳以上 91人 室井 一郎 71 東京都   21’49”
女子39歳以下 50人 黒崎 実由喜 38 栃木県 20’26”
女子40歳以上 118人 冨岡 順子 46 東京都 小岩選抜RC 20’56”
【3km−9時15分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
中学生男子 27人 石川 湧史 13 栃木県 石川走友会 9’53”
中学生女子 28人 岡本 可蓮 13 栃木県 栃木西中学校 11’02”
【2km−9時17分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
ファミリー 93組 石川 昌宏
石川 皓大
37
11
栃木県 石川走友会
赤麻小学校
6’50”
総合計 1,586人  


コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。(第40回大会と同じです。)

今回もからホテルまでバスで直行
 昨年は西船橋からホテル(ホテルニュー塩原)への直行バスを利用した。往復で2,160円かかるが、バスタ新宿から塩原バスターミナル行きのJRバスも1日1往復運行されているが、こちらの運賃は往復で5,750円。運賃だけ見ればホテル直行のバスに軍配が上がる。昨年、一昨年と宿泊したホテルニュー塩原も徐々に宿泊費が値上げされてきたため、同じように廉価な運賃でホテルまで乗客を運んで宿泊させている伊東園ホテルズを今回は利用することにした。運賃は往復で1,610円。宿泊はレースが朝が早いこともあり、素泊まりの選択をするが6,090円。ビジネスホテルなどと比べると高めではあるが、温泉に自由に入れること、チェックアウトも12時なので、ホテルから徒歩で会場まで往復し、戻ってきてからもお昼までくつろげる。総合的に勘案するとこちらの方がリーズナブルということで、今回は伊東園ホテルズのバスとホテルを利用することにした。

今回利用した伊東園ホテルズのホテル直行バスの乗り場は、JR上野駅の公園口から北へ徒歩5分ほどのところ。

歩いていくと、伊東園ホテルズの関係の係の方がいらっしゃいました。

バスは埼玉の観光会社の運行によるものです。途中で南越谷の駅にも寄っていきます。全席予約制で、午前9時には上野から出発する乗客が揃ったので、予定より15分早く出発しました。

車内では「静かにしましょう」などの説明がありました。が、おばちゃんたちが多く、ぺちゃくちゃうるさく、説明通りに静かにしてもらえません

途中で東北自動車道・佐野SAで1時間ほど休憩です。

到着したのが10時55分頃ですので、少し早めの食事休憩です。

フードコートも思ったより高かったので、食堂の方に行ってみました。フードコートとあまり値段が変わらなかったので「佐野ラーメン」を頼んでみました。カップ麺でも売っていますね。

麺がやや平べったいのが特徴でしょうか。味は醤油味でした。食堂はJAFの会員証の提示で、ドリンクバーが無料になるので、今回は食堂の選択で正解でした。

ホテルには予定より20分ほど早い13時20分頃に到着。中途半端な時間ですが、チェックインをすれば部屋に入ることが出来ます。

今回宿泊した部屋。和室で広く、一人で寝るにはもったいないくらいの広さです。風呂は温泉を利用なのでバス無しですが、これで素泊まり6,090円。

こちらはホテル全景。やや古びた感じはありますが、館内はそこそこリフォームしているので、悪い感じではありません。コスパでいえばまずまずだと思います。

少し休憩してから徒歩で前日受付の会場である塩原もの語り館に行ってきました。徒歩で10分ほど。今年で3回目なので地図なしで位置関係はキチンと把握できています。

大会前日ですが、あちこちで見かけました。さすがに温泉地。「歓迎」という言葉は得意のようです。

箒川方面の遊歩道のところには、例年と同じように横断幕が掲げてありました。

こちらが「塩原もの語り館」の入口。

わかりやすいですね。

前日受付をする人は、基本的には宿泊するのでしょう。前泊の方はどのくらいのウエイトなんでしょうか。スタート時間が早いので、主催者としては前泊させる作戦かもしれません。

