第10回山形まるごとマラソン 参戦記

 2週連続の山形遠征です。
 今回は山形県の中心地である山形市の主催する大会。先週の大会と比較するのは失礼かと思いますが、さすがに県庁所在地の市が主催するだけあって、運営面では申し分のない運営でした。シャトルバスもたくさん用意され、会場へのアクセスもスムースでした。また、メイン会場の山形市総合スポーツセンターは、大きなアリーナですね。今大会の選手を収容するには適していえるといえるでしょう。

 さて、レースの方ですが今回は5kmに出場。スタート時間が8時25分と9時前にスタートをする珍しい大会でした。昨日降った雨も上がり、比較的早い時間のスタートだったので涼しい中でのレースでした。出来としては、冬場のピークに向けてまだまだというところでしたが、今回は年代別で2位に入ったこともあり、副賞でビオーレという品種のブドウを一箱いただきました。久しぶりに、帰りに大きな荷物を抱えて帰ることになりました。なお、5km各部門で優勝された方は、「山形の米30kg」が副賞です。30kgですよ〜!今回は21秒差だったので何とかなりそうなタイムですねぇ。

 振る舞いの山形名物の芋煮も美味しく、参加料2,500円で非常に楽しめた大会でした。

●大会名 第10回山形まるごとマラソン
●開催日 令和5年10月1日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
山形市総合スポーツセンター西県道22号線発(地図)、
山形市総合スポーツセンター第一体育館前着(地図)(山形県山形市) 


大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、20℃くらい
●参加賞 スポーツデポ割引券(以上事前送付)、タオル、プレミアムつや姫のキャンプ米(以上当日配布)、スポーツドリンク(ゴール後)、芋煮
●結 果 22分11秒(5km 男女総合 第43位、男子総合 第35位、男子60歳代 第2位)
●表彰 賞状、副賞(かみのやま産ピオーネ2房、シャインマスカット1房)
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【9月30日(土)/1日目】
徒歩 マンション 5:38 本八幡駅 5:46
地下鉄 本八幡 5:48 新宿 6:30 都営新宿線
高速バス バスタ新宿 7:00 仙台駅東口 12:51 JR東北バス
( 12:45 )
高速バス 仙台駅前 13:10 山交ビルBT 14:15 宮交バス
徒歩 バス停 14:15 ホテル 14:25
【ホテルアルファーワン山形/荷物預け】
  徒歩 ホテル 14:26 バス停 14:31
路線バス 東北電力角 14:45 落合口 15:08 山交バス
( 15:04 )
徒歩 バス停 15:10 会場 15:26
【雨宿り/15:26〜16:03】
【コース下見/16:03〜17:03】
JR 北山形 17:10 山形 17:14 仙山線
【山形駅付近/夕食】
徒歩 山形駅 17:58 ホテル 18:34
【ホテルアルファーワン山形/泊】
【10月1日(日)/2日目】
徒歩 ホテル 6:33 山形市役所 6:45
シャトルバス 山形市役所 6:46 会場 6:57
【第10回山形まるごとマラソン 5km 8:25スタート】
シャトルバス 会場 10:41 山形駅西口 11:03
  【山形駅付近/昼食】
JR 山形 12:01 仙台 13:21 仙山線
高速バス 仙台駅東口 15:00 バスタ新宿 21:17 JR東北バス
( 20:53 )
地下鉄 新宿 21:30 本八幡 22:12 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 22:12 マンション 22:22
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 2,500円  
地下鉄 754円 (本八幡〜新宿/往復)
高速バス 8,540円 (バスタ新宿〜仙台駅東口/往復)
1,000円 (仙台駅前〜山交ビルBT)
路線バス 300円 (東北電力角〜落合口)
JR 150円 (北山形〜山形)
1,166円 (山形〜仙台)
宿泊料 0円 (ホテルアルファーワン山形/楽天ポイント5,000使用)
合 計 14,410円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子60歳以上は第6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子18〜29歳 371人 荒井 雄哉 山形環境ER 1゚06'16"
男子30歳代 565人 森谷 修平 山形市役所 1゚06'28"
男子40歳代 981人 鑓水 佑 上山市陸協 1゚15'22"
男子50歳代 959人 菅野 克敏 広瀬川RC 1゚16'39"
男子60歳以上 564人 千田 布美夫 チームアテルイ 1゚23'40"
女子18〜29歳代 111人 本間 未来 BRIDE 1゚19'20"
女子30歳代 100人 菊池 春恵 ユナイテッド 1゚29'17"
女子40歳代 186人 伊藤 淳子 さけがわ友遊 1゚35'05"
女子50歳代 213人 堤 佳子   1゚29'03"
女子60歳以上 79人 大久保 好美   1゚32'06"
【5km−8時25分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子高校生〜39歳 98人 森 優大 エヌボックス 15'56"
男子40〜59歳 132人 渡辺 健太   17'26"
★男子60歳以上 86人 1 鈴木 隆 寒河江市役所 21'50"
2 加藤 一郎 名古屋市役所走友会 22'11"
3 秋葉 好幸   23'24"
4 伊藤 博 小森マシナリー 24'49"
5 佐藤 健市   25'07"
6 須藤 洋   25'55"
女子高校生〜39歳 81人 茂木 香緒里   17'40"
女子40〜59歳 122人 蜿シ 千津 仙台視覚障害R 19'55"
女子60歳以上 38人 小林 さとみ 小林ファミリー 27'02"
【3km−8時15分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 所属 記録
男子小学4〜6年生 59人 羽鳥 桜太朗 米沢東部小学校 11'22"
男子中学1〜3年生 42人 公平 翔士 大江中 9'29"
男子60歳以上 48人 鈴木 明一 山形銀行RC 11'03"
女子小学4〜6年生 26人 田村 理音   12'27"
女子中学1〜3年生 13人 佐藤 妃良々 山形市立金井中 11'02"
女子60歳以上 28人 青木 美由貴 チーム野川 14'55"
ファーミリー 266人 表彰なし
総合計 5,168人  

