第4回上野恩賜公園早朝元気マラソン 参戦記

 久し振りに朝4時に起きて活動しました。一日が長く使えて得した気分ですね。
 今回の会場の上野恩賜公園は、今話題のパンダの赤ちゃんがいる上野動物園のあるところです。上野動物園は、これまで2度ほど行ったことがありますが、動物園以外はスルーして帰ってしまいましたが、上野恩賜公園内には国立科学博物館、国立西洋美術館、東京都美術館、上野の森美術館、東京文化会館といろんな文化施設があることを今回初めて知りました(まだまだ他にもいろいろあります)。

 「恩賜公園」というのは、第二次世界大戦前に宮内省が御料地として所有していた土地が、公に下賜(恩賜)され、整備された公園のことを言うそうです。「恩賜」とうのは、天皇から賜ったものということですので、その公園の広さも半端ではないので、都心でもこのようなマラソン大会が開けるくらいの面積があるということなんですね。

 さて大会の方ですが、ここ数日、関東の早朝は涼しかったのですが、この日はまた少々暑さが戻ってきた感じでした。会場の設営が少々遅れたこともあり、スタート時間が10分遅れ7時10分となりました。私の参加した10kmは一周2.5kmのコースを4周回しますが、さすがに3周目からは暑くて少々ペースダウン。4周目は何とか持ちこたえましたが、早朝とはいえ、ゴール後もなかなか汗の止まらないレースでした。
 

●大会名 第4回上野恩賜公園早朝元気マラソン
●開催日 平成29年8月5日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
上野恩賜公園発着(地図)(東京都台東区) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、26℃くらい
●参加賞 カラフル3WAYスマホクッション(選べる参加賞から)
●結 果 41分14秒(10km 総合 第22位、55〜64歳男子 第1位)
●表彰 メダル
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【8月5日(土)】
徒歩 マンション 4:30 本八幡駅 4:35
JR 本八幡 4:39 秋葉原 5:00 総武線
秋葉原 5:05 上野 5:09 山手線
徒歩 上野駅 5:09 会場 5:20
【第4回上野恩賜公園早朝元気マラソン 10km 7:10スタート】
徒歩 会場 8:24 上野駅 8:32
JR 上野 8:33 秋葉原 8:36 京浜東北線
徒歩 秋葉原駅 8:36 岩本町駅 8:45
地下鉄 岩本町 8:51 本八幡 9:18 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 9:18 マンション 9:28
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,000円  
JR 302円 (本八幡〜上野)
133円 (上野〜秋葉原)
地下鉄 0円 (岩本町〜本八幡/定期券使用)
合 計 4,435円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子総合及び男子55〜64歳以上は3位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−7時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
★男子総合 (147人) 山本 雄 千葉県 32’52”
上代 健博 千葉県 35’54”
藤代 健 埼玉県 36’48”
22 加藤 一郎 千葉県 41’14”
男子24歳以下 3人 山本 雄 千葉県 32’52”
男子25〜34歳 21人 上代 健博 千葉県 35’54”
男子35〜44歳 49人 藤代 健 埼玉県 36’48”
男子45〜54歳 39人 秋山 喜徳 東京都 38’02”
★男子55〜64歳 28人 加藤 一郎 千葉県 41’14”
堀内 光雄 千葉県 41’44”
出 博之 千葉県 43’14”
男子65〜74歳 5人 山 滋 東京都 49’47”
男子75歳〜84歳 2人 小林 健二 東京都 56’11”
女子総合 (48人) 上村 志保 千葉県 43’52”
女子24歳以下 2人 石田 りさ 東京都 51’31”
女子25〜34歳 4人 石橋 美樹 東京都 50’04”
女子35〜44歳 19人 中澤 葉子 千葉県 46’40”
女子45〜54歳 17人 上村 志保 千葉県 43’52”
女子55〜64歳 6人 越智 玲子 東京都 49’18”
ペア 16組 柏五中駅伝部OB
(#change-squo#95-97)
東京都 46’32”
【5km−8時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
男子総合 (49人) 山本 雄 千葉県 16’13”
男子24歳以下 5人 山本 雄 千葉県 16’13”
男子25〜34歳 5人 林 裕介 東京都 16’25”
男子35〜44歳 5人 林 洋輔 埼玉県 16’19”
男子45〜54歳 13人 越智 克爾 東京都 18’42”
男子55〜64歳 17人 鈴木 浩一 千葉県 20’49”
男子65〜74歳 4人 吉岡 義幸 東京都 20’28”
女子総合 (47人) 青木 奈和子 埼玉県 20’18”
女子24歳以下 2人 青木 奈和子 埼玉県 20’18”
女子25〜34歳 6人 上代 啓子 千葉県 20’42”
女子35〜44歳 13人 桶田 真喜子 茨城県 20’30”
女子45〜54歳 19人 村上 美由紀 東京都 21’28”
女子55〜64歳 5人 村岡 章子 東京都 25’08”
女子65〜74歳 2人 杉田 ともみ 千葉県 37’54”
ペア 23組 羽鳥&太郎ちゃん 神奈川県 24’54”
総合計 369人  

