第19回七宗町レッキーマラソン 参戦記
 平成27年最後のレースです。
 今回の遠征先は岐阜県加茂郡七宗町(ひちそうちょう)です。我が家からは距離にして片道60kmくらいですので、実家に行くのと同じくらいの距離です。豊橋市の方がむしろ遠いくらいです。その七宗町で開催されている「レッキーマラソン」ですが、過去に一度も参加していません。今は無くなってしまいましたが名岐駅伝競走大会の予選会である駅伝カーニバル、東海シティマラソンと同一日であり、福岡国際マラソンの翌週開催ということで、比較的我が家から近いにもかかわらずこれまで一度も参加したことがありませんでした。「一度行ってみようか・・・」ということで、今回初参加となった次第です。

 種目は10kmと3kmの2種類ありますが、今年2月に発症した椎間板ヘルニアから完全に回復しておらず、距離が長くなると特にパフォーマンスの低下が大きいので、今回は3kmを選択して出場することにしました。
 3kmのコースは、スタートとゴールが若干違うものの、片道1.5kmをほぼ往復するコースと考えて良いでしょう。往路がやや登り気味、復路がその反対でやや下り気味というコースです。今回も本調子からほど遠いので、スタートダッシュは無く、なるべくイーブンペースで走ることを心がけました。
 しかしながら3kmと距離が短いため、やはり最初からみんな飛ばしていきます。本来であれば、3kmというのは私の得意な距離です。にもかかわらず、1km過ぎから後続の選手に徐々に抜かれだします。他の選手が速いのではなく、明らかに私が遅いということがはっきりとわかりました。折り返してからもペースが上がらず、同年代の選手からどんどん離されていきます。今日は全くいいところがなくそのままゴールしました。まさに今年を象徴するような出来栄えのレースだったと思います。
 右足のつま先(親指、人差し指、母指球)の痺れが抜けてこないと、以前のようなパフォーマンスが出せないのかなと思っています。来年も気長に練習しながら治していこうと思っています。

 東京から帰省を兼ねて出場したK池さん、ひらや高原リソート高嶺山登山マラソンで初めてお目にかかったS置さん。声かけありがとうございました。また、走友会から参加のJ野さんもお疲れ様でした。来年も頑張りましょう!
 
●大会名 第19回七宗町レッキーマラソン
●開催日 平成27年12月13日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
神渕公民館前発着(地図)(岐阜県加茂郡七宗町) 

大会要項

プログラム

地図
コースガイドはこちら
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●天 候 くもり、10℃くらい
●参加賞 バスタオル(Tシャツといずれか選択)、牛乳、スポーツドリンク(ゴール後)、アルコピア リフト1日券1,000円割引券、ロックタウン100円引き券、日本最古の石博物館招待券、日本昭和村入園料割引券、昭和銭湯里山の湯入浴料割引券、ぜんざい、豚汁
●結 果 10分54秒(3km:総合 第13位、年代別 第3位)
●表彰 賞状、楯
●過去の戦績 初出場
●交通手段等 自宅6:12〜(一般道)〜(一般道)〜(国道41号線)〜(一般道)〜7:56会場駐車場8:16〜(徒歩)〜会場8:24−(【第19回七宗町レッキーマラソン 3km 10時09分スタート】)−会場11:32〜(徒歩)〜11:40会場駐車場11:42〜(一般道)〜(国道41号線)〜道の駅・ロックガーデンひちそう(買い物)〜(国道41号線)〜(一般道)〜自宅13:52
●費用
参加料 1,500円  
燃 料 670円   128.0(km)/21.6(リットル/km)×113(円/リットル)
合 計 2,170円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者
  (3km 男子50歳以上は6位まで) (
★は加藤が参加した部門
【10km−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子高校生〜29歳 22人 加藤 慧 七宗町 31’55”
男子30〜39歳 68人 中川 拓郎 下呂市 33’39”
男子40〜49歳 83人 武藤 大輔 美濃市 34’19”
男子50〜59歳 105人 竹村 聖史 長野県駒ヶ根市 36’25”
男子60歳以上 93人 松葉 桂二 中津川市 37’28”
女子高校生〜39歳 37人 亀山 茜 下呂市 36’10”
女子40〜49歳 39人 武士 純子 岐阜市 41’09”
女子50歳以上 24人 杉岡 泉 揖斐郡池田町 42’42”
【3km−10時09分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子中学生 63人 伊藤 翼 下呂市 9’39”
男子高校生〜29歳 11人 長谷川 真一 八百津町 9’50”
男子30〜39歳 12人 名和 武也 下呂市 9’44”
男子40〜49歳 14人 土生田 貴 兵庫県朝来市 10’53”
★男子50歳以上 39人 椚谷 博 長野県高森町 10’30”
斉藤 謙二 愛知県稲沢市 10’37”
加藤 一郎 愛知県名古屋市 10’54”
山中 一税 羽島郡笠松町 11’14”
城野 孝哉 三重県桑名市 11’22”
小池 親一郎 東京都練馬区 11’29”
女子中学生 53人 高松 いずみ 長野県木曽町 10’29”
女子高校生〜39歳 21人 森本 成恵 土岐市 13’22”
女子40歳以上 31人 村山 美里 愛知県豊山町 13’17”
【1.5km−10時16分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
ファミリー 321人 表彰なし
総合計 1,036人  

