第15回横濱イヴニングラン・10Kレース 参戦記

 今回も珍しい土曜日の大会です。
 今回の会場は、横浜市中区にある根岸森林公園というところです。4月に千葉県市川市に単身赴任でやって来て、関東圏内の土地勘がなく「横浜ならそれほど遠くないだろう」と深く考えずに申し込んでしまいました。市川市から横浜市は意外に時間がかかりますね。

 初めて行くところはなるべく早めに行く主義なので、この日根岸森林公園に到着したのは、受付の始まる前の15時20分頃でした。もちろん一番乗りです。
 今回の会場の根岸森林公園は、名古屋市にある名城公園と同じく一周1315mのコースです。ただし、名城公園がフラットでかなりの部分が土であるのに対し、根岸森林公園は全コース舗装路で、アップダウンの繰り返すなかなか手強いコースです。
 エントリーは28人と、まさに練習会の雰囲気。17時ちょうどにスタートし大会が始まりました。参加者の数からして、それほど速い選手はいないだろうと読んでいたのですが、実際に走るとまさにそんなところ。先日54歳の誕生日を迎えたばかりの私が、終始先頭を走りゴール。久しぶりに総合でもトップを取ることができました。

 さて、この大会ですがシリーズ戦になっていて、トップの選手は25ポイントがもらえるそうです。5月〜9月までの5戦でチャンピオンを決めるというものらしいです。機会があればまたやって来てシリーズ戦にチャレンジしたいですね。

●大会名 第15回横濱イヴニングラン・10Kレース
●開催日 平成28年5月21日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
根岸森林公園内発着(地図)(神奈川県横浜市中区) 

大会要項 

プログラム
(プログラムはありませんが、事前に参加者名簿がメールで送られてきます)

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、24℃くらい
●参加賞 Tシャツ
●結 果 40分15秒(10km 総合 第1位、50歳以上男子 第1位)
●表彰 メダル
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【5月21日(土)】
徒歩 マンション 13:16 本八幡駅 13:24
地下鉄 本八幡 13:26 岩本町 13:52 都営新宿線
徒歩 岩本町駅 13:52 秋葉原駅 14:02
JR 秋葉原 14:04 根岸 14:55 京浜東北線
徒歩 根岸駅 15:05 会場 15:20
【第15回横濱イヴニングラン・10Kレース 10km 17:00スタート】
徒歩 会場 18:37 根岸駅 18:51
JR 根岸 18:56 秋葉原 19:50 京浜東北線
徒歩 秋葉原駅 19:50 岩本町駅 20:02
地下鉄 岩本町 20:04 本八幡 20:31 都営新宿線
( 19:59 ) ( 20:25 )
徒歩 本八幡駅 20:31 マンション 20:51 (買い物を含む。)
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,500円  
地下鉄 0円 (本八幡〜岩本町/定期券)
JR 1,274円 (秋葉原〜根岸/往復)
合 計 3,774円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 50歳以上男子は3位まで (★は加藤が参加した部門
  結果の一覧はこちら
【10km−17時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所または所属 記録
一般男子 12人 伊東 知幸 千葉県八千代市 40’22”
★50歳以上男子 8人 加藤 一郎 千葉県市川市 40’15”
寺田 明 東京都大田区 43’31”
高城 正 横浜市港南区 44’49”
女子 8人 深津 明美 群馬県北群馬郡 54’14”
総合計 28人  

根岸森林公園
 今回の会場がJR根岸駅から徒歩で10〜15分ほどのところにある根岸森林公園というので、「街の中にそんなところがあるの?」と半信半疑で出かけた。

「根岸」と言えば、仕事柄思い浮かぶのはJXエネルギー鰍フ根岸製油所。JR根岸駅のすぐ南側には次から次へとタンク車が入ってきています。タンク車の向こうには、製油所が見えています。

こちらはJR根岸駅の駅前。

 JR根岸駅から事前に調べておいた方法で最短コースを歩いて行く。マンションの裏をすり抜け隠れ家に入るような感覚で階段を登っていく。「不動坂」なる坂を登り切り、根岸旭台交差点を右折し、旭台バス停の前に来るとそこは根岸森林公園の駐車場の真ん前だった。とりあえず、駐車場に入っていくと根岸森林公園レストハウスが目に入る。受付はどのあたりだろうと、主催者から送られてきた地図を見直すと偶然にもそこであり、よく見ると受付の準備をしていたのは主催者の牧元さん(RUN☆TM/らん学塾)だった。

 受付が15時30分から始まるところ、私が到着したのはその前の15時20分。もちろん到着したのは私が一番。受付の準備がキチンとできていなかったにもかかわらず、嫌な顔一つせず対応していただいた。それどころか、大会の宣伝、コースの説明など10分ほど熱心に語っていただいた。

 さて、この根岸森林公園であるが、調べたところ元々は競馬場だったところ。横浜市のHPから抜粋すると以下のように書かれている。
根岸森林公園(中区)

ここは慶応3年に外国人クラブの主催で日本初の洋式競馬が行われた場所で、明治13年に運営が日本競馬クラブに引継がれ、東洋一の規模を誇っていた競馬場は、昭和18年に戦争のため閉鎖されるまで多くの人々で賑わいました。

戦後米軍に接収され住宅地やゴルフ場などに使用されていましたが、昭和44年に一部解除された国有地を無償で借り受けて整備を開始、なだらかな地形を生かし、大きな芝生広場を中心にした森林公園として昭和52年に開園しました。同時に残りの部分は中央競馬会によって競馬記念公苑が建設されました。

