第30回幸手市さくらマラソン大会 参戦記

 埼玉県幸手市に行ってきました。
 幸手市は、埼玉県の北東部に位置する人口約5万人の町です。権現堂堤の桜並木は、関東では有数の桜の名所のようで、この大会もここを走るコースとなっていたそうです。今年はコロナの関係もあって、大会は10kmのみの1種目で、例年走っているこの権現堂堤の桜並木は走らないコースでした。

 さて、私の方ですが、羽生さわやかマラソン以来の3週間ぶりのの大会です。疲労も抜けて万全の状態のはずでしたが、ウォーミングアップの時から体調がイマイチな感じで、実際に走り出してみても終始苦しい状態でのレースでした。前回よりも記録を向上させるどころか、完走するのもやっとな感じで、ラストもペースアップが出来ずに終わってしまいました。ちょっと原因をさぐらないといけないですね。

 なお、この大会のコースは、例年ですと関東の桜の名所「権現堂堤」を走るコースのようですが、今回はこちらは走らず。ただし、ひばりが丘工業団地の南側を走る道路は、桜並木が続きここだけでも十分に桜を楽しむことが出来るコースだったと思います。
 

●大会名 第30回幸手市さくらマラソン大会
●開催日 令和5年4月2日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
幸手市ひばりが丘櫻泉園前発 幸手総合公園陸上グランド着(地図)(埼玉県幸手市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、14℃くらい
●参加賞 タオル、スポーツドリンク、お茶(いずれもゴール後)
●結 果 46分15秒(10km 総合 第159位、男子60歳代 第17位)
●表彰 なし
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【4月2日(日)】
徒歩 マンション 4:50 京成八幡駅 5:00
京成電鉄 京成八幡 5:08 京成関屋 5:27
徒歩 京成関屋駅 5:28 牛田駅 5:29
東武鉄道 牛田 5:43 東武動物公園 6:19
朝日バス 東武動物公園駅 6:25 ひばりが丘工業団地入口 6:44
徒歩 バス停 6:44: 会場 7:10
【第30回幸手市さくらマラソン大会 10km 9:00スタート】
徒歩 会場 10:18 バス停 10:51
朝日バス ひばりが丘工業団地入口 10:58 東武動物公園駅 11:19
( 11:25 )
東武鉄道 東武動物公園 11:22 北千住 11:58
北千住 12:04 牛田 12:06
徒歩 牛田駅 12:06 京成関屋駅 12:08
京成電鉄 京成関屋 12:12 青砥 12:18
青砥 12:19 京成八幡 12:28
徒歩 京成八幡駅 12:28 マンション 12:40
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000  
京成電鉄 524円 (京成八幡〜京成関屋/往復)
東武鉄道 962円 (牛田〜東武動物公園/往復)
朝日バス 754円 (東武動物公園駅〜ひばりが丘工業団地入口/往復)
合 計 5,240円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子60歳代は第6位まで (★は加藤が参加した部門
  結果の一覧はこちら
【10km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
男子高校生39歳以下 128人 未公表 28 東京都東村山市 31'05"
男子40歳代 176人 同上 40 東京都墨田区 32'03"
男子50歳代 225人 同上 50 埼玉県松伏町 35'00"
★男子60歳代 190人 1 同上 62 埼玉県加須市 37'20"
2 同上 60 東京都国分寺市 37'23"
3 同上 63 東京都西東京市 37'53"
4 同上 69 埼玉県川越市 39'00"
5 同上 61 埼玉県上尾市 39'07"
6 同上 65 埼玉県さいたま市 39'38"
17 加藤 一郎 60 千葉県市川市 46'15"
男子70歳以上 122人 未公表 72 東京都羽村市 41'20"
女子高校生39歳以下 52人 同上 32 東京都町田市 40'13"
女子40歳代 55人 同上 48 東京都江戸川区 36'20"
女子50歳代 104人 同上 51 東京都板橋区 42'16"
女子60歳以上 43人 同上 62 埼玉県春日部市 48'09"
総合計 1,095人  

