第2回多摩川清流マラソンチャリティ大会 参戦記

 肉離れからの回復は出来てきたものの、6月くらいまでのレベルに戻すのには少々時間がかかります。練習環境もよくないので、単身赴任を始めてからは大会をスピード練習にして凌いでいるので、大会にはある程度の回数の参加が元に戻していくための要件になろうかと思います。

 今大会は、当初は本八幡の単身赴任先からの往復の予定でしたが、9月9日(金)に名古屋の自宅のエアコンの取替えのための電気工事が、そして9月12日(月)はエアコンの取替えと9月に入ってからバタバタこちらの日程が決ってしまったこともあり、今回は名古屋と川崎の間を往復する行程となってしまいました。久しぶりに名古屋からの遠征という雰囲気でもあります。(9月9日(金)の夕方から名古屋→東京→本八幡、9月10日(土)のレース終了後に川崎→名古屋と移動)

 さてレースの方ですが、最高気温の予想は30℃。湿度は低めという予想でしたので、暑いなりにもそこそこ走れるかと思いきや全くそんなこともなく、やはり厳しい気象条件になってしまったため、レースを棄権する人が続出。思った以上にサバイバルレースになってしまいました。
 私はといえば、先週の「第64回季節の荒川ハーフマラソン」で、僅か3kmでもまったく筋持久力が低下していることがわかったため、今日は4分45秒/kmという低い目標で走ったことが幸いしたのか、暑い最中ではありますが、何とか最後まで走りきることが出来ました。9月の上旬はまだまだ暑いので、マラソン大会には向かないと思いますが、走る場合は周到な準備が必要であるとあらためて感じた次第です。

●大会名 第2回多摩川清流マラソンチャリティ大会
●開催日 令和4年9月10日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
多摩川河川敷諏訪いこいの広場発着(地図)(神奈川県川崎市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
(第9回多摩川季節のめぐみマラソンと同じです。)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、29℃くらい
●参加賞 ポーチ
●結 果 48分25秒(10km 総合 第11位、男子総合9位、男子60歳代 第1位)
●表彰 賞状
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【9月10日(土)】
徒歩 マンション 8:40 本八幡駅 8:46
地下鉄 本八幡 8:51 九段下 9:23
地下鉄 九段下 9:26 二子玉川 9:50
東急電車 二子玉川 9:53 二子新地 9:54
徒歩 二子新地駅 10:02 会場 10:12
【第2回多摩川清流マラソンチャリティ大会 10km 12:00スタート】
徒歩 会場 13:36 二子新地駅 13:49
東急電車 二子新地 13:53 江田 14:16
  【江田駅前で昼食】 
徒歩 江田駅 14:39 東名江田バス停 15:00
高速バス 東名江田 15:38 星ヶ丘 20:38 スーパーライナー65号
( 15:33 ) ( 20:21 )
市バス 星ヶ丘 20:57 希望ヶ丘四丁目 21:07
徒歩 バス停 21:07 自宅 21:10
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,280円  
地下鉄 576円 (本八幡〜二子新地)
東急電車 199円 (二子新地〜江田)
高速バス 4,120円 (東名江田〜星ヶ丘)
市バス 210円 (星ヶ丘〜希望ヶ丘四丁目)
合 計 9,385円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子60歳代は3位まで (★は加藤が参加した部門
  結果の一覧はこちら
【30km−9時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 76人 山田 健太郎 1゚55'20"
女子総合 19人 山崎 綾奈 2゚24'05"
男子50歳代 25人 橋本 大祐 2゚23'05"
男子60歳代 6人 天野 薫 2゚36'47"
男子70歳代 1人 該当なし
女子50歳代 4人 佐藤 敦子 2゚57'03"
【21.0975km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 96人 鵜飼 直之 1゚26'15"
女子総合 13人 布施 弘恵 2゚11'32"
男子50歳代 39人 金野 浩司 1゚28'09"
男子60歳代 12人 岡崎 利紀 1゚38'10"
男子70歳代 5人 毛利 伸生 2゚58'00"
男子80歳代 1人 該当なし
女子50歳代 5人 関 亜佐子 2゚28'55"
女子60歳代 3人 該当なし
【10km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
★男子総合  62人 1 森田 裕太郎 36'45"
9 加藤 一郎 48'25"
女子総合 21人 坂口 優子 46'13"
男子50歳代 18人 羽方 茂浩 40'35"
★男子60歳代 11人 1 加藤 一郎 48'25"
2 斎藤 敏 58'17"
3 川澄 真一 1゚01'16"
男子70歳以代 2人 和田 一雄 1゚07'42"
女子50歳代 8人 松井 由里子 1゚03'18"
女子60歳代 3人 永安 幹 1゚08'05"
【5km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 22人 鳥居 邦彦 17'31"
女子総合 9人 廣嶋 優子 23'14"
男子50歳代 6人 正司 健一郎 21'14"
男子60歳代 3人 本多 裕 48'18"
女子50歳代 2人 山本 陽子 24'28"
女子60歳代 1人 西野 恵美子 38'35"
女子80歳代 1人 該当なし
【2km−9時35分スタート】
 区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 3人 山本 成真 7'30"
女子総合 4人 猪野尾 真優 7'50"
親子ペア男子 9組 西羅 文徳
/西羅 和徳
8'23"
親子ペア女子 6組 由利 佳朗
/由利 茉歩乃
7'38"
【400m−9時25分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
チャレンジラン男子 10人 阿部 悠斗 2'00"
チャレンジラン女子 3人 今泉 ひなた 2'32"
総合計 368人  

