トライアスロン射水2014 参戦記
 今シーズン第2戦目のトライアスロンに選んだのは、富山県射水市の「トライアスロン射水2014」です。
 
 富山県は、かつては名古屋から遠い地というイメージでしたが、平成20年(2008年)7月に全通してからは、愛知県から富山県がぐっと近くなりました。高速道路の距離を比較すれば、名古屋IC〜富山ICが北陸自動車道経由で313.7kmに対して、今回利用した東海北陸自動車道経由では249.7kmと64kmも短縮されています。実に20%も距離短縮がされているわけです。東名高速で比較すると名古屋IC〜大井松田ICが257.5kmですので、こちらよりも近いということになります。

 この東海北陸自動車の全通後には、平成21年には「となみ庄川清流マラソン」、昨年は高速バス利用ですが「魚津しんきろうマラソン大会」「黒部名水ロードレース」と富山県に出かける回数が急激に増えています。富山県は何といっても3,000m級の雄大な山々がそびえる立山連峰をはじめ、この立山連峰からの自然の恵みであるあちこちで湧き出る湧水(雪解け水ですね)、ホタルイカや白エビなどの富山県独特の海産物など、都市では得られない自然が豊かな地であります。都会の喧噪を離れて、落ち着いたところで心身をリフレッシュするには、長野県と並び富山県という地は非常にいいモノを持っているというのが私の主観であります。

 さて、今回の会場は富山県射水市ですが、富山市と高岡市に挟まれたところに位置している都市で、平成17年11月に5市町村が合併してできた都市です。人口は約92,000人。今回の大会会場はその中の海岸に位置する「海老江海浜公園」です。スイム会場は富山湾、バイクコースは海老江海浜公園の周辺の周回コース、ランコースは富山湾を眺めながら走る風光明媚なところです。

 今回のスタート時間は午前7時30分。少々早いような気がしますが、暑くなる前に終わってしまった方が楽なので、早朝スタートは大歓迎です。また、今回のエントリーはスタンダードの部(Swim1.5km、Bike42.5km、Run10km)。目標は6位以内です。
 スタンダードの部の参加者が150人程度なのでスイムでのバトルも比較的少なく泳ぎやすかったものの、7年のブランクは大きく相変わらずスイムで出遅れてしまいました。
 バイク、ランで追い上げをはかるものの、若い頃のようなキレのある走りができず、次から次へと先行する選手を追い抜いていくことができません。少しずつ前を走る選手を捉え徐々に抜き去るという繰り返しで、最後は何とか10位まで順位を上げることが出来ました。
 とはいえ目標の6位の選手との差が9分もあり、ここから9分を積めていくのは現時点では少々難しいかなと言う気がします。しかしながらランの後半では久々に走りにいい感触が得られ、今大会においてはこれが収穫だったような気がします。
 
●大会名 トライアスロン射水2014
●開催日 平成26年7月13日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
海老江海浜公園発着(富山県射水市) (地図

