第33回南木曽町・妻籠健康マラソン 参戦記
 昨年に引き続き2年連続の出場です。
 昨年は、前日の土曜日に「塩嶺王城パークライン10マイルマラソンを走り、脚の張りが残った状態で2日連続の出場ながらも2日連続の優勝と欲張った出場をしましたが、今年はこの大会1本に備えての出場です。
 また今回は、一緒に出場する走友のN村さんがわが家に宿泊。早朝、わが家から一緒に車で会場へ向かいました。

 5km部門は10km部門に比べるとスタートの混雑が若干少なく、上手にスタートをすれば狭いコースの中でもマイペースで走ることが出来ます。今年も前半の登り、中盤の登りには苦しみながら山道をせっせと走っていました。

 前半は、一時中学生先行される場面もありましたが、中盤以降は順位が安定。総合で5番目を走っていたところ、昨年同様一つ年代の若いHさんに残り1kmほどで抜かれましたが、今年は少し余裕を残して走っていたので後ろに付きながら追走。そこへ、一つ下の年代のIさんが追い抜いていきます。この時点でHさんとIさんは、私の一つ下の年代でのトップ争いをしていたところでした。このまま先に行かせても私の年代別の順位は変わらないものの、久々のラストの競り合いなので故障しないようにしながら、最後の1kmを楽しんできました。

 Hさんは途中で後退。最後の500mほどはIさんとの競り合いでしたが、ゴールでは2秒先着。年代別では優勝でしたが、今回は一つ下の年代の選手たち全員よりも先着。たまにこういうこともありますが、「終わりよければすべてよし」という感じで、気持ちのいいレースでした。

 
●大会名 第33回南木曽町・妻籠健康マラソン
●開催日 平成25年6月2日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
南木曽総合グランド発〜南木曽会館着(長野県木曽郡南木曽町) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 くもり、19℃くらい
●参加賞 選べる参加賞(南木曽町特産田立製茶、南木曽町特産熊笹茶、スポーツタオル、超軽量マルチスポーツリュックから1つ)、塩飴(1つ)、お茶(ペットボトル)、スポーツドリンク(紙コップ)、お茶(紙コップ)、梅干し・漬物、豚汁サービス、福沢桃介記念館・山の歴史館入館割引券、温泉入浴割引券、檜はし作り体験割引券、町営駐車場無料駐車券、南木曽町博物館入場割引券、妻籠宿飲食利用割引券、妻籠宿土産物割引券
●結 果 23分28秒 (6km :総合第5位、男子50〜59歳  優勝)
●表 彰 賞状、霧しな(御岳)そば−つゆ付き5束
●過去の戦績
第32回   H24.6.3   6km    23分48秒   50歳代男子 第1位     (50歳)
●交通手段等 【往路】
自宅5:35〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名)〜小牧JCT〜(中央道)〜中津川IC〜指定駐車場(天白公園)7:07・・・指定駐車場7:11〜(シャトルバス)〜会場7:14
【復路】
会場11:36〜(シャトルバス)〜指定駐車場11:40・・・指定駐車場11:45〜(一般道)〜南木曽温泉・木曽路館12:03・・・(入浴/昼食)・・・南木曽温泉・木曽路館13:27〜(一般道)〜中津川IC〜(中央道)〜小牧JCT〜(東名)〜名古屋IC〜(一般道)〜本山駅(解散)〜自宅15:09
●費用
 
参加料 3,000円  
燃料 2,649円 215.7(km)/11.4(km/リットル)×140(円/リットル)
高速料金  2,000円
 (ETC割引/名古屋〜中津川 1,000円)
 (ETC割引/中津川〜名古屋 1,000円)
入浴料 500円 (入浴割引 700円→500円)
中村さんご負担 ▼2,500円  
合 計 5,649円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(6km 男子50〜59歳は3位まで)
【10km−10時20分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢 住所  記録
男子高校生以上〜39歳以下 127人 西尾 修一 26 岐阜県 34’16”
男子40〜49歳 131人 隅 誠一郎 45 愛知県 37’20”
男子50〜59歳 132人 遠藤 康政 53 愛知県 38’28”
男子60〜69歳 93人 小西 健雄 61 奈良県 42’25”
男子70歳以上 29人 後藤 健介 74 岐阜県 47’44”
女子高校生以上〜39歳以下 46人 家高 有美 26 長野県 44’49”
女子40〜49歳 43人 中原 明美 49 愛知県 45’02”
女子50歳以上 51人 杉岡 泉 57 岐阜県 45’46”
【6km−9時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 年齢  住所 記録
男女中学生 21人 後藤 大輝 13 三重県 24’35”
男子高校生以上〜39歳以下 29人 早川 友也 32 岐阜県 21’08”
男子40〜49歳 31人 岩田 俊成 42 岐阜県 23’30”
★男子50〜59歳 39人 加藤 一郎 51 愛知県 23’28”
松葉 桂二 58 岐阜県 25’00”
坂本 朋隆 52 埼玉県 25’15”
男子60〜69歳 24人 豊川 稔 60 愛知県 24’20”
男子70歳以上 28人 古畑 武利 73 長野県 29’26”
女子高校生以上〜39歳以下 32人 外山 麻美 31 愛知県 27’52”
女子40〜49歳 22人 三浦 直美 44 三重県 26’31”
女子50〜59歳 20人 谷口 由香 52 愛知県 24’18”
女子60歳以上 26人 矢沢 美代子 61 長野県 30’11”
【3.5km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
ペア 26組 福元俊一・可愛 茨城県 17’33”
男子小学生1〜2年生 31人 小川 周士 愛知県 15’17”
男子小学生3〜4年生 34人 金田 健慎 愛知県 14’59”
男子小学生5〜6年生 35人 中村 将也 11 長野県 13’20”
男子小学生1〜2年生 22人 二瓶 はるか 愛知県 19’38”
男子小学生3〜4年生 27人 松元 姫 愛知県 15’56”
男子小学生5〜6年生 20人 松原 亜純 11 愛知県 12’54”
男女中学生以上一般 69人 鈴木 浩太郎 32 岐阜県 12’04”
ゲスト 1人 表彰なし
総合計 1,215人  