2週連続の山形入り
 山形県は、県内を大きく分けると4つの区分となる。
 米沢市、南陽市、長井市などがある「置賜(おきたま)エリア」、山形市、村山市、天童市、東根市などがある「村山エリア」、新庄市がある「最上エリア」、酒田市、鶴岡市などのある「庄内エリア」であり、これまでも各エリアには、少なくとも1回以上訪れているが、関東方面からの行き方は意外と様々である。

大会前日、新宿にある「バスタ新宿」から乗車します。

バスタ新宿は、都内でも屈指のバスターミナル。各方面へ出発するバスが充実しています。

この日の乗車は、7時ちょうど発の仙台駅東口行きのJR東北バス。

この日は3列シートが全て埋まり、満席でした。

仙台市内の渋滞があり、6分遅れの12時51分に到着。

これから乗る山形行きのバスは、仙台駅の西口を出発するので、仙台駅の東西の連絡通路を移動することになります。

東北の玄関、JR仙台駅をチラリと見やりながら、山形行きのバス停を探します。

少し迷いましたが、何とか22番乗り場を発見!予定していた便に何とか乗ることが出来ました。

車内は4列シートの左右の窓側が埋まる程度で、乗車率は50%程度でした。

この日は、宿泊先の関係で山交ビルバスターミナルで下車。仙台から65分の定時運行で快適でした。

 先週訪れた白鷹町であるが、こちらは置賜エリア。公共交通機関を利用すると赤湯からの山形鉄道の利用が一般的であろう。赤湯までは、山形新幹線で一気に来るという方法もあるが、旅費を節約するために赤湯までは夜行バスを利用した。
 今回の遠征先は山形県の県庁所在地である山形市。村山エリアに位置するが、先ほど説明した赤湯から先も山形新幹線に乗車すれば山形に到着できる。旅費を安くあげようというのであれば、山形まで夜行バスという手もあるが、今回は、新宿→仙台、仙台→山形とバスを2本乗り継いで移動する。仙台と山形の間は、高速バスが頻繁に運行されており、仙台からのアクセスが非常によい。JRも仙山線というのがあるが、仙台市近郊は仙台への通勤通学の脚の色合いが強いが、仙台と山形を結ぶ主たる移動手段になっていない。

 仙台〜山形を高速バスは65〜70分で1,000円で結ぶのに対して、JRは80分程度で1,110円。運行本数も高速バスは1時間あたり3本に対し、JRは1時間に1本程度。時間、料金、本数と3拍子揃ってしまうとなると勝負にならない。今回は、帰りに比較的時間の余裕があったので、「たまには仙山線に乗ってみようか」ということで乗ったものの、日常的な利用であれば、高速バスに軍配が上がるだろう。

山形県内最大規模のマラソン大会
 この大会の名称は「山形まるごとマラソン」。山形マラソンではなく、”まるごと”が入っているところがいい。山形をまるごと楽しめるという意味を込めてネーミングをしたと思うが、それは参加した人でなければわからないところでもあるだろう。

