第7回こばやし霧島連山絶景マラソン大会 参戦記

 12年ぶりの宮崎県のレースです。
 前回は宮崎市の市街地からは少し離れた「田野」というところでのレースでしたが、今回は宮崎空港から路線バスで1時間45分ほど乗ったところにある小林市でのレースです。
 小林市といえば、宮崎県でも駅伝の強豪校である「小林高校」のある町で有名です。そのほか、この大会の冠でもある霧島連山がきれいに見える町といってもいいでしょう。

 さて、大会の方ですが、コロナの関係でこの大会も4年ぶりの開催となります。そのせいかどうかはわかりませんが、私の感じたところではレースの開催のほかおもてなしにも気合いが入っていたような気がします。
 昨年12月に椎間板ヘルニアを発症し、1月に様子見で1レースに出場したところですが、今回はそれ以来2ヶ月ぶりのレースとなります。1月の頃と比べれば、少しは走れるようになってきましたが、練習で走るMAXは10km。それもジョグのみで過ごしてきているので、レースモードからはかなりかけ離れています。

 今回は、飛行機のチケットがキャンセルできないものであることのほか、エントリーレースが3kmと5kmという短い距離であったため、「3km程度なら何とか完走くらいはできるのでは?」とうことで決行しました。
 走ってみたところ、痛みが全くなくなっていたわけではないですが、3km程度であれば何とか走れたなというところです。ただし、序盤は脚はそこそこ動くものの、すぐに体が一杯一杯になってしまうところに持久力の低下が現れています。
 完治するにはもう少し時間がかかりそうですが、無理のない範囲でまずは、元のレベルまで戻していこうと思います。
 

●大会名 第7回こばやし霧島連山絶景マラソン大会
●開催日 令和5年3月5日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
JR小林駅北口発、南口着(地図)(宮崎県小林市) 

