第6回彩の国マラソン初夏 参戦記

 今回の会場は、彩湖(埼玉県戸田市)です。
 彩湖は、都心部から最も近いところにある湖です。周辺施設である彩湖・道満グリーンパークが整備されていることから、年間に100万人以上が訪れるそうです。
 以前から頻繁に、この彩湖でマラソン大会等が開催されているので、一度は行ってみようと思っていたところ、この日に至ったわけです。

 彩湖は、荒川の河川の氾濫防止のための目的の他、平時は関東の貴重な水瓶の役割もなしている治水面、利水面の両方を備えた湖です。これにあわせるような形で、周辺も整備されていますが、その一つが会場の彩湖・道満グリーンパークです。BBQ、ドッグラン施設、野球場、サッカー場など広大な敷地を利用して、レジャー施設が多く建ち並びます。東京ヤクルトスワローズの2軍の本拠地であるヤクルト戸田球場もあります。

 さて、大会の方ですが、2km〜30kmまでいろんな種目が実施されました。今回も基本走力を確認するために5kmに出場。曇ってはいましたが、スタート時間がお昼近くということもあり、結構気温が高く、少々コンディション的には厳しいレースでした。今回はイーブンペースで走ることをテーマにレースに臨みましたが、終盤はやはりスピード持久力が続かず厳しいレースになりました。距離の正確さはわかりませんが、2週間前の5kmと比べれば約1分のタイムの短縮がなされ、それなりの練習効果があったかもしれません。これからのシーズンは気温が高くなり、タイムが出にくくなる季節になりますが、定期的に練習の成果をチェックするために積極的にレースに出場していきたいと思います。
 

●大会名 第6回彩の国マラソン初夏
●開催日 令和3年6月5日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
彩湖・道満グリーンパーク多目的広場横発着(地図)(埼玉県戸田市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、24℃くらい
●参加賞 ポーチ
●結 果 21分59秒(5km 総合 第16位、男子50〜59歳 第2位)
●表彰 賞状
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【6月5日(土)】
徒歩 マンション 7:00 本八幡駅 7:03
JR 本八幡 7:08 西船橋 7:13 総武線
西船橋 7:17 武蔵浦和 8:04 武蔵野線
シャトルバス 武蔵浦和駅 8:30 公園管理事務所前 8:40
徒歩 公園管理事務所前 8:40 会場 8:50
【第6回彩の国マラソン初夏 5km 11:30スタート】
徒歩 会場 12:41 公園管理事務所前 12:53
シャトルバス 公園管理事務所前 13:05 武蔵浦和駅 13:20
JR 武蔵浦和 13:31 西船橋 14:17 武蔵野線
西船橋 14:20 本八幡 14:25 総武線
徒歩 本八幡駅 14:25 マンション 14:30
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,080円  
JR 1,298円 (本八幡〜武蔵浦和/往復)
シャトルバス 0円 (武蔵浦和駅〜公園管理事務所/往復)
合 計 5,378円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子50〜59歳は3位まで (★は加藤が参加した部門
【30km−10時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子49歳以下 26人 青木 徹 1゜55’23”
男子50〜59歳 23人 中澤 真矢 1゜57’54”
男子60〜69歳 11人 吉澤 正光 2゜17’35”
男子70〜79歳 3人 藤原 謙二 2゜44’12”
女子49歳以下 6人 結城 真希子 2゜22’58”
女子50〜59歳 1人 上田 陽子 2゜09’27”
女子60〜69歳 1人 該当なし
【21.0975km−9時25分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子49歳以下 193人 坂本 隆哉 1゜10’33”
男子50〜59歳 71人 市村 泰助 1゜23’25”
男子60〜69歳 22人 田中 康雄 1゜37’49”
男子70〜79歳 9人 戸辺 文博 1゜49’13”
女子49歳以下 35人 根元 香苗 1゜28’58”
女子50〜59歳 10人 柴田 千春 1゜44’57”
女子60〜69歳 3人 濱本 みよ子 1゜56’40”
女子70〜79歳 1人 岡田 ハツヱ 2゜51’40”
【10km−11時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子49歳以下 53人 夏目 晋太郎 36’03”
男子50〜59歳 27人 窪田 明彦 41’06”
男子60〜69歳 14人 皆川 徹 48’58”
男子70〜79歳 6人 山口 賢二郎 52’37”
女子49歳以下 22人 子安 愛美 43’45”
女子50〜59歳 7人 時田 貴子 58’17”
女子60〜69歳 2人 冨田 元身 1゜03’51”
女子70〜79歳 1人 該当なし
【5km−11時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子49歳以下 22人 児玉 雄介 16’04”
★男子50〜59歳   8人 前田 忠博 21’33”
加藤 一郎 21’59”
和田 英之 23’29”
男子60〜69歳 5人 小林 邦夫 22’01”
男子70〜79歳 4人 寺田 修一 32’17”
男子80〜89歳 1人 山口 晃 39’51”
女子49歳以下 15人 岡安 果凜 21’56”
女子50〜59歳 4人 飯塚 かおり 26’30”
【2km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
親子ペアマラソン男子 21組 塚原 博行/泰志 6’56”
親子ペアマラソン女子 18組 由利 佳朗/茉歩乃 7’42”
ミニマラソン男子 15人 上原 将 6’59”
ミニマラソン女子 8人 小田島 寛奈 7’23”
総合計 707人  

