第1回横浜あおぞらマラソンin海の公園 参戦記

 連日の大会ですが、横浜まで出かけてきました。
 会場の「海の公園」に行くのは初めてです。昭和63年に整備された横浜唯一の海水浴場を持つ公園とか。春先は潮干狩りも楽しめるようですね。この日は、公園でビーチバレーや海水浴をしている人たちで賑わっていました。

 さて、大会ですが、「新しい生活様式」でランニングを満喫というだけあって、これまでの自治体が主催するマラソン大会とは、いろいろな面で合理的になっています。
 @事前の参加通知のはがきの送付なし(メールの連絡はあり)
 A大会当日のプログラムなし(ナンバーカード、参加賞の手渡しはあり)
 Bスタートは、一定の時間内であればいつでもOK(3密回避)
 C給水、給食は各自で持参。また各自でセット
 Dゴール後の記録証の交付なし(ネットで事後にダウンロード)
と、揚げてみると、ざっとこんな感じですかね。看板とかも必要最小限で、クラブの記録会をやや大会形式にしたといったところでしょうか。参加料がやや高いのは気になりますが・・・。

 さて、レースの方ですが上記Bのように、一定の幅でのスタートということで、12時過ぎにすぐにスタートしていった選手が1周してくる頃を見計らってスタートしました。ペースメイクできそうな選手を選んで走る予定でしたが、ちょうどペースが合いそうな選手がおらず、結局はほぼ単独走さすがにこの暑さと連戦で、2周目は大幅にペースダウン。少々苦い海の公園デビューでした。9月にも第2回のこの大会があるので、もう少しペース配分などを考えて記録をアップさせたいと思います。

●大会名 第1回横浜あおぞらマラソンin海の公園
●開催日 令和3年7月18日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
海の公園内発着(地図)(神奈川県横浜市) 

大会要項 

プログラム(なし)

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、32℃くらい
●参加賞 マスク、タオル
●結 果 23分26秒(5.2km 総合 第3位、男子50〜59歳 第2位)
●表彰 賞状2枚、全国共通お食事券(500円)、1年以内の大会出走権
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【7月18日(日)】
徒歩 マンション 6:31 本八幡駅 6:41
地下鉄 本八幡 6:44 馬喰横山 7:10 都営新宿線
徒歩 馬喰横山駅 7:10 東日本橋駅 7:16
地下鉄 東日本橋 7:17 金沢文庫 8:13 都営浅草線等
京急バス 金沢文庫駅 8:33 八景島入口 8:42
  徒歩 バス停 8:44 会場 8:50
【第1回横浜あおぞらマラソンin海の公園 5.2km 12:00〜14:00スタート】
徒歩 会場 13:02 バス停 13:07
京急バス 八景島入口 13:23 金沢文庫駅 13:39
( 13:43 )
京浜急行 金沢文庫 13:58 東日本橋 14:50 京急本線等
徒歩 東日本橋駅 14:50 馬喰横山駅 14:54
地下鉄 馬喰横山 14:58 本八幡 15:23 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 15:23 マンション 15:33
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,500円  
地下鉄 0円 (本八幡〜馬喰横山/往復/定期券区間)
地下鉄・京急 1,592円 (東日本橋〜金沢文庫/往復)
京急バス 398円 (金沢文庫駅〜八景島入口/往復)
合 計 5,490円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5.2km 男子総合及び男子50〜59歳は3位まで (★は加藤が参加した部門
【42.195km−10時00分〜12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
リレー 10組 横田アルティメットスターズ 2゚26’56”
【21.0975km−10時00分〜12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 20人 斉藤 崇之 1゚35’32”
女子総合 4人 関原 史子 2゚05’15”
リレー 13組 YKWマラソンチーム 1゚33’45”
【10.4km−12時00分〜14時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 34人 渡邉 彰 47’51”
女子総合 7人 灘波 由子 58’18”
【5.2km−12時00分〜14時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
★男子総合 14人 牧村 恒助 22’04”
秋沢 貴雄 23’21”
加藤 一郎 23’26”
★男子50〜59歳 不明 秋沢 高雄 23’21”
加藤 一郎 23’26”
藤田 富美雄 24’03”
女子総合 8人 牧村 芽依 23’27”
【1km−8時40分〜9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
親子ラン(未就学児) 11組 金城 健・輝 5’52”
親子ラン(小学生) 20組 片桐 直樹・碧 3’41”
総合計 − 人  

