第19回四国のてっぺん酸欠マラソン大会 中止記

建て替えのため、取り壊している「山荘しらさ」

 昨年は中止となったこの大会。今回も「週末の天気は、どうだろうか・・・」と心配に思っていたところ、木曜日の午後8時過ぎに大会事務局の「いの町教育委員会」から電話。「現在発令中の雷注意報が週末も継続する見込みなので、日曜日の”四国のてっぺん酸欠マラソン”は中止にします」とのこと。今回は開催の3日前に早々と大会事務局がギブアップ。こうして、2年連続この大会は中止となってしまいました。

 大会が中止となったのは残念ですが、かといって私自身、がっかりしているかと言えば案外そうでもありません。
 大会の6日前に練習中に右脚を肉離れ(昨年末は左脚)したようで、大会当日は走れる見込みはほとんどありません。バスや、宿泊施設、飛行機などのキャンセルの手続きも大変ですし、飛行機などはキャンセル料が返ってこないプランなので、自分が走るかどうかにかかわらず、とりあえず会場に行って参加賞を受け取ったり、ランナーを応援したり、会場の雰囲気を楽しんでくる予定でした。ですので、大会が中止となっても、予定通り会場に一度は向かうつもりで出発しました。

 昨年同様、レンタカーを借りて昨年のメイン会場の山荘しらさや、今年のメイン会場である瓶ケ森(標高1,897m)の登山口あたりに行ってきました。下界では大した雨でなくても、標高1,000m以上も登ると雲の中で視界は悪いし、雨も強かったような気がします。来年は、私の体調は万全、天候も万全でチャレンジしたいと思います。
 

●大会名 第19回四国のてっぺん酸欠マラソン大会
●開催日 令和元年9月1日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
山荘しらさ前発着(地図)(高知県吾川郡いの町) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
いずれもクリックすると拡大します
●過去の戦績  
第18回   H30.9.9    10km   開催中止   (56歳) 
●交通手段等
【8月30日(金)/1日目】
徒歩 マンション 20:08 本八幡駅 20:15
地下鉄 本八幡 20:16 新宿 20:56
夜行バス バスタ新宿 21:25 松山駅東 9:09 コトバス701便
9:06
【8月31日(土)/2日目】
徒歩 松山駅東バス停 9:09 三原産業・U-TIME21店 9:24
【レンタカー手続き】
  レンタカー 三原産業・U-TIME21店 9:35 山荘しらさ前 13:15
レンタカー 山荘しらさ前 13:15 木の香温泉 14:30
【木の香温泉/泊】
【9月1日(日)/3日目】
レンタカー 木の香温泉 9:35 重信川ひのくち公園 10:55
【第19回四国のてっぺん酸欠マラソン 10km 開催中止】
  【重信川自転車道/ウォーキング】
レンタカー 重信川ひのくち公園 12:45 三原産業・坊ちゃんスタジアム店 16:45 途中の昼食等含む。
   【レンタカー返却手続き】
送迎 三原産業・坊ちゃんスタジアム店 16:55 松山空港 17:10
飛行機 松山 19:13 東京(成田) 20:45 JetstarGK406便
19:00 20:35
連絡バス 第3ターミナル 21:05 第2ターミナル 21:07
京成電車 空港第2ビル 21:32 京成八幡 22:24
徒歩 京成八幡駅 22:24 マンション 22:35
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,000円   
地下鉄 216円 (小川町〜新宿(本八幡〜小川町は定期券区間))
京成電車 798円 (空港第2ビル〜京成八幡)
夜行バス 11,400円 (コトバス/バスタ新宿〜松山駅東)
飛行機 10,970円 (ジェットスター/松山〜東京(成田))
宿泊料 9,020円 (木の香温泉/一泊二食/楽天ポイント1,400使用)
レンタカー 7,280円 (CALレンタカー/36時間)
燃料代 1,378円 (201km/10.13リットル)
合 計 45,062円  

大会事務局から中止の電話
 この大会の3日前の木曜日の夜、外食していた際にスマホに着信履歴があった。市外局番が088の見慣れないもの。「宿泊先?」と思い、宿泊予定の木の香温泉の電話番号を確認するが、市外局番は同じでも残りの番号が違う。あとは、思い当たるところとしては大会事務局しかないので、大会事務局のある「いの町役場」のホームページで大会事務局である教育委員会の電話番号を調べたところ、完全に一致した。こういう場合は、こちらから急いでかけ直した方がいい。