レース
 一昨年は4月29日、昨年は5月13日。そして今年は5月19日の開催。今回は栃木県内で開催する別の大会(鹿沼さつきマラソン)と日にちが重ならなかったせいか、昨年に比べて、エントリーが1,360人→1,586人と200人以上増えている。宿泊客数にも響いてくるので、日程を調整するように要請があったのであろうか。

 今回は宿泊先を変えたこともあり、メイン会場からも近くなった。シャトルバスを気にすることもなくホテルから徒歩で会場に向かう。さすがに3年連続となると、町の地理にも少しずつ詳しくなる。

大会当日、ホテルから会場まで徒歩で移動しました。時間にして約7分ほど。大した距離ではありません。

箒川にかかる八幡橋の向こうはメイン会場の塩原小中学校です。

八幡橋からみる景色は素晴らしいですね。

塩原小中学校に到着しました。

今年はホテルから徒歩でやってきたので、好きな時間に出発できます。やや遅めに出発したので、会場にはほとんどの人がきていた感じです。

見た感じ、当日受付の方はさほど多そうな感じではなかったです。

こちらは開会式の様子。那須塩原市は人口は11万6千人。この日の市長の挨拶は4月の市長選で当選した36歳の渡辺美知太郎氏。祖父は副総理や大蔵大臣、自由民主党政務調査会長等を歴任した元衆議院議員の渡辺美智雄氏。

 10kmのスタートが8時30分。私のスタートする5kmがその15分後の8時45分。昨年と同様、10km部門の選手の後方に並び10km部門がスタートしたらその列に付いていき、5kmスタートの最前列を確保する。一昨年の反省を踏まえてこのようにするのが位置取りとしてはベストであろう。真冬でもないので15分くらいは寒くもない。

 今日の目標は順位は不明。何とか年代別10位に入れれば儲けもの。タイムは21分で走れればとりあえず御の字という程度だろうか。肉離れをしてからの復帰レースとしては2戦目なので、今の自分の実力を掴み切れていない。

スタート場所は、各クラスともに木の葉化石公園のすぐそば。

昨年と同様、地元の子どもたちの太鼓や踊りがスタート前に披露されます。

 8時45分、ピストルの合図でレースがスタートする。
 昨年と同様、ポーンとこの集団から抜けきれずに、あっという間に最前列のアドバンテージが吹っ飛んでいく。後方からどんどんわかり選手に追い抜かれていく。ここ数年は、競走するというよりも自分のペースをいかに守って走るかというフルマラソン的な走り方に変わってきてしまっている。

9時15分スタートの3km中学生男子。

 5kmコースは箒川(ほうきがわ)にかかる八幡橋を越えたところで左折すると、昨年と同様、15分前にスタートした10kmのランナーたちと合流する。ちょうど合流するランナーはすでに2kmを15分ほどかかって走っているので、10kmに換算すれば70分以上かかる感じのランナーばかり。昨年はジグザグに走って抜いていったが、今年はコースの中央よりから抜いていく。

 10kmコースの3km地点が、5kmコースのほぼ1km地点となるのでここでタイムを取る。3分56秒。昨年よりも10秒も遅い。頑張って走ったつもりであるが今はこの程度。10kmコースの4km地点では7分52秒。この1kmも3分56秒と遅いタイムでイーブンだ。

大会前日にコースの下見をしました。ここは10kmコースの3km地点。緩く下っています。走った感じでは5kmコースの1km地点と考えてもいいでしょう。

塩原もの語り館のすぐ横にある足湯。この日は入っている人はいませんでしたが、時々ここに入っている人を見かけます。コース横にありますが、一瞬のうちに通り過ぎるのでなかなか気がつかないと思います。

