第30回幸手市さくらマラソン大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
幸手市と権現堂堤 「幸手市」と書いて「さってし」と読む。 幸手市は埼玉県の北東部に位置する人口5万人弱の町。埼玉県の市では、最も人口が少ない町でもある。市政施行は1986年(昭和61年)。また、この「幸手市さくらマラソン大会」は、その少し後の平成4年に第1回が開催されている。
利根川や江戸川の流路変更に伴い、権現堂川は明治時代の終わりに締め切られ、1933年(昭和8年)に廃川となる。そのため、堤防は荒れ果て、堤防の桜は終戦前後の混乱や燃料にするために、その多くが伐採されてしまっている。1949年(昭和24年)、旧権現堂川堤防のうち中川の堤防として残った部分へ改めてソメイヨシノを植樹したものが現在の権現堂堤ということのようである。 残念ながら、前回までこの権現堂堤を走るようにコース設定がされていたが、今大会からコースが変更され、この権現堂堤を走らなくなった。私は今回が初参加なので旧コースのことは知らないが、日本中、桜があちこちで開花するこの時期に桜のトンネルや桜吹雪の舞う中でのランニングはなかなか楽しいもの。是非とも九コースでの復活を期待したいところだ。 コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 体の動きも悪く・・・ さて、レースの方であるが、9時スタート。今大会は10km一種目なので、周りがいそいそとスタート地点の方へ動き出せば、もうぼちぼちスタート時間が近づいていると気がつく。 今回は、ゴール地点の幸手総合公園陸上グランドのトラックの外側にある芝生に陣取ったので、ウォーミングアップをするのには非常に都合がよかった。ただし、流しなどを行っても、体がスタスタ動く動きとはほど遠い。先月の「羽生さわやかマラソン」の時を10とすれば6〜7くらいの感じで、スタート前から苦戦しそうな感じであった。
スタート場所は、受付をした幸手市B&G海洋センターから150mほど西側。今回もスタート場所はA〜Fのブロックが割り当てられており、私の場合は「B」ブロックになっている。「A」の割り当てがどう見ても10人もいるかいないかくらいなので、実質はほぼスタート地点からロスタイムなしでスタートが出来る位置だった。
スタート直後は700mほど直線が続く。体長の悪さも手伝って、いきなりこの直線区間で後方から抜かれまくることになる。交差点を二度ほど曲がって、コースは東へ向かうが、後方から抜かれることには変わりがなかった。 最初の1kmを4分10秒で通過。決して速いタイムではないが、このペースでもスピードを維持するのがかなり辛く感じる。 ひばりが丘工業団地の南側の道路を走るコース沿いには、両側に桜並木が続く。満開はやや過ぎたものの、時折、花びらの散る中を走るのは爽快であった。 3kmの少し手前で右折し、畑の中を走るコースに変わる。3km地点は13分17秒で、この2kmを9分以上(1kmあたり4分30秒以上)かかるペースに早くも落ち込んでいる。 この大会は、距離表示が最初は1km、その後は2kmごとの表示となっている。つまり奇数kmのみの表示なので1kmごとのタイムはわからないが、私の場合はガーミンを装着しているので、おおよそであるがGPSにより1kmごとの情報をもらうことが出来る。 3kmを過ぎても相変わらず後方から抜かれることが多く、「いつまで続くのだろうか・・・」と心配になるくらいどんどん抜かれていった。 5km手前には幸手市東公民館があるが、ここで太鼓の演奏と給水があった。ぼちぼち給水が欲しいと思っていたのでいいタイミングであった。「ゴールまで残り5.3km」という表示が目に入ったので、概ねこのあたりが4.7km地点のようだった。 コース沿いには応援の人影が少なかったので、ここでの太鼓の音はかなり大きく響き渡っていた。 5kmの通過が22分33秒。単純に2倍しても45分を越えるタイム。タイムを見ただけでもがっくりであるが、次の大会につなげるためにも後半は粘る必要があった。 6kmの手前で、県道26号線の下をくぐる。小さなトンネルになっているが、ちょうどここは朝乗ってきたバスのバス停のある場所だった。この先は、偶然にもコースをそのまま歩いてきたことになるので、この日2回目の景色となる。
このあたりからようやく後方から抜かれることもなく、同じようなペースのランナーばかりになった。走りやすくはなったものの、このあたりから左脚の付け根付近に違和感が発生してくる。痛いとか攣るとかいう感じではないが、この状態が長く続けば痛みに変わっていくような感じの違和感であった。この影響も多少はあったかもしれないが、後半はさらにペースが落ちる。 残り1kmくらいからはペースを上げたかったが、こういう状態なのでペースを押さえながらゴールまでトコトコ走って行く。 ゴールのある幸手総合公園陸上グランドに入ってからは、ゴールまでのスパートをしていく数人のランナーに抜かれていくが、今日は我慢しかなかった。ゴールタイムは46分15秒。 ほぼ平坦で、風もほぼ吹いていないような状態ではおそらくワースト記録だろうと思う。いいときもあれば悪いときもある。次回は少しでもタイムを戻すことが出来るように頑張るしかないと思ったところ。
本日の戦利品
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