第4回山中湖あおぞらマラソン&ウォーク 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成14年8月の家族旅行以来の山中湖 今回の会場は山中湖ですが、実に山中湖にやってくるのは21年ぶりです。21年前といえば、自分の親、カミさんの親も含めて総勢7人で、富士サファリパーク、河口湖、山中湖、箱根などをぐるっと廻る2泊3日の家族旅行で、河口湖から箱根へ移動の途中で、山中湖に立ち寄ったものです。 お昼はデニーズ。その後、白鳥と遊んだりして、遊覧船にも乗りました。今ですと、水陸両用車の「カババス」があるので、もっと楽しめたかもしれませんね。さすがに21年も経つと、その間に両親はみな亡くなってしまいました。振り返ってみると、いい思い出だったと思います。
バスは往復とも満席+1時間ずつ遅延 山中湖へ行くための公共交通機関によるアクセスについては、冒頭にも触れたように路線バスしかない。関東からだと、東京駅またはバスタ新宿からかなりの本数が出ているものの、1便あたり運べる人数は40人程度なので、夏場のハイシーズンではほぼ満席になることは想像に難くない。 今回は、いわゆる学校の夏休み前の時期なので、そこまでは行かないだろうと思ってはいたが、往復とも満席で河口湖、山中湖の人気ぶりをうかがえた。
今回は、バスタ新宿から山中湖平野行きのバスに乗車。往路は、富士急ハイランド、富士山駅での下車する人はほとんどいなかったが、河口湖駅で半数ほど下車、忍野入口から終点の山中湖平野までパラパラと下車していった。途中、中央道のほか河口湖周辺で渋滞が発生したこともあり、終点の山中湖平野には約1時間遅れて到着した。運転手によると、「平日はだいたい定時運行するが、休日はこんな感じ。夏休みになるともっと渋滞が激しくなる。」とのこと。 帰りも山中湖平野から乗車したのは4人であったが、途中のバス停からパラパラと乗車がはじまり、河口湖駅では満席。渋滞で有名な中央道・小仏トンネル前から渋滞が始まり、帰りのバスも1時間の遅延が発生。夏の間はこういう感じのようなので、山中湖に行く場合は、時間に余裕を持って出かけなければいけないと思った次第。 ニュー福寿荘とお食事処・幸房の「ほうとう」 今回宿泊に利用したのは「ニュー福寿荘」という施設。 山中湖は避暑地というイメージが高く、東京からも近いので、ホテルなどはなかなかの料金設定だ。家族旅行ならある程度は奮発するものの、今回のようにマラソン大会での前泊に利用するのであれば、会場に近いところでリーズナブルの料金であれば、多少古かろうが気にはしない。 そういう意味でいうと、このニュー福寿荘は、テニスコートなどのスポーツ施設を多く所有していることもあり、学生などの合宿する施設という趣がある。館内には、多くのサイン色紙があり、学生のほか実業団も合宿に訪れていることがわかる。私としては、こういうところで十分なので、久しぶりに部屋にバス・トイレなしの部屋を利用した。 一泊朝食付きのプランを利用したが、食事もホテルの朝食とは違い、思いっきり合宿施設の朝食の感じで面白かった。体育会系ではないと少々敬遠する人もいるかもしれないが、合宿はこういうところでするんですよというのを味わいたい人にはいいかもしれない。
なお、このニュー福寿荘は夕食の用意がないので、夕食だけは外で食べることになった。 山中湖平野のあたりには、食事の提供が出来るお店が意外と少なく、いろいろ調べたところ、夕方から開いている「お食事処・幸房」が評判がいいので、そこで山梨名物の「ほうとう」を食べることにした。この「お食事処・幸房」であるが、開店は18時。つまり夜のお店である。地元の人が多く利用しているらしく、私が利用した大会前日の7月8日(土)も、グループでの利用が多く、噂通り地元の利用者が多かった感じだ。 私の注文は「生ビール」と「ほうとう」であるが、夜のお店らしく生ビールにマイタケの天ぷらが突出しで付いてきた。このマイタケの天ぷらが実に美味かった。さすが、夜のお店という雰囲気。 注文聞きながら食事を運ぶお姉さんが一人だけなので、少々、時間はかかったが、しばらくするとほうとうがでてきた。やや、煮込んでいる時間が短い感じはしたものの、具材が細かく切られ煮込んであり、こちらも家庭的な感じで評判通り美味しかった。やはり、美味しいものを食べるのは夜のお店がよいというのは常道だろう。山中湖平野では、オススメできるお店として紹介したい。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース この日の山中湖村の天気予報は、午前9時〜12時で9mmの雨予報。その前後の時間帯での降水予報は1mmの雨なので、ちょうど走っている時間帯は雨に降られることになる。