大会要項 

プログラム


コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、10℃くらい
●参加賞 タオル、クールタオル、水(ペットボトル/2種類)、温泉入浴割引券、昼食セット(おにぎり、豚汁)、スポーツドリンク(ゴール後)
●結 果 12分49秒(3km 総合 第32位、男子60歳代 第2位)
●表彰 賞状、盾
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【3月4日(土)/1日目】
徒歩 マンション 6:52 本八幡駅 6:59
地下鉄 本八幡 7:04 馬喰横山 7:29 都営新宿線
徒歩 馬喰横山駅 7:29 東日本橋駅 7:36
地下鉄・京急 東日本橋 7:43 羽田空港第1・第2ターミナル 8:26 都営浅草線
飛行機 東京(羽田) 10:05 宮崎 11:53 ANA2455便
( 9:50 ) ( 11:45 )
路線バス 宮崎空港 12:45 小林駅 14:31
( 14:29 )
  【ゴール付近下見】
  徒歩 小林駅 14:47 ホテル 14:49
【コース下見・試走】
【パレスホテル小林/泊】
【3月5日(日)/2日目】
【第7回こばやし霧島連山絶景マラソン大会 3km 9:10スタート】
路線バス 小林駅 13:30 宮交シティ 15:11 宮崎交通
( 15:01 )
徒歩 宮交シティ 15:11 南宮崎駅 15:22
JR 南宮崎 15:32 延岡 16:41 特急ひゅうが6号
路線バス 延岡駅 16:55 高千穂BC 18:15 宮崎交通
徒歩 高千穂BC 18:15 ホテル 18:20
【ビジネスホテルかなや/泊】
【3月6日(月)/3日目】
 【高千穂神社・高千穂峡/早朝練習 兼 観光】
徒歩 ホテル 9:09 高千穂駅 9:17
【高千穂あまてらす鉄道/アトラクション9:40〜10:10】
路線バス 高千穂駅 10:32 延岡駅 11:50 宮崎交通
JR 延岡 12:34 宮崎空港 14:18 日豊本線
飛行機 宮崎 16:54 東京(羽田) 18:27 ANA2462便
( 16:50 ) ( 18:25 )
京急・地下鉄 羽田空港第1・第2ターミナル 19:02 東日本橋 19:43 都営浅草線
徒歩 東日本橋駅 19:45 馬喰横山駅 19:47
地下鉄 馬喰横山 19:48 本八幡 20:14 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 20:14 マンション 20:24
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 6,000円 (5km-3,000円、3km-3,000円)
地下鉄・京急 1,320円 (本八幡〜馬喰横山・東日本橋〜羽田空港/往復)
宮崎交通 2,010円 (宮崎空港〜小林駅)
1,820円 (小林駅〜宮交シティ)
3,640円 (延岡駅〜高千穂BC/往復)
JR 1,680円 (南宮崎〜延岡/乗車券)
1,200円 (南宮崎〜延岡/自由席特急券)
1,810円 (延岡〜宮崎空港/乗車券)
ANA  12,870円 (東京〜宮崎/スーパーバリュー) 
 11,970円 (宮崎〜東京/スーパーバリュー) 
ホテル 0円 (パレスホテル小林/一泊朝食付き/楽天ポイント5,500使用)
0円 (ビジネスホテルかなや/素泊まり/楽天ポイント4,700使用)
高千穂あまてらす鉄道 1,500円 (アトラクション)
合 計 45,820円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。3km 男子60歳代は3位まで (★は加藤が参加した部門
  結果の一覧はこちら
【21.0975km−9時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子29歳以下 51人 園田 亮介 小林市 小林市陸協 1゚10'54"
男子30歳代 39人 行徳 光弘 小林市 BNCアスリーツ 1゚17'01"
男子40歳代 101人 入来 稔彰 小林市 えびの自衛隊 1゚13'58"
男子50歳代 81人 江内谷 義郎 都城市 上長飯小学校 1゚22'49"
男子60歳代 35人 堀之内 邦洋 宮崎市 小林ランニングクラブ 1゚17'09"
男子70歳以上 10人 上村 優二 熊本県   1゚53'10"
男子障がい者 2人 八重尾 翔 小林市   2゚14'57"
女子29歳以下 20人 榎木 颯月     1゚35'12"
女子30歳代 8人 伊東 ありか 宮崎市   1゚27'24"
女子40歳代 20人 津江 友紀 宮崎市 チームちどり 2゚00'47"
女子50歳代 11人 黒木 秀子 小林市   1゚45'45"
女子60歳代 11人 長友 篤子 日南市   1゚52'30"
女子70歳以上 2人 官崎 むつみ 東京都   2゚17'10"
【5km−9時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子高校生 3人 木下 来夢 熊本県 球磨工業高校 15'43"
男子29歳以下 4人 山口 遥生 小林市   16'20"
男子30歳代 7人 東 勝三 都城市 ぼんちアスリーツ 16'09"
男子40歳代 17人 吉永 拡二 西諸県郡
高原町
  16'50"
男子50歳代 13人 蒲生 英樹 北諸県郡
三股町
BNCアスリーツ 16'58"
男子60歳代 10人 箱川 道彦 鹿児島県 薩摩川内ランナーズ 20'35"
男子70歳以上 12人 志水 幸一 小林市   23'04"
男子障がい者 1人 渡辺 啓介 日南市 ユニファイド・ラン 23'48"
女子高校生 1人 田中 莉乃 小林市   33'15"
女子29歳以下 4人 野間 心羽 宮崎市   31'13"
女子30歳代 6人 園田 逸美 宮崎市   31'26"
女子40歳代 10人 山口 理恵 宮崎市   27'09"
女子50歳代 9人 本村 鯉恵 鹿児島県   21'50"
女子60歳代 6人 新田 由佳 宮崎市 チームエルモ! 25'09"
女子70歳以上 4人 尾崎 英子 北諸県郡
三股町
三股陸上クラブ 26'32"
【3km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子中学生 19人 鶴 優希 小林市 小林中学校陸上駅伝部 8'58"
男子18〜29歳以下 1人 兒玉 芳洋 都城市   18'32"
男子30歳代 2人 愛甲 竜士 熊本県   9'55"
男子40歳代 9人 中森 正樹 鹿児島県 鹿児島市役所 11'11"
男子50歳代 7人 坂口 茂継 熊本県   10'09"
★男子60歳代 9人 1 藤田 稔 小林市 ぼっちくん 12'22"
2 加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 12'49"
3 水流添 主税 鹿児島県 栗野走友会 14'11"
男子70歳以上 6人 該当なし
男子障がい者 2人 山元 康資 北諸県郡
三股町
  14'48"
女子中学生 14人 矢野 陽莉 福岡県 本城陸上クラブ 10'58"
女子18〜29歳以下 5人 川田 琳音 小林市   17'09"
女子30歳代 0人 該当なし
女子40歳代 5人 堤内 直子 熊本県   18'55"
女子50歳代 3人 該当なし
女子60歳代 3人 木原 裕子 宮崎市   14'38"
女子70歳以上 3人 黒木 ひとみ 都城市   18'45"
ファミリーペア 47組  黒木 良太
/ 黒木 陸斗
小林市 細野コスモスジュニア 13'11"
【1.5km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所  所属 記録
男子小学1・2年生 15人 大坪 琉門 熊本県   6'01"
男子小学3・4年生 24人 釈迦堂 颯太 鹿児島県 国分西小学校 4'53"
男子小学5・6年生 11人 田中 優哉 小林市 細野コスモス 4'44"
女子小学1・2年生 7人 池田 李咲 小林市 細野コスモスJr 6'40"
女子小学3・4年生 13人 若林 凜 宮崎市   6'21"
女子小学5・6年生 16人 河島 椿   小林ジュニアアスリート 5'22"
ファミリーペア 32組 表彰なし
総合計 830人  

