第11回草加松原太鼓橋ロードレース大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
草加市 草加市は、人口約25万人の埼玉県南部の都市。毛長川を境にして、東京都と接している。東京の都心まで約15kmほどで、東京のベッドタウンとなっている。 しかしながら、かつては日光街道の宿場町で、江戸から2番目の近さで草加松原は、日光街道の面影を残している。また、太鼓橋として整備された「百代橋」「矢立橋」は、いわゆる草加市のシンボルでもあり、またこの大会のコースにもなっている。東京の都心からわずか15km程度の距離で、かつての宿場町の趣を残しているのは非常に珍しいと思う。
また、全国的に有名な「草加せんべい」。手焼き感の強い醤油焼きのせんべい。市内には約60店舗あるそう。草加せんべいのルーツはいくつかあるそうであるが、最も有力な説として次のものがあるという。 草加松原で茶店を開いていた「おせんさん」の作る団子は評判だったという。そのおせんさんの作る団子が売れ残ると、川に捨てていたとかで、それを見た武者修行の侍が「団子を捨てるとはもったいない。その団子をつぶして天日で乾かしてせんべいとして売っては」と教えたとか。さっそくおせんさんが早速売り出したところ大評判となり、日光街道の名物になったとか。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 体調の悪さで大苦戦 2月11日の津シティマラソン大会が終わってから数日後に風邪を引いてしまった。思った以上にこれが長引いて、予想外に練習を休まざるを得なくなった。2月の下旬に練習を再開したものの、左脚のアキレス腱の調子は相変わらずよくない。 一週間前に、月例大会で3kmを走ったが、こちらはあまり支障もなく走れたものの、こちらはウォーミングアップ程度。本格的な練習もできずに10kmを走るのは少々つらかったが、この日は練習と割り切って参加することにした。 草加市は、単身赴任先の本八幡からも比較的近く、移動時間も1時間程度。会場の草加小学校も、草加駅から徒歩で5分ほどのところにあり、至便といっていいだろう。そのせいもあって、主催者側では参加者の駐車場を用意していない。
この日のスタート時間は9時ちょうど。 前日にコースの下見をしたので、概ねコースについては理解していたので、会場へはスタートの約1時間半前の午前7時30分頃に入る。この大会では、プログラムの配布をしていないので、参加人数が分からなかったが、参加者の待機場所が小学校のグランドだけでは少々手狭なような気がした。 前日は距離表示の看板がなかったので、ウォーミングアップを兼ねて「1km」「9km」の場所の確認に出掛ける。概ね平坦なコースではあるが、3回乗り越える太鼓橋をどう攻めていくか、方針が定まらないうちにスタート時間だけが迫ってきた。 草加小学校の南門からスタート地点のセブンイレブン前へ徒歩移動。途中、ウインドスプリントも数本こなしてスタート地点に向かったものの、コース幅が狭く結構渋滞していた。とはいえ、40分未満と40分〜50分というプラカードの間は少し空間があり、今回はここからスタートをすることにした。スタートラインまで3mほどの距離。
9時ちょうどのスタートの合図で選手は一斉に動き出す。私の場合、スタートラインまで4秒ほどのタイムラグ(実際には6秒だったが・・・)があったが、体調もよくないので今日はロスタイムも気にせずに少しゆったりと入ることにする。 スタートからしばらくは北上する。あまり広いとおりではないが、ところどころに草加せんべいの店屋が現れる。また、この付近は旧草加宿だったようで、ところどころに重要文化財の建物も現れる。 細い道路から正面に札場河岸公園が見えてきたところで神明町交差点を左折をする。この先の谷古宇橋交差点でUターン。しばらくは、札場河岸公園をぐるりと囲むように走ることとなる。その途中で1km地点の表示が現れる。4分22秒で通過。最初は予定通りであるが、どこまでこのペースが維持できることやら。 松尾芭蕉の像の横を通り抜けると、一つ目の太鼓橋である「矢立橋」が登場。中央のスロープ部分は、係員さんが立っていて、ここは走路としては使用禁止。なのでこの橋の左か右のどちらかを走ることになるが、なぜか右側を走る人が多い(私は左側を走ったけど・・・)。 勾配としては通常の歩道橋よりも緩やかで、1段ずつ登ると足が余り、2段ずつ登るとちょっとしんどいという感じだった。最初のうちは1段ずつあがっていったが、どんどん抜かれてしまったので、途中から2段ずつであがることにする。少々、最後の方はつらくなってきた。登り切ったところですぐに下りに入るが、下りは完全に2段ずつ飛ばして降りていった。
結局、この百代橋の攻め方も中途半端になってしまい。ここでも後続のランナーに多く抜かれる有様だった。 3km、4kmと距離を進め2つめの折り返しをするあたりから、スタート時には感じなかった左足のアキレス腱の痛みが出てきた。少しかばうような走り方になったせいか、6kmあたりからは左足の付け根付近も痛みが走るようになる。こちらのペースが落ちているせいか、抜かれるランナーの数が多くなってきた。 8kmを過ぎて甚左ェ門橋付近では、女性ランナーと同性代らしきランナーに立て続けに抜かれてしまう。ただし、残りの距離も短くなってきたので、少し離されてしまっていたものの我慢をして付いていくことにした。 谷古宇橋交差点手前で折り返す際にナンバーカードを確認すると、私と番号が近い。おそらく同年代であることは間違いなさそうだ。そして徐々に距離が詰まり、9km地点の神明一丁目交差点でとうとう追いつくことができた。前を走る同性代らしきランナーは地元の方のようで、沿道から「○○さん〜ん」とよく声がかかる。走友会の仲間であろうか。 私も付いていくので精一杯であったが、ここまで来たら0.5秒でもよいので先着したかった。 草加駅近くの最後の折り返しを過ぎてから少しペースが上がったような気がしたが、ここは食らいついていかなければならない。残りは500mほどだろうか。 今日は満身創痍という感じの中で走ってきたが、スタート地点のセブンイレブン前を過ぎたところで、渾身の力を振り絞り、スパートをかけることにした。残りは100〜150m程度だろう。 端からみれは、大してペースが上がっているようには見えないかもしれないが、最後はもがくような感じでゴールをする。僅差ではあるが、この同年代の選手には先着できた。
ただしタイムは47分29秒。スタートのロスタイムは6秒。太鼓橋を3回上り下りするところでタイムを落としてしまった反省もあるが、今日はアキレス腱に加え、足の付け根、右側の腰など体幹の重要なところが万全の状態からほど遠く、そのままタイムにも反映してしまった感じとなっている。 故障箇所が治ってくれば、もう数分くらいはタイムを縮められるような気がする。来年も出場しようか・・・。走り終わったばかりの感想である。 本日の戦利品
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