山中湖といえ、下界と大きく気温が違うわけではないので、この時期であれば少々雨が降った方が走りやすいと思う。 宿泊先で朝食を済ませ、会場まで徒歩で向かうが、夜中に少し雨が降ったようでアスファルトが少し濡れている。今日は久しぶりに10km超の13.5kmという距離だけに最後まで上手く走ることが出来るかどうかという心配があるほか、給水場所が中間点に1箇所(それも500mLの水入りペットボトル1本)なので、そこまでの間は給水がないという大きな不安がある。山中湖が下界よりも多少は涼しいとはいえ、晴れればそれなりに気温が上がるので、給水箇所としては明らかに不足していると思う。給水なしで脱水になっても困るので、悩んだあげく500mLの水の入ったペットボトルを持って行くことにした。
今回の会場は、山中湖交流プラザきららというところ。スタート・ゴールは、ここの中核施設である「シアターステージひびき」。いわゆる野外コンサートを行う場合のステージ(下)に相当する場所である。8,000人を収容するという屋外の芝生の客席からこのステージを眺めると、その後方には富士山が見えるという素晴らしいロケーションである。ただし、この日も大会前日と同様、山々は雲に覆われ富士山がどちらの方向にあるかもわからないくらいの、雲が立ちこめる天候だった。 10時30分から、山中湖2周コースの選手からスタート。この大会の主催者の大会は、ネットタイム計測なのでスタート地点を通過してからのタイム計測となるので、慌てて走って行く必要が無い。そのため、今回もほぼ最後尾からスタートをすることにした。 スタート直後は、道幅もやや狭く混雑した感じであったが、500mほど走るとそれなりに選手がばらけだし走りやすくなった。 このコースには距離表示が一切ないので、ガーミンの距離表示に頼って走るしかない。昨日、コースの下見をした際に1km地点と思われる白いボートハウスの前を通過してもガーミンは鳴らない。200mほど過ぎたところでようやく1kmのお知らせをしてくれたが、いきなり距離表示の誤差が現れてしまい、このこともあってペースを掴めなくなってしまった。そのガーミンがこの日教えてくれた1km地点の通過タイムは5分33秒。どうやら、スタート時に衛星との通信が上手く出来ていなかったため、スタート地点から200mほどは、上手く距離計測が出来ていなかったようだ。 天候は相変わらず、降りそうで降らない曇り空。晴れれば富士山と山中湖を見ながら走れる最高のロケーションであったはずであるが、冴えない天候が続く中黙々と走る。 予想通り、給水なしで走るのはしんどく、1kmくらいずつでペットボトルの水を口に含ませながら走る。見た感じ、ほとんどのランナーがマイボトルなしで走っているが、晴れて気温が高くなってはいないが、よくぞ給水なしで走ることが出来ると感心するばかりだ。 少し先にスタートした2周コース(27km)のランナーをポツリポツリと抜いていくが、半周ほどすると抜くことも抜かれることもなくなってきた。 中間点で給水があるといっていたが、ほぼ中間くらいのところでペットボトルの水を手渡しでもらう。ここまで持ってきたマイボトルには、100mlほど水が残っていたが、背中に少し掛けた後、このボトルを捨てることにする。 この日はペースが掴めず、ガーミンの距離表示も正確ではないので、時計を全く見ることもなく淡々と走っていた。45分ほど走った頃だろうか、ちょうど山中湖村役場に差し掛かった頃から、ポツリポツリと降っていた小雨が、一気に大雨に変わる。天気予報が当たった感じだ。この雨で、シューズが一気に濡れてしまい走りにくくなってしまった。 ちょうどこのあたりから、疲れが出てきてペースが少し落ちてきた感じがしていたが、後方から前半抜いてきた選手に抜き返されはじめる。雨脚が強い時間が10分ほどあったものの、雨は再び小降りに。ゴール近くになると、少し元気がでてくる。
今日の目標は60分であったが、コースの公道(歩道)からゴールの山中湖交流プラザに入ってきたときには、60分を大幅に超過していた。 ゴールタイムは1時間07分11秒。全く冴えないタイムであるが、とりあえず脚が痙ることもなく帰ってこられたことはよかった。 10kmを3割ほど超える13.5kmのコースであったが、思った以上に今の私には負担を感じる距離であった。故障をしないように練習をしているので、どうしても強度が落ちる練習が増えるし、走り込みの量も減る。なかなか改善策が見つからないが、まずは涼しくなる秋を待って練習量を増やしていくところからはじめるのがよいのかもしれない。 本日の戦利品
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