12年ぶりの宮崎県のレース
 私が宮崎県に出かけるのは旅行も含めて3回目(のはず)。

 1回目は、2005年(平成17年)8月28日〜30日にパック旅行の家族ツアーで大阪港からフェリーで志布志へ。その後は、バスで主に宮崎県内、鹿児島県内を回り、最後は宮崎空港からセントレアへ。観光バスから鬼の洗濯板を眺めたり、サンメッセ日南のモアイ像を眺めたり、宮崎牛の食事も。シーガイアでは屋内プールで泳いできました。高千穂牧場では、動物と遊んだり、採れたての牛の乳から作ったソフトクリームを食べたりと、子どもたちはとても楽しそうにしていました。

今から12年ほど前、家族旅行で宮崎・鹿児島へ。名古屋から大阪までは観光バスで移動。天保山にある海遊館の見学、隣接する天保山マーケットプレースにも立ち寄りました。大阪から志布志(鹿児島県)まではフェリーサンフラワーで移動。船中泊。

一夜明けて志布志から宮崎県へ。名物の鬼の洗濯岩は青島付近で見られます。バスの車窓から眺めました。

サンメッセ日南で昼食。

モアイ像も不思議ですね。

宮崎市内に向かいます。道路沿いにあるのは、ワシントンヤシという木だそうです。南国の象徴ですね。

シーガイアにも行きました。ここはオーシャンドームといいますが、屋内での人工海浜というのも珍しかったです。このオーシャンドームですが、2年後に閉鎖。更地になったあと、屋外型スポーツセンターなる予定だそうです。

宿泊は鹿児島県側で「霧島観光ホテル」。最終日は、桜島、開業したばかりの九州新幹線を鹿児島中央〜新八代まで乗車など主に鹿児島県内で過ごしました。

最終日にわずかに宮崎県側で楽しんだのは高千穂牧場。

牧場で食べるソフトクリームも美味しかったですね。

宮崎からセントレア(中部国際空港)までは飛行機でひとっ飛び。夏休み最後の思い出となる旅行でした。

 2回目は2011年(平成23年)1月に開催された「第30回田野マラソン」に出場。宮崎といえども、1月のこの時期は非常に寒く、天気はよかったものの凍える中を走った記憶があります。年代別では優勝し、都道府県の国盗りも34番目に達成。

 そして、今回は12年ぶりに宮崎県を訪れることになる。
 「そういえば最近、宮崎県には出かけていないし・・・」というのが主な理由。なるべく宮崎県でも行ったことのないところを目指そうとしていたところ、たまたま今回「小林市」が目に付いた。小林市は宮崎市から少々離れたところにあるものの、調べたら恐ろしいほどアクセスは悪くない。何とか公共交通機関だけでの移動でたどり着けそうだった。いろいろなマラソン大会との兼ね合いで日程調整をしていたところ、3月上旬のこの大会であれば数日の行程で参加できそうだということで、参加に踏み切ったところである。