上野恩賜公園
 冒頭にも述べたように、上野恩賜公園はもともと宮内省の御料地だったものが下賜(恩賜)されたもの。上野恩賜公園は、1924年(大正13年)に東京市へ恩賜されている。面積は53万mなので東京ドーム(約4.7万m)の11〜12個分の広さということになる。名古屋には庄内緑地公園というマラソンのイベントが多く開かれる公園があるが、こちらの面積が約44万mなので、いかに上野恩賜公園がいかに広いということがわかるだろう。
 この公園の敷地の中には、上野動物園をはじめ国立科学博物館、国立西洋美術館、東京都美術館、上野の森美術館、東京文化会館といった各種文化施設がある。今回のコースも、この文化施設巡りよろしくコースレイアウトしましたといった感じでもある。このように各種文化施設が集中していることもあり、上野恩賜公園は外国人観光客も多いそうだ。
 この時期、昼中は暑くなるのでマラソン大会の開催には向いていないのはもちろんであるが、ただでさえ多い観光客に加えてパンダの赤ちゃんが生まれたこともあり、上野動物園に押し寄せる客も多いとのこと。各種施設の開園前にレースを終えるためにも、スタート時間が早くなるのは仕方がない。

今回の大会の最寄駅はJR上野駅。横断歩道を渡ったところからすぐに上野恩賜公園となります。

駅構内に何枚も貼られた「パンダの赤ちゃんに命名しよう」というポスター。パンダの赤ちゃん人気は、特に地元・上野は盛り上がっていますね。

早朝の上野動物園。もちろん並んでいる人は皆無。私も過去に二度ほどやって来ました。もちろん目当てはパンダですよね。

動物園近くにあるポストもパンダ仕様。

上野恩賜公園内にはスタバもあります。

5時半前にやって来ましたが、大会本部は設営中。受付は少々待たされました。

午前6時30分になると公園に集まった人たちでラジオ体操が始まりました。大会参加者の方もちゃっかりその輪に加わって体操をしています。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 私の参加する10kmのスタートは、午前7時。しかしながらコースの設営に時間が取られたせいか、スタート時間は7時10分に変更される。私は、午前5時半前に会場に到着したが、運営スタッフでも数人は私よりも遅く会場にやって来ている。この時間に公共交通機関で会場にやって来るとなると、自ずと住むところは限られてくるだろう。

スタート前の競技説明会

競技説明会で説明を聞く選手たち。

スタート地点は狭く、ショットガンスタート方式も一つの方法としては良いかもしれない。

スタート地点から後方に並ぶ10kmの選手ら。

ショットガンスタート方式でスタートする5kmの選手ら。

ショットガンスタート方式とはいえ、前方に並んだ選手の多くは、センサーにタッチしたあと勢いよくスタートしていった。

 6時50分頃からスタッフさんからスタートについての説明があった。この日のスタート方式は「ショットガン方式」とのこと。「ショットガン方式」というのは、各自腕に付けたセンサーを、スタートする際にセンサーにタッチした時点から時間の計測が始まるという方法らしい。一斉スタートの場合であれば、スタート時間からのグロスタイムと、スタート地点からカウントするネットタイムの両方があるが、簡単に言えば全員ネットタイムで計測されるということになる。
 スタートしてからのネットタイムで計測するのであれば、焦って前方に並ぶ必要がないと思われるかもしれないが、後方からスタートすると速いランナーは、先にスタートした選手たちを追い抜いていくことになる。コースが狭いところになれば追い抜いていくためにコースをジグザグに走らなければならなくなるためにロスが発生する。速いランナーは、こういった無駄を省くためにも、やはり早めにスタートしていった方が無難だろう。
 かくゆう私は直前までトイレに行っていたこともあり、完全に前方のスタートではなかったが、少々割り込ませてもらってスタートの合図から1分以内くらいのところでスタートをした。