今回は名古屋の自宅と川崎の往復
 名古屋の自宅のエアコンが故障し、7月中に修理を試みたものの直らず。それから見積りをしてエアコンの交換をすることになったが、電気工事とエアコンの交換工事は9月以降になるとのこと。そして8月末に、電気工事は9月9日(金)、エアコンの取替えは9月12日(月)と決った。

 この大会にエントリーをしたのは6月9日(木)。肉離れをするよりも以前であり、この時点では本八幡からこの大会の会場である川崎市まで往復をする予定であったが、エアコン関係の工事がこの大会の前後になったこともあり、電気工事の終了後に一旦本八幡へ移動。一泊した後に大会に出場し、その足で名古屋に戻ってきた。

 わざわざ名古屋からこの大会のために川崎まで往復せず「欠場」という選択もあったが、肉離れから走力の回復を早期に目指すには大会の参加は不可欠と判断し、今回は名古屋から川崎の往復を決断したという次第。

電気工事の終わりの゚が読めなかったので、東京方面へ向う終バスを予約。星ヶ丘17時36分の高速バスがいきなり30分以上遅れて出発。

東京駅に何時に着くだろうと思っていたが、23時07分の到着予定が23時48分頃に到着。

東京駅を0時01分の千葉行きの総武線快速で市川を経由し本八幡へ。こちらも7分ほど遅れて運行。

単身赴任先の本八幡には、0時30分頃に到着。

大会当日は、本八幡8時51分の列車で出発。九段下で半蔵門線に乗り換えて二子玉川へ。

二子玉川でさらに普通に乗り換え、大会会場の最寄駅の二子新地へ。

二子玉川から二子新地へ電車が移動する際には、多摩川を渡って東京都から神奈川県に入ります。その神奈川県側の河川敷には、大会会場の目印の黄色のエア・アーチが見えてきました。

二子新地には9時54分に到着。

この駅を利用するのは2回目。会場まで駅から歩いて10分ほどです。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。(第9回多摩川季節のめぐみマラソンと同じです。)

スタート時間は一考の余地あり
 この大会の主催者はグッドスポーツという団体。関東各地で大会を主催しているので、私もこの主催者の大会にはよく参加させてもらっている。主催する大会数も多く開催頻度も高いことに加え、エントリーの〆切も結構遅いので、参加がしやすい設定になっている。ここまではよいところであるが、一方、同じ会場同じコースにもかかわらず、大会名称を変えて運営している大会も多い。今回(9月10日)の「多摩川清流マラソン」も、9月23日開催の「リバーサイドマラソン多摩川大会」も10月22日開催の「多摩川季節のめぐみマラソン」も基本コースは同じ。同じとなると各種目のスタート時間も同じにすれば、運営上はパターン化出来るので運営はしやすくなる。