この日は、羽田から宮崎までANAと共同運行のソラシドエアでひとっ飛び。

静岡県の上空あたりで、富士山を拝むことが出来ました。

宮崎空港から小林市内までは、路線バスに乗り換え。所要時間は1時間45分程度。

まずは宮崎市内の市街地を走行していきます。

小林駅前には、ほぼ定刻で到着。

バスの運行は宮崎交通。宮崎県内各所で宮崎交通のバスをよく見かけます。

バス停の真ん前には、KITTO小林という小林市地域・観光交流センターがありました。明日の大会の受付はこの2階で行われるようです。

KITTO小林の1階部分は、トンネルのように自由通路があり、自転車や歩行者は南北を自由に通れるようになっています。

こちらはJR小林駅舎。無人駅なので駅員さんはいません。

JR吉都線を渡った向こうは、明日の大会のゴールの場所となります。

ちょうど私が見た見に行ったときに、ゴール付近の設営が行われていました。

みなさんご苦労様です。明日はよろしくお願いいたします。

小林市
 宮崎県では南西部に位置する人口約42,000人の町。県庁所在地の宮崎市からは約60kmほど離れている。小林市は熊本県、鹿児島県とも隣接しており、市の南西部は霧島連山の北東部にあたり韓国岳(標高1,700m)、新燃岳(標高1,421m)、夷守岳(標高1,344m)などがよく見える。
 
 さて、宮崎県で小林市といえば、やはりすぐに思い浮かべるのは駅伝の強豪校「小林高校」だろう。
 学校も歴史があり、1919年(大正8年)創立の高等女学校と1921年(大正10年)創立の旧制中学校を前身とする古くからある伝統校だ。
 またその駅伝であるが、男子は全国高校駅伝出場52回(全国1位)、優勝7回(全国3位)、入賞29回(全国2位タイ)の実績を誇り、1967年(昭和42年)から1992年(平成4年)までは26年連続出場を果たし、当時の最長記録を持っていた。また、女子も出場17回、入賞2回を記録している。
 大会当日は、小林高校の選手は出場しなかったものの「もしかしたら・・・」という期待もあるので、大会事務局としては出場の交渉をして欲しいと考えるところである。

KITTOの2階から見た霧島連山。中央に一番高く見えるのが夷守岳(標高1,344m)だそうです。


コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 前日の曇り空も大会当日は非常にいい天気となった。昨日はよく見えなかった霧島連山もよく見える。大会の冠となっているだけに、せっかくであれば拝みたいものと思っていたが、日頃の行いがよいせいか思いは通じたようだ。

 さて、今回は2種目エントリーしていたものを1種目欠場とし、3km一本に絞る。ヘルニアの回復が完全でないのでやむを得ないと思う。来年以降、また来る機会があれば、そのときは2種目に是非ともチャレンジをしたいと思う。

 ハーフマラソンが9時05分に出発。
 私はといえばスタート場所からさほど遠くないところでウォーミングアップしていたので、MCの女性の声がよく聞こえ、ハーフマラソンの選手たちが出発していったのがわかった。
 今回の3kmは、競技部門とファミリー部門を合わせても200人に満たないので、スタート場所にはスタートの2分前にやってきて、スタートを待つことにする。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1.0km 4'05" 4'05"
2.0km 8'27" 4'22"
ゴール 12'49" 4'22"
※ 今回はガーミンを使用してGPSでの距離測定もしましたが、ゴール後の距離表示は2.96kmという結果でした。
 9時20分に3km部門が一斉にスタート。前方に陣取っている中学生らしき集団がさあ〜と集団から抜けていく。こちらといえば。ジョグしか練習が出来ていない割には思いのほかピッチは刻める。「意外と行ける?まあ、最初だけだろう」と思いながら前を向く。
 スタート地点の付近にはそこそこ観客がいたものの、しばらくするとやや閑散とした感じとなる。400mほどでコースはやや登りだしながら右へカーブ、約500mほどで2件のガソリンスタンドのある交差点を左折する。昨日下見をして思ったのであるが、この大会のコースは、緩やかな上り下りが実に多い。タイムに大きく影響するようなものはないが、平坦なコースを突っ走るという感じではない。

 スタートをして約700mでJR吉都線の踏切に出る。吉都線を走る列車は、一日で上下8本。小林駅を9時01分に上下の列車が列車交換をした後の次の列車は13時53分に同じく列車交換をする。5時間近く列車が来ないことになるので、その間は踏切が閉まる心配をしなくてよい。そのためマラソンコースに組み込んだのであろう。

