7 わからない(理解できない)ところは放置しない

個人で受験している人で一番困るのがこのテーマであると思う。

この問題を片づける方法は2つしかない。その2つの方法とは
 (1)「わからない(理解できない)」ことを理解している人に教えてもらう
 (2)自分でとことん調べて理解する
である。これはどちらがいいか悪いかという問題ではなく両方を併用していくべきである。

基本的にはまず(2)のことをしなければいけない。なぜならば、(1)の方法は楽であるが、記憶として身に付きにくいというデメリットがあるほか、訊かれる方もいつもいつも訊かれていてはたまったものではない。

話は変わるが、我が職場にもこういう人が多い。ろくに調べずにすぐに訊いてくる人がいる。そのくせ訊いたらご用聞きのようにして相手に連絡だけして、わたしより先にさっさと帰ってしまう。まあ、人間関係を悪くする原因にもなるのであまり安易に人に訊くのは勧められない。

高圧ガス製造保安責任者試験は、試験の中でもなかなか難しい部類であり、特に学識などは記憶だけではどうにもならない問題が多いので、計算問題などは「暗記」でなく「理解」が一番大切である。

高圧ガス保安協会から出ているテキスト「乙種化学・機械講習テキスト 高圧ガス保安技術」の内容は、試験問題と比べると結構内容が高度なので、もう少し理解したい、詳しく意味を知りたいという場合は、別ページの「参考図書 高圧ガス製造保安責任者試験 受験対策用」を見て、本屋さんでわかりやすい本を購入し理解を深めることを勧める。

乙種ではそれほど問題とならないが、甲種では積分の計算も出てくる。積分の公式など忘れた場合は、高校時代の数学の教科書(数V)を引っ張り出して調べなければいけない。面倒くさがらずに、一つづつ調べて理解していく作業を怠らないようにしなければならない。近道はありません。(「学問に王道はなし」か?)

それでも理解できないことはどうするか?これは(1)に戻ってわかる人に教えてもらうことです。
わかる人が近くにいない場合どうするか?検定講習の時に講師を捕まえて訊くべきです。
検定講習が終わってから検定試験までに訊く人がいない場合はどうするか?これはもう手遅れです。その問題(理解できないこと)に時間をかけているヒマはないので他のところで確実に点を取っていきましょう。

最後にわからないことが多すぎる場合どうするか。それはまだ、あなたがその試験を受けるだけの基礎がない(レベルが高い試験にチャレンジしすぎ)ということになります。もう少し基礎固めをして受験勉強を始めましょう。