その後接収解除された部分に残されたJ・H・モーガンの設計による下見所、一等馬見所、二等馬見所の3つの建物は、貴賓室などを持つ一等馬見所を除き取り壊され、園地として整備されました。

市内でも珍しく施設らしい施設がほとんどない公園で、その最大の魅力はなだらかな敷地いっぱいに広がる芝生です。気持ち良く晴れ上がった休日などはたくさんの人が思い思いにくつろいでいます。また、多くの樹木による四季折々の景観も素晴らしいもので、特に桜の時期などはとても賑わいます。

隣接する根岸競馬記念公苑の馬の博物館では、「歴史と馬」など馬をテーマにした展示を見ることができ、ポニーセンターのポニーと共に人気を呼んでいます。

 なるほど、こういう経緯があって今に至っているとは・・・。それにしても横浜市内にこれだけの広大な芝生の広場があるというのは羨ましい限り。クロスカントリーの練習にも適している。レストハウスには更衣室もあるし(午後5時まで)、機会があれば練習にも使用したいと思ったところである。
 なお、今回地図を片手に根岸森林公園までやって来ましたが、途中の道中もなかなか良かったので、ルートガイドを以下のように作成しました。

徒歩ルートガイド(JR根岸駅〜根岸森林公園) → こちらを参照してください。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

練習会のような大会
 今回のエントリーは28人。人数からいえば練習会と言ってもいい人数だ。制限時間は70分としてあるものの、見た感じ初心者が多いような感じなので制限時間はあってないようなものかもしれない。
 受付は15時30分〜16時30分。その後、主催者の牧元さんが選手を集め、レストハウス下で説明を始める。この大会の特徴としては、練習会のようなものなので、@給水は自分で用意すること、A周回チェックは自分ですること−等がある。典型的な自己責任によるものと考えた方がいい。公園内には、散歩をしている人も多い。幼児の他、長いリードを付けて犬の散歩をしている人もかなりたくさんいる。その中を走るので、選手側が危険を予知しながら避けていくしかない。公園内のコースは、選手専用でないことを選手は理解しなければならない。

受付を始めた15時30分頃。荷物を預ける人はまだいません。

受付の〆切の16時半頃にはかなりの荷物が置かれています。

レストハウス付近から見た芝生広場。走らなくても、ここで寝転ぶだけでも気持ちが良さそうなところですね。

このコースで練習する人が多くなったのでしょうか。大会を開催する場合は許可がいる旨の記載があります。ただし、ここには書かれていませんが、許可がいるのは平日。また17時以降は許可のいる時間帯から外れているようなので、この大会は許可無しで運営しているようです。

荷物はこんな感じで置かれます。貴重品は、係員さんがリュックに入れて走りながら管理してもらえるので安心ですね。

16時30分くらいから説明が始まりました。

説明は主催者の牧元さんです。

コース上にテーブルが置かれ、各自の給水用のボトルが置かれます。

スタート地点まで、選手がぞろぞろ牧元さんについて移動します。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1周目 4’59” 4’59”
2周目 10’14” 5’15”
3周目 15’29” 5’15”
4周目 20’48” 5’19”
 5周目 26’11” 5’23”
 6周目 31’36” 5’25”
 7周目 37’04” 5’28”
ゴール 40’15” 3’11”
 その後、給水ボトルの置場を案内され、その100mほど先に給水ボトルの飲んだあとの置場の案内がある。自分の給水ボトルで飲んだあと、100mもあれば給水が終わるので、飲み終わった(飲みかけ)のボトルを係員さんが再び100m前の給水所に戻してもらえるというもの。ランナー心理をよく理解していると感心する。
 そしてゆっくりとスタート地点に芝生広場を横切って歩いて行くと16時50分頃となった。スタートが17時ちょうどなので時間的にはちょうどいい。

 レースに関しては、今回はスタートしてからゴールまで終始先頭を走り続け、競り合うこともないので詳細は省略するが、周回を重ねる度に徐々に脚に堪えてくるコースであるということがわかった。名古屋にも根岸森林公園と同じく、一周すると1315mのジョギングコースを有する名城公園があるが、こちらは全くの平坦なコース。距離が同じなのでそのつもりで走っていたが、終盤は厳しいものとなった。次回参加する場合は、もう少し考えて走った方がいいということを悟った。

レストハウス下がゴールです。

レストハウスから見たゴールはこんな感じです。

 また、18時過ぎからはレストハウス横で表彰式が始まる。各部3位までが表彰対象なので、表彰される割合は高い。3位→2位→1位と順に表彰。そして各部1位の選手は、牧元さんのはからいで選手のみなさんにひと言挨拶をするというもの。私は、
(1)4月から単身赴任で千葉県市川市にいること(所属は名古屋市役所走友会のまま)
(2)根岸森林公園の所感、名古屋市にも名城公園という同じ距離のコースのあることの紹介
などを話しました。まさに練習会のような雰囲気ですね。機会があれば、また参加したいと思いました。

18時頃からは表彰式が始まります。

最初に全選手のタイムが読み上げられます。

こんな感じで表彰されます。

各部1位の選手は、表彰後にスピーチが待っています。選手間が近いのがいいですね。

本日の戦利品

今回優勝してメダルをいただきました。

メダルもイヴニングランらしく夕方の雰囲気のデザインのようです。

こちらはメダルの裏側

参加賞のTシャツと今回使用したナンバーカード。どちらもコウモリの絵が入っています。イヴニングランというイメージですかね。