 今回は第10回の記念大会ということもあったかもしれないが、この大会の選手への気遣いはなかなかのものだったと感じる。シャトルバスの運行に始まって、選手を収容する会場、荷物預かり、選手への振る舞い、ゲスト、招待選手、コースの選定など、運営については文句なしという感じだったと思う。また、あまり評判にはならなかったが、5kmの参加料の2,500円はなかなか安い(ハーフは5,500円)。
 私の場合、どちらかというと自然を満喫できるコースが好きなので、地方の比較的アクセスのあまりよくなところに出かけることが多いが、この大会は県庁所在地の山形市内の大会。自然を満喫というよりも観光名所巡りの色合いの強い大会であり、いわゆる都市型マラソンとは少々趣が違う。ネーミングの通り、山形が”まるごと”収まっているという表現がぴったりの大会であり、「なるほど!」と唸るようなオススメの大会であると思いますね。

早朝、山形市役所前もシャトルバスの出発場所のうちの一つになっています。宿泊したホテルから比較的近かったので、ここから会場へ向かいます。

私を含めて、9人ほどの選手を乗せて出発。早朝のせいか、かなり空いていました。

11分ほどで会場の入口に到着。シャトルバスは、必ず会場のそばまで行くので、便利ですね。

バスを下りるとすぐに「山形市総合スポーツセンター」の看板が出ています。

山形市総合スポーツセンターの第一体育館。蔵造りをイメージしたものだそうで、なかなか立派な外観です。

参加賞の受け渡しは、この第一体育館を入ってすぐのところ。

アリーナの観客席は開放されています。私は、アリーナの通路に陣取ることにしました。

開会式の様子。中央左は佐藤山形市長。その右の緑色のシャツを着ているのはゲストの柏原竜二さん。小林祐梨子さんはやや遅れて登場。

開会式では花笠踊りも披露されました。山形らしいですね。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 この日、私の出場する5kmスタートは8時25分。この手の大規模大会では、極めてスタート時間が早い。前日にコースの下見はしてあるので、午前7時頃には会場に着くことが出来るようにホテルを出発。9時05分スタートのハーフマラソンがメイン種目なので、午前7時頃に到着したときは、会場は比較的空いていたので余裕を持った行動が出来る。

 着替え、トイレ、ウォーミングアップと一通りの準備をして8時10分頃にスタート場所へ向かう。いつもはスタート時間のギリギリにスタート場所へ向かうが、今回は5kmのエントリーが557人とスタートで出遅れると少々致命的な人数なので、早めにスタート地点に行って前の方の場所を確保することにした。

ハーフマラソンは、スタート位置が、走力ごとにA〜Dまでの4ブロックに分けられています。

前方のAブロックは、そこそこの持ちタイムの方ばかりのようです。

スタート前からエネルギッシュな、佐藤山形市長。3kmを走ってきた後にスターターを務めました。

9時05分のスタート前のハーフマラソンの選手たち。スタートの瞬間を今かとばかりに待っていますね。

9時05分に予定通りにスタート。前方は招待選手の順天堂大学、東洋大学などの学生です。

ハーフマラソンはエントリー数が4,129人。全員がスタート地点を通過するのに4分以上かかっていました。

 8時15分、3km部門がスタートし、5km部門の選手がスタート地点へ移動する。今回は、何とか前から2列目に並ぶことが出来た。この位置であれば、スタートのロスはほぼゼロと言ってよい。
 「10秒前!」の合図で心の中でカウントダウン。ピストルの合図で一斉にスタートが切られる。私もロケットスタートではないが、後ろから邪魔に思われない程度にそこそこの勢いで前に進む。
 このコースは、馬見ヶ崎川に係る千歳橋の前後でアップダウンが、残りは概ね平坦であるもののツルハドラッグ付近から折り返しのセブンイレブン付近まではやや登り気味のコースとなっている。強いていえば、前半が微妙に登り、後半が気持ち下りという感じで、気にするようなアップダウンはない。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 4'15" 4'15"
2km 8'49" 4'34"
3km 13'23" 4'34"
4km 18'06" 4'43"
ゴール 22'11" 4'05"
※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果4.93kmでした。今回は距離表示がないので、全てガーミンの測定によるものです。
 走り出して千歳橋に向かうくらいの間に隊列はばらけて、私と同じくらいの走力の選手が私の周りにいなくなり、早々と単独走になる。10分前にスタートした3kmの選手が折り返して戻ってくるので、コースは道路の中央線を境に右側通行となっている。なので、必然的に正面から右側を見て走ることが増えるが、距離表示は用意されていない。今日はガーミンの1kmごとの合図をたよりに走ることにする。
 折り返し地点のセブンイレブンが近づくにつれて、反対側から折り返してくる選手が増えてくる。先頭はダントツ、そのあとは2〜3人ずつがまとまった感じで折り返してくる。女子の先頭も8番目で折り返してくるのが見えた。私は45番目でターンする。

