第1回横浜あおぞらマラソンin海の公園 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
金沢文庫 今回、会場へ行く際に下車した最寄駅が京浜急行の「金沢文庫」駅。以前から気になっていた駅名であるが調べたところ以下のようであった。 金沢文庫とは「鎌倉時代のなかごろ、北条氏の一族(金沢北条氏)の北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現、横浜市金沢区)の邸宅内に造った武家の文庫」ということ。中世歴史博物館であり現在は神奈川県が管理している。コロナの影響か、現在は予約制でしか入館できないとのこと。金沢文庫駅東口から自動車で約1kmほどのところにあるようだ。機会があれば、一度訪れてみたいと思う。 新しいタイプの大会 コロナの影響もあって、軒並み自治体の主催する大会が中止になっている。リスクを負ってまで開催したくない、若しくはコロナ対策に時間も手間もかかるのが理由なのかはわからないが、とにかく自治体主催の大会はほぼ全滅状態。現在開催しているのは、自治体が主催している大会ではなく、NPO法人などが主催しているクラブの練習会の延長のようなものが多い。特に関東はこの手のものが多く、こういう時代でも毎週のように大会が開催されている。 公認コースじゃないと走らないとか、参加賞がある程度のレベルでないとダメだとかいうワガママを言わなければ、こういうご時世でも走る環境は確保されているといえる。 ただし、NPO法人などが中心に開催する大会の場合、自治体の主催する大会と違い十分な予算があるわけではないでの、ランナーの負担が必然的に多くなる。程度問題ではあるが、ある意味やむを得ないものではないかと私は思う。 この大会は、これまでの合理的に開催して大会の中でも、最右翼に位置づけられるほど合理的に開催・運営を行なっている。その例を挙げると以下のとおり。 (1) 紙の大会要項がない(最近はこの手の大会が多くなってきましたが・・・) (2) エントリーはwebのみ(同上) (3) 参加費用は、銀行振込またはカード決済のみ(同上) (4) 参加通知はメールの連絡のみ(ハガキなどの送付なし) (5) 参加賞は簡素 (6) プログラム(参加者名簿)の配布なし (7) コースは一般公道を使用しない(警察への道路使用許可不要) (8) コースは、往復コースまたは周回コース (9) スタートは一斉スタートではなく、時間に幅を持たせた中なら自由 (10) 当日の表彰なし (11) 記録証、賞状などは、各自でダウンロード (12) ゴール後、自由解散 (13) 給水、給食なし 自治体の開催する大会は、地域振興的な色合いが強く、首長のなどの地元のお偉いさんの挨拶に始まり、参加賞も地元の色合いを出したいものも多い。入賞などすれば、その副賞も地元に関わるものが選ばれる。私もこれまで多くの副賞をいただいているので、自治体の主催する大会を批判するわけではないが、表彰式で妙に足止めをされたり、着替えたくてもこのイスで座って待機してくれだの主催者側の注文もそれなりにあるが、大半のランナーはゴールして記録がわかれば十分。その必要最小限のニーズを満たそうとしたのがこの大会ではないか。 季節的に暑いこの時期に選手側に給水を用意させるにしても、1周2,600mの間に給水が出来るのがわずかに1カ所というのは少し少なく感じる。せめて2カ所くらいに出来ないだろうか。それ以外は、かなりのところで頷けるので、これからはこの手の大会がどんどん増えていくかもしれないような気がする。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース この日のスタート時間は12時〜14時の中で自由選択。ただし、スタート地点付近で見ている限り、12時を過ぎたところで隊列が出来ていたので、大半の選手は12時を過ぎたところですぐにスタートをしていったようだ。 この日の12時の横浜の気温は32℃。おそらく14時頃が気温のピークになるだろうから早めにスタートをするのがいいことは容易に想像できる。にわか雨で気温が急激に下がりそうであれば、場合によっては少し待つ方がいい場合もあるかもしれない。 いずれにせよ、新しいタイプのマラソン大会なので、スタート時間についても戦略が必要かもしれない。
かくゆう私はどうしたかといえば、一連の隊列のランナーが一周して帰ってきた頃を見計らってスタートをすることにした。1周して帰ってくれば、ペースは落ち着いているはず。ペースの上げ下げに巻き込まれることはないだろうという見立てである。こうして、私とペースの合いそうなランナーが戻ってきた12時12分頃にスタートをした。 5km部門は早そうな感じのランナーがおらず、ペースメイクは1周2.6kmを4周する10km部門の選手に任せることにする。しかしながら走り出してみると、10km部門の選手ともペースが合わず、結局単独走になる。 走り出して500mほどで「かぶり水」の場所がある。スタートをして間もないが、2人のスタッフさんに遠慮なくかけてもらうことにする。正面からかけてもらってもいいのに、向こうもやや遠慮がちに背中からかけてくる。ひんやりして気持ちがいい。かけてもらって正解!と感じる
コースの右手では、海で泳いでいる人たちが目に入る。夏休み前のせいか、それともコロナの影響かお客さんが一杯でイモを洗うようなというほどの賑わいではない。こういう日は走るよりも、海で体を冷やした方が気持ちがいい。ゴールした後、海につかるとさぞかし気持ちがいいだろう。 海の公園の一番奥の方まで来たので、Uターンをするような感じで向きを変える。コースは横浜シーサイドラインの八景島駅の前を通る。八景島駅からは、多くの乗客が降りてくる。「こんなところで何やってるの?」的な不思議な顔をしている人が多い気がする。 八景島駅前付近からは、コースは小刻みに左右に曲がり出す。また、なぎさ広場を左手に見るあたりでは、このコース中でポイントとなるアップダウンもある。このあたりで後方からリレー部門の選手に抜かれてしまう。さすがに1周だけとなるとペースが速い。
海の公園柴口駅前を左折し、しばらくはシーサイドラインと並行して走る。このあたりがやや単調で走るには少々気分が乗ってこない。海の公園南口駅前を過ぎた後は、コースは左に鋭角に曲がる。ここでわずかに上り坂となるが、暑さと連戦でこれが案外堪える。 坂を登り切った後は一転して下り坂。ビーチが見えてきたところで三叉路を左折する。ここから350mほどでスタート地点に戻ることになるが、その手前に「キープステーション」がある。ここには細長のテーブルが10台ほどあり、選手が各自で事前に自分の飲食物を置いておくというもの。私は「7番」テーブルに自転車用のボトルに水を半分ほど入れて置いておいたが、いざ取って飲んでみると、やや熱めの「ぬるま湯」状態だった。わずか15分ほどテーブルの上に置いておいただけであるが、この日の気温では予想以上に早く水温が上がってしまった。
1周目は何とか乗り切ったが、問題は2周目。 「キープステーション」の水が思った以上にぬるま湯でげんなりしてしまったが、ゴールまで給水所は存在しない。頼りは、1周目で使用した「かぶり水」だ。体を何とか冷やしてペースダウンを最小限に抑えなければならない。そのかぶり水であるが、2周目は私のペースが遅いせいか1周目よりもたくさんのかぶり水を受ける。多少は効果があったが、劇的にペースが上がるような魔法の杖にはならなかった。
2周目のなぎさ広場横のアップダウンは連戦の腰には堪える。疲労感がどんどん蓄積していく感じがたっぷり。下りを利用してペースアップしようとしたが、まったく出来ずじまい。海の公園南口駅前からの最後のアップダウンも息も絶え絶え登る始末。2周目は12分07秒と大幅にペースダウンし23分26秒でゴール。苦しい海の公園デビューであった。 本日の戦利品 |