荒川健康マラソン 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース
フルマラソンの出走予定が10時30分であったが、なぜか5分繰り下げられ、そのあおりを受けて30kmのスタートも5分遅れての10時40分となった。 スタート場所に並んだランナーの数はざっと見て50人。練習会に少し毛が生えた程度の人数であり、単独走になることは間違いのないような数だった。MCの女性が「もっと前に来て並んでもいいですよ〜!」とマイクを通して喋っている。日頃スタートライン近くに並んだことのない人が多いのか、遠慮がちな様子。その中で平成国際大学のユニフォームを着た選手が一人。おそらく彼が先頭を走るのであろうが、どのくらいのタイムで走るのかやや興味のあるところ。学生の陸上競技部ならば1時間40分程度で走ってもおかしくはないだろう。 10時40分、ピストルの合図で短い隊列は動き出す。数人が飛び出し、私はその後ろに続く。先頭は、前出の平成国際大学の学生。その後ろにポツリポツリと選手が続き私は7番目だった。ところが2kmになる前に前の選手が遅れだし、すぐさま6番目に昇格。今日の目標の一つが総合で6位以内なので、この順位をキープしたいが、如何せんまだ始まったばかり先はまだまだ長い。 最初の折り返しをUターンし、スタート地点に戻ってくる途中で、5分前にスタートしたフルマラソンの部門の選手と次々とすれ違う。30km部門は5km×6周であるが、フルマラソン部門は5km×8周+2.195km。つまりスタートして約1.1km程度のところで折り返して1周目を終えるという変則的な周回コースだ。 今日は前回の30kmレースの「第4回多摩川季節のめぐみマラソン」と違って、時計をあまり見るようにせず、体感にしたがってレースを進めることにした。5kmの通過が21分34秒。予定より1分ほど早いが体感的には無理な感じではない。この時点では30kmを走れるだろうペースと感じる。 1周目は給水をしなかったが、前回給水が遅れたせいで途中から大きくペースダウンをしたこともあり、コース上の2箇所の給水所では毎回給水を取るようにしていった。2周目に入るとフルマラソンの部門の後ろの方の選手に追いつきだし、隊列が崩れずに塊となっている集団を抜いていくときは、対面通常となっているコースの中央を少しはみ出て走ることになる。10kmの通過は43分32秒。この5kmは21分58秒。良い感じのペースではないか。 3周目、4周目と良い感じで走るものの、途中で後方からフルマラソンのトップと2番目の選手に抜かれる。自分自身がフルマラソンに換算すれば、3時間を超えるペースで走っているので、サブスリーペースで走っているランナーに抜かれるのは仕方がない。3周目(15km)が1時間05分20秒(5kmあたり21分48秒)、4周目(20km)が1時間27分26秒(5kmあたり22分06秒)とまずまず予定通りだった。ただし体感的には余裕感が減りだし、残りの10kmをいかに走るかに頭の中を整理することになった。 25kmまでは間違いなくペースは維持できる感じではあったので、ピッチに意識を置きながら脚を運ぶ。給水はキチンと取る。体感に任せて時計をにらめっこはしない。最後の1kmはペースアップをする。こんな感じで頭の中を整理し、残りの10kmを走ることにした。 この頃、30kmの選手たちはただでさえ少なくバラバラになっているものの、どうも途中で前を走る選手を一人抜いて順位が一つ上がっているようだった。こちらについては、今日の目標が達成できそうな感じになってきた。後続の選手とは、5分以上離れている感じである。 25kmの通過が1時間49分02秒。この5kmは21分36秒とペースを上げた感はなかったものの1周目と同じようなペースになっていた。スタートから2時間近くたち、風もやや強くなったような気もしたが、30kmを何とか目標のペースで走れそうな感じが出てきたので、終盤は元気が出てきた。予定通り最後の1kmからペースを上げるものの、思ったほどはペースが上がらなかった。ゴールは2時間11分03秒。当初の予定よりも4分ほど早くゴールが出来、平均ペースも4分22秒/kmほどであった。サブスリーペースが4分15秒/kmなので、明らかに今のままではサブスリーが遠いものではあるが、椎間板ヘルニアを発症して来年の2月でもうすぐ2年。ゆっくりではあるが、回復が実感できたレースだったと思う。
本日の戦利品
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