第18回さのマラソン 参戦記

 久しぶりの栃木県遠征です。
 栃木県は北関東に属しているので、単身赴任先の千葉県市川市から出かけるには、日帰りでもやや遠いところです。今回の大会会場となっている佐野市は、栃木県でも南西部に位置しています。東京方面からですと東武鉄道で埼玉県内を通過し、わずかに群馬県をかすめたその先にあります。今回もなかなかの早起きで会場に向かいました。大会9日前に、事務局から急遽シャトルバスの運行を行う旨の発表があったので、アクセスとしては改善されたかと思います。

 なお、大会の方ですが、5kmと2kmの2種目のみの大会で、最長種目が5kmというのも珍しい大会でした。(3年前は、フル、10km、5km、2kmとバラエティーに富んでいましたが、今回は何か事情があって種目を絞ったようですね。)

 5kmコースは概ね平坦で、本来であれば私の得意とするところでしたが、スタートの位置取りがうまくいかなかったことや序盤の入りがやや速かった感じで、後半に伸びを欠くような苦しいレースになってしまいました。5kmは距離的に短く、もう少し、どのようにレースをまとめていくかイメージを持って臨むべきだったと反省しています。

 レース後は、佐野のウリにしている「佐野ラーメン」を会場の出店と、佐野駅前の店舗と2回食してきました。いずれも醤油ベースのあっさり系のラーメンです。佐野には「佐野ラーメン会」という組織もあり、現在67店舗が加盟しているそうです。駅前を少し歩いただけでもラーメン屋が3軒、4軒とあるようなところなので、美味しいお店を探して、また佐野にやってくるのもよいかなと感じた次第です。

●大会名 第18回さのマラソン
●開催日 令和4年12月11日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
佐野市運動公園陸上競技場発着(地図)(栃木県佐野市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、9℃くらい
●参加賞 手袋(以上、受付時)、スポーツドリンク(缶)、タオル(以上、ゴール後)、味噌まんじゅう(競技場外にて)
●結 果 20分52秒(5km 総合第123位、男子総合第116位、男子60歳以上第7位)
●表彰 賞状、副賞(スティックコーヒーセット)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【12月11日(日)】
徒歩 マンション 4:54 京成八幡駅 5:02
京成電鉄 京成八幡 5:08 京成関屋 5:27
徒歩 京成関屋駅 5:28 牛田駅 5:29
東武鉄道 牛田 5:43 館林 6:57
館林 7:20 佐野 7:39
シャトルバス 佐野駅(南口) 8:00 会場 8:13
【第18回さのマラソン 5km 9:35スタート】
シャトルバス 会場 11:30 佐野駅 11:40
【佐野駅付近で佐野ラーメン/昼食】
東武鉄道 佐野 12:32 館林 12:47
館林 12:57 久喜 13:26
久喜 13:33 曳舟 14:25
曳舟 14:33 亀戸 14:41
JR 亀戸 14:50 本八幡 15:04
( 14:46 ) ( 15:00 ) 総武線
徒歩 本八幡駅 15:04 マンション 15:09
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,500円  
京成電鉄 262円 (京成八幡〜京成関屋)
東武鉄道 985円 (牛田〜佐野)
985円 (佐野〜亀戸)
JR 220円 (亀戸〜本八幡)
合 計 4,952円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子60歳以上は10位まで (★は加藤が参加した部門
【5km−9時30分から9時40分までの間で3ウエーブでのスタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子中学生 30人 岩澤 翼希 群馬県 おおままA.C 15'30"
男子高校生〜29歳 27人 兵藤 颯太 佐野市 足利高等学校 15'29"
男子30〜39歳 38人 池澤 暁 千葉県   15'54"
男子40〜49歳 96人 小井沼 康良 栃木市   16'32"
男子50〜59歳 85人 小西 亘 小山市 MKPJT 16'28"
★男子60歳以上          91人 1 大沼 和久 日光市 i-PRO 18'03"
2 砂崎 広明 群馬県 荒砥走友会 18'50"
3 池田 健司 埼玉県 東光高岳マラソン部 19'07"
4 石澤 一夫 佐野市 由倉工業 20'22"
5 原田 晴康 小山市   20'32"
6 小西 克昭 佐野市   20'43"
7 加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 20'52"
8 渋江 隆夫 佐野市 TMR 21'04"
9 飯田 和彦 佐野市 HPM佐野 21'27"
10 登丸 剛 群馬県 赤城山トレイル部 21'36"
女子高校生〜39歳 47人 長谷部 香里 埼玉県   19'53"
女子40〜49歳 25人 清水 美香 宇都宮市 NINE TC TOCHIGI 21'31"
女子50歳以上 38人 鈴木 礼子 群馬県   20'09"
【2km−10時40分から12時00分までの間で5ウエーブでのスタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子小学3・4年生 53人 笠井 丈太郎 宇都宮市 7'57"
男子小学5・6年生 62人 遅澤 友海 矢板市 よろしく真岡 7'08"
女子中学生 11人 田中 のん 足利市 あそ野学園 7'40"
女子小学3・4年生 19人 一瀬 侑季 那須塩原市   8'42"
女子小学5・6年生 31人 前原 梨花 佐野市 田沼アスレチッククラブ 8'26"
親子ジョギング・1年生 99組 青木 智幸
/青木 笑幸
群馬県 城西小学校 9'10"
親子ジョギング・2年生 84組 矢島 健
/矢島 花
福島県 猪苗代小学校 8'32"
親子ジョギング・3年生 63組 石井 康之
/石井 智瑛
埼玉県 行田市立見沼小学校 8'24"
親子ジョギング・4年生 41組 安藤 功幸
/安藤 海翔
群馬県   8'15"
総合計 1,227人  