金沢文庫
 今回、会場へ行く際に下車した最寄駅が京浜急行の「金沢文庫」駅。以前から気になっていた駅名であるが調べたところ以下のようであった。
 金沢文庫とは「鎌倉時代のなかごろ、北条氏の一族(金沢北条氏)の北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現、横浜市金沢区)の邸宅内に造った武家の文庫」ということ。中世歴史博物館であり現在は神奈川県が管理している。コロナの影響か、現在は予約制でしか入館できないとのこと。金沢文庫駅東口から自動車で約1kmほどのところにあるようだ。機会があれば、一度訪れてみたいと思う。

新しいタイプの大会

 コロナの影響もあって、軒並み自治体の主催する大会が中止になっている。リスクを負ってまで開催したくない、若しくはコロナ対策に時間も手間もかかるのが理由なのかはわからないが、とにかく自治体主催の大会はほぼ全滅状態。現在開催しているのは、自治体が主催している大会ではなく、NPO法人などが主催しているクラブの練習会の延長のようなものが多い。特に関東はこの手のものが多く、こういう時代でも毎週のように大会が開催されている。
 公認コースじゃないと走らないとか、参加賞がある程度のレベルでないとダメだとかいうワガママを言わなければ、こういうご時世でも走る環境は確保されているといえる。

 ただし、NPO法人などが中心に開催する大会の場合、自治体の主催する大会と違い十分な予算があるわけではないでの、ランナーの負担が必然的に多くなる。程度問題ではあるが、ある意味やむを得ないものではないかと私は思う。
 この大会は、これまでの合理的に開催して大会の中でも、最右翼に位置づけられるほど合理的に開催・運営を行なっている。その例を挙げると以下のとおり。

 (1) 紙の大会要項がない(最近はこの手の大会が多くなってきましたが・・・)
 (2) エントリーはwebのみ(同上)
 (3) 参加費用は、銀行振込またはカード決済のみ(同上)
 (4) 参加通知はメールの連絡のみ(ハガキなどの送付なし)
 (5) 参加賞は簡素
 (6) プログラム(参加者名簿)の配布なし
 (7) コースは一般公道を使用しない(警察への道路使用許可不要)
 (8) コースは、往復コースまたは周回コース
 (9) スタートは一斉スタートではなく、時間に幅を持たせた中なら自由
 (10) 当日の表彰なし
 (11) 記録証、賞状などは、各自でダウンロード
 (12) ゴール後、自由解散
 (13) 給水、給食なし


 自治体の開催する大会は、地域振興的な色合いが強く、首長のなどの地元のお偉いさんの挨拶に始まり、参加賞も地元の色合いを出したいものも多い。入賞などすれば、その副賞も地元に関わるものが選ばれる。私もこれまで多くの副賞をいただいているので、自治体の主催する大会を批判するわけではないが、表彰式で妙に足止めをされたり、着替えたくてもこのイスで座って待機してくれだの主催者側の注文もそれなりにあるが、大半のランナーはゴールして記録がわかれば十分。その必要最小限のニーズを満たそうとしたのがこの大会ではないか。
 季節的に暑いこの時期に選手側に給水を用意させるにしても、1周2,600mの間に給水が出来るのがわずかに1カ所というのは少し少なく感じる。せめて2カ所くらいに出来ないだろうか。それ以外は、かなりのところで頷けるので、これからはこの手の大会がどんどん増えていくかもしれないような気がする。

