第24回日本平桜マラソン 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この大会は、静岡国際陸上などのメジャー大会が開催される草薙陸上競技場を出発し、風光明媚な日本平パークウエイを走るコースです。コース上にはあちこち桜が咲き乱れていました。散り始めでしたが、桜吹雪の中を走るのも、なかなかオツなものですね。 この大会は45歳以上の『壮年の部』を設けていることから、「45歳になったら出場しよう」と思っていましたが、ようやくその時にたどり着きました。もちろん狙うのは部門別優勝。練習の出来具合から一番短い5kmにエントリー。結果はいかに・・・。 それにしてもこの大会は、3月に行われる静岡駿府マラソン同様賑やかな大会でした。参加者も5000人規模。静岡の皆さんは本当にマラソン好きですね。
45歳以上ということ 40歳を過ぎてはや5年(来月誕生日なので、来月からは46歳)。 30歳の頃と比べて走力が落ちているのは明らかであるが、40歳の頃と比べてもゆる〜く下っているように感じる。練習をきちんとしていれば、走力が大きく落ち込むことはないが、40歳を過ぎると公私に忙しさに拍車がかかり、まともに腰を据えて練習できない悩みがある。 また、大会に出かけていっても40歳以上の枠で参加することが多いが、毎年毎年、新40歳が次々と参入してくるので、彼らに対抗してその年代で勝っていくのが年々難しくなってきている。 今回参加した「日本平桜マラソン」は、45歳以上を「壮年の部」として扱っていただいている。 ただいま”国盗り(47都道府県全てで優勝していくこと。ただし、静岡は国盗り済み)”を続けている私にとって非常にありがたい年齢区分だ。何年か前から、参加しようと考えていたが、ようやくその年齢区分になって今回参加することにしました。もちろん、狙うは優勝です。 大会が始まったいきさつ 主催者によると、今回で第24回を数えるこの「日本平桜マラソン」が始まったきっかけは、景勝地”日本平”が静岡市と旧清水市(平成15年4月に静岡市に編入)の境界になっていることを鑑み、「両市で出来るイベントは何かないか?」と考え、その出た結論がこの大会だそうだ。 主催者としてもそれから23年を経過し、このことについて触れる人もあまりなくなってきたようなのでお話をしておくとのこと。今は一つの市になってしまい実感がないが、町村をまたがって大会が開催されるのは確かに珍しい。何事にも始まりがあるが、景勝地日本平をコースにし大会を開催しようと考えた先人に乾杯!
ゲストは瀬古利彦さん、千葉真子さん
かたや瀬古さんは、歴史に名を刻む往年の名ランナー。現役の頃は、大人・子どもの区分けなく日本のヒーローだった。 引退してから幾年も経っているが、精悍そうな顔つきは変わらない。黙っていてくれれば、永久に私の中ではヒーローのままであるが、走りに似合わずひょうきんな性格だ。陸上競技・長距離界の長嶋茂雄といってもいいだろう。 最近は、本人に言わせると「メタボ親父」だそうだ。10kmの部に地元静岡のテレビ局のアナウンサーと一緒にスタートしていくところを見ると、鼻の下を長く伸ばしたスケベ親父のようではあるが、私にとってはかつてのヒーロー瀬古さんそのままであってほしいなあ〜。 景勝地を走るコースロケーションはサイコー! 全23.4kmを走るコースであれば、日本平まで登り今大会を満喫すること間違いナシであろうが、5kmのコースでもさわりの部分は体験できる。 草薙陸上競技場を出て、南側の取り付け道路から一般公道へ出る。ここで右折しを南西方向へ進む。いわゆる民家の中のあまり広くない道路をしばらく走る。この辺りは、少々味気ない感じはするが、次の信号交差点を左折してからは景色が変わる。 ここからは日本平へ向かって一本道。東名高速道路をくぐる少し前から上り坂が始まる。日本平動物園の脇をかすめるようにしてからは、コーナーが始まる。いよいよ日本平へ向かう坂道を予感させる。 5kmは「静岡英和学院大学前」の坂の途中で折り返し。今日は好天で、桜吹雪の飛吹き荒れる中の大会だっただけに非常に気持ちが良かった。 大会終了後に車で日本平まで登ったが、途中に桜の木が多く、やはり上の方でも桜吹雪が吹き荒れていた。また、天気が良ければ日本平から富士山も見えてくる。これだけのロケーションが用意できる大会は数少ない。ロケーションだけでは日本一といっても過言ではないでしょう。本当に一度参加してみる価値のある大会だと思います。
レース展開&今季初勝利!