佐野ラーメンと佐野プレミアムアウトレット
 今回の大会が開催された栃木県佐野市を少し紹介する。
 佐野市は、栃木県の南西部に位置する人口約11万人の都市。栃木県全体が人口約190万人を抱えているが、人口の多い順でいけば、宇都宮市(約51万人)、小山市(約16万人)、栃木市(約15万人)、足利市(約14万人)、那須塩原市と佐野市がほぼ同数で約11万4,000人。現時点ではわずかに那須塩原市の方が多いので、人口規模でいえば、栃木県では6番目の多さとなる。

東武鉄道・佐野駅で列車を降りて、階段を上っているといきなりラーメンのポスターです。

改札を出たところには、年明けに「うんめえもんまつり」が開催されるという横断幕。気合いが入っていますね。

駅前を少し歩くだけですぐに数件のラーメン屋さんに出くわします。

この日選んで入ったのは、佐野市役所の西側にある「精養軒」さん。ラーメンデータベースランキングでも上位の方に入っているお店です。

お店はカウンターのほか、テーブル席、座敷席などいろいろ。そこそこ広いですね。

定番のラーメン(600円)を注文。縮れ麺が特徴ですかね。トッピングは佐野ラーメンではオーソドックスな細切りメンマとチャーシューでした。醤油味のオーソドックスな感じでした。

大会会場では、「やつや」さんが出店。時々行列ができるなど、まずまず繁盛していたのではないでしょうか。

こちらも600円のラーメン。チャーシュー、メンマのほかナルトとネギのトッピング。麺はやはり縮れ麺で醤油味のオーソドックスなラーメンでした。

佐野市のゆるキャラの「さのまる」。犬ということですが、よく見るとかわいい顔をしていますね。

ちなみご当地ラーメンとして、単身赴任先のスーパーでも「佐野ラーメン」は売られています。

 佐野といえば、東京駅からもアウトレットモール行きの直通バスが運行されているので、佐野プレミアム・アウトレットは関東では有名なところ。そのほか、ご当地ラーメンとして「佐野ラーメン」も有名になった。
 佐野ラーメン会のサイトを見ると、昭和初期に人口約5万人の町にすでにラーメン屋が160軒もあったという。その後、昭和63年に佐野ラーメン会が発足。醤油ベースのラーメンを提供する店が多いようですが、店ごとに進化しているとのこと。佐野ラーメン会には現在67店舗が加盟しているとのこと。私も大会会場で出店している店舗で1食、また帰りの電車が来るまでに佐野駅そばのお店で1食、計2食いただいたが、いずれもあっさりした醤油ラーメンだったものの、美味しくいただけた。

 また、佐野のゆるキャラの「さのまる」は2011年(平成23年)に登場している。
 犬型のゆるキャラで、佐野の特産品をまとった侍という設定。笠は佐野ラーメンのお椀、前髪は佐野ラーメンの太麺の縮れ麺であり、剣は佐野名物のいもフライということだそうだ。今大会もその「さのまる」が来場。なかなか活発に活動していたので、選手たちからも一緒に写真を撮る光景が見られた。また、街のあちこちには「さのまる」があり、佐野を一生懸命にPRしていることがうかがえた。

この「さのまる」ですが、市内のあちこちで見られました。

佐野駅前には、さのまるの像が・・・

JRのホーム脇には親子?