幸手市と権現堂堤
 「幸手市」と書いて「さってし」と読む。
 幸手市は埼玉県の北東部に位置する人口5万人弱の町。埼玉県の市では、最も人口が少ない町でもある。市政施行は1986年(昭和61年)。また、この「幸手市さくらマラソン大会」は、その少し後の平成4年に第1回が開催されている。


ゴールの幸手総合公園陸上グランドの横の道路を走るランナーたち(権現堂堤とは関係ありません)。
 この大会のメインコースだった「権現堂堤」は、桜の木が約1,000本植えられている関東でも有数の桜の名所。その権現堂堤であるが、江戸時代天正年間に利根川の支流(現在は分流)である権現堂川の堤防として築かれたものと言われている。かつては約6kmの間に3,000本の桜があり、大正時代から桜の名所として賑わっていたという。

 利根川や江戸川の流路変更に伴い、権現堂川は明治時代の終わりに締め切られ、1933年(昭和8年)に廃川となる。そのため、堤防は荒れ果て、堤防の桜は終戦前後の混乱や燃料にするために、その多くが伐採されてしまっている。1949年(昭和24年)、旧権現堂川堤防のうち中川の堤防として残った部分へ改めてソメイヨシノを植樹したものが現在の権現堂堤ということのようである。


 残念ながら、前回までこの権現堂堤を走るようにコース設定がされていたが、今大会からコースが変更され、この権現堂堤を走らなくなった。私は今回が初参加なので旧コースのことは知らないが、日本中、桜があちこちで開花するこの時期に桜のトンネルや桜吹雪の舞う中でのランニングはなかなか楽しいもの。是非とも九コースでの復活を期待したいところだ。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。

体の動きも悪く・・・
 さて、レースの方であるが、9時スタート。今大会は10km一種目なので、周りがいそいそとスタート地点の方へ動き出せば、もうぼちぼちスタート時間が近づいていると気がつく。
 今回は、ゴール地点の幸手総合公園陸上グランドのトラックの外側にある芝生に陣取ったので、ウォーミングアップをするのには非常に都合がよかった。ただし、流しなどを行っても、体がスタスタ動く動きとはほど遠い。先月の「羽生さわやかマラソン」の時を10とすれば6〜7くらいの感じで、スタート前から苦戦しそうな感じであった。

今大会の会場へは、調べたところ東武鉄道の東武動物公園駅が最寄りとなることがわかりました。例年は、同じ東武鉄道の幸手駅からシャトルバスの運行があったようですが、今年はそのシャトルバスの運行がないので、地力で会場に向かわなければなりません。

東武動物公園駅の東口から境車庫行きのバス(朝日バス)があります。このバスに乗って、途中の「ひばりが丘工業団地入口」が、会場まで一番近いバス停になります。

バスに乗ること約20分で、その「ひばりが丘工業団地入口」に到着。ここから約2kmほどは歩いていかなければなりません。

歩き出してすぐに、今回のコースに出くわします。あとでわかったのですが、この少し先が6km地点のようです(ガーミンの測定でわかりました)。

受付会場は幸手市B&G海洋センター。今年は参加者を1,000人に絞ったようですが、それでもここだけでは手狭な感じがしました。

ここで健康チェックシートを提出。リストバンドをもらいます。後方にテントがありますが、そこを含めて数カ所が男性用の更衣室になります。人数からしたら少なかったような気がします。