 ということで午後8時頃ではあったが、折り返し大会事務局に電話する。
「もしもし、加藤ですが、電話いただいたようですが・・・」
「こちら四国のてっぺん酸欠マラソンの大会事務局ですが、日曜日に予定していた(四国のてっぺん)酸欠マラソンですが、現在発令中の雷注意報が日曜日くらいまで継続するようで、天候の回復の見込みがないので開催の中止を決定しました。いろいろと準備をされてきたとは思いますが、申し訳ありませんがそのようにさせていただきます」
「あー、そうですか。わかりました。連絡ありがとうございました。」
とまあ、もう少しは話しをしていたかもしれないが、こんなようやりとりで大会の開催中止の連絡を受ける。

 なぜか翌日の昼前に再度電話がかかってきた。電話の内容は、昨日と同じ繰り返しであったが、さすがに2年連続中止となったので少しばかり電話を借りて大会事務局さんに注文をする。

ところでこの大会は、天候が悪くてよく中止になるそうですね。開催時期の変更とか検討しないのですか?

皆さんからそのように言われています。来年の開催日は検討したいと思います。開催するとしたらいつがいいですかね。月上旬でも大丈夫ですか?
月は梅雨。梅雨明け後も山は天気が不安定。月下旬から月は秋雨前線が出て天気が不安定。安定しているというのであれば10月ですかね。
10月の下旬でも大丈夫ですか?寒くなりますけど。

大丈夫ですよ。マラソン大会の中心は冬場ですので、ランナーは寒いのはOKですよ。
10月ならいいと思いますが、あまり遅くなると降雪も考えた方がいいですね。
10月くらいになると他にもマラソン大会の開催が増え日程が重なるので、早めに周知された方がいいのではないでしょうか。

いろいろとありがとうございました。参考にさせていただきます

 職場ではこのやりとりが丸聞こえ。「加藤さん、週末の大会中止ですか。残念ですね〜」と。「今さら電話がかかってきてもねぇー、このタイミングではバスも宿泊施設も帰りの飛行機もキャンセル料が高いから、とりあえず空振りだけど四国に入ってくるよ」と私。

 といいながらも実は、月曜日に右脚を肉離れしたようで、現時点では走れる状態ではない。なので、大会が開催されていようが中止になっても走ることができなかったのは同じ。実はがっかりしていると言うよりも、今回に限って言えばホッとしているところ。
 どちらにしても現地には行く予定だったので、開催されても参加賞を受け取って他のランナーの走る様子を見る予定であった。 ちなみに大会事務局のFacebookには、以下のように記されている。

四国のてっぺん酸欠マラソン大会中止のお知らせ

9月1日に予定しておりました第19回四国のてっぺん酸欠マラソン大会は天候不良が予測されるため中止とさせていただきました。
大会当日の天気は8月30日5時現在気象庁によると、降水確率60%と降雨が予想され、26日に発令された雷注意報は現在なお継続中であり、大会当日まで継続するものと考えられるため、大会参加者の安全確保が難しいと判断しました。
大会を楽しみにされていた方、準備を進めていただいていた皆様に2年続けて中止の報告をさせていただくのは大変心苦しいですが、安全確保のためご理解いただきますようよろしくお願いいたします。...
なお、参加賞は後日送付の手続きをさせていただきます。

四国のてっぺん酸欠マラソン大会実行委員会

夜行バスで四国へ移動
 昨年は、早朝の成田→松山便のJetstarで移動をしたが、さすがに成田を午前6時過ぎに出発するとなると、成田空港内で寝る(野宿状態)ことになる。さすがにこれは少々辛かったので、今年は金曜日から夜行バスで松山に向かう。

 昨年11月にもこのバスを利用したが、松山行きにもかかわらず早朝6時頃に鳴門で乗り換えをさせられる。乗ってきたバス会社はコトバスであるが、運行方法が面白い。
 バスタ新宿から21時25分に「徳島・高松・琴平」行きのコトバス701便と705便の2便が出発する。行き先は「徳島・高松・琴平」行きとなっているが、松山や高知に行く乗客も乗っている。このバスは2台がつるんで運行する。また名古屋からも四国に向かってコトバスが1便運行しているが、この便も行き先を複数兼ねた運行をしている。そして早朝、この3台が鳴門で合流。そして乗客を「香川・徳島方面」、「愛媛方面」、「高知方面」に振り分け、それぞれのバスに乗り換えさせるというものだ。早朝6時くらいなら乗客も起きているだろうということだろうか。