この日は定期券を利用して本八幡から馬喰横山まで都営新宿線で移動。交通費も少し節約になります。

いつもは通過する馬喰横山でこの日は下車。

改札口を一旦出て、都営浅草線の東日本橋駅に向かいます。

東日本橋からは、上手に乗ると目的地の金沢文庫まで乗り換えなしで行くことが出来ます。

乗ったのは三崎口行の特急。京急線内はかなり飛ばして走って行きます。

東日本橋から約1時間で金沢文庫に到着。

金沢文庫駅は思った以上に大きな駅でした。

バスの発着の少ない方の東口に行きます。

バスで10分弱乗車します。

「八景島入口」というバス停が、この大会の最寄のバス停になります。

信号を渡ると「海の公園柴口駅」です。

この先が海水浴場のようですね。

坂を下ったところに受付らしきものが見えてきました。

ここで体温の測定などをします。

階段を登ったところに受付があるようです。

こちらが受付。涼しそうなところでホッとしました。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 この日のスタート時間は12時〜14時の中で自由選択。ただし、スタート地点付近で見ている限り、12時を過ぎたところで隊列が出来ていたので、大半の選手は12時を過ぎたところですぐにスタートをしていったようだ。
 この日の12時の横浜の気温は32℃。おそらく14時頃が気温のピークになるだろうから早めにスタートをするのがいいことは容易に想像できる。にわか雨で気温が急激に下がりそうであれば、場合によっては少し待つ方がいい場合もあるかもしれない。
 いずれにせよ、新しいタイプのマラソン大会なので、スタート時間についても戦略が必要かもしれない。

スタート前には、注意事項などが簡単に説明されました。

スタート地点へは縦列ができましたが、タイムはネットタイムなので、いつスタートしても同じです。

 かくゆう私はどうしたかといえば、一連の隊列のランナーが一周して帰ってきた頃を見計らってスタートをすることにした。1周して帰ってくれば、ペースは落ち着いているはず。ペースの上げ下げに巻き込まれることはないだろうという見立てである。こうして、私とペースの合いそうなランナーが戻ってきた12時12分頃にスタートをした。

 5km部門は早そうな感じのランナーがおらず、ペースメイクは1周2.6kmを4周する10km部門の選手に任せることにする。しかしながら走り出してみると、10km部門の選手ともペースが合わず、結局単独走になる。
 走り出して500mほどで「かぶり水」の場所がある。スタートをして間もないが、2人のスタッフさんに遠慮なくかけてもらうことにする。正面からかけてもらってもいいのに、向こうもやや遠慮がちに背中からかけてくる。ひんやりして気持ちがいい。かけてもらって正解!と感じる

海の公園には人工海浜が整備されています。夏場は海水浴場で賑わっていますが、コース横に見えると海に入りたくなります。

ここが「かぶり水」の場所。この日は2人のスタッフさんによって、かぶり水というか掛水をしてもらいました。

 コースの右手では、海で泳いでいる人たちが目に入る。夏休み前のせいか、それともコロナの影響かお客さんが一杯でイモを洗うようなというほどの賑わいではない。こういう日は走るよりも、海で体を冷やした方が気持ちがいい。ゴールした後、海につかるとさぞかし気持ちがいいだろう。

 海の公園の一番奥の方まで来たので、Uターンをするような感じで向きを変える。コースは横浜シーサイドラインの八景島駅の前を通る。八景島駅からは、多くの乗客が降りてくる。「こんなところで何やってるの?」的な不思議な顔をしている人が多い気がする。
 八景島駅前付近からは、コースは小刻みに左右に曲がり出す。また、なぎさ広場を左手に見るあたりでは、このコース中でポイントとなるアップダウンもある。このあたりで後方からリレー部門の選手に抜かれてしまう。さすがに1周だけとなるとペースが速い。