彩湖へ行くのは初めて
 冒頭にも述べたように、彩湖に行くのは今回が初めて。主催者がJR武蔵浦和駅からシャトルバスを運行するというので、とりあえずJR武蔵浦和駅まで行けばよいことがわかる。私の単身赴任先の本八幡からだと、一旦、西船橋に出て、そこからJR武蔵野線でぐるりと東京の周囲を左回りに廻っていけばよいことがわかった。「武蔵浦和」まで乗り換えはわずかに1回。

 JR武蔵浦和駅の指定の乗り場前には、多くの選手が並んでいる。看板を見なくともすぐにわかるほどの人である。彩湖・道満グリーンパーク近くまで路線バスも走っているが、無料であれば利用するに決まっている。JR武蔵浦和駅から会場そばの公園管理事務所前まで約10分。バスを降りて徒歩で会場まで10分であるが、公共交通機関などで会場までストレス無くアクセスできるのはありがたいと思う。

西船橋で乗り換え、武蔵野線で武蔵浦和にやってきました。

武蔵浦和は、埼京線と武蔵野線が交差する乗換駅。そのせいか武蔵浦和では、かなり多くの人が下車しました。

主催者の通知のシャトルバス乗り場に行くとすでにこの行列。

しばらくすると国際興業バスの貸し切りバスがやってきました。いわゆる路線バスで使用する車両です。

乗り場の前で係の人もいたほか、一応、乗り場の案内看板も出ていました。

10分ほどで管理事務所前に到着。彩湖・道満グリーンパークの管理事務所が市街地にあるのは意外でした。

会場への看板は、ここにも出ています。

看板の示す方向に歩いて行きます。前には先ほどバスに乗ってきた選手らがたくさん歩いています。

堤防の前の階段を登るようです。

堤防を越えたところで、今度は階段を下っていきます。

ここにも案内看板が出ていました。

「たくさん人がいるなあ」と思いきや、こちらは陸上競技場でサッカーの試合?が行なわれていてそれに集まった人たちでした。

こちらが陸上競技場。サッカーをやっています。マラソン大会とは関係ないですね。

陸上競技場のその先が多目的広場で今回の会場。受付、更衣室、荷物預かり所などがあり、マラソン大会の雰囲気らしくなっていました。

久しぶりのグッドスポーツさんの主催する大会
 コロナ渦で、自治体の主催するマラソン大会は激減したものの、NPO法人などの主催する大会は自治体ほど大規模で行なってないこともあり、微減した感じで開催されている。特に関東地方は人口も多く、練習会を大きくしたような大会が毎週必ずあちこちで開催されているといってもいい。コロナ渦で、自治体の主催する大会がほぼ壊滅状態になっていることを考えれば、どんな形であってもマラソン大会が開催されるのはありがたいことである。