自販機もこの通りラッピング。

夜のイルミネーション用でしょうか、さのまるが何体も置かれていました。

うち一匹をアップしてみました。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

急遽シャトルバスが用意されました
 今大会の開催は12月11日。ナンバーカードなどが事前に大会事務局から送られていたのが11月28日。同封の注意事項などを読んだ上で大会に臨むこととなるのが一般的あるが、昨今のコロナの感染拡大状況を鑑みると、突然中止になることも十分あり得るので、大会のサイトの方は出発する前には少なくとも確認をするようにしている。以前は、こういうツールがなかったので、中止になると大会事務局の職員が手分けをして電話をしてくるというのが常だった。

 しかしながら今回は大会は中止になることもなく予定通り結構された。
 ただし、少々驚いたのが、12月2日に大会事務局からシャトルバスの運行が決まったという連絡が、大会のサイトに掲載されている。私にとっては、ありがたい話で非常に結構なこと。シャトルバスがなければ、運行本数の少ない路線バスを利用して会場まで行く予定であったが、この措置のおかげで行き帰りも楽になったほか、路線バスの運賃も払う必要がなくなった。いいことずくめではあるものの、シャトルバスの運行を知らない人もいたようで、本来であればもう少し早く決めて、11月28日に送ってきた通知にでも同封すべきではなかったかなと思う。

佐野駅の南口にシャトルバスが待機していました。毎時ちょうどと30分の1時間あたり2本の運行。

マイクロバスですが、私が乗った便は6割くらいの乗車率だったでしょうか。会場まで往路は13分、復路は10分とスピーディーで助かりました。

会場に到着後は、陸上競技場の第3コーナー付近の検温所で検温をしたほか、リストバンドを渡されて腕に装着することになりました。

メイン会場は佐野市運動公園陸上競技場。最近ではネーミングライツの関係で「清酒開華スタジアム」というように変わっています。

 栃木県やその近郊の方の交通手段としては自動車が一般的かもしれないが、最寄駅から会場まで徒歩で相当程度歩くようなことがあるのであれば、やはりシャトルバスが必要かなとも思う。また、必要ならば事前に希望調査をして運行ダイヤを決めるのもよいと思うので、次年度以降も是非とも運行の継続をお願いしたいと思った次第。

会場は出店のブースも多く、賑わいの演出としてはよかったと思います。

あちこちに見られましたが、こういう幟を見るとまたやってこようと思うのは私だけでしょうか。

レース
 この日のスタートは9時35分。5kmにエントリーした総数が477人なので、陸上競技場のトラックから一斉スタートをするにはやや多い人数。大会事務局側からはあらかじめ@40歳未満の男子は9時30分スタート、A40歳以上の男子は9時35分スタート、B女子は9時40分スタートと、あらかじめ大会要項にうたってある。混乱は少なかったと思うが、少々遅くにスタート位置に行った私は前から5列目くらいに並ぶのが精一杯だった。さすがに5kmなので、10kmとは違い申告タイム順に並べるという計らいはない。

9時30分スタートの5kmの男子40歳未満の選手たち。この区分のエントリー数は95人と少なめ。49歳未満の選手を加えれば191人となり、男子50歳以上の176人と同じくらいとなるのでそうすべきではなかろうか。私は9時35分発の男子40歳以上で出発したが、こちらは272人とこの写真の3倍くらいの人数であり、スタート時は大変な混雑だった。ちなみに女子のエントリー総数は110人。スタートの人数配分には疑問が残る結果であった。

 9時34分くらいからカウントダウンが始まる。前の組でもカウントダウンが終わらないうちにピストルが鳴ったので、今回はカウントダウンと関係なくピストルの音に耳を研ぎ澄ましていたところ、カウントダウンが終わる1秒ほど前にピストルが鳴った感じがした。
 さすがに5列目くらいとなると、前の方の動きが悪い。もたもた感はあるし、隊列にブロックされたりで150mほどは位置取りに苦労する。あっという間に先頭グループとは相当離される。ここで焦ったせいかペースが早まり、これが後々影響することとなってしまった。