 ちょうどこの踏切を境にして、コースは下りだしていく。遠くには霧島連山がよく見える。
 1km地点を4分05秒で通過。
 3kmコースはこのあたりから右側通行へ変わる。先ほどから親子?で走っている選手がいる。親が子どもに「頑張れ」とか「ついていけ」とか走りながら声をかけている。が、そのかけ声も徐々に後ろの方から小さく聞こえるようになってしまった。

 折り返し場所は、潰れてしまった?スイミングクラブの前あたり。スタートから約1.7kmほどであろうか。今回は体調も体調なので、早々と折り返して余裕のあるうちにゴールに向かいたいと思っていたが、この時点ではまだ余裕があった。

 しばらくすると2km地点が現れる。8分27秒で通過。この1kmは4分22秒。ちょっと落ち方が激しい。残すところ1kmなので、何とかペースだけは維持したいところ。
 さすがに3kmという短い距離なので、どの選手もペースが大きく変動することなく走っている。終盤はお互いの距離も離れてしまったので、抜いたり抜かれたりはなくなってしまった。
 
 JR小林駅南口の交差点を右折してゴールに向かう。
 何とか体調が万全ではない中、12分49秒でゴール。同じ3kmでも今年1月に出場した「季節の荒川ハーフマラソン」の3kmに比べれば大きく前進をした感じであった。
 今日は5kmは欠場。3kmに絞って出場したが、体調がまずまずであれば、少しずつマラソン大会の方に復帰をしていきたいと感じた次第である。

おまけ
 今回宿泊したのが、JR小林駅から徒歩で2〜3分のところにある「パレスホテル小林」。ここを選んだ理由は、宮崎から小林まで乗ってきた路線バスの終点(小林駅前)と近いこと、今回のマラソン大会のスタート地点に近いことが主な理由。

 今回は、椎間板ヘルニアが完全に治っていないので、2種目エントリーしたうちの3kmのみの出場としたため面白いことが発生することとなった。
 というのも、3kmのスタート時間は9時20分。15分かかったとしても9時35分にはゴールできる。ゴールは小林駅の南口。ここからホテルまで歩いてもやはり3分程度。つまり、9時38分頃にはホテルに到着できる。

 勘のいい方ならこのあたりで気づいているかもしれないが、ホテルのチェックアウトが10時なので、少々慌ただしいものの急げばホテルでシャワーくらいは使用できる。サッパリして着替えてからチェックアウトが出来るというもの。スタート前も大会会場に荷物を置かずに、ホテルの部屋に置いたままスタートが出来るので盗難の心配も無い。
 今までこういうことをした記憶はほとんどないものの、実行してみる価値はあった。

 結果、9時58分頃にチェックアウト完了となった。クールダウンの時間はほとんど無くなってしまったが、たまにはこういうホテルの使い方もよいのではないかと思う。

観光は高千穂へ
【人口等比較
  人口
(万人) 
面積
(km2) 
人口密度
(人/km2
 愛知県 749.7( 4) 5,172(27) 1,449( 5)
 千葉県 627.5( 6) 5,158(28) 1,216( 6)
 宮崎県 105.1(35) 7,735(14) 135(39)
※ カッコ内は都道府県順位
 名古屋からでも単身赴任先の千葉県からでも宮崎県はなかなか遠い存在だ。今回の遠征を加えても、宮崎県を訪れた回数は3回なので、回数が物語っているといえよう。
 なので、せっかく来たので「ついでに観光を」と考えたものの、なかなか妙案もない。私自身が宮崎県内の地理がよくわかっていないこともあるが、ふと「そうだ、高千穂へ行ってみよう」と思い立つ。明確な理由もないが、高千穂の神秘性に惹かれたというか・・・。

 この選択は、終わってみればよかったのであるが、思った以上に移動が大変だった。
 私の自宅のある愛知県、単身赴任先の千葉県、そして今回訪れた宮崎県を比較してみたのが右上の表である。
 宮崎県は、愛知県、千葉県よりは面積は大きいものの、人口が著しく違うので人口密度が低いことがわかる。愛知県と比べれば10分の1以下である。なので、人口密度が低くなれば、公共交通機関の輸送密度も低くなるので、列車やバスの本数も自ずと少なくなってしまう。
 このことについて、ある程度は承知していたが、実際に移動の行程を組んでみると、かなり厳しいことがわかった。
 小林市から高千穂町へ行くため公共交通機関を使用した最短ルートは、小林→(路線バス)→宮崎→(JR日豊本線)→延岡→(路線バス)であることがわかった。バスも特急バスではなく各停の路線バスである。