 今回、この大会の運営を行なっているのは(株)グッドスポーツ。1都3県を中心にマラソン大会の運営・開催を行なっている。過去にも数度、この(株)グッドスポーツの運営する大会に参加している。大半の大会は、MCとしてものまねアスリート芸人のM高史を起用しているのが特徴でもある。久しぶりにM高史さんにも会ったのであるが、いつものごとく明るく元気であり、今回も大会を盛り上げてくれていた。

 今回、参加者数が700人程度とマンモス大会ではないものの、コロナ感染症対策を至るところで講じていたことが印象的。表彰式なし、手洗い奨励、一度取った紙コップのテーブルへの戻しの禁止など、こういう状況下であればやむを得ないだろう。ワクチンの接種が進み、感染者が激減するまではこういう調子であろう。

受付場所の前では、健康チェックシートの記入場所があります。私はサイトからダウンロードし、あらかじめ記入しておいたのでここでの作業は不要でした。

種目ごとに受付の場所が変わります。立つ場所も足形で表示し、前後左右の間隔を空ける工夫がしてあります。

こちらは更衣室。最近は更衣室を設けない大会が増えていますが、この大会では相変わらず設けていました。着替え中は喋らないようにと注意はしていましたが・・・。

こちらは荷物預かり所。持ち物に自分のナンバーのタグを付けて、好きな場所に置くことが出来ます。半分セルフのような感じですが、預かり所があるだけありがたいです。

1店舗だけですが、出店がありました。品数も少なく売れ筋の商品も置いていないので、人が集っている感じはありませんでした。

横断幕が2カ所に設置され、大会を盛り上げていました。ここの前で記念写真を撮る人もチラホラ。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース

スタート前に給水をするハーフマラソンの選手たち。
 会場には8時50分頃到着。5kmの受付は10時からというので、その間にコースの下見を行なう。基本的には、日帰りで初めて参加する大会の場合は、コースの下見もしたいので、概ね3時間ほど前には会場に入ることとしている。
 スタート時間が早い場合は、会場入りも相当早い時間になるがそれはやむを得ないと思っている。早く行けば、多少の交通遅延があったとしても、スタートの遅れを回避をすることが出来る。心理的にも余裕が出来るので、会場に早く入ることはオススメであることは間違いない。
 今回はスタート時間が11時40分と遅いので、会場に到着するため単身赴任先の本八幡を出発するのはさほど早くもなかったが、この時期スタート時間が遅くになるにつれ気温が上昇してくるので、走るにはあまりてきさない時間帯になってくる。

 11時30分時点で、9時25分にスタートしたハーフマラソン部門の2時間超えのランナーと、10時10分にスタートした30km部門のランナーがコース上にはまだ残っている。これからゴールしてくるランナーをさばきながら、5km、10km部門を11時40分にスタートさせなければいけないので、コースである彩湖の歩道にはスタート5分前くらいまで入ることが出来なかった。

 M高史さんが、「キロ3分30秒で走る人はここにお並びくださ〜い」といっているが、そこには誰も並ばない。5kmならば17分30秒、10kmなら35分ちょうどのペースなので、普通のマラソン大会であれば0という数ではない。その後ろが「キロ5分」の表示なので、5kmであれば25分、10kmなら50分ということで、整列のさせ方の差がありすぎだ。さすがにM高史さんも「キロ3分30秒とキロ5分では差が大きいですね。じゃあキロ4分の人、ここにお並びください」と機転をきかす。

5km部門は、お昼近い11時40分にスタート。最前列に並ばせてもらいました。

スタートをして数百メートル地点のハーフマラソンの先頭グループ。先頭は70分台でゴールしているので、この時期にしては速いですね。

1時間40分などのペースメーカーも登場。周りは集団になっています。

 最近の走力では、1kmでも3分30秒は怪しいところであるが、キロ4分程度であれば少なくとも1km程度は大丈夫だろう。スタートからモタモタすることもなかろうし、後続のランナーに後ろからタックルされることもあるまい。
 ということで少々厚かましい感じではあったが、一番前に並ばさせてもらう。今日のスタート時のロスはこれでなくなった。
 この大会は埼玉陸協のお手伝い受けているせいか、コースの途中の走路員のおじさんたちは、陸協の人ですよよろしくとハットの白い帽子をかぶっている。スターターも埼玉陸協の人のようで、スタートの合図は久々にピストルだった。
 スタートの合図に驚くこともなく、いい感じでスタートが切れた。
 ところが、キロ4分といっていたにもかかわらず、どう見てもキロ3分少しくらいのペースで走って行く人間が数人いるではないか。今日の目的は、イーブンで走り2週間前よりもタイムを上げることだった。