 それまで3列シートで乗ってきたのであるが、4列シートの観光バスタイプのバスに乗せ替えさせられるので少々面白くないが、コトバスが編み出した載せ替えによる夜行バスの減便作戦だろう。これを乗せ替えせずに運行すれば、新宿→徳島・高松、新宿→松山、新宿→高知、名古屋→徳島・高松、名古屋→松山、名古屋→高知と6便必要になるが、これを3便で凌ぐというものである。さすがに運賃も少々安いので利用させてもらうが、鳴門での乗り換えのために起こされるのは少々辛い。


バスタ新宿から21時25分に「徳島・高松・琴平」行きのコトバスが2便出発。この中には、高知方面、松山方面の乗客も乗り合わせします。

私が乗車したのは701便の方。金曜日の夜ということもあり、ほぼ満席でした。

こちらがその夜行バス。少々、前の席との間隔が短い感じがします。

バスタ新宿を出発してから横浜でも乗客を拾って海老名SAまできました。ここで休憩をしてから消灯になります。海老名SAで休憩する夜行バスの多いこと。

早朝の鳴門(徳島県)。ここで松山方面と高知方面の乗客は降ろされ、別のバスに乗り換えさせられる。後方のバスのうち一番右のバスは松山方面、中央のバスは高知方面行きのバス。

鳴門のこの場所は、コトバス専用のバスの駐車場となっている。

バス専用駐車場の端には、トイレやコンビニもある。ただし、乗り換え時間が短く、ゆっくり買物もできない感じ。

午前9時過ぎ、目的地の松山駅前に到着。ビル横の空地にバスは停車。バスタ新宿から12時間弱の長旅となった。

レンタカーを借りて

 松山駅前でバスを降りて、予約していたレンタカー屋に向かう。愛媛県の遠征ではお馴染みとなったキャルレンタカー。キャルレンターカというのはレンタカー専門店ではなく、ガソリンスタンドがレンタカーの営業も合わせて行っているというもの。キャルレンタカーというのは、まあブランドといってもいいだろう。
 今回も松山駅から徒歩15分ほどのところにある、三原産業U-TIME21店で借りる。もちろん一番安いコンパクトカーサイズ。36時間の枠で借ることにしている。

 お店で借用の手続きをしてからナビをセットし、とりあえず「山荘しらさ」を目指す。「山荘しらさ」は立て替えのためちょうど解体中ではあるが、昨年まではこの大会の発着点となっている場所だ。標高1,000mを超えるところにポツンとある宿泊施設なので、瓶ヶ森(標高1,897m)への登山者の宿泊施設として主に使われるのであろう。「山荘しらさ」以外、目印らしきものが周りににないので、目的地としてはわかりやすい。

 昨年はこの「山荘しらさ」に西条経由で向かったが、今年はナビの指示が国道33号線を南下、三坂峠を越え、久万高原町から面河渓方面に向かい石鎚スカイラインを経由して瓶ヶ森へ向かうというルート。西条経由と比べると平坦なところが少なく、道も曲がりくねっているところがやたらと多い。明日は、どちらにしても大会は中止なので、先を急ぐ必要はない。途中に「面河渓(おもごけい)」という看板がいくつも現れてきたので、その面河渓に立ち寄ることにした。事前にあまり観光の調査をしてこなかったので、この日は行き当たりばったり・・・。

 面河渓は、さすがに観光地とうたっているだけあって、水の透明度、川の両岸の風景など自然豊かさを感じさせるものだった。私が立ち寄ったときは小雨という天気で観光客の姿はほとんど見えなかったが、夏の避暑や秋の紅葉のシーズンにはおそらく賑わいを見せることだろう。

平成18年式だそうです。かなり乗り込んだ感はありましたが、1日半は足となってもらいました。

途中、「面河渓」という表示が何カ所かあったので、せっかくだから行ってみることにしました。

茶店らしきものが1軒、喫茶店らしきものが1軒ほどで松山からでもかなり離れているので、メジャーな観光地ではないようです。

渓流の雰囲気がいいですね。

小雨の降る天気でしたが、水も非常にきれいで清流という感じがたっぷり。

このあたりは「面河四国カルスト自然休養林」というところのようです。リフレッシュするにはいいところだと思います。

あまり奥まで歩きはしませんでしたが、確かに休養林という感じはします。

夏の避暑や紅葉のシーズンにはとってもいい感じになると思います。

次第に天候が悪化
 面河渓の散策を終え、再び、レンタカーに戻り「山荘しらさ」を目指す。ここから先は、途中まで石鎚スカイラインを走る。
 石鎚スカイラインは、昭和45年(1970年)に有料道路として開通。その後平成7年(1995年)に無料化され現在に至っている。ここを通るのはもちろん初めてであるが、今回は面河渓方面からこの石鎚スカイラインに入る。無料になったせいか料金所らしきものは見あたらない。それどころか、道路脇に「9月8日 石鎚山ヒルクライムのため通行止め」とある。9月1日に開催予定であった四国のてっぺん酸欠マラソンのちょうど一週間後になる。この付近では二週続けてのイベントであるが、一週間後は無事に開催されることを祈念する(石鎚山ヒルクライムのサイト見るとリザルトが掲載されていたので無事開催されたようだ。)

 さて、話を戻す。石鎚山スカイラインに入り、すぐさま上り坂が始まる。毎日ご丁寧に入口を開閉しているようで、登り始めて間もなくその門の前を通過する。この日は20時が閉鎖時間とある。
 問を過ぎれば道路は右へ左へとカーブの連続。こういう天気のせいかすれ違う車はほとんどなく、むしろ来週のヒルクライムの練習に来たのであろうか、ロードバイクの方を多く見かける。
 途中には崖崩れで修復工事のせいで対面通行になっているところもあり、山岳道路らしさが滲み出ている。石鎚スカイラインは登り一辺倒かと思いきや、案外そうでもなく、ところどころで下りながらもトータルで登っていくという感じの道路になっている。
 途中で「御来光(ごらいこう)の滝」というところがあったので、ここも立ち寄ってみたが、雨脚があまりにも強く車からは全く降りることが出来ない。遠くにかすかにシルエットが見えたが、先の尖った山であり、もしかしたらその山は山荘しらさのそばにある「瓶ケ森(かめがもり。標高1,897m)」だろうか。車中から写真を撮るのが精一杯で、土砂降りの中全く外に出ることが出来ない。

石鎚スカイラインの入口に立て札があります。標高1,500m近くある土小屋まで18kmとあります。

翌週の9月8日(日)にこの石鎚スカイラインを利用した石鎚山ヒルクライムレースがあるようです。

少し走ったところにゲートがありました。冬期や夜間、このスカイラインを閉鎖させるためのもののようです。

崖が崩れて対面通行となっているところがありました。さすがに山道という感じです。

途中、「御来光の滝」という観光名所らしき看板が出ていました。雨脚が強く外に出ることが出来ず。遠くには尖った山が見えましたが、あれが瓶ケ森でしょうか。

動物注意という看板が出ていました。愛知県ではカモシカが描かれていますが、このあたりはイノシシがよく出没するのでしょうか。

 車外に出ることを諦め、道なりにどんどん坂を登っていくと、「土小屋(標高1,492m)」に到着した。石鎚スカイラインの中では食堂などの施設があり、休憩場所にもなっているようだ。もちろん、ここでも相変わらず土砂降りで、車外には一歩も出ることが出来ない。瓶ケ森方面は、この土小屋から林道を走ることになる。

石鎚スカイラインの中心地「土小屋」に到着。石碑で「標高1,492m」とあります。「いよのくに」とも読むそうです。かなり高いところまで上ってきました。

この土小屋には食堂売店があります。後方は土小屋白石ロッジ。石鎚山への登山や山頂神社への参拝、あるいは瓶ヶ森へのハイキングの起点としてりようされているようだ。近くには国民宿舎石鎚もあり、石鎚山方面への登山者向けの宿泊場所としては重宝されているようだ。

土小屋から瓶ケ森へは、このような細い道を走ります。林道ですね。

山荘しらさ
 石鎚スカイラインの終点「土小屋」をあとにし、よさこい峠を経由して昨年までのメイン会場だった「山荘しらさ」に向かう。なお、土小屋から石鎚山(1,982m)まで4.6km。2時間半で頂上に立つことが出来るそうなので、来年は大会終了後に天気がよければ石鎚山頂を目指そうかと思う。

 さて、話を戻す。土小屋のロータリーをぐるりと廻り瓶ケ森へ向かう。早速林道に入るが、石鎚スカイラインの道幅を考えると半分以下の細さ。自動車1台がすれ違えるかどうか・・・。ところどころで崩落したところもあり、よくよく考えるとこういう天候の日には近づかない方がよかったと少々反省。宿泊先の木の香温泉まで無事にたどり着けるかどうか・・・。
 林道らしくクネクネ道をゆっくり走ると少し開け、そこには「よさこい峠」の看板が見えた。よさこい峠(1,380m)は、山荘しらさを経由して瓶ケ森へ向かうルートと、南東方向に長沢ダム方面に向かうルートのちょうど分岐点になる。よさこい峠にはよさこい茶屋というお店が1軒ある。土日は営業をしているはずであるが、さすがにこんな天候のせいかシャッターは降りたままであった。

ところどころ道路は陥没。

落石で曲がったのでしょうか。あらぬ方向を向いているガードレール。

左側の斜面もえぐれています。

ここがよさこい峠。斜め左側が山荘しらさや瓶ケ森へ向かうルートです。右に曲がると長沢ダム方面へ行きます。

よさこい峠にポツンとあるよさこい茶屋。土日は営業のはずですが、さすがにこんな天候のせいかこの日はお休みの模様。

よさこい峠から山荘しらさへ向かうところにも、下とがありました。11月30日〜4月中旬は冬季閉鎖とか。厳しい気象条件であることがわかります。

 誰もいないよさこい峠を後にして、すぐさま山荘しらさへ向かう。よさこい峠から山荘しらさまではさほど時間はかからなかった。
 昨年やってきたときは、ただ休業中の山荘であったが、今年はまさに解体工事が始まっているところであった。工事関係の車両がたくさんおいてあったものの人影らしきものは全く見えず。天候のせいというよりか、この日がたまたま土曜日だったの工事に関しては休みだったのであろうか。11月30日から4月中旬までは工事も出来ないだろうから、山荘が再開するまで2年くらいの時間を要するかもしれない。

解体工事真っ最中の「山荘しらさ」。工事車両は何台もおいてあったが、人影は見えず。土曜日のせいか工事はお休みのようだった。

11月30日〜4月中旬はこの林道が通行止めとなるので、山荘の再開は2年後くらいになるかもしれない。

 今年は大会が中止なので、コースの下見は特に行わない。それにしてもこの日の雨はなかなかのものだった。これ以上天候が悪くなることはないだろうが、どうやら早く下山した方が良さそうだ。
 山荘しらさから先の寒風山トンネル方面は昨年も走っているので道はわかっているのであるが、相変わらず土砂崩れ多く。交通量が少ない割に維持するのが大変なところであると感じる。
 昨年も途中に滝があり、鉄砲水のように凄まじい水量が流れていたが、今年も相変わらずという感じであった。もしかするとこの滝は、雨の量に関係なく湧き水として一年中、この水量を吐き出しているのであろうか。晴れた日に一度どの程度か見てみたい気がする。
 悪天候の中、トラブルもなく14時30分に宿泊先の「木の香温泉」に到着。

山荘しらさから寒風山トンネル方面へも、相変わらず崩落や土砂崩れがあちこちで見受けられた。

落石の影響でしょうか。

ここは僅かですが・・・。

斜面が崩れたのか、それとも落石の影響でしょうか。

山でガスってしまうと視界が著しく悪くなりますね。

このあたりはUFOラインといって、晴れると素晴らしいロケーションのところですが、この日は生憎の天気・・・。

特に看板もありませんが、道路脇に滝があります。瓶ケ森からの湧き水でしょう。

ここは鉄砲水のように凄い勢いで水が出ていました。確か昨年もそんな感じだったような。

寒風山トンネルの高知県側の出口付近までやってきました。すでに明日の四国のてっぺん酸欠マラソンの中止の文字が見えます。

木の香温泉には14時30分頃到着。明日の大会は中止ですし、特にすることもなく時間を少々持て余しました。