七宗町とは
 多治見、中津川と言えば「東濃(美濃の東部)」、大垣といえば「西濃(美濃の西部)」、中濃といわれると名古屋ではあまり馴染みがない。七宗町はその中濃に位置する人口4,000人弱の小さな町が加茂郡七宗町だ。「七宗」と書いて「ひちそう」と読む。この地方の方言で「七」を「しち」と読むところを「ひち」と読むことによるらしい。ずっと「しちそうちょう」と思っていたが、この大会に出るにあたって初めて知った次第。

 昭和46年に町制施行により七宗町が発足している。その後平成15年に美濃加茂市と加茂郡の6町1村(坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村)が、「美濃加茂市・加茂郡町村合併協議会」を設置したものの、翌年の平成16年、この協議会は解散している。

 七宗町のウリは、日本最古の石が発見された町ということである。
 飛騨川の河床の礫岩に含まれていた片麻岩は、昭和45年に足立守(名古屋大学博物館・教授)によって約20億年前の岩石と推定されたことによる。国道41号線を走っていると、道の駅のそばに「日本最古の石博物館」があり、他に「地球最古の石」や「ストロマトライト」など地球の誕生から現在に至るまでの46億年の歴史がわかる資料が展示されている。

受付会場は七宗第二保育園。

園舎の前を利用して受付が行われます。ロードレースは10km部門。

ジョギングコースとありますが、こちらは3km部門。走る速さは10kmよりも速いですよ〜!

こちらはメイン会場の神渕(かぶち)公民館。公民館といいながらなかなか立派な施設です。

ゴール後に振る舞う予定のぜんざいを準備していました。

こちらは豚汁コーナー。どんな具材が入っているか楽しみですね。

こちらは「ふるさとテント村」。地元の特産品のコーナーのようです。

鮎の甘露煮やくん玉(燻製たまご)もあります。後でくん玉を購入しようと思っていたら売り切れてしまいました。残念。

左から朴葉すし、鮎めし、五目ごはん

こちらは左が「こぶしドーナッツ(おから入り)」。右はから揚げと牛コロッケです。牛コロッケは人気のようで結構売れていました。

公民館の入口近くではスポーツショップが1軒出店。地元のお店屋さんでしょうか。

こちらはお祭り気分ですね。

こちらでは大福、切り餅、五平餅を販売しています。五平餅はここで焼いているので温かいものです。

レッキーくんは人気のようです。

小振りですが、公民館内の体育館が控え場所 兼 抽選会、表彰式の会場です。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。

今年を象徴するようなレース
 レッキーマラソンは今回が初出場。距離が3kmと短いので、もちろん会場に着いてから試走でコースを確認している。往路は少し登り基調。約1.5km先を折り返して戻ってくる単純な往復コースだ(スタート地点とゴール地点は微妙に違うが・・・)。レースシミュレーションはするもののイメージ通りからだが動くかどうかがポイント。椎間板ヘルニアからの回復が十分でないので、トップスピード、持久力とも発症前に比べて十分に戻ってきていないのが気がかりだ。