 しかしながら、同じコースを走るにしても季節が変わると、気温の上がり方も変わってくる。特に夏場は昼中のスタート時間は競技に向かない。今回、私の出場した10kmは12時ちょうどにに5km部門と同時スタート。ハーフや30kmと比べれば距離が短いだけ、まだマシかもしれないが、さすがにこの時期の12時スタートは辛い。おまけにこのコースは、第三京浜の多摩川橋の下以外は日影になるところは全くない。9月上旬とは30℃を優に超えるような暑さなのでスタート時間について少し配慮が欲しいところかもしれない。

二子新地駅から会場へ向う途中。歩道橋から会場の目印である黄色のエアアーチが見えてきました。先ほどの東急電車からの車窓と同じものですね。

駅から10分ほどで会場に到着。天気がよいのはいいのですが、気温が高くレースが心配ですね。

こちらは受付テント。10km部門は10時からの受付開始で、ちょうどその時間を狙って会場にやってきました。

スタート前から何度もお世話になりました。

いつものように出店がありました。キャップが安かったのでカミさんにお土産として買っていきました。

会場には日影らしい日影もなく、スタートまで過ごすのが大変でした。設営されたテントの横のわずかな日影を利用してそこで待機しました。写真はスタート・ゴールのエアアーチ。後方は多摩川の対岸、二子玉川のタワマン。

サバイバルレース
 冒頭にも説明したように、先週の「第64回季節の荒川ハーフマラソン」で筋持久力が恐ろしいほど低下していることが発覚。先週は3kmであったがこの日は10km。「はて、ペース設定はいかほどにすべきか?」と、こういう状況になれば手探りでペースを決めていくしかないが、今回も思いっきりレベルを下げた設定とし、4分45秒/kmで10kmを走ることにした。10kmで47分30秒である。決して速い設定ではないが、筋持久力が低下しているので、このくらいのペース設定でも問題ないだろうと思う。ただし、昼に近づくにつれて気温がどんどん上昇している。ウォーミングアップ以外は、会場のテント横のわずかな日影で、ストレッチをしたりしながら体力を温存しておく。水もペットボトルで500mL×3本持ってきたが、スタート前までに2本を飲み干してしまう。
 こういう夏場の晴天の日に、途中で干からびないようにするには、少々、飲み過ぎぐらいの状態でスタートラインに立たなければならない。目安としては、スタート前にトイレに行って、きれいな色の尿がでていることだ。

 スタートの1分前にテント横の木陰からスタート場所へ移動。ギリギリまで体力の温存には成功。この日はスタートのピストルが珍しく2発とも不発。ピストルの弾を取替えて再度号砲。スタートが12時ちょうどから少しばかり遅くなった。
 10kmと5kmにエントリーした選手が同時にスタートというプログラム。スタート直後からコースは右へぐるりと曲がり、ほぼUターンするような形でメインコースの河川敷の舗装路をまずは目指す。河川敷の舗装路に出たところで前を走る選手をざっと確認したところ、20人ほどであった。
 今日のペースは、先ほども説明したように4分45秒/km。一昔前であれば、マラソンのペース走のようなペースであるが、今の自分のレベル、この日の暑さを考慮すればこのくらいかなというところでのペース設定。最後までこのペースで押し通せるかどうかがこの日のポイントとなる。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4'28" 4'28" 23'30"
2km 9'08" 4'40"
3km 13'54" 4'46"
4km 18'44" 4'50"
5km 23'30" 4'46"
6km 28'28" 4'58" 24'55"
7km 33'25" 4'57"
8km 38'35" 5'10"
9km 43'41" 5'06"
ゴール 48'25" 4'44"

この日のガーミンでのトータルの
距離の測定結果9.96km。ほぼ正確だったと思います。
 700mほどいったところで、第三京浜の多摩川橋の下を通過。このコースの唯一の日影であるが、わずかに数秒で通過していくので気休め程度にしかならない。その先の1kmの通過が4分28秒。やや予定より早い通過となったが、体感的にはいい感じである。2kmの通過は9分08秒。この1kmは4分40秒とこのくらいで落ち着いて欲しいところとなる。
 2kmを過ぎたところで給水所があるが、早めの給水を心がけここで最初の給水をする。少し走ったところで折返し地点を迎える。10kmと5kmと選手は混在しているが、20番目で折返していく。今日は順位よりもまずはどの程度のタイムで走りきれるかがポイントなのであまり順位は気にしないことにする。3km、4kmと進むにつれて徐々に暑さが堪えてくる。往路は風が吹いていたものの、復路は追い風で体が冷やされない。2周目のこうなるのかと思うとぞっとしてくる。
 4km過ぎの多摩川橋下のところでは、このコース2つ目の給水所である。前のランナーが止まって給水を始めたので、少々、避けるようにして私も給水をする。少しばかりロスタイムとなるものの、この日はタイムロスよりも給水をしっかり摂ることを優先しなければならない。