スタートした選手たちは勢いよくコースに向かって走り出します。

上野動物園の前もコースの一部です。開園前ですので、順番待ちの行列もできていません。

南北に走るメインストリート。ここはコース幅が広くなっている。中央のカラーコーンを中心に右側通行。

この写真の近くには野球場もあり、早朝野球が開かれていました。

JR上野駅から上野動物園に向かうところ。コースはちょうどここを横切っていますが、、各施設が開園、開場前なので、人通りはまばらな感じです。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1周目 9’52” 9’52”
2周目 20’10” 10’18”
3周目 30’38” 10’28”
ゴール 41’14” 10’36”
 少々スタートに出遅れたこともあり、予想通り前にはランナーが散らばっている。上野動物園の入口付近まではコースが少々狭く、追い抜いて行くにも少々苦労する。その後、南北に続くメインストリートではコース幅が一気に広くなったこともあり、ストレスなく走れるようになった。ショットガン方式によるスタートとはいえ、前方にいる同年代のランナーは気になる。この先で選手は折り返してくるので、そこで先行するランナーのナンバーカードを確認すればよい。私と同年代のランナーは「313〜340」の28人。折り返してきた選手を勘定すると、4人ほどが私よりも先行して走っていることがわかった。もちろんゴールまでに全員追い抜けばいいのであるが、少なくともその差が縮まっていることが明らかであっても同じことが期待される。1周目は抑えたつもりであったが、9分52秒で通過する。

 チェックポイントを過ぎると、給水所そしてすぐその先には周回チェックのゴムを入れるBOXがある。1周終了後は、ゴムの投函だけで済んだのであるが、2周目は給水をした関係もありちょっとこの付近でもたついてしまった。
 この日の天候は曇りながら気温は26℃ほど。さすがに2周が終わった時点で、体のほてりがひどくなり3周目は少々ペースを落とすことにした。この間に3人ほどの同年代の選手は抜き去り、同年代の先行するランナーは一人となった。折り返し地点からすれ違う場所も1周目、2周目に比べて徐々に折り返し地点に近づいていることがわかる。私が有利であることは明らかであったが、スタート時間の差がわからないのでできれば、ゴールまでに抜きたかった。

周回する選手は、アーチ通過後に給水をします。

給水所のすぐ先には、周回チェックの輪ゴムを回収する箱、紙コップ入れがあり、選手にとっては走りながらですと少々忙しい作業になります。

もうすぐゴールの選手。周回は、このアーチをくぐって右側へ、ゴールする選手はこのアーチをくぐって左側がゴールになります。

ここがゴール。ゴールにおけるタイム計測は、センサーにタッチして初めて計測されます。

周回する私。

コースの途中に西郷隆盛像の周りをぐるりとまわるところがあります。

 4周目はペースを上げるつもりであったが、思ったほど脚に余力がなくペースが上がらない。メインストリートは、北から南に向かってコースは少々下っている。つまり折り返ししてからは、登ってくることになるのであるが、ここがなかなか上手く走れきれない。スタート地点から一番遠い西郷隆盛像をぐるっと廻ったところで、先行する同年代の選手の背中がかなり大きくなってきた。残りは500〜600mくらいだろうか。かなり近づいていることは明らかであったが、こっちもかなり辛くなってきた。大噴水そばで残り150mほどの左折地点で数秒程度まで近づいたが、とうとう追いつかなかった。
 時差スタートのために、ゴールしても完走証の発行は3分ほど待たないと順位の確定ができないとのこと。汗を拭き拭きしばらくしてから完走証をもらいにいったが総合第22位、年代別では予想通り第1位だった。先週の横濱イヴニングランは練習不足もあって最悪の結果であったが、今週は多少なりともスピード練習をしたこともあって、体の動きが少し良くなってタイムも改善されたのではないかと思った次第。

ゴール後も給水所は、一箇所しかないので選手はみな一箇所の給水所に集まって来ます。

記録証発行所。ショットガンスタート方式なので、ゴール後記録証が発行されるまで3分ほど時間がかかります。

ここでは選べる参加賞をもらいます。

荷物は大噴水そばのブルーシートに置いておくシステムになっています。

本日の戦利品

本日使用したナンバーカード(左上)、選べる参加賞の「カラフル3WAYスマホクッション」(右上)、記録証(左下)、いただいたメダル(右下)