主に調べるのは、参加する上位メンバーとコースの2点。東海近県であれば、大体名前で判断できる。また、その優勝者の名前とタイムから少なくともコースが平坦か起伏があるかも判断材料となる。今回も例外なく事前調査を行っている。ただし、コースについては、4年半ほど前に家族で旅行に出かけた際に、この日本平まで自動車で登ったので、かすかながら記憶が残っている。そのため、この大会に備えてわずかの時間ではあるが登坂練習も行ってこの大会には備えてきた。 23.4km、10kmの部門がスタートし残りは私の今から出場する5kmのみとなる。今回の5kmは、1,400名以上が一斉にスタートする5kmにしては珍しく出場者が多い。そのため、最前列の事前の位置取りができず、スタート時は前方から3列目で待機する。 今回、同年代の区分でマークしていたのは浜松市の宮野さんだ。昨年も優勝している。今年50歳で私とは5歳年上。静岡近郊では非常に活躍されているが、何が何でも負けるわけにはいかない。 スタート直後は、やや混乱していたが約200mほど走っていったところで宮野さんを発見。今回は後方から走りっぷりを拝見する。 1,400人ほどの集団から抜け出し、一般公道に出た頃には私の前を走っていたのは15人ほどだ。とりあえず、ざっと見たところ宮野さん以外には同じ年代の区分のランナーはいないようだ。
コースはこの頃から徐々に登り出す。東名高速を過ぎる頃からは勾配がだんだんきつくなり、この辺りから上り坂に強いランナーかどうかの本領が試される。
これが何とかうまくはまり、静岡英和学院大学前の折り返しでは、伏兵さんに10m、宮野さんには20mほど差をつけた。 ところがこの伏兵さん、下り坂の途中ですごい勢いで追いかけてくる。慣れている人ならともかく、下り坂を飛ばすのは脚に非常に負担がかかる。一時、並ばれ前に出られたが、明らかにオーバーペースで、再び東名高速の下をくぐる頃には後退し始めた。 「よし!追ってくるな〜」こう思いながら脚を進める。 とはいうこちらも下りで思った以上に頑張ってしまったツケがやってくる。景色の変わり方が遅い。残り1kmくらいからは、ややペースが落ちだした。後続の違う年代のランナーに少し抜かれながらも草薙陸上競技場に戻ってきた。ここまできて何が何でも抜かれるわけにはいかない。 競技場の最後の約300mは非常に辛かったが、何とか持ちこたえてフィニッシュ!静岡のメジャー大会での優勝を飾った。
名古屋に6月ランニングショップオープン情報
ウィンド・アップは兵庫県加古川が本店であるが、愛知県内では岡崎に店舗がある。市原さんからの情報によると、6月下旬に金山(名古屋市中区金山)に新しく店舗を出すそうだ。THE JOG コジマが閉店してから品揃えが豊富なショップが無くなったので、ランナーにとっては朗報だ。(詳しくはウィンド・アップのサイトで確認を) 東海大学自然史博物館 今回静岡に行くのを私以上に楽しみにしていたのは、長男・かずたかだ。最近は地理のことをよく覚えているせいか、静岡=「東海大学自然史博物館」という図式が彼の中にできあがっている。ここも以前、家族旅行で一度訪れたことがある。長男・かずたかの中には記憶としてよく残っているのか、また行きたいと言い出した。 場所は確かに静岡市であるが、もともとはいわゆる旧清水市。今回の草薙からは日本平を超えて降りていったところにある。福井県立博物館のような、”魅せる”造りではなく展示ものが多いやや地味な感じであったが彼にとっては満足だったようだ。
久能山といえば・・・ さて、せっかく静岡にやってきたら子どもたちにとっても行っておきたいのが「登呂遺跡」と「久能山」だ。 ところが登呂遺跡のあるこの登呂博物館、リニューアルのために平成19年6月で閉館。平成23年にオープンの予定だそうだ。残念! ということで、小学校か中学校の社会科で勉強した「久能山」に立ち寄って帰ることにした。 久能山といえばやはり「石垣イチゴ」で有名だ。石垣イチゴの発祥については、諸説があるのでどれも怪しげであるが、明治中期から後期にかけてこの地で始まっている。 石垣イチゴの珍しいのは、山の斜面の石垣からイチゴの苗が出ていることだ。したがって収穫は石垣に連なったものをもぎ取るというものだ。 今回訪れたのは「苺華園(ばいかえん)」というところ。石垣イチゴは結構イチゴ狩りの値段が高いので、事前にネットで探し安かった店がここである。 ピークのシーズン中は、一人あたり2,000円にもなるイチゴ狩りでありますが、4月5月はイチゴ狩りの末期。それでも一人あたり1,000円ですから、わが家は4,000円の出費! 店屋の人に教えてもらった通り、坂を登っていくと小さなハウスがあちこちに点在。私も石垣イチゴを間近に見るのは初めて!「ほ〜、これが石垣イチゴかあ」と感動しているにもかかわらず、こどもたちは「父ちゃんはやくー!とせかします。 ハウスに入ったのも遅かったので、早速イチゴ狩りを・・・。なるべく大きなものをと品定めをしながら、パクリパクリ。モグモグ・・・。静岡のイチゴは「章姫」。いやあシーズン最後の方でもおいしいですね〜! ただ一つ残念なのは、1,000円払って支給されたミルクが、コーヒーに入れるフレッシュ程度の大きさ。これでは食べられる量にも自ずと制限がかかってしまいますね。店屋さんは「ミルクの持ち込みOKですよ〜。今度来るときは持ってきてね〜!」と。了解しました。長女・ゆかこは10個、妻・ゆきこは20個、長男・かずたかと私はそれぞれ30個ほどパクパク食べました。90個で4,000円かあ〜。買ったものと値段が変わらないような・・・。いや、そこで採ってそこで食べるのがいいんですね。
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