スタートから約700mのところに第三京浜の多摩川橋があります。その手前で大会スタッフさんがホースで水をかけてくれます。暑い日は遠慮することなくかけてもらうべきかと思います。

距離表示は1kmごとにあります。ガーミンで計ったところでは、ほぼ正確でした。グッドスポーツさんの主催する大会の距離表示はかなり正確な感じがします。

2km過ぎに初めて登場する給水所。この日のように暑い日は、最初から遠慮なくどんどん給水をしていきましょう。紙コップが少し小さいのが気になります。

ここが折返し地点です。どの種目もここでUターンしていきます。

4km過ぎたところにあるこのコースの2つ目の給水所。第三京浜の多摩川橋の真下にあります。

ペースランナーに付いて走るランナー集団が来ました。最初は塊でしたが、時間を追うにつれて集団がどんどん小さくなっていきます。この日は、ペースランナーにとっても過酷な気象条件だったのではないでしょうか。

 河川敷の舗装路からメイン会場の「諏訪いこいの広場」に戻ってきたところで1周目(5km)が終了。1周目は23分31秒。ペース的にはまずまず予定通り。ただし、思った以上に暑くてかなわない。

 2周目に入ると先ほどまでの緊張感が少々薄れたこともあり、ペースが鈍くなる。後方から女性ランナーに抜かれるが、気にせず先にいってもらう。多摩川橋の下では、ホースを持った係員がシャワーを降らせている。こちらにもかけてもらうように両手を広げてアピールしたところ、上半身にかけてくれたが気持ち涼しくなったというところか。
 7km先の給水所でこの日3回目の給水。立ち止まって飲んでいる選手もいたが、こちらは走りながら給水をする。2回目の折り返しからは1周目とは違って風が吹くようになった。8kmくらいから後方で足音が聞こえ出す。私のペースが落ちてきているので、追い上げられているということだろう。9kmを過ぎて再び多摩川橋の給水所で給水を摂る。これで4回の給水は全て確保。

 残りは700mほどなのでペースを少し上げて走ることにする。すると先ほどまで後方で聞こえていた足音も聞こえなくなっていた。今日は足の筋持久力不足の辛さが6割、暑さによる辛さが4割といったところか。ようやくゴールが近づいてきた。
 河川敷の道路を右に曲がって残りは100mほど。草が生えて不整地となって少々走りづらさはあるものの、100mほどであれば気にするほどのことではなかった。
 48分25秒でゴール。筋持久力不足と暑さで情けないタイムであるが、まずはゴール出来たというところに意義があった。タイム的には目標を1分ほど下回ったので改善の余地はあるが、概ね目標の決め方としてはよかったのではないか。これから徐々に涼しくなっていくので練習もしやすくなるし、タイムも徐々に改善されていくのだろうと自分自身に期待をしたいところ。

第三京浜の多摩川橋の真下以外は日影の全くないコース。風はそこそこ吹いていましたが、大きく体感温度が下がるほどのものではありません。時間が経つにつれて集団がばらけるほか、リタイアした人も多く出てサバイバルのようなレースになってしまいました。

最後の100mほどは草の上を走るので、不整地でやや走りにくいですが、気にするほどのことはありません。

ゴールをするランナー。気象条件の過酷だったこの日は、完走をするだけでも十分だったかもしれません。

ゴール後はナンバーカードのチップが外され回収されます。

こちらでは記録証がすぐに発行されます。自分でダウンロードをする大会も増えていますが、この大会は紙で発行してもらえます。

本日の戦利品

左上がこの日使用したナンバーカード、右上が参加賞のポーチ。左下が記録証、右下が年代別の賞状。