2010 第10回記念いわて北上マラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3度目の岩手県遠征 岩手県へ遠征するのは今回で3回目。 1回目は、平成18年9月に盛岡市で開催された「啄木の里ふれあいマラソン大会」への出場。2日目は、昨年出場した一関市での「一関国際ハーフマラソン大会」。それぞれ年代別で3位、2位と辛酸を舐めることになってしまった。そして今回は、昨年に続き2年連続3回目の遠征である。 岩手県は、47都道府県で北海道に次いで2番目の面積(15,278km2)を誇る。ちなみに愛知県は全国で27番目の面積で5,164km2。岩手県の面積は愛知県の約3倍にもなる。 また岩手県内には13市16町5村あり(ちなみに愛知県は、37市18町2村)、平成の大合併で町村数が大きく減少したが、比較的多くの市町村でマラソン大会が開催されているので、岩手県は比較的参加する大会を選びやすいところだ。 しかしながら岩手県は私の住んでいる名古屋市から遠いこと、また県の面積が大きく県内間の移動だけでも時間がかかるので、どうしても大会の選択はJRでいえば東北本線沿い、高速道路でいえば東北自動車道から比較的アクセスのいい場所となってしまう。昨年は、宮城県と県境をなす一関市にやってきたが、今回はそのやや北の北上市が遠征先。三陸海岸に位置する大船渡市、釜石市、宮古市、久慈市などもなかなか訪れる機会がないので、行ってみたのであるが如何せん「遠い」。 平成23年は北東北総体、平成28年度は岩手国体 今回出場したいわて北上マラソンであるが、前日に会場に到着して驚いたのが、北上総合運動公園北上陸上競技場だった。ひと言で言えば、「とにかく立派」。 北上市は、人口が約9万3千人と岩手県内13市のなかでは盛岡市、奥州市、一関市、花巻市に次いで5番目に多いのではあるのだが。人口10万人に満たない街に収容人員2万2千人の陸上競技場は、あまりにも大きすぎる。 帰宅して調べてわかったのであるが、もともと平成11年の岩手インターハイ(高校総体)の開催に向けて、開催の2年前の平成9年にオープンしている。 平成23年度には青森県を中心として北東北でインターハイが開催されるという(愛称:2011 熱戦再来 北東北総体)。陸上競技は、ここ北上陸上競技場で開催される予定。また、6年先の平成28年度には岩手国体が開催され、開会式・閉会式そして陸上競技がこの北上陸上競技場で行われる。 一度作ったハコモノが、このようにビッグイベントで何度も使用されるのはいいことであると思う。
趣向を凝らした大会 地方の遠征に行った時には、なるべくその地方の地元紙を購入する。その地方の人たちの関心事を知るための目的と、もう一つはやはり自分が出場するその大会に関する記事の掲載がないかどうかである。 今回の遠征で買い求めたのは、河北新報、岩手日日、岩手日報の3紙だ。河北新報は仙台本社の新聞社なので、特にこの大会に関する記事の掲載はなかったが、残りの2紙については掲載があったのでここで紹介する。 まずは岩手日日新聞の記事。 こちらは北上市内の4ライオンズクラブの方らが10月8日に今大会のフルマラソンコースを清掃奉仕してくれたこと。運動公園付近もその清掃の場所のひとつ。どおりできれいでした。ありがとうございました。 もう一つは岩手日報の記事。 こちらは来年開催される北東北国体の選手応援企画として「Tシャツメッセージアート」を行ったこと。北上市内15校の小中学生が書いたメッセージ入りTシャツ875枚が運動公園に飾られたという記事。展示が10月9日から11日までということもあり、新聞記事には書かれていなかったけれども、このいわて北上マラソンの参加選手らにも見てもらおうというのは自明。なかなか面白い作品が多く楽しめました。
コース紹介(コースガイド)→こちらを参照してください。 完敗&練習不足 さて、最後にレースのこと。 前日から降っていた雨はスタートまでにあがったものの、この日は湿度が高く、ゴール後はユニフォームがびちゃびちゃだった。 「今日はいけるかな」と思ってスタートしたが、競技場を約1周半ほどして競技場から出ると、すでに同年代の選手が二人も前にいる。うち一人は1kmを過ぎたらさっさとペースを上げて走って行ってしまった。ちょっとペースが違いすぎる。これでは優勝は難しいので、仕方がないけど目標を2位狙いに変える。 スタートしてから折り返し地点の3.6kmまでは、概ね下り坂。3kmまでの各1kmが、3'23"、3'26"、3'30"と体の体感よりも時間がかかっている。こういう日はあまり調子がよくないということだ。私の前を走っているのは多くは私よりも明らかに若い選手たちだ。3.6kmの折り返してくるのを見ると、胸に「岩手戦車」と書かれたユニフォームの選手が多い。自衛隊だろうか? 折り返してからは今度は登り基調になる。岩手ヤクルト販売前を過ぎると5km地点ここでの通過は17分46秒。前半やや突っ込んだと思っていたが、思ったほどタイムが出ていない。コースは公認なので距離に間違いはあるまい。 5.5kmくらいから7kmくらいの間は、ややアップダウンがあるコース。先ほどからずっと私の少し前を走るの同年代の選手に追いつけそうで追いつけない。ただし登りが少し弱いのだろうか、上り坂に差し掛かるとペースが少し落ちるので、その時ばかりは少しずつ差を詰める。しかし7km過ぎにアップダウンが無くなってからは、この選手に再び離されてしまい、差が広がってしまう。結局そのまま逆転することなくゴール。3度目の岩手県も国盗り失敗してしまった。 今回同じ年代で優勝したのは、地元岩手県の柴田さん。今年40歳になったばかりでタイムは33分50秒。私が40歳頃に走っていたタイムと遜色がない。自分の調子が今ひとつではあったが、あのタイムで走られたら今日はお手上げ。
本日の戦利品
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