高千穂町での宿泊先となったビジネスホテルの部屋には、今時珍しい石油ストーブが置かれていた。
 大会が終わって小林市を午後1時半に出ても、高千穂町には午後6時過ぎにしか着かないことがわかった。移動時間としては5時間弱。博多を13:36に出発する「のぞみ34号」は、5時間弱後の18:33に東京に到着する。ほぼ同時刻の移動である。国内最速の陸路を走る乗り物と比較するのは失礼かもしれないが、同じくらいの時間をかけても、こちらはまだ宮崎県内であるというのは少々驚きだった。

 延岡駅から乗車した路線バスが、終点の高千穂バスセンターに着いた頃は、あたりはすっかり暗くなっていた。高千穂町の標高が350mと少々高いせいもあって肌寒さを感じる。宿泊先のビジネスホテルの部屋には、驚くべくことにストーブが焚かれていた。

 翌日は早起きをして、高千穂峡と高千穂神社を訪れる。移動は全て徒歩。
 高千穂峡は阿蘇山の噴火で流れた溶岩が浸食されて出来た渓谷だという。遊歩道も整備されているものの、令和4年9月の台風14号による増水で遊歩道の大半が水没、手すり等も流されてしまい現在復旧作業中とか。ただし、この高千穂峡のメインである「真名井の滝」は素晴らしかった。散歩をしている人が2人ほどいたが、非常に静かな環境の中でこの真名井の滝を楽しんできた。

名勝高千穂峡の碑があります。古くからの観光名所らしき感じがします。

遊歩道が整備されていますが、令和4年9月の台風14号による増水で遊歩道が水没。手すりも喪失してしまい、現在はかなりのところが通行止めとなっていました。

こちらは高千穂峡のメインの「真名井の滝」。ボートを利用すると、滝のすぐ下まで行くことが出来るそうです。

 そして、ホテルに戻る途中に高千穂神社に立ち寄る。
 こちらは11代垂仁天皇の御代の御創建という由緒ある神社。これまでにも皇族が度々訪れているようで、入り口の鳥居のそばにはその記載がある。
 神社そのものはさほど広いものではないが、境内には秩父杉、夫婦杉がどーんと構え、その歴史の長さを感じることが出来る。宮司さんらしき人たちも、朝から境内の清掃に励んでいるほか、巫女さんも見かける。巫女さんなどは、初詣の時くらいしか見かけないが、ここは一年中滞在しているようだ。今回は見ることはなかったが、毎日午後8時から神楽を一般公開しているとか。観光客向けであるとはいえ、毎日行っているのは凄いと思う。

こちらは高千穂神社の鳥居。

鳥居をくぐって、左側に皇室関係者の高千穂神社への訪問の履歴がありました。

こちらは高千穂神社の本殿。家の近くの神社では、年始くらいしか巫女さんを見かけませんが、ここは平日の朝から巫女さんを見かけました。

境内には樹齢800年を超える秩父杉があります。高さは約55mとか。

こちらは夫婦杉。根元が一つに繋がっているそうです。何があっても離れることがないから夫婦杉と呼ばれているようです。

 一旦ホテルに戻って荷物をまとめて高千穂駅に向かう。
 高千穂駅は、駅と名前がつくものの、目的地に向かうための移動の手段である鉄道の駅ではない。観光客相手にカートを使って高千穂駅〜高千穂橋梁の間を走り、観光客をカートに乗せるための駅である。元々は以下のような成り立ちがある。

 この高千穂駅であるが、延岡から延伸してきた高千穂線の終着駅として昭和47年7月に開業。しかしながら平成元年に第三セクター高千穂鉄道が引き継いだものの、平成17年9月の台風14号で橋梁が流されたり路盤の流出、倒木などで甚大な被害が発生。再建をあきらめ高千穂鉄道は廃止。ただし、国鉄時代から有名だった高千穂橋梁を観光資源として活用するために「高千穂あまてらす鉄道」がこれを引き継ぎ観光鉄道として活動をしており現在に至っている。