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 曇り、気温24℃くらい
●参加賞 ランニングショートソックス、試供品(スポーツドリンク用粉末)、黒部の氷筍水(ゴール後)、タオル(ゴール後)、すり身汁(お替わり自由)
●結 果 2時間23分36秒(スタンダード(S1.5km、B42.5km、R10km)(総合 第10位、50歳代男子 第1位)
種目 ラップタイム 種目順位 スプリット  通過順位
スイム 29’44” 28位 29’44” 28位
バイク  1゜13’58” 9位 1゜43’42” 14位
ラン  39’54” 10位 2゜23’36” 10位
●表 彰 賞状
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 【7月12日(土)】
自宅8:10〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名・名神・東海北陸道・北陸道)〜小杉IC〜(一般道)〜会場駐車場11:51・・・(コース下見、受付、競技説明会)・・・会場駐車場17:05〜(一般道)〜宿泊先17:30
【7月13日(日)】
宿泊先5:13〜(一般道)〜指定駐車場5:30・・・(準備)・・・指定駐車場5:53〜(一般道)〜会場6:00
【トライアスロン射水2014 7時30分スタート】
会場11:30〜(一般道)〜指定駐車場11:46・・・(片付け)・・・指定駐車場11:50〜(一般道)〜小杉IC〜(北陸道・東海北陸道)〜飛騨河合PA(仮眠)〜(東海北陸道・名神・東名)〜名古屋IC〜(一般道)〜自宅17:20
●費用
参加料 16,000円  
燃 料 6,401円   564.5(km)/14.2(リットル/km)×161(円/リットル)
高速料金 7,700円
  (ETC割引 名古屋〜小杉 :3,850
(ETC割引 小杉〜名古屋 :3,850
宿泊料 3,800円  松原屋(JR小杉駅前)、一泊素泊まり、楽天ポイント200使用
合 計 33,901円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(スタンダードは各部3位まで)
【スタンダード S1.5km B42.5km R10km − 7時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  年齢  住所  記録 
★男子 139人 遠藤 佳輔 27 富山県 2゜08’35”
大村 貴則 39 富山県 2゜09’41”
木坂 敢 39 石川県 2゜11’11”
10 加藤 一郎 52 愛知県 2゜23’56”
女子 17人 佐藤 真希子 37 愛知県 2゜33’30”
武田 久美子 53 大阪府 2゜42’43”
大塚 沙織 36 大阪府 2゜43’01”
【高校生/チャレンジ/リレー(3人1組)】
【S750m B25.5km R5km − 8時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
チャレンジ男子 80人 蔭地 和成 39 愛知県 1゜15’40”
チャレンジ女子 11人 山田 敦子 40 兵庫県 1゜33’04”
高校生男子 6人 蜂矢 樹 17 愛知県 1゜13’40”
高校生女子 1人 炭山 結花 18 大阪府 1゜24’42”
リレー 22組 北陸電力STH 1゜13’06”
【中学生 S400m B8.5km R2.5km − 9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 記録
男子 7人 亀山 一輝 14 群馬県 29’03”
女子 5人 内田 真樹 13 兵庫県 28’58”
【小学1・2年生 S 25m B1.5km R500m − 12時00分スタート】
【小学3・4年生 S 50m B 3km R 1km − 12時15分スタート】
【小学5・6年生 S100m B 6km R 2km − 12時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
1・2年男子 10人 木村 龍之介 京都府 9’06”
1・2年女子 13人 嶋 芽 富山県 9’32”
3・4年男子 28人 定塚 利心 10 石川県 12’51”
3・4年女子 9人 橋本 のこ 愛知県 14’12”
5・6年男子 34人 小椋 大輔 12 富山県 20’27”
5・6年女子 10人 渡部 春雅 11 神奈川県 20’07”
総合計 434人  

いきいき富山ライアスロン
 最初に述べたように、富山県というと名古屋からのアクセスが今ひとつという印象が強く、どうしても積極的に遠征をしようという気がなかった。しかしながら平成20年7月に東海北陸自動車道が全通して、そのときから名古屋と富山が一気に近くなった。富山県が身近に感じるようになったのは、この時からである。

 富山県のトライアスロンというと、やはり思い出すのが「いきいき富山トライアスロン」である。出場したことはなかったが、当時のトライアスロンの情報誌「トライアスロンJAPAN」などに過酷さと、ユニークさが掲載されていたのを思い出す。
 この大会のコースは、富山湾の真ん中「岩瀬浜海水浴場」で泳ぎ、バイクで標高250mほどを登る。さらにランでは標高差350mを登り立山山麓家族旅行村(標高600m)がゴールという登り一辺倒の面白い大会であった。

7月13日(日)の富山新聞。この新聞社が主催していることもあるが、富山県においては大きなイベントの扱いのようだ。
 1990年代の前半、NTTがスポンサーになって全国の大会に「NTT」の冠を付け「NTTトライアスロンサーキット」という、ポイント制の大会があったが、この「いきいき富山トライアスロン」も、そのNTTトライアスロンサーキットに組み込まれていた。そのため、地方の大会でありながらも、有力選手がやってくるということで、全国的な知名度があった大会である。残念ながら一度は参加したかったユニークな大会であった。

 大会前日の競技説明会が午後4時30分からあったが、その前に多くの選手が会場に集まっていたので、富山県トライアスロン協会さんが富山県のトライアスロンの歴史を熱く語っていた。その説明によると、この「いきいき富山トライアスロン」は14年間(昭和62年〜平成12年)続いたものの、レース後のバイクの搬送費用などがかさみ大会が廃止。
 その後は、海王丸のある新湊市(現射水市)で海王丸トライアスロン(平成12年〜平成21年)を開催。そして海老江海浜公園を会場としたトライアスロン射水(平成22年〜)が今年で5回目を迎え今日に至るという。

 私もトラ歴26年。トライアスロンもいろんな変遷があって、今現在に至っているがもはや新興のスポーツではなく、歴史あるスポーツになってきたということをあらためて感じた次第である。

コース紹介(コースガイド)→
 こちらを参照してください。

レース


本日の戦利品

スタンダードの部は年代別の表彰があります。賞状のみですがいただきました。

こちらは参加賞のランニングショートソックス。他にスポーツドリンク用の粉末の試供品がありましたが紛失してしまいました。

ゴール後にいただいたタオルと水(黒部の氷筍水)

会場で配られていたすりみ汁。すり身がこの中にいくつも入っています。美味しくて3杯いただきました。