彩湖の周りの歩道は道幅も広く、マラソン開催にはとても向いているコースだと思います。

主催者としては、交通規制をしなくてもいいというのがいいんでしょうね。

若干のアップダウンはありますが、概ね平坦といってもいいコースです。

周回を重ねる選手たち

 最初の1kmまでにざっと20人くらいには前に出られてしまったが、その後は全体のペースが落ち着いてきたせいかほとんど出入りはなくなった。
 最初の1kmを3分57秒で通過。とりあえず、キロ4分の約束はここで果たしたことになる。
 1kmを通過してしばらくすると、前半の山場のアップダウンが始まる。勾配としては数%程度の緩やかな登りであるが、坂道トレーニングを特段しているわけではないので、急坂のようにきつく感じる。
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’57” 3’57”
2km 不明
3km 14’19” 10’22”
4km 18’56” 4’37”
ゴール 21’59” 3’03”
 登り切ったところですぐさま下りに入り、ここで息を整える。下りきったところで給水所があるので序盤であるが、一杯の水をもらう。

 給水所を通過してしばらくすると、再びアップダウンが始まる。今日は坂がうまく処理できなく、あえぎあえぎ走る。復帰3戦目なので、坂が課題であることもこうして教訓として得られたことになる。

 坂を下ったところで、コースは右に逸れ、少し先に折り返し地点がある。ここで折り返してくるランナーとすれ違うが、私と同年代の230番台のランナーが前に一人いる。距離は少し空いている感じだ。折り返した後は、後続のランナーを確認するが、同年代の230番のランナーとは相当な距離があることがわかった。後ろからは追い上げられる心配は無いが、前に追いつくには少々厳しい感じとなった。

コース終盤に設置されていた給水所。この日も気温が高くなってきたこともあり、給水所を利用する人が多かった感じでした。

復帰第3戦。体がまだまだ出来ておらず、この日も苦しい走りでした。

ゴール後はここでナンバーカードのチップを回収します。

そしてこちらで記録証の交付を受けます。

 下見の時も2km地点の表示が確認できなかったが、本走でもやはり確認できなかった。
 再び、湖畔のコースに戻ると3km地点の表示。14分19秒で通過。1km地点はキロ4分を切るペース。途中2回アップダウンを繰り返したけど14分19秒は少々かかりすぎ。距離表示が怪しいのではないかと感じる。その次の4km地点が18分56秒と、この1kmは4分37秒かかっている。こちらの距離表示も大丈夫?

 4kmを過ぎて管理橋が見えてくる。あとはこの管理橋のアップダウンをクリアすればゴールは見えてくる。前方には1kmあたりで抜かれた女性の選手に徐々に近づいてきた。「もしかしたらゴールまでに追いつく?」目標が出来ると頑張れるが、復帰第3戦では最後にペースアップするだけの余力はほとんど残っていなかった。
 前の選手にはかなり近づいたものの結局追いつかずゴール。タイムは21分59秒とかろうじて22分を切った。

会場の多目的広場からは離れていますが、芝生の広場は寝転んだりすると気持ちが良さそうですね。

菖蒲でしょうか、この時期とてもきれいでした。花壇の手入れもしっかりしています。

移動販売車もあると、子どもたちが寄ってきますね。

マラソン大会を含め家族連れには一日楽しむためにも彩湖・道満グリーンパークはいいところかと思います。

 2週間前の大会と比べれば1分ほど早くなっているが、コースも違うしコースも公認コースでもないので、このタイムは参考程度に考えればいいだろう。
 とはいえ、少しずつ前進している感は出てきた。しばらくは暑熱馴化ではなく早速馴化してするためにも、大会をスピードトレーニングの場として活用していくのがよいだろうと感じた次第。

本日の戦利品

左は参加賞のポーチ。右は年代別第2位の賞状。

こちらは本日使用したナンバーカード(左)と記録証(右)。