第5回とみおか復興ロードレース大会 参戦記

 久しぶりの福島県の遠征です。平成22年6月の「第4回もとみやロードレース」が福島県の直近のレースなので、12年ぶりということになります。これまでは、名古屋の自宅からの遠征だったので、場所的にも名古屋から近めの会津地方、中通り地方ばかりでした。浜通りへの遠征は今回が初めてとなります。
 
 この浜通りですが、ご存じのように平成23年の東日本大震災で津波の被害を受けたほか、福島第一原発の事故による放射能汚染の被害を受けている地域です。線量の減少により帰宅が出来るようになった地域もありますが、それとてまだほんの数年前のこと。常磐線の開通もまだ最近で、東日本大震災以前の生活に戻ったとはまだまだ言えないような状況かと思います。

 今回、大会を開催した富岡町ですが、人口は町の推計では12,000人弱ですが、ウイキペディアを見ると1,490人とあります。
 合点がいかないので調べたところ、住民票は(双葉郡)富岡町にあるものの、いまだに避難をしている方が非常に多く、福島県内での避難者が8,000人弱、福島県以外の都道府県への避難者が1,800人強で、これらをあわせると、12,000人弱ということになります。実際の居住者ですが、町の発表では約2,000人(ウイキよりは500人ほど多い)ということだそうです。
 いずれにせよ、町に残って生活している人はかなり少ないのは事実で、地震によって大きな犠牲を永年払っていることがよくわかります。
 ここ数年はコロナの関係で、この大会も中止になっていたそうですが、今回は久しぶりの開催。毎回、ゲストランナーとして高橋尚子さんに来てもらっているようですが、明るく元気でうってつけではないでしょうか。まだ帰宅困難地域が富岡町には残っているそうですが、一日も早く以前の生活に戻れるように祈念しています。

●大会名 第5回とみおか復興ロードレース大会
●開催日 令和4年10月2日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
富岡町総合スポーツセンター発着(地図)(福島県双葉郡富岡町) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、26℃くらい
●参加賞 タオル、缶バッチ(以上、事前送付)、お菓子(大会当日記念品)、500円分食券(以上大会当日)、スポーツドリンク、トートバッグ、クリアファイル(以上、ゴール時)
●結 果 44分58秒(10km 総合 第54位、男子総合 第51位、男子60歳以上 第5位)
●表彰 賞状、副賞(真空二重 取手付きマグカップ)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【10月1日(土)/1日目】
徒歩 マンション 6:55 本八幡駅 6:58
JR 本八幡 6:59 市川 7:02 総武線
市川 7:05 東京 7:23 総武線快速
高速バス 東京駅 8:00 いわき駅 11:03 いわき1号
【昼食/いわき駅前ラトブ・たむら】
JR いわき 12:14 富岡 12:57 常磐線
  徒歩 富岡駅 12:57 ホテル 13:00
【荷物預け/富岡ホテル】
【コース試走】
【泊/富岡ホテル】
【10月2日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 8:25 富岡駅前 8:27
シャトルバス 富岡駅前 8:40 会場 8:49
【第5回とみおか復興ロードレース大会 10km 10:40スタート】
シャトルバス 会場 14:20 富岡駅前 14:30
JR 富岡 14:47 いわき 15:29 常磐線
【夕食/いわき駅前ラトブ・食楽なごみ家】
高速バス いわき駅 16:30 綾瀬駅 20:02 いわき102号
19:22
JR 綾瀬 20:13 金町 20:18 常磐線
徒歩 金町駅 20:19 京成金町駅 20:46
京成電鉄 京成金町 20:30 京成高砂 20:35 金町線
京成高砂 20:41 京成八幡 20:48 京成本線
徒歩 京成八幡駅 20:48 マンション 21:00
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
JR 308円 (本八幡〜東京)
1,360円 (いわき〜富岡/往復)
157円 (綾瀬〜金町)
京成電鉄 189円 (京成金町〜京成八幡)
高速バス 3,610円 (東京駅〜いわき駅)
3,610円 (いわき駅〜綾瀬駅)
宿泊料 8,600円 (富岡ホテル/1泊2食)
合 計 20,834円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子60歳以上は第6位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−10時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
一般男子 286人 太田 翔空 Run Lab 33'35"
★一般男子60歳以上 100人 1 井坂 光利 笠松走友会 42'13"
2 渡辺 一昭 東京酒豪組合 43'03"
3 永井 恒   43'25"
4 田川 順一 笠松走友会 43'40"
5 加藤 一郎 名古屋市役所走友会 44'58"
6 帆刈 圭   45'32"
一般女子 52人 青木 貴代 チーム青木 42'02"
一般女子60歳以上 13人 関谷 梅子   48'36"
【5km−10時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
一般男子 104人 佐藤 友貴 広野町駅伝チーム 15'38"
一般男子60歳以上 65人 小柴 淳一   20'04"
一般女子 52人 秋元 愛 チーム秋元家 19'00"
一般女子60歳以上 17人 清信 百合子   29'05"
【3km−10時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
中学生男子 21人 五十嵐 新太 日立ACjr 8'52"
中学生女子 17人 新田 美利優 日立ACjr 10'07"
【2km−10時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
小学生男子3・4年 30人 小野 暖和 日立ACjr 7'27"
小学生女子3・4年 15人 古川 凜奈 安達RC 7'53"
小学生男子5・6年 25人 鈴木 冨士翔 日立ACjr 6'44"
小学生女子5・6年 18人 草野 智咲 大ちゃんRC 7'32"
【1km−10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
親子 70組 古川 貴弘
/古川 夏輝
安達RC 3'54"
総合計 955人  