女性は、写真に写っているB&G海洋センターが更衣室となっています。

満開はやや過ぎましたが、会場のそばのあちこちで見頃の桜を楽しむことが出来ました。

 スタート場所は、受付をした幸手市B&G海洋センターから150mほど西側。今回もスタート場所はA〜Fのブロックが割り当てられており、私の場合は「B」ブロックになっている。「A」の割り当てがどう見ても10人もいるかいないかくらいなので、実質はほぼスタート地点からロスタイムなしでスタートが出来る位置だった。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4'10" 4'10" 22'33"
2km 8'45" 4'35"
3km 13'17" 4'32"
4km 17'55" 4'38"
5km 22'33" 4'38"
6km 27'20" 4'47" 23'42"
7km 32'27" 5'07"
8km 37'13" 4'46"
9km 41'38" 4'25"
ゴール 46'15" 4'37"
 ※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果9.90kmでした。なお、2km、4km、6km、8kmは距離表示がないので、ガーミンのGPS測定によるものです。
 9時ちょうどにピストルの合図で一斉にスタート。
 スタート直後は700mほど直線が続く。体長の悪さも手伝って、いきなりこの直線区間で後方から抜かれまくることになる。交差点を二度ほど曲がって、コースは東へ向かうが、後方から抜かれることには変わりがなかった。
 最初の1kmを4分10秒で通過。決して速いタイムではないが、このペースでもスピードを維持するのがかなり辛く感じる。

 ひばりが丘工業団地の南側の道路を走るコース沿いには、両側に桜並木が続く。満開はやや過ぎたものの、時折、花びらの散る中を走るのは爽快であった。
 3kmの少し手前で右折し、畑の中を走るコースに変わる。3km地点は13分17秒で、この2kmを9分以上(1kmあたり4分30秒以上)かかるペースに早くも落ち込んでいる。
 この大会は、距離表示が最初は1km、その後は2kmごとの表示となっている。つまり奇数kmのみの表示なので1kmごとのタイムはわからないが、私の場合はガーミンを装着しているので、おおよそであるがGPSにより1kmごとの情報をもらうことが出来る。

 3kmを過ぎても相変わらず後方から抜かれることが多く、「いつまで続くのだろうか・・・」と心配になるくらいどんどん抜かれていった。
 5km手前には幸手市東公民館があるが、ここで太鼓の演奏と給水があった。ぼちぼち給水が欲しいと思っていたのでいいタイミングであった。「ゴールまで残り5.3km」という表示が目に入ったので、概ねこのあたりが4.7km地点のようだった。
 コース沿いには応援の人影が少なかったので、ここでの太鼓の音はかなり大きく響き渡っていた。

 5kmの通過が22分33秒。単純に2倍しても45分を越えるタイム。タイムを見ただけでもがっくりであるが、次の大会につなげるためにも後半は粘る必要があった。
 6kmの手前で、県道26号線の下をくぐる。小さなトンネルになっているが、ちょうどここは朝乗ってきたバスのバス停のある場所だった。この先は、偶然にもコースをそのまま歩いてきたことになるので、この日2回目の景色となる。

ゴールの幸手総合公園陸上グランドの横の道路を走るランナー。ぐるっと遠回りをするので、まだ残りは2kmほどあります。

このあたりの道路の両側は、桜並木で十分に楽しむことが出来ます。

このあたりは応援もそこそこあって元気の出せるところでした。

ゴールの幸手総合公園陸上グランドの手前も桜トンネルのようで気持ちがよかったですね。

 このあたりからようやく後方から抜かれることもなく、同じようなペースのランナーばかりになった。走りやすくはなったものの、このあたりから左脚の付け根付近に違和感が発生してくる。痛いとか攣るとかいう感じではないが、この状態が長く続けば痛みに変わっていくような感じの違和感であった。この影響も多少はあったかもしれないが、後半はさらにペースが落ちる。
 残り1kmくらいからはペースを上げたかったが、こういう状態なのでペースを押さえながらゴールまでトコトコ走って行く。

 ゴールのある幸手総合公園陸上グランドに入ってからは、ゴールまでのスパートをしていく数人のランナーに抜かれていくが、今日は我慢しかなかった。ゴールタイムは46分15秒。
 ほぼ平坦で、風もほぼ吹いていないような状態ではおそらくワースト記録だろうと思う。いいときもあれば悪いときもある。次回は少しでもタイムを戻すことが出来るように頑張るしかないと思ったところ。

もうすぐゴールのランナー。

後半は少し青空がのぞくような天気になってきました。

ゴール後、グランドのフィールド内でくつろぐ選手たち。

本日の戦利品

本日使用したナンバーカード(左上)と参加賞のタオル、スポーツドリンク、お茶。参加賞はいずれもゴール後に配布されました。

今回もネットから各自でダウンロードです。