箒川にかかる蓬莱橋からは、箒川の両側に立ち並ぶホテルニュー塩原も見えます。こちらもコースから見える景色です。

 温泉街を抜けて温泉がなくなったところで5kmコースの折り返しとなる。前から来る5kmコースの選手の数が46人。昨年よりも10人も多いし、同年代の選手も相当数いる(数えていない)。
 しかしここからが一番苦しいところ。ゴールまではほぼ上り基調となる。10kmコースの7km地点(5kmコースの3km地点)でタイムを取るが12分21秒。この1kmで4分29秒。昨年よりも27秒も遅れている。昨年以上に登りだしてから脚が動かない。

この先が5kmコースの折り返し地点。道路脇には折り返し地点の目印となる三角錐のコーンが準備されていました(大会前日)。5kmの折り返し地点は、そのコーンの置いてあるところから30mほど先。

道路の中央には、△印の赤色ペイント、道路の右側には折り返し地点の表示を○印のペイントで囲っています。

こちらがその道路の右側の表示。

こちらは七ツ岩園地にある足湯。私が見たときは中年の夫婦らしき人が2人足湯に浸かっていました。10kmコースの途中にあります。

こちらは温泉饅頭を持った人形。こちらもコース上にあります。急いで走っているとなかなか気がつきません。

 7km地点あたりは温泉街。ホテルの従業員なども、沿道で応援に繰り出している。とはいえ、今回はその応援のエネルギーをなかなか力に変えられない。

 本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’56” 3’56”
2km 7’52” 3’56”
3km 12’21” 4’29”
4km 16’47” 4’26”
ゴール 21’19” 4’32”
 4km地点を16分47秒で通過。昨年と比べて35秒遅れ。やはり1kmで10秒程度ずつ遅れていく。折り返してからは、昨年に比べて抜いていくランナーが多く、精神的には魂が、肉体的にはエネルギーが吸い取られていく想い。今年は、少し前を走るランナーに私よりも明らかに年代の高い60歳代のランナーや女性ランナーもちらほら見られる。箒川にかかる八幡橋の手前で同年代か上の年代くらいのランナーに追いつく。ゴールまでに何とか競り勝ちたかったが、塩原小中学校の正門付近で置いていかれる。抜き返す力もなくこの日のレースは終了。

 昨年と同様、記録証をもらってタイムを確認する。今年の記録は21分19秒。昨年に比べて51秒も遅い。年代別の順位は13位と入賞の圏外に。今回は、肉離れによる長期の練習休止、また練習再開から十分な練習が出来ていないことを考えるとやむを得ないところもあるが、来年は十分に練習が出来た状態でこの大会に臨みたいところである。

那須塩原市の人口は11万6千人ほどですが、山間のこの温泉街の人口は少ない感じです。この大会の参加者は1,600人ほどですが、出場していない家族などを含めるとその倍くらいの人はいたかもしれません。前日は静かだったこの温泉街が、大会当日は非常に賑わっていました。

箒川にかかる八幡橋を渡るとゴールの塩原小中学校です。

まもなく正門です。

ゴール後はバーコードのチェック。タイムは自動計測されているはずです。何のためにするのでしょうか?

こちらではチップの回収をします。

ぐるっと回ってここで記録証の交付をしてもらいます。

ゴール後にはスポーツドリンクと野菜ジュースの支給がありました。

こちらでは塩原カブスープが振る舞われました。カブをスープに使用するというのは初めてです。

地元の特産品コーナーも。品揃えがいいというほどではありませんが・・・。

ゲストランナーの猫ひろしのグッズコーナーもありました。Tシャツを購入するとサインをしてもらえるときもあるようです。

こちらはタオルの販売。今治産のタオルだそうですが、思ったほど大きくもなく1,000円は少々高額のような気がします

本日の戦利品

参加賞のTシャツと無料の入浴券。昨年はTシャツではなくタオルでした。参加賞のTシャツですが、早速着て走っている人もいましたがバックプリントでコースが描かれています。

ゴール後にいただいたもの、左からスポーツドリンク、野菜ジュース、塩原かカブスープ。塩原カブスープは、今年初めて提供されました。カブの甘みが出ていて予想外に美味しかったです。

この日使用したナンバーカードと完走証。