 昨日夕方下見したときは雨であったが、この日はすっかり雨も止みいい天気になった。さすがに県庁所在地の山形市内だけあって、沿道で応援する人もそこそこいるので賑やかな感じだ。
 折り返し後には、前を走る選手2人を抜いたので、順位を2つほど上げたことになる。少しずつ前を走る選手を拾いながら順位を上げていきたいところであったが、前の選手とは100m近く開いているので、なかなか距離が詰まってこない。後半は、先ほど抜いた選手のうちの一人が食らいついてくるので、時々併走はするものの、ゴールまで抜き返されることもなくレースは進んだ。
 先週の10kmと比べると距離も半分で、大きく崩れることもなくゴールすることになった。

ハーフマラソンは、終盤、山形市総合スポーツセンターの野球場のまわりをぐるりと走るコースです。

スタジアムの前では、花笠踊りの演舞で声援を受けています。

山形市総合スポーツセンターの敷地内ですが、このあたりは木陰で少し涼しく感じました。

もうすぐゴールです。ALL SPORTSの方が、ゴール前の選手の写真を撮影していました。

オールスポーツコミュニティから写真を購入しました。

なかなか立派なゴールゲートです。

次々に選手がゴールしていきます。

ゴール後はスポーツドリンクが支給されます。その場で飲み出す選手もそれなりにいました。

また、各自でシューズに装着したチップを外して所定の場所に戻します。今大会は記録証の発行所はなく、各自でダウンロードすることになっています。

 ゴールタームは22分11秒。21分台には届かず・・・。
 先週と比べると脚がよく動いている感はあったものの、思ったほどタイムには反映されていなかった。ただし、この日は参加したメンバーにも恵まれ、年代別で第2位に入賞。表彰式は、各部門の優勝者のみで登壇することはなかったが、入賞者賞品引換所では、係員の方々から大きな拍手をいただき、賞状と副賞をいただいた。

午前9時30分から、芋煮の振る舞いが始まりましたが、その前からかなりの行列が出来ました。

ナンバーカードにチェックが入れられ、一人一杯ずつもらっていきます。

テーブルも長くて、振る舞いが始まるとスムースに進みました。

見るからに美味しそうですね。

この大鍋で芋煮が作られたようです。5,000人分を調理したのでしょうか。スタッフさんの分を入れれば、もっとたくさんかもしれないですね。

芋煮の振る舞いブースの裏には、青空での飲食コーナーが設けられていました。天候が回復したので、盛況でした。

飲食物の販売ブースもわずかに出展していました。大会の参加者からするとやや少なめの感じです。

各部門の優勝者のみが、ステージで表彰されていました。メダルと賞状が授与されています。3km部門の優勝者には「桃5kg」が5km部門の優勝者には「山形の米30kg」が合わせて授与されています。

帰りのシャトルバスもスムースに運行されていました。行き先毎に乗り場が分かれており、わかりやすかったですね。発車すると、係員さんが手を振って送っていただきました。歓迎されている雰囲気がありますね。

帰りは、JR山形駅西口まで乗車。公共交通機関を利用して参加した私のような者には無料のシャトルバスはありがたいです。

本日の戦利品

事前送付されてきたナンバーカードとスポーツデポで使用できる割引券。スポーツデポはよく行くのでありがたいです。

大会当日いただいたタオル(左)と、プレミアムつや姫のキャンプ米(右)。タオルはミズノ社製でなかなかデザインもいいです。

こちらはゴール後いただいたスポーツドリンク(左)と、9時半頃から振る舞われた「芋煮」(右)。芋煮は、ジャガイモ、こんにゃく、肉、ネギなどが煮込まれてなかなか美味しかったです。作っている鍋も大きくてビックリ

今回は年代別で第2位でしたので、賞状(左)と副賞(右)をいただきました。副賞は「ピオーネ」などの入った箱です。結構重たくて、帰りにスーツケースに収めるのに一苦労でした。

本八幡に戻って開けたところ、山形県かみのやま産のシャインマスカットが1房、ピオーネが2房入っていました。とても食べきれないので、職場の同僚に持って行こうかと思います。

完走証はネットからダウンロードです。