富岡町
 正式にはは福島県双葉郡富岡町。福島県は西から「会津」、「中通り」、「浜通り」と地域を大きく3つに分けているが、富岡町は「浜通り」の中央に位置し、太平洋と阿武隈山地との間に広がる人口約11,000人強の町。ただし、実際には2,000人ほどしか住んでいない。
 これは、2011年3月に発生した東日本大震災と福島第一原発の事故により、町内全域が避難指示区域となってしまい、町民の多くが全国各地で避難生活をせざるを得ない状況に陥り、現在も住民票は富岡町にあるものの、実際の居住地が別にあるということを示している。
 大会事務局から、ナンバーカードや参加賞など事前にいろいろなものが送られてきたが、その中に「福島県富岡町」というA3のものを2つ折りにした案内があった。復興はまだ半ばであると思うが、そのパンフレットから概略を紹介する。
【これまでの軌跡】
2011年(平成23年)   3月 11日   東北地方太平洋沖地震発生。体育館等へ避難
3月 12日 福島第一原発から半径10km圏内に避難指示発令。川内村等へ再避難。1号機水素爆発
3月 14日 3号機水素爆発
3月 16日 郡山市へ再々避難
2013年(平成25年) 3月 25日 避難指示区域の見直し。
「帰還困難区域」、「居住制限区域」、「避難指示解除準備区域」
2014年(平成26年) 1月 8日 本格除染の開始
2015年(平成27年) 10月 1日 役場機能一部再開。双葉警察署一部再開。
2017年(平成29年) 4月 1日 避難指示解除
(居住制限区域、避難指示解除準備区域)
2018年(平成30年) 4月 9日 町内小中学校再開
2020年(令和2年) JR常磐線全線開通
2021年(令和3年) 7月 11日 とみおかアーカイブ・ミュージアム開館
2022年(令和4年) 2月 1日 富岡町観光協会JR富岡駅へ移転

 平成27年6月に「災害復興計画(第二次)」を町の方で策定している。
 平成29年4月に帰還困難区域を除き避難指示が解除されている。しかしながら指示が解除されたからといってすぐに元に戻るわけではない。放射線量の不安、人間がいなくなったせいで野生の動物もおそらく市街地をウロウロするようになるだろうし、生活に必要な食料品を販売する店舗も充実しなければならない。学校や病院も必要であろう。これらのものが整備されなければ、いくら故郷に戻ろうとしても、なかなか戻ることが難しい人がたくさんいるかと思う。
 「@帰還する道を選択」、「A帰還しない道を選択」、「B今は判断できない。判断しない」と3つの選択があるかと思うが、町は「帰還する、しないに関わらず、町をふるさととして思い続けてもらいたい」という考えを示している。目指すところの理念は「どの道を選んでも、ふるさとに埃を感じ、富岡のつながりを保ち続けられる町 これから加わる仲間も居心地よく親しめる地域をめざして」ということのようだ。現実を目の前にした基礎自治体らしい取り組みであり、非常に賛同できると感じたところ。