八景島駅からは多くの人が降りてきます。駅前もコースの一つになっているので、やや不思議そうな目で見られているような気がしました。

左手には「なぎさ広場」がありますが、このあたりのアップダウンは、このコースのポイントの一つかもしれません。

 海の公園柴口駅前を左折し、しばらくはシーサイドラインと並行して走る。このあたりがやや単調で走るには少々気分が乗ってこない。海の公園南口駅前を過ぎた後は、コースは左に鋭角に曲がる。ここでわずかに上り坂となるが、暑さと連戦でこれが案外堪える。

 坂を登り切った後は一転して下り坂。ビーチが見えてきたところで三叉路を左折する。ここから350mほどでスタート地点に戻ることになるが、その手前に「キープステーション」がある。ここには細長のテーブルが10台ほどあり、選手が各自で事前に自分の飲食物を置いておくというもの。私は「7番」テーブルに自転車用のボトルに水を半分ほど入れて置いておいたが、いざ取って飲んでみると、やや熱めの「ぬるま湯」状態だった。わずか15分ほどテーブルの上に置いておいただけであるが、この日の気温では予想以上に早く水温が上がってしまった。

このあたりは、右手に横浜シーサイドラインを見ながら走ることになります。この時期日陰が少ないのがやや難点。

海の公園南口駅前を過ぎると左折。わずかに坂を登りますが、疲れてくるとこのわずかのアップダウンもかなり苦痛

キープステーションは、選手自ら給水・給食を置くというシステム。主催者側は一切用意はしません。

私は7番テーブルに、自転車で使用するプラスチックボトルに水を半分ほど入れて置いておきました。しかしながらこの日の気温は32℃。あっという間にぬるま湯になってしまいました。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1周目 2.6km 11’19” 11’19”
ゴール  5.2km 23’26” 12’07”
 1周目は11分19秒。2,600mの距離が正確であれば、名城公園のランニングコース2周の長さとほぼ同じ。かつては名城公園の2周程度ならば8分少々で走っていたが、今はこのレベルに成り下がっている。

 1周目は何とか乗り切ったが、問題は2周目。
 「キープステーション」の水が思った以上にぬるま湯でげんなりしてしまったが、ゴールまで給水所は存在しない。頼りは、1周目で使用した「かぶり水」だ。体を何とか冷やしてペースダウンを最小限に抑えなければならない。そのかぶり水であるが、2周目は私のペースが遅いせいか1周目よりもたくさんのかぶり水を受ける。多少は効果があったが、劇的にペースが上がるような魔法の杖にはならなかった。

周回する選手たち。

この日の12時の気温は32℃。梅雨明け後で、暑い日になりました。

コースから15mほど離れたところでは、写真撮影用のゴールがあります。

一人ずつゴールテープを切るシーンを撮影してもらいました。

私も2枚ほど撮影してもらいました。

5.2kmで十分暑かったです。20kmなんてとてもとても暑くて走れません

 2周目のなぎさ広場横のアップダウンは連戦の腰には堪える。疲労感がどんどん蓄積していく感じがたっぷり。下りを利用してペースアップしようとしたが、まったく出来ずじまい。海の公園南口駅前からの最後のアップダウンも息も絶え絶え登る始末。2周目は12分07秒と大幅にペースダウンし23分26秒でゴール。苦しい海の公園デビューであった。

本日の戦利品

本日使用したナンバーカード(左)と参加賞のマスク(右上)とタオル(右下)

記録証もネットからダウンロードというのも新しいタイプですね。クリックすると拡大します。
 
賞状もネットからダウンロード。こちらは男子総合。クリックすると拡大します。
 
こちらは年代別。お金がかからない仕組みが出来ていますね。クリックすると拡大します。

後日大会事務局から郵送で手紙が送られてきました。クリックすると拡大します。

事務局が主催する1年以内の大会に無料参加できるとのことです。無料がありがたいです。クリックすると拡大します。

後日、郵送されてきた全国共通お食事券(ジェフグルメカード)