第33回南木曽町・妻籠健康マラソン 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
のどかな大会 会場の長野県木曽郡南木曽町は人口約4,500人の木曽谷の小さな町。中山道の宿場の妻籠宿が有名でもある。木曽ひのきの産地で、町の主要産業はおそらく林業であろう。 その山あいの静かな町に、人口の約4分の1ほどの人間が集まってくるのがこの大会だ。今年で33回目。頑張って続いていると思う。 この大会にやってくるのは、今回で3回目。最初にやってきたのは、カミさんの出場時代。子どもたちの面倒を見ながらジョギングに出場した平成17年の第25回大会だった。 毎年出場しようしようと思いながらも、自分が選手としてようやく出場したのが昨年の第32回大会。7年後のことだった。 昨今マラソンブームとあって、昨年のエントリーは1,500人を超えている。今年は300人ほど減ったものの、静かな町にこれだけの選手が集まってくることはなかなかあるまい。町の人たちが総出で準備してくれるような雰囲気がある。コース的には少々狭く、大会のキャパを大きくするのは難しいとは思うが、背伸びをすることなく今の雰囲気で続けて欲しいと思う。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい(昨年と同じ)。 2年連続優勝へ
昨年競った27回の大会の中でも、2日連続出場というのは1回のみ。2日連続の2日目に出場した大会が昨年のこの大会だった。 優勝したものの、ヘロヘロでのゴール。タイム的には満足できるものではなかったので、今年もエントリーをした。1歳加齢となったものの、昨年の自分のタイムくらいは上回ってこなければならない。
6kmのエントリーは272名。マンモス大会が増える中、一見するとこの人数は少ないように思えるかもしれないが、コースの道幅を考えると私は適正規模だと思う。10kmのエントリーは652人なのでこちらの方が、むしろ適正規模を少々逸脱しているような気がする。 スタート場所にはスタートの5分ほど前に到着。最前列付近に24分以内のプラカードを持った係員がいたので遠慮なく並ばせてもらう。昨年が23分48秒だったので文句はあるまい。 9時ちょうどにピストルの合図が山あいの町に鳴り響く。 最前列は意外と狭く、左右のランナーを少し押しのけるような形で前に飛び出す。スタートしてからすぐに左折、右折を繰り返し上り坂に入る。スタート直後にもかかわらずスピードが全く上がってこないコースレイアウトがこの大会の特徴だ。
コースが平坦になった頃に、後方から昨年タイムでは負けたHさんが追い抜いていく。Hさんは私よりも2歳年下。まだ年代別のカテゴリーは異なっているが、近い将来同じカテゴリーになる。実力的にはあまり差がないので、Hさんを追走するような形でレースを進める。 2kmを過ぎるとコースは下りに入り、少しペースが上がる。この大会のメインストリートである妻籠宿がだんだん近づいてくる。早朝なのでまだまだ観光客は少ないが、妻籠宿の商店主などが応援してくれている。昨年はもう少し長かったような気がする妻籠宿の町並みが、今年はなぜか短く感じた。昨年に比べればフレッシュな状態で走っているせいだろうか。 3km地点くらいで追走していたHさんのペースが少し鈍っていたので彼を抜いて前に出る。妻籠宿を抜けて少し走ると再び登り坂となるが、ここを頑張れば残りは平坦な山道と下り坂のみとなる。 「あと2km」を過ぎると登り坂は終焉を迎える。 登り切ったところから徐々に下りになっていくので、ここでピッチを元に戻していく。4番手を走っていた選手を目標に走っていたが、徐々に離され始めている。残り2km弱で追いつくのは難しそうだ。そう感じていた頃に、後方からHさんが追い上げてきた。さすがにたやすく離されない。しかしこちらも昨年と同じパターンで負けるわけにはいかない。昨年に比べれば、まだ脚は残っている感じだったので、Hさんに付きながら隙をうかがう。 ところが後方からさらに一人が追走し、追いついてきた。Hさんと同じ40代の岐阜県Iさん。私の前には40代の選手は、このHさんしかいないはずなので、目の前で40歳代の優勝争いが始まった。 Hさんが逃げ切れるかと思いきや、後方から追い上げてきたIさんは意外に余力があり、凄まじいペースでコースを下っていく。私もついていくが、Hさんはギブアップ。結局残り600mほどは、このIさんとバトルとなった。
このコースの最後は恐ろしいばかりの下り坂。これがほぼゴールまで続く。決して下りの得意な私ではないが、昨年に比べて余力があったせいか最後の300〜400mほどでIさんの前に出て逃げ切りをはかる。結局、Iさんとの競り合いに勝ち総合5位でゴール。昨年よりも20秒タイムが早くゴールでき2年連続のこの大会の年代別優勝となった。 今回は一つ下の40代の選手全員よりも先着したことが嬉しかったですね。
南木曽温泉へ 今回は走友のNさんとご一緒でいたので、帰りに一緒に汗を流すために南木曽温泉・木曽路館へ立ち寄ることにした。ここにやってくるのは8年前の第25回大会以来。ここの温泉のいいところは露天風呂が広いこと、開放感があって自分としては非常に気に入っている。 また、館内の食事処「木曽路亭」もなかなかリーズナブルな食事が出来る。お風呂とセットのメニューもあるので、お風呂に入る前に一度覗いてからお風呂に入った方がいいかと思う。
本日の戦利品
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