大会前日、東京からいわきまでは高速バス。いわきから富岡まではJR常磐線に乗ってやってきました。

大会前日の12時57分に富岡に到着。下車したのは10人ほどでしょうか。

駅のホームには線量計が備え付けられています。

駅には津波からの避難経路が掲示してありました。

平成29年10月に竜田〜富岡が運転再開。それに伴い新駅舎で運用開始。令和2年3月には富岡〜浪江も運転再開し、常磐線が全線運転再開となった。

JR富岡駅に隣接する「富岡町観光協会」の観光案内所が今年の2月から入居を始めたそうです。

JR富岡駅前。常磐線の復旧まで代行バスなども走っていたせいか、駅前のロータリーは広いですね。後方は平成3年3月に竣工した「汐橋(うしおはし)」。大会のコースにもなっています。

この日宿泊した「富岡ホテル」。JR富岡駅から徒歩で1分ほど。私のように公共交通機関でやってくる人間にとってはありがたいです。

このホテルに来訪した著名人のサイン色紙。読めないものが多かったですが、日本テレビの水卜アナウンサーのものははっきりと読めました。

ホテルの宿泊した部屋から見た太平洋方面。写真ではわかりにくいですが、更地になってしまったところが多く、また護岸工事や道路工事はまだまだ続いているのがわかりました。

「富岡ロードレース」と「とみおか復興ロードレース大会」
 今回の「とみおか復興ロードレース大会」は今回で第5回の開催。
 過去の開催は、第1回(2017年10月1日)、第2回(2018年9月30日)、第3回(2019年10月14日)、第4回(2020年10月3日・延期)となっており、2021年も前年に延期となった第4回大会が開催されなかったようなので、今回の大会は3年ぶりの開催となる。

 また調べたところ、この双葉郡富岡町では、2011年2月まで31回の開催を数える「富岡ロードレース」が行われていた。第31回富岡ロードレースの開催が2011年2月6日なので、東日本大震災(2011年3月11日)のわずか一ヶ月前に最後の大会が開催されていたことになる。
 それから6年して「とみおか復興ロードレース大会」が開催され、今回はコロナの影響でここ2年ほど大会の開催が出来なかったが今回は3年ぶりの開催ということで、なかなか順風満帆というわけには行かないようだ。
 しかしながら今回は青空が澄み渡ったいわゆる「マラソン日和」。3年ぶりの開催をまさにお祝いするような天気だった。

 富岡町役場の資料によると、本年8月1日現在の町内の人口は11,834人。ただし、避難者数が9,791人(県内7,947人、県外1,844人)なので、実際に町内に在住しているのはわずかに2,043人ということになる。震災から11年半を経過しても、まだまだ海岸では工事が行われ、駅周辺などは空き地も目立つ。復興が終わったととても言えるような状況ではないが、いつかはこの大会の名前から「復興」の2文字がなくなることを祈念している。

富岡駅前から会場まで、電車の時間に合わせて6本の無料のシャトルバスが運行されました。私は8時40分発の便で会場に向います。私と同様、ホテルに宿泊していた人がもう一人、富岡駅で下車していた人が19人で、そこそこの数の参加者を乗せて出発!

最前列に座ったので、バスの正面から富岡町内を見渡すことが出来ました。このあたりは、区画整理がされ、新しく家が建てられています。

交差点の右奥は、双葉警察署。庁舎も新しい感じがします。

このあたりも津波の被害を受けた場所でしょうか。

JR富岡駅から会場まで10分弱で到着。

会場で健康チェックシートの提出、検温をしてもらい、リストバンドを装着します。

この大会は、最初の会場で係員の方にリストバンドを巻いてもらいました。

こちらは、そのすぐ横で参加賞(記念品)の引き渡しをしています。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