のどかな大会
 会場の長野県木曽郡南木曽町は人口約4,500人の木曽谷の小さな町。中山道の宿場の妻籠宿が有名でもある。木曽ひのきの産地で、町の主要産業はおそらく林業であろう。
 その山あいの静かな町に、人口の約4分の1ほどの人間が集まってくるのがこの大会だ。今年で33回目。頑張って続いていると思う。

 この大会にやってくるのは、今回で3回目。最初にやってきたのは、カミさんの出場時代。子どもたちの面倒を見ながらジョギングに出場した平成17年の第25回大会だった。
 毎年出場しようしようと思いながらも、自分が選手としてようやく出場したのが昨年の第32回大会。7年後のことだった。
 昨今マラソンブームとあって、昨年のエントリーは1,500人を超えている。今年は300人ほど減ったものの、静かな町にこれだけの選手が集まってくることはなかなかあるまい。町の人たちが総出で準備してくれるような雰囲気がある。コース的には少々狭く、大会のキャパを大きくするのは難しいとは思うが、背伸びをすることなく今の雰囲気で続けて欲しいと思う。

今年も天白公園の駐車場から会場までシャトルバスの運行です。時間にして4分ほど。

今年は受付場所が、会場の外でした。ただし場所的に体育館のすぐ隣だったので、ピーク時には大渋滞。
地元の特産品のブースがいいですね。売り切れる前に栗きんとんを購入しました。家族には大好評!

選手の控え場所は南木曽会館。公民館よりも広く、体育館よりも狭い感じ。1,200人を収容するには少々狭い場所。

大桑アルプホルンクラブのみなさんの演奏。木曽ひのきで作ったものだそうです。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい(昨年と同じ)。

2年連続優勝へ
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 4’36” 4’36”
残り4km 8’40” 4’04”
残り3km 12’11” 3’31”
残り2km 16’20” 4’09”
残り1km 20’24” 4’04”
ゴール 23’28” 3’04”
 平成24年は、50歳の大台に到達したことも有り、精力的にあちこちに参戦した。50歳の誕生日から1年間の戦果は21勝6敗。勝率にして7割7分8厘。自分としても出来すぎだった気はするが悪い気はしない。ただし故障にだけは注意しながら全国各地を行脚。おかげで国盗りも沖縄県のみを残し、全国制覇に王手がかかった状態になっている。

 昨年競った27回の大会の中でも、2日連続出場というのは1回のみ。2日連続の2日目に出場した大会が昨年のこの大会だった。
 優勝したものの、ヘロヘロでのゴール。タイム的には満足できるものではなかったので、今年もエントリーをした。1歳加齢となったものの、昨年の自分のタイムくらいは上回ってこなければならない。

6km部門のスタート。私がどこにいるかわかりますか?

10km部門のスタート
 スタート時間は昨年と同じ9時。自宅から約1時間半で会場までやってこられるにしても、会場に到着してからコースの下見をしていると意外と時間がない。
 6kmのエントリーは272名。マンモス大会が増える中、一見するとこの人数は少ないように思えるかもしれないが、コースの道幅を考えると私は適正規模だと思う。10kmのエントリーは652人なのでこちらの方が、むしろ適正規模を少々逸脱しているような気がする。

 スタート場所にはスタートの5分ほど前に到着。最前列付近に24分以内のプラカードを持った係員がいたので遠慮なく並ばせてもらう。昨年が23分48秒だったので文句はあるまい。

 9時ちょうどにピストルの合図が山あいの町に鳴り響く。
 最前列は意外と狭く、左右のランナーを少し押しのけるような形で前に飛び出す。スタートしてからすぐに左折、右折を繰り返し上り坂に入る。スタート直後にもかかわらずスピードが全く上がってこないコースレイアウトがこの大会の特徴だ。