スタート前の10kmの選手。この日は10時ちょうどスタート。

 最前列に並ばせてもらってスタートを切る。今年からピストル音が紙雷管(火薬)から電子式に変わったが、最前列ではスピーカを通して十分聞こえる。今回もスタートダッシュは封印。なるべくイーブンペースになるように心がけて走る。
 スタートして100mほどで葉津川にかかる寺洞橋を越える。すでにここまででもコースは少し登り気味。私の前には10人ほどの選手がいる。ざっと見た感じ中学生が多いようだ。ナンバーカードの支給が1枚で、背中にナンバーカードが無いので選手の年代がわからない。同年代らしき選手が一人いたが、スタートダッシュをしただけですぐに後方に下がっていった。
 森林の間を抜けてコースは左にカーブし、二車線の道路から中央線の無い細い道路に入る。ほどなく1km地点の表示看板が現れる。3分29秒で通過。早い入りの感じは無いが、コースが登っていることを考えればオーバーペースだったかもしれない。

 1km地点を過ぎた頃から、後方から徐々に抜かれだしてしまう。他の選手のペースが早いのではなく、私のペースが鈍ったのが原因だろう。抜かれざまに選手のナンバーカードを見るが、私と同じ50歳代の選手だ。この辺りでは見かけない選手だ。そしてしばらくするとさらに愛知県のS選手が抜いていく。S選手とは時々同じ大会で競うことになるが、私の記憶の中では10年以上前に1回負けたくらいで最近は抜かれた記憶が無い。50歳を過ぎるとお互いのポジションがほぼ決まってくるので、今日は明らかに自分のパフォーマンスが低いということが明らかになった。折り返し地点を13番目でターン。

ゴールに向かう3km、1.5kmの選手たち

こちらは10kmの選手。間もなくゴール

ゴール付近は応援が多いですね。

レッキーもゴール近くで応援です。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’29” 3’29”
2km 7’25” 3’56”
ゴール 10’54” 3’29”
 ここからはほぼ下り基調となるので、先ほど抜かれた2人を抜き返さなければならない。しかしながら走っていても追いつくどころかどんどん差が開いていく有様。ペースは遅いが、乳酸閾値を超えた感じになってしまったようだ。2km地点(1km地点の看板の反対側)が7分25秒。距離が正しいかどうか怪しいがこの1kmが3分56秒。明らかに大幅なペースダウンだ。ただしこれ以上抜かれてはたまらないので、残り500mくらいからペースを上げていく。しかし他の選手たちもペースを上げていくので抜きつ抜かれつすることなくゴールを迎えた。10分54秒。これが今回のゴールタイム。コースは違うが1月の「新春ぎふマラソン」が3kmで10分00秒なので、タイムだけ見ても1分近く遅いことになる。レース全体の出来も悪かったのだろうが、やはり椎間板ヘルニアの発症前のパフォーマンスに戻っていないことは明らかだった。

 50歳代は40歳代に比べると、筋力の低下が大きくなる年齢であるそうである。一朝一夕で元には戻らないようであるが、焦らず時間をかけてパフォーマンスを元に戻すように頑張れたらと思う次第である。

ゴール後はドリンクサービスがあります。

こちらはぜんざいの振る舞い。

礫餅とは・・・。どこまでも「レキ」にこだわっていますね。

豚汁も無料での振る舞い。

係の方お疲れ様です。配膳は大忙しという感じでした。

ここは完走記録証の発行場所。普段は駐輪場でしょうか。

愛知県稲沢市の中和医療専門学校の学生さんらによる無料マッサージです。時間があったので、表彰式までの間、利用させていただきました。

学生さんは練習に、選手たちは体をほぐすために利用で一石二鳥ですね。

本日の戦利品


賞状と楯。表彰者が多いせいか副賞は特にありませんでした。

こちらは参加賞のバスタオル(左)、牛乳(右上)、リフト割引券です。バスタオルとTシャツの選択制でしたので、今回はバスタオルを選択しました。

こういうデザインです。バスタオルは消耗品ですので、Tシャツとの選択制はありがたいです。
 
プログラムの後ろに各種割引券があります。帰りに道の駅・ロックガーデンひちそうに立ち寄り、ロックタウンプラザでお土産を購入する際に利用しました。

無料で振る舞われていたぜんざい。餅が特に美味しかったですね。

豚汁も私の好みの赤味噌でとっても美味しかったです。帰り際に再度寄ったら、最後の数杯を鍋ですくっているところで、運良く2杯いただきました。