 やはり名物は全長353.76m、岩戸川の川底から橋梁の桁の上面までの高さが105mの高千穂橋梁であろう。高千穂鉄道が廃止になってもやはりこの景色は捨てがたい。私が、このカートに乗るために訪れた日は平日だったものの、カートはガラガラではなく、そこそこの乗客がこの風景を楽しんでいた。高千穂駅構内を歩くのも自由であるし、カートは時速15km程度でトコトコ走るので、写真を撮るのには都合がよかった。
 高千穂橋梁の真ん中で列車を止め、運転手?が観光案内を行う。また、インスタ映えを狙ってこの橋梁に停まっている間にシャボン玉をたくさん飛ばすなどの工夫もしている。トンネルの中では、車両に設けたイルミネーションを光らせるなど、まさに観光列車だからこそ出来る技をいろいろと見せてもらった。

こちらは高千穂駅。高千穂鉄道時代のものをそのまま使っているようです。

駅の中には、当時の時刻表がそのまま置かれています。

近くの県道の跨線橋からみた高千穂駅構内。営業をしていた頃と、おそらくほとんど変わっていないのでしょう。

高千穂鉄道で使用していた車輌。自由に見学も出来ます。

駅名標。隣の「天岩戸(あまのいわと)」は実在していた駅です。現在もホームはありますが、下りたりすることは出来ません。

この日は9時20分の始発のアトラクションで出発です。

高千穂駅から5.1km先に高千穂橋梁があります。グランドスーパーカートの座席から見る分には足がすくむことも特にありません。

この日は天気がよく、高千穂橋梁からその眺めを楽しむことが出来ました。

係員さんがシャボン玉を吹いてくれました。「インスタ用にどうぞ」ということらしいです。

とりあえず橋梁を渡って、トンネルの手前まで来ました。ここから先は立入が出来ません。ここからバックして高千穂駅へ引き返していきました。

トンネルに入ると、運転席後方のイルミネーションを光らせます。

出発してから約30分で戻ってきました。

これがグランドスーパーカート。思ったより小さいと思いましたか?

 高千穂は、行くまではなかなか遠かったが、行ってみると楽しめるスポットがいくつもあり一日かけて楽しむこと出来るようなところだと思う。機会があれば、皆さんも一度訪れてみたらどうかと思った次第。

記録の修正

 当初、私のゴールタイムは12分56秒と主催者からの発表。しかしながらガーミンで計測した結果は12分48秒7。切り上げて12分49秒。若干の誤差があるとしても12分50秒くらいかと思いきや、当初の発表は12分56秒。私の計測記録と比べて7秒の誤差がある。順位が変わるわけではないが、7秒の誤差はさすがに大きい。

 ということで、主催者へ確認のメールをしたところ、私と同じように記録に誤差があるのではないかという問い合わせが、ほかにも数件あったという。そして本日、主催者の方から計測に関して「7秒の誤差があった」と発表があった。私のところにはメールで回答があったほか、主催者のサイトでも発表。どうも全種目とも7秒ずつ記録の訂正があったようである。

 記録の計測をした会社のミスであるものの、公式に発表をしたことに関しては評価が出来ると思う。

本日の戦利品

今回の参加賞。3kmと5kmの2種目にエントリーしたこともあって、参加賞も2倍です。ペットボトルの水が2種類×2本ずつ。クールタオル(左上の箱入り)、通常のタオル(黄緑色のもの)、入浴割引券(ピンクの紙のもの)、豚汁引換券(黄色の紙のもの)、おにぎり弁当引換券(青色の紙のもの)と非常に多種類にわたっています。

こちらは本日使用したナンバーカード。下の「5080」は5km用で、今回こちらは欠場したので、使用したのは上の「3071」のみとなります。

豚汁引換券とおにぎり弁当引換券で頂いたもの。参加賞が2倍のため、非常に豪華になりました。おにぎり弁当も思ったよりとっても充実。豚汁は具材が非常に充実しており、久しぶりにとっても美味しい豚汁にありつけました感謝ですね〜

こちらはいただいた賞状(左)、盾(中)、ゴール時に頂いたスポーツドリンクです。ゴールの飲み物配布場所には、そのほか大きなイチゴも置かれていました。

完走証は、事前の申込者以外は、大会のサイトからダウンロードでした。

7秒のタイムの計測ミスを認め、入賞者全員に賞状を送り直したものが、本日(4月4日)届きました。あらためて掲載しておきます。

記録の修正後の完走証をダウンロードしました。順位は同じですが、タイムが7秒速くなっています。