10kmコースの選手たち。スタートしてすぐに左折なので後方は大渋滞。

最後尾の収容係の方でしょうか。後ろの方の選手は最初から歩いていました。
 国道19号線のアンダーガードを越え右に曲がったところからコースは広くなる。この辺りで私は5〜7番手くらいだっただろうか。速い中学生が私を追い抜いていく。最初の1kmくらいで80mほど登っていくがここまでにある程度のポジションにいないと後半が苦しくなるので、コースが概ね平坦になっていくところまではオーバーペースにならない程度に頑張って走る。

 コースが平坦になった頃に、後方から昨年タイムでは負けたHさんが追い抜いていく。Hさんは私よりも2歳年下。まだ年代別のカテゴリーは異なっているが、近い将来同じカテゴリーになる。実力的にはあまり差がないので、Hさんを追走するような形でレースを進める。

 2kmを過ぎるとコースは下りに入り、少しペースが上がる。この大会のメインストリートである妻籠宿がだんだん近づいてくる。早朝なのでまだまだ観光客は少ないが、妻籠宿の商店主などが応援してくれている。昨年はもう少し長かったような気がする妻籠宿の町並みが、今年はなぜか短く感じた。昨年に比べればフレッシュな状態で走っているせいだろうか。

 3km地点くらいで追走していたHさんのペースが少し鈍っていたので彼を抜いて前に出る。妻籠宿を抜けて少し走ると再び登り坂となるが、ここを頑張れば残りは平坦な山道と下り坂のみとなる。
 「あと2km」を過ぎると登り坂は終焉を迎える。
 登り切ったところから徐々に下りになっていくので、ここでピッチを元に戻していく。4番手を走っていた選手を目標に走っていたが、徐々に離され始めている。残り2km弱で追いつくのは難しそうだ。そう感じていた頃に、後方からHさんが追い上げてきた。さすがにたやすく離されない。しかしこちらも昨年と同じパターンで負けるわけにはいかない。昨年に比べれば、まだ脚は残っている感じだったので、Hさんに付きながら隙をうかがう。
 ところが後方からさらに一人が追走し、追いついてきた。Hさんと同じ40代の岐阜県Iさん。私の前には40代の選手は、このHさんしかいないはずなので、目の前で40歳代の優勝争いが始まった。
 Hさんが逃げ切れるかと思いきや、後方から追い上げてきたIさんは意外に余力があり、凄まじいペースでコースを下っていく。私もついていくが、Hさんはギブアップ。結局残り600mほどは、このIさんとバトルとなった。

ゴール前の下り坂を疾走する選手たち。

ゴール手前で馬籠太鼓で熱い応援!
ゴールは目の前です。頑張れ〜!

走友のNさんゴール!

ゴール後はまず給水。ありがたいですね〜!

記録証もすぐに発行できます。

子どもたちはソフトクリームの方が・・・。

ビールが飲みたかったのですが、なにせ帰りの運転が残っているのでガマンガマン・・・。

メイン会場の南木曽会館の少し上の空き地では昨年に引き続き豚汁サービス。

地元の婦人会でしょうか。ご苦労様です。

ネギたっぷりの豚汁。豚肉がうまかったなあ!

南木曽会館はすごい人出ですね。

一人一杯とも言われなく、おかわり自由とも言われなかったですが、2杯いただきました。
 私の前には50歳代の選手はいないので、それほど頑張る必要もないのであるが、終盤にバトルになることが最近なかったので、少々無理しながらも頑張ってみることにした。
 このコースの最後は恐ろしいばかりの下り坂。これがほぼゴールまで続く。決して下りの得意な私ではないが、昨年に比べて余力があったせいか最後の300〜400mほどでIさんの前に出て逃げ切りをはかる。結局、Iさんとの競り合いに勝ち総合5位でゴール。昨年よりも20秒タイムが早くゴールでき2年連続のこの大会の年代別優勝となった。

 今回は一つ下の40代の選手全員よりも先着したことが嬉しかったですね。

2年連続の年代別優勝でした

南木曽温泉へ
 今回は走友のNさんとご一緒でいたので、帰りに一緒に汗を流すために南木曽温泉・木曽路館へ立ち寄ることにした。ここにやってくるのは8年前の第25回大会以来。ここの温泉のいいところは露天風呂が広いこと、開放感があって自分としては非常に気に入っている。
 また、館内の食事処「木曽路亭」もなかなかリーズナブルな食事が出来る。お風呂とセットのメニューもあるので、お風呂に入る前に一度覗いてからお風呂に入った方がいいかと思う。

南木曽温泉・木曽路館。選手は入浴料が700円→500円になります。

私が食べたのは「原価割れ二色丼」。なんとこれでたったの650円。

メニューの左側は温泉入浴券付きのメニュー。温泉入浴料が事実上350円の設定なので大変お得ですね。

本日の戦利品

昨年に引き続き「霧しな(御岳)そば つゆ付き」を5袋いただきました。1袋2人前ですので、合計10人前。食べ物はもらって一番嬉しいですね。