 競技場を出て一般公道に入り、信号交差点を左折するところが1km地点。3分49秒で通過。最近になく速いペースだ。しかし、私の前にはざっと見ても50人以上は走っているではないか。さすがに5kmなので細かく作戦を立ててる間もなく速いペースでレースは展開していった。

陸上競技場を半周してから場外を走る2km部門の選手たち。ゲストランナーの「がんばれゆうすけ」さん(薄ピンクのシャツにはちまき)が前の方を走り選手を引き連れています。

2km部門は中学生以下のみの参加なので、みんな元気に走って行きますね。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3'49" 3'49"
2km 8'00" 4'11"
3km 12'13" 4'13"
4km 16'25" 4'12"
ゴール 20'52" 4'27"
 ※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果4.98kmでした。
 しばらくは右手に旗川を見ながら走る景色のいいコースであるが、そのうち左手に佐野松桜高校が見えてくる。佐野松桜高校通り過ぎたところですぐさま右折。すぐに2km地点が現れる。ここを8分ちょうどで通過。すでにラップタイムは4分11秒まで落ち込んでいる。先週の川口マラソンの前半のペースとあまり変わりがないような感じになってきた。
 しかしながら、このあたりから急激に苦しくなり、ペースを維持するのがやっとになってきた。

 この後、コースは2回ほど右折を繰り返し向きを大きく変えることになる。前から落ちてくるランナーはおらず、後方から時々追い抜かれるようになってきた。
 3kmを12分13秒で通過。この1kmが4分13秒なのでペース的にはあまり変わりがないが、呼吸の苦しさは相変わらずだった。

 赤見中学校の裏手を抜けて再び旗川の横の道に戻ってきた。今度はこの道を南下し、再び陸上競技場へ戻っていく。このあたりから数百メートルのうちに、後方から年代に関係なくいろんな選手に抜かれていく。今日はナンバーカードの支給が一枚なので明確に確認できないが、見た感じ同年代の選手にも数人抜かれていった感じであった。
 序盤のオーバーペースがたたり、このあたりでは自分のペースを守るので精一杯なってしまった。

 4kmの通過が16分25秒。この1kmは4分12秒と大きな落ち込みはないが、ペースを上げる余裕もなかった。
 往路の1km地点の交差点を右折し競技場へ向かうが、前を走る選手との距離はさらに開き、後方からは別の選手が追い上げてくる。陸上競技場の入口を右折し、緩い坂を登ると陸上競技場の第4コーナーのゲートが見えてきた。残りは約100m。さすがにここまで来て抜かれるわけにはいかない。後方の選手の年代は確認しなかったが、最後の100mはスパートをかけてゴールを通り抜ける。ゴールタイムは20分52秒だった。
 ガーミンの距離測定は、1km〜4kmまでの1kmが0.97kmまたは0.98kmとやや短めの表示であったが、4km〜5kmは1.06kmと逆に長めの表示。そのため4km〜5kmは4分27秒と最後に頑張った割にはラップタイムは悪い結果となってしまった。

 先週の川口マラソンが終わってから、腰の調子が今ひとつで先週は練習を休みがち。いい感じで仕上がることなく大会に臨んでしまったのは仕方がないところ。4位の選手とは30秒差であり、上手に走ればこのあたりまでは何とか絡めそうであると感じた次第である。

陸上競技場の第4コーナー付近のゲートから競技場へ戻ってくる選手たち。

残り約100mほどです。

競技は5km部門と2km部門の2種類ですが、1,000人を越える参加でもあり、また競技場の外には出店も多く。賑やかな感じでした。

ゴール後はチップの回収と、スポーツドリンクの支給があります。

こちらは完走証の発行所。最近は各自でダウンロードの大会が増えましたが、久しぶりに発行するのを見ました。

こちらでは最後に記念品の受け渡しがあります。中を見たところタオルが入っていました。

各部門10位までが表彰の対象であり、この日は会場で表彰式が行われました。成績は今ひとつでしたが10位までが表彰対象で、何とか拾ってもらえました。

本日の戦利品

本日使用したナンバーカード(左上)、完走証(左下)、手袋(中)、ゴール後にタオル(右上)とスポーツドリンクをいただきました。また、会場の外で選手には味噌まんじゅう(右下)を配布していました。

本日は年代別で7位でしたので、賞状(左)と副賞でスティックコーヒーのセットをいただきました。カミさんがコーヒーが好きなので、今度の帰省の時に持って帰ろうと思います。