第6回千葉アクアライン・夕空絶景マラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JR袖ヶ浦駅から徒歩にて会場へ 今回の会場は、千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦海浜公園。そもそも袖ケ浦市とは・・・。 私の場合、仕事で時々袖ケ浦市を訪れることもあるが、そもそも袖ケ浦市というのは千葉県のでも市原市と木更津市に挟まれた街。もっと端的に言えば、京葉コンビナートを形成するうちの1市であり、京葉コンビナートでは南端の街となっている。 袖ケ浦市のサイトから一部を引用すれば「東京湾沿い、千葉県のほぼ中央に位置し、羽を拡げた蝶のような形をしています。東部は市原市、西部は木更津市に接し、北部は鋸の歯のような形状で東京湾に臨んでいます。平成3年4月1日、全国で656 番目、県下で29番目に市制を施行しました。このとき君津郡袖ヶ浦町(きみつぐんそでがうらまち)から現在の袖ケ浦市(そでがうらし)になり、大きい「ケ」を採用するようになりました。令和3年4月に市制施行30周年を迎え、この間、東京湾アクアラインや東関東自動車道館山線が開通し、圏央道も一部供用開始されるなど、交通結節点として利便性が飛躍的に高まりました。」とある。人口は約65,000人。
街の主たる産業は、先ほど説明したコンビナートに係る産業。石油精製、石油化学、一般化学などの工場群と言えばわかりやすいだろう。大昔であれば公害問題に結びつきそうな会社ばかりであるが、近年は環境アセスも厳しくなっているので、そのあたりの問題はなかろう。大企業も多いので、そこで働く人たちは比較的裕福であると思われる。 今回、JR袖ヶ浦駅で降りたのであるが、駅の北口にはショッピングモールが出来、さらに会場まで行く途中には、新しい住宅地が出来ているではないか。工場だけの街から、定住を促すための施策が施され袖ケ浦市の人口も増えているようだ。 ただし、残念なことには、おそらく主な移動手段が自動車のため、市内の公共交通機関、特にバスに関しては路線網が寂しいようだ。いろいろ調べたが、JR袖ヶ浦駅から会場までの公共交通機関を調べたが全然ヒットせず、今回は、やむなく徒歩で会場まで行くこととした。調べたところその距離も4km程度あろうか。今回、袖ケ浦10時10分着の電車に乗ってきて会場まで徒歩で移動したが、私と同様に徒歩で移動したらしき人は往路で1人、復路で1人だった。たいていの人は自動車できただろうけど、今大会の唯一の難といえば、私のように単身赴任先に自動車を持たない人間にとっては、会場までのアクセスだろうか。まあ、そこまでして無理して参加をしなくてもよいという考えもあろうけど・・・。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース さて、今回は約一か月ぶりのレース。レース勘が少々薄れていることと、この大会に合わせて調整を特段していなかったので、上手く走れることが出来るかどうかが気になるところ。 また、先日誕生日を迎えたこともあり、今回から年代が「50歳代」から「60歳代」と変わるので、多少は年代別の優勝や入賞もしやすくなるはず。今大会では、そのメリットを活かして走ることが出来るかどうか自分自身に期待するところであった。 12時30分から競技説明会。そして13時ちょうどに20km部門が先にスタートをする。私の参加した10km部門は、5km部門と同時に13時05分のスタート。20km部門のスタートを見送ってからのスタートとなる。 スタート場所は、各部門共通で袖ケ浦海浜公園の風力発電施設のそばの歩道。ここから1周2.5kmのコースを規定の周回だけまわるというもの。私の参加する10km部門は4周回ということになる。
このコースで折り返しらしきところは2箇所。1箇所目が先ほど説明したところであるが、もう一箇所がこの海浜公園の入口付近のモニュメントのところとなる。 第1折り返しではざっと12番目くらいで折返していくが、体のキレもなく軽快感がない。第1折り返し後は、右手に東京湾を見ながら直進をする。東京湾の広場が見えてきたところで、左にカーブしながら向きを変えて海浜公園の入口に向う。 海浜公園の入口に近づくと、第2折り返しを終えて戻ってくるランナーとすれ違う。やはり、5km部門のランナーが多かったが、その中には10km部門のランナーもちらほら見かける。折返し地点では10km部門では6番目でターンをしたようだった。コースの下見をしていたので、ペース配分などは考慮していたが、この日の体の動きはほぼ最悪であった。
1周目が終了し、チェックポイントの先に給水所があるので給水を摂る。スタート前にも水分補給をしていたものの、体が暑熱馴化していないせいか思った以上に喉の渇きが進んでいる。スタートして1周目でほぼ前後のランナーの位置が決ってしまったようなので、前を走るランナーを抜くこともなければ、後ろから来るランナーにも抜かれることもなく2周目を終える。この1周はまさに単独走だった。 2周目のラップは11分29秒。予想通りさらにラップタイムが落ちている。2周目の途中から先ほどの給水したせいか、鳩尾(みぞおち)のあたりが痛む。そのせいでペースが上がらないということはないと思うが、今回に限っていえばゴールするまで気になるところだった。
3周目に入ると、5分前にスタートした20km部門の周回遅れの選手が目立ちだした。全競技のトータルのエントリーが170人と比較的少ないので、抜いていくには特に前方を塞ぐこともなく問題はなかったが、ペースを維持したりするためのランナーの目標にはならない。3周目の途中で、給水を摂ることを忘れたことに気がつく。最終周に入るときには、忘れないようにしないといけないと自分に言い聞かせる。 3周目の後半になると、今度は20km部門の先頭を走るランナーなど速い選手数人に抜かれる。こうなってくると、鈍行から特急まで混在してコースを走っているような感じになってきた。
残り300mほどから力を振り絞ってペースを上げる。誰かと最後に競るということもなくゴールする。タイムは46分03秒と、久々のひどいタイムだった。距離も正確かどうかもわからないので、あまり悲観することもないかもしれないが、この日の唯一の収穫は年代別で優勝したことだけだった。暑熱馴化、鳩尾の痛み、レースに向けてのコンディショニング。何歳になっても課題があることには変わりがない。 本日の戦利品
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