久しぶりのアップダウンのコース
 大会前日にコースの下見と試走を行ったが、思いのほかアップダウンがあるコースというのがわかった。簡単に言えば、10kmはスタート地点から緩く下りが続き、2.5km先で折返してそのまま戻ってくるが、スタート場所の富岡町スポーツセンターに入らず、富岡町役場方面に向う。5kmを超えてすぐにドーンと急に下るが、7.5km先を折返して再びスタート地点である富岡町スポールセンターに戻ってくるので、最後はこの激坂を登ってこなければならない。
 下見と試走が出来たので、攻め方の作戦を事前に立てることが出来たのは収穫であったが、自分の実力が上がるわけではないので、とにかく一番早く走れる方法を愚直に実行していくしかない。

10時ちょうどにスタートする1km親子の部。続々と選手が集まってきます。

スタート前に一緒に体操を指導する高橋尚子さん。

 この日の10kmは、1km〜10kmまである種目の中での最後の種目。スタート時間は10時40分。この日は全国的に気温が高くなるという予報であるため、なるべくならば早朝の時間帯にスタートして欲しかったがこればかりは仕方がない。
 10kmについては事前の走力の申告によりA〜Cのグループにスタート位置が分かれている。速い方からA、B、Cという順番のようで、私は「A」をいただいている。今回も前の方からスタートできるのでロスタイムが少なくて済みそうだ。


10時30分スタートの10km部門。
 この日の10km部門ののエントリーは合計451人。スタートがスムースにできるのは500人くらいまでなので、この大会はちょうどいいサイズと思う。スタート位置の向って右側が比較的空いており、前から3列目くらいに位置取った。10時40分にピストルの合図で一斉にスタートをする。
 スタートをして50mほどでコースは左に曲がる。スポーツセンターから公道に出たので、選手は少し左右に広がり自分の位置取りを始める。この日の私は、レース全体のペース配分を考え、前半は少々抑えめに走ることにした。なので、いつもよりも少々、追い抜かれていくランナーも多く、前を走る選手も50人ほどになった。
 林の中を走るので、このあたりは涼しくて気持ちがよい。緩く下りながら最初の1kmを4分04秒で通過する。緩く下っているので、まずまずの入りか。

 その後コースは下り勾配がややきつくなりながらさらに下っていく。林が切れて、コースは日向に出る。三叉路を右折しコースは南に向きを変える。左手には太平洋が見えてくる。津波が襲ってこなければ、気持ちのよいシーサイドコースかもしれない。2kmは8分01秒で通過。下り勾配も手伝ってこの1kmは3分57秒とペースアップをする。
 コースは道路中央にプラスティック製の障害物があるところを右に曲がり、JR常磐線の上を走る跨線橋・汐橋(うしおはし)に向う。スタートから2.5kmを少し超えたところでUターンをするコースとなっているが、反対側からは4人で先頭を走る選手とすれ違う。以降、続々と選手とすれ違っていくが、今日は今ひとつ波に乗った感じで走れていない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4'04" 4'04" 22'15"
2km 8'01" 3'57"
3km 12'26" 4'25"
4km 17'34" 5'08"
5km 22'15" 4'41"
6km 26'47" 4'32" 22'43"
7km 31'18" 4'31"
8km 35'52" 4'34"
9km 40'19" 4'27"
ゴール 44'58" 4'39"
※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果9.96kmでした。
 2.5km過ぎの折り返しもややもたつきながらUターンをする。この日もナイキの厚底シューズを履いて走ったが、この靴は左右へ曲がる際にはぐらつきが発生するので、こういうUターンをする場合は、スピードを落して走らざるを得ない。

 2.5kmの折返し地点からは、先ほど走ってきたところをそのまま戻っていくが、ゆっくりと上りがあるので、ペースがどんどん落ちていくのがわかる。
 3〜4kmの間には給水所があり、コップを2つ取って給水をする。林の中は日影でよかったが、さすがに日なたを走ると暑く感じる。
 給水所から先は一段と上り勾配がきつくなり少々あえぎながら走る。並走するランナーが一人いたが、彼はペースを守るのがしんどそうで、やがてずるずる後退していく。3〜4kmの登りが、このコースを攻略するための第一のポイント。ここは頑張りすぎず、また大きくペースダウンもしてはいけないところだと思う。

2kmの小学生の部門と一緒に走る高橋尚子さん。

この大会には第1回から毎回こられているようですが、金メダリストと一緒に走れるのは嬉しいですね。

 スタート地点のスポーツセンターの前に戻ってきたところでコースは左折して、一気にV字のアップダウンを繰り返す。
 ここで5kmを通過する。22分15秒で通過。3〜4kmで少々苦しんだものの、前半としてはまずまず。この日の目標の44分台は何とか目処が立ちそうな感じであった。
 5〜6kmではV字のアップダウンがあるが、ここを過ぎると7.5km付近の折り返しまで、ほぼ平坦となる。最後はまたV字となっている坂のアップダウンがあるものの、ここからはペースを整えて走ればよい。7km手前に給水所があるが、ここでも紙コップを2つ取り給水を行った。

 7.5km付近の折返し地点までは一人のランナーと並走。折り返し付近からは、前から落ちてくる選手を含め4人ほどで並走することとなった。前から落ちてくるランナーは、抜かれまいという感じで食らいついてくる。こちらも決して余裕があるわけではないが、最後のV字の坂に備えなければならない。8km過ぎの給水でもコップ2個を取り、三度目の給水も無事に取り終えた。

ゴール前の激坂。憎いほどのV字になっています。

高橋尚子さんは、来るランナー来るランナーに声をかけてゲキを飛ばしています。

横から見ると坂の勾配がよくわかります。

アンパンマンも高橋尚子さんに声をかけてもらっていました。

ぴょっとこのお面をかぶって応援しているユニークな人もいました(笑)

 9kmの通過が40分19秒。この1kmは4分27秒といい感じ。ただし、こちらは全く余裕無し。並走していたランナーもペースを上げだしたので、一気に集団が崩れる。私は、この中では一番後ろになってしまった。他人と競うというよりは、まずは自分とこの激坂を乗り越えていかなければならない。
 この激坂の途中で選手にゲキを飛ばしていたのが高橋尚子さん。一番苦しいところをよく承知している。私も声をかけてもらったが、とにかく登るのに必死で、何と声をかけられたかは全く覚えていない。
 登り切ってコースは平坦になったものの、ペースはガタンと落ち込んでしまい、上がることもなくそのままゴールになだれ込んだ。タイムは44分58秒。目標としていた44分台は辛うじてクリアしたが、終盤は全く余裕のないレースだった。
 コースのこともこれで理解したので、来年以降、再び参加することがあれば、もう少し坂道対策をして臨まなければいけないと感じた次第。

ゴールは、目の前です。

ゴールするランナー。最後の激坂は全員が通るコースですが、辛い設定ですね(笑)

11時30分過ぎから順次表彰式が始まりました。

こちらは食券と引き換えに並ぶ選手たち。

ちょうどお昼の時間に近かったこともあり、テントの下で昼食としてみんなで食事をしました。この日は天気もよかったので、日よけとしてテントはちょうど良かったですね。


本日の戦利品

大会前に事前送付されてきた参加賞のタオルと缶バッチ。ナンバーカードにも「飲食券」と「記念品」と書かれた部分があります。大会当日に切り離して使用するようです。

こちらは大会当日いただいた参加賞(右上)と飲食券で引き換えにいただいた「おこわ弁当(300円)(左下)」と「豚汁(200円)(右下)」。飲食券は会場のブースで500円分の飲食物と替えることが出来ます。カレーに人気があったようです。

左上から右の方へ向って「記録証」、「賞状」、いろいろなチラシなどを入れた「トートバッグ」。下段左から、「副賞」、ゴール後いただいた「スポーツドリンク」、「クリアファイル」。

箱に入ったものを開封しました。左は入賞の「副賞」でいただいたもので「真空二重 取手付きマグカップ」。右は参加賞のフルーツケーキセット。元々は、双葉郡大熊町に1号店、富岡町に2号店のあった「アトリエ ノブヤ」さんの商品です。「アトリエ ノブヤ」さんは現在は、いわき市内でお店を出されているようです。再び双葉郡